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サイフラッシュ

【シナリオデモ開始】
マサキ「よう、ウェンディ。どうだい、サイフラッシュは完成したか?」
ウェンディ「あ、マサキ、ちょうどいいところに来てくれたわ。たった今完成したばかりよ」
マサキ「よっしゃ、これで……」
ウェンディ「ちょっと待って! まだテストはとていないの。もしかすると、プラーナを使いすぎる可能性もあるわ」「実戦で使うのは、一度だけにして。それ以上使うと、保証できないわよ」
マサキ「何だよ、めんどくせえな。ウェンディ、あんた錬金学協会一の天才って言われてるんだろ?」「それくらいチョチョイと直しちまえよ」
ウェンディ「そんなムチャ言わないでよ」
マサキ「ちぇっ。でも、一度だけならいいんだよな?」
ウェンディ「ええ。約束して。使うのは一度だけにするって」
マサキ「ああ、約束する」
ウェンディ「じゃ、指切りしましょ」
マサキ「指切り? こっちでもそんな風習があったのか?」
ウェンディ「ううん、あなたの国、日本の風習なんでしょ? 昔、ある人に教わったの。その人も、日本人だったのよ」
マサキ「へえ、俺以外に、ここに日本人がいたなんて、知らなかったぜ。今、その人はどこにいるんだ?」
ウェンディ「……もう亡くなったわ。3年前に……」「さ、それより約束よ。指切りげんまん、ウソついたら針千本飲〜ます」
マサキ「あ、ああ」

マドック「おう、マサキ、ここにおったか。さがしたぞい」
マサキ「何だよ、マドックじいさん。なんか用か?」
マドック「いや、おぬしにいいものを見せてやろうと思うての。にひひひひ、ほれ」
マサキ「何だ? …………」「げっ!? お、おいっ!! これ、ベッキーのっ!?」
マドック「しっ!! 声がでかいじゃろうが」
マサキ「こ、こんな写真、一体どうしたんだよ?」
マドック「隠しカメラでの。もっとも、隠さずとも酒さえ飲ませりゃ一発じゃが」
マサキ「し、しかし……ごくっ。い、いいのかよ、こんなトコまで……」
マドック「本人が喜んでやっておるんじゃ、問題はあるまい?」
マサキ「……スタイルいいな、ベッキーって」
マドッキ「気に入ったんなら、おぬしにあげてもよいがの、そのかわり、ちょいとわしの仕事、手伝ってもらえんか?」
マサキ「あ、きたねえっ! そういうつもりかよ!」
マドック「何、大した仕事じゃないわい。ただ、最近わしもリューマチがひどくての。一人じゃきついんじゃ」「それとも何か? いたいけな老人を助けてやろうという、いたわりの心さえ、おぬしは持ち合わせておらんと?」「手伝ってくれんというなら、この写真を見ていた事を、テュッティにでも教えてやろうかの」
マサキ「このクソジジイ!」「ち……わーったよ、手伝ってやらあ」
マドック「すまんのう、ごほごほ」
マサキ「わざとらしいっての」
〔カーソル、上へ移動〕
マサキ「で、じいさんの仕事ってなあ、一体何なんだよ?」
マドック「最近このあたりにデモンゴーレムが出没するんでの、そいつらを退治するんじゃ」
マサキ「デモンゴーレムぅ? めんどくせ〜」
マドック「わしだって面倒臭いわい。だから、サイフラッシュを持っておるおぬしに協力を頼んだんじゃ」
マサキ「ちぇっ、そういう事かよ」
マドック「お、あったあった、あの洞窟の中じゃ」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「サイフラッシュ」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

マサキ「お、いたいた」
マドック「結構な数じゃな。うまくまとめてサイフラッシュを一発かましてもらえりゃ、あとは何とかなるかの」
クロ「マサキ、サイフラッシュは……」
マサキ「あ、一発だけって約束だっけ」
<戦闘開始>

<マサキがサイフラッシュを使用(1回目)>

クロ「ダメじゃニャい、マサキ!! むやみに使っちゃだめだって、ウェンディさんに言われてたでしょ?」
マサキ「一度だけならOKだって言ってたろ!」

<マサキがサイフラッシュを使用(2回目)>
クロ「マサキ! だいじょうぶ? ニャンか顔色が悪いニャ」
マサキ「な、何でもねえ……心配する……くっ……」
クロ「マサキ!?」
マサキ「か、体に力が……入らねえ」
クロ「プラーニャの使いすぎよ、マサキ! しばらくじっとしてて!」

<勝利条件達成>
マドック「やれやれ、ようやく終わったようじゃの」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

≪サイフラッシュを2回使わなかった≫
マドック「ご苦労さんじゃったの、マサキ。これはホンの気持ちじゃ」
マサキ「あ、ベッキーの……」
マドック「何じゃ、いらんのか?」
マサキ「誰がいらねえって言った!!」「ま、もらっといてやるよ」
クロ「……男って、これだから……」
マドック「それじゃ帰るとするかの」
〔カーソル、王都ラングランへ移動〕
ウェンディ「あ、マサキ。約束、守ってくれたのね。よかった」
マサキ「ま、まあな」
ウェンディ「? どうしたの、赤い顔して?」
クロ「……マサキ、まさかあニャた、さっきの写真から、ウェンディさんの……を想像してるんじゃ……」
ウェンディ「写真? 何の事?」
マサキ「バ、バカ!!」
クロ「……さいてー」
マサキ「そ、そんなことより、サイフラッシュはどうなったんだよ? ちゃんと使えるようになるのか?」
ウェンディ「ええ、なんとかなりそうよ。すぐに直ると思うわ」
マサキ「じゃ、頼んだぜ」
【シナリオエンドデモ終了】

≪サイフラッシュを2回使った≫
マサキ「……くっ……な、情けねえ話だが、なんか体に力が入んねえ……」
マドック「フム、プラーナの使いすぎじゃな。急いで王都に戻ったほうがよかろう」
〔カーソル、王都ラングランへ移動〕
ウェンディ「あら、お帰りなさい。早かったのね」
シロ「あ、ウェンディさん、マサキがプラーニャを使いすぎたんだ」
ウェンディ「え? じゃ、サイフラッシュを……」
クロ「二度も使っちゃったの」
マサキ「し……心配ねえよ……少し……休めばよくなる……!?」
シロ「マサキ!?」
クロ「危ニャいっ!!」
〔倒れこむような音〕
ドサッ
ウェンディ「きゃっ!!」
クロ「ウェンディさん!?」
シロ「ニャイスキャッチ!」
ウェンディ「あ〜、びっくりした。マサキ、ケガはない?」
マサキ「……」
ウェンディ「あら、気を失ってるわ」
クロ「ウェンディさん、ケガありません?」
ウェンディ「私はだいじょうぶよ。それより、マサキが……このままじゃ危険ね……プラーナを補給してあげないと……」
クロ「急いで治療院にいかニャきゃ!」
ウェンディ「……待って、ここで応急手当をしておくわ」
クロ「応急手当?」
シロ「わっ!?」
クロ「だ、大胆……」
マサキ「……ん……?」(う、うわわわわっ!? な、何だ!?)
ウェンディ「! ……ふう、よかった、気がついたのね?」
マサキ「な、なななな、何だ!? 何でウェンディが……そ、その……」
ウェンディ「ごめんなさい、弱ったプラーナを補給するには、口移しが一番手っ取り早かったから……」「少しは楽になったでしょう?」
マサキ「あ? ああ、そ、そういう事か……わりい、助かったぜ」
ウェンディ「でも、すぐに治療院に行かなきゃダメよ。あくまでも応急処置なんだから」
マサキ「あ、ああ。わかったよ」
ウェンディ「その間に、サイフラッシュの改造、すませておくわ。いい方法が見つかったの」
マサキ「じゃ、次からはいくらでも使えるんだな?」
ウェンディ「ええ、だいじょうぶよ」
マサキ「サンキュ。助かったぜ」
【シナリオエンドデモ終了】


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