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No.30
揺れる心

【シナリオデモ開始】
テュッティ「あ、モニカ様。今、時間はございますか?」
モニカ「はい? ええ、今は何もなさっておられませんが」
テュッティ「でしたら、ちょっと簡単な予言をお願いしたいんですけど、よろしいでしょうか?」
モニカ「でも、私の未来見としての能力なんて、大した事ありませんですわよ。それでもよろしいのでしょうか?」
テュッティ「ええ、ほんの一寸した事で結構なんです。マサキに、予言というのがどういうものか、教えたいだけですから」
マサキ「何だ、俺のためだったのかよ」
テュッティ「あなた、以前に予言が信用できないって言ってたじゃない」
マサキ「まあな。けど、こっちに来てからもうだいぶたつし、魔法やら何やら、変なもの色々見て来たからな」「ま、予言だってあってもおかしくねえとは思ってるぜ」
テュッティ「でも、実際に予言が的中する所は、見た事ないでしょう?」
モニカ「そういう事でしたら、喜んでご協力させていただいても、よろしいでしょうか?」
マサキ「あ、あのさ、そのしゃべり方、何とかなんねえか? 頭くらくらして来たぜ」
テュッティ「今になれるわよ」
モニカ「では、準備もありますので、こちらへどうぞ」

モニカ「では、始めます」
マサキ「何の予言をするんだ?」
テュッティ「さあ?」
マサキ「さあって……」
テュッティ「何についてのビジョンが得られるかは、やってみないとわからないの」
マサキ「……それって役に立つのか?」
テュッティ「全部が全部そうじゃないけど、何の役にも立たないビジョンが見える事のほうが多いそうよ」「500年後のある日の天気とか、明日の晩ご飯のおかずは何かとか……」
マサキ「なんだそりゃ? ひでえな、占いの方がまだマシなんじゃねえのか?」
テュッティ「でも、確実性は高いし、情報の多様さは、未来見の人数でカバーしてるから」
モニカ「……見えましたけど……」
テュッティ「あ、あら、そうでしたわ。もうしわけありませんモニカ様、話に夢中で……」「で、どんなビジョンが?」
モニカ「ひとつは、マサキ、あなたについてです。あなたは近い内……おそらくは今日にでも出動の要請があります」「そして、そこで、あなたは大きなショックを受ける事になります」
マサキ「俺が? どういう事だよ?」
モニカ「具体的な事まではわかりません。ただ、そのようなビジョンが見えたのです」
マサキ「出動の要請の方はともかく、俺がショックを受けるって……まさかなあ」
モニカ「もうひとつはテュッティ、あなたについてです」
ュッティ「え? 私ですか?」
モニカ「……テュッティ、あなたは近い内に、最も出会いたくない人と出会う事になるでしょう」「その結果、あなたに何らかの不幸が訪れるかもしれません。十分注意してください」
テュッティ「出会いたくない人……一体誰かしら……」「御忠告、ありがとうございます、モニカ様。気をつけますわ」
モニカ「ビジョンは、ゆらぎが大きかったので、未来が変わる可能性は高いと思います。がんばってくださいね」

テュッティ「……あんまりいい予言じゃなかったわね」
マサキ「でもまあ、俺達の努力で、変える事はできるんだろ? だったら、気にするこたあねえぜ」
テュッティ「そうね、前向きに考えましょう」
セニア「あ、マサキ! さっき情報が入ったわ。バランタイン州で、ナグツァートらしき魔装機を見かけたって」
マサキ「ルオゾールが!? あの野郎、今度は一体何をたくらんでやがるんだ!?」
セニア「悪いけど、様子を見て来てくれない?」
マサキ「おう!! あの野郎、今度こそ逃がさねえ!!」
シロ「あ、待ってくれよ、マサキ!!」
テュッティ「……まずひとつ……」
セニア「あら、テュッティ、あなたは行かないの?」
テュッティ「あ、はい、今回はちょっと……」
セニア「そう、じゃ、リカルドに頼んでみるわ。マサキ一人だと、道に迷う可能性が高いもの」
〔カーソル、北へ移動〕
リカルド「マサキ、お前、方向オンチなんだってな? セニアから聞いたぜ」
マサキ「あいつ……あちこちで言いふらしてやがんな」
リカルド「ま、そう気にするこたあねえぜ。今回は俺がついてるし、第一、人間誰しも弱点はある」「ま、弱点がねえのは、この俺ぐらいのもんだろうな」
マサキ「ほう、いいのか、そんな事言って」
リカルド「な、な、何だよ、その言い方はよ。俺に弱点なんざ、あ、あるわけねえだろ」
マサキ「クロ、シロ、ちょいとザムジードのコクピットにおじゃましてやれ」
シロ「え?」
クロ「どういう事?」
マサキ「いいからよ、行ってみな」
クロ「おじゃましま〜す」
シロ「こんちは、リカルド」
リカルド「こ、こ、こ、こらっ!!! そ、それ以上こっちにくんじゃねえっ!!」
クロ「え?」
シロ「もしかして、リカルドって……ネコが恐い?」
リカルド「そ、そんなわけ、ね、ねえだろっ!! た、ただちょっと性にあわねえだけだ」
マサキ「へへ、ベッキーに聞いたんだよ。あんた、昔ネコに大事なとこひっかかれて、それ以来ネコが恐いんだってな」
リカルド「ベ、ベッキーか、あのおしゃべり!」
マサキ「けど、いいのか? 確かテュッティはネコが大好きだぜ。テュッティがネコをかいはじめたら、どうなる?」
リカルド「そ、そりゃあ……そん時に考えるさ」「そ、それよりこいつら、早いとこどっかにやってくれっ!!」
マサキ「クロ、シロ、戻りな!」
リカルド「……ったく、てめえといると、ろくな事しやがらねえな。俺は向こうを調べて来るぜ!」
クロ「あ、リカルド!」
シロ「リカルド、怒ってたんじゃニャいか?」
マサキ「はは、ちょっとやりすぎたか」
クロ「あっ!! レーダーに反応!」
マサキ「ルオゾールか!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「揺れる心」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

マサキ「いやがったな、ルオゾール!!」
ルオゾール「ほう、ランドール殿、ちょうどいい時にいらっしゃいましたな」
マサキ「何だと!?」
ルオゾール「いえ、今あなたの事を、話していた所だったのですよ」「誰があなたの首をとるか……とね」
マサキ「何っ!! てめえらにやられる俺じゃねえぜっ!! おもしれえ、返り討ちにしてやらあっ!!」
ルオゾール「あんな事を言っておるぞ、ガスパよ」
ガスパ「ランドール……いや、マサキ=アンドー!! てめえに殺された仲間のうらみ、晴らしてやるぜっ!!」
マサキ「うらみ……だと!?」
ガスパ「ルオゾールのダンナはさがっててくれ!! こいつは俺達が倒す!!」
ルオゾール「いいでしょう、拝見させていただきますよ」
〔敵ユニット離脱〕
<戦闘開始>

<マサキvsガスパ>

ガスパ「レッカはガキが出来たばかりだった……ウィノは5年越しに付き合ってた女と来週、結婚するはずだった……」「それを……てめえはっ!!」
マサキ「う、うるせえっ!! 人を恐怖で支配しようとしやがるテロリストが、何言ってやがるっ!!」
ガスパ「てめえのその正義の味方面が気に食わねえんだよっ!! 青二才がいい気になるなっ!!」「てめえだって、ただの人殺しなんだよっ!!」

<ガスパ撃破>
ガスパ「す、すまねえ……レッカ……ウィノ……てめえらのカタキ……討ってやれなかった……」

<テロリスト撃破>
テロリスト「魔装機神なんざ、この世界に必要ねえんだっ!! どっかへ行っちまえっ!!」

<テロリスト撃破>
テロリスト「レッカとウィノを返せっ!! この人殺しめがっ!!

<テロリスト撃破>
テロリスト「よそものが……この世界の事を知りもせずに、正義面かよっ!!」

<テロリスト撃破>
テロリスト「ラングラン解放戦線、ばんざーいっ!!」

<テロリスト撃破>
テロリスト「ラ・ギアスから出て行け!! 地上人のくせにっ!!」

<テロリスト撃破>
テロリスト「てめえのやってる事が正しいって保証が、どこにあるってんだっ!!」

<テロリスト撃破>
テロリスト「貴様たちが、ラ・ギアスの平和を乱しているんだっ!! 地上へ帰れっ!!」

<敵全滅・敵増援1出現>
マサキ「く、くそっ!! あいつら、好き勝っていいやがって……」
クロ「マサキ、気にすることニャいわよ」
〔敵ユニット出現〕
ルオゾール「ふ……まあ、しょせんはこんなものですな……ククク」
マサキ「てめえっ!! 何がおかしいっ!?」
ルオゾール「喜劇と悲劇は紙一重……二流の役者では、悲劇も喜劇になってしまうものです」「戦えば人が死ぬ、当然の摂理です。しかし、ランドール殿、あなたはその死に値する大義をお持ちでない」
マサキ「な、何を……」
ルオゾール「死は、万物に平等であり、尊いものです。それをあなたは、自分の感情だけで巻き散らしております」「死を、究極の目的とする、我らヴォルクルス信者にとって、あなたの行動は醜悪極まりないのですよ」「私めがヴォルクルス様に代わり、あなたに死という名の福音を授けて差し上げましょうぞ」

<敵増援1が出現した次PP・味方援軍1&敵増援2出現>
〔味方ユニット出現〕
リカルド「よう、無事だったみてえだな!」「? マサキ、どうかしたのか?」
マサキ「……何でもねえよ!」
ルオゾール「む、援軍ですか……ならば、私めも援軍を出さねば不公平ですな」
〔敵ユニット出現〕
ルオゾール「ま、このあたりが適当かと」
リカルド「ちっ、相も変わらずデモンゴーレムかよ!!」

<マサキvsルオゾール>
ルオゾール「ランドール殿、あなたはなぜそんなに戦えるのですかな? あなたには大義もなければ思想もない」
マサキ「う、うるせえっ!!」
ルオゾール「あなたの価値判断が、絶対に正しいと言い切れますかな?」

<リカルドvsルオゾール>
リカルド「まったく、人の仕事を思いっきり増やしやがってよ! こっちはいい迷惑だぜ!!」
ルオゾーズ「大義も知らず、戦う事しか能のない輩が……」

<ルオゾール撃破orHP50%以下>
ルオゾール「くっくっくっ……楽しいヒマつぶしでしたよ……では、またお会いしましょう、ランドール殿」
〔敵ユニット撃破or離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
※※味方援軍1が出現していない場合、セリフ追加※※
〔敵ユニット出現〕
リカルド「よう、無事だったみてえだな!」「? マサキ、どうかしたのか?」
マサキ「……何でもねえよ!」

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

リカルド「結局、またルオゾールは逃げちまったな。ま、とはいえここに大した意味があるってワケじゃねえみてえだが」「? おい、マサキ。どうした、さっきから黙りこくっちまってよ」
マサキ「何でもねえって言ってるだろ!」
リカルド「何だよ、人がせっかく心配してやってるってのに」
〔カーソル、王都ラングランへ移動〕
フェイル「そうか、ルオゾールはテロリストと接触をとっていただけだったか」
セニア「でも、テロリストの親分は倒したんでしょ? なら少しは平和になるかもね」「しばらくはデュカキスも必要ないか」
リカルド「なんだ、そのでゅかきすって?」
セニア「あたしが設計したコンピューターよ。論理飛躍が可能なの。つまり、『カン』がいいって事ね」
リカルド「へえ、よくわかんねえけどたいしたもんだ」
セニア「……リカルドに説明してもムダみたいね」
フェイル「二人ともご苦労だった。部屋に戻ってゆっくり休んでくれ」

マサキ「……」
シロ「どうした、マサキ。元気がニャいニャ」
クロ「さっきの事、まだ気にしてんの?」
マサキ「……俺は……何のために戦ってるんだ?」
クロ「ニャに言ってんのよ! この世界を守るために決まってんじゃニャい!」
マサキ「……」
シロ「ダメだこりゃ。こーゆー猪突猛進タイプがニャやみだすと、とことんいっちゃうからニャあ……」
〔ノックの音〕
コンコン
ウェンディ「マサキ、いる?」
シロ「あ、ウェンテイさんだ」
マサキ「……」
クロ「どうぞ、入ってください」
ウェンディ「さっき、少し様子がおかしかったから、心配で……あら、どうしたのマサキ?」
シロ「落ちこんでるんですよ。ニャンか自分が戦ってる事に自信が持てニャくニャってるみたいだニャ」
マサキ「シロ! 余計な事言うな!」
ウェンディ「……マサキ、前に言ったわよね。あなたが魔装機神の操者である事が重荷になった時は、私に相談してって」
マサキ「……俺は……本当に正しい事をしてるのか?」
ウェンディ「そうね、それは難しい質問だわ。ね、マサキ、どうして魔装機神には高位の精霊を宿らせてあるか知ってる?」
マサキ「そんなもん、知るわけねえだろ」
ウェンディ「精霊の力で、魔装機の動きを制御しているっていうのが、一般にされている説明なんだけど、それだけじゃないの」「精霊はね、自らの意志を持って操者を選ぶのよ。その意味がわかる?」
マサキ「……わかんねえ」
ウェンディ「あなたは、精霊が正しいと認めた操者なの。あなたは、間違いなく正しい心を持っているわ」
マサキ「……それは、俺じゃなくて、俺を選んだ精霊を信じてるって事か?」
ウェンディ「精霊と言うのはね、私達の『信じる心』によって、存在しているの」
マサキ「俺は精霊なんて半信半疑だぜ」
ウェンディ「このラ・ギアスに住む人達は違うわ。小さい頃から精霊を信じ、その姿を見る事だってできるんだから」「あなた達の世界……地上だって、信じている人がいれば、かすかにでも精霊は存在しているのよ」「つまり、精霊は私達一人一人の心の現れなの。無意識の集合体といってもいいわ」「その精霊の判断は、私達ラ・ギアスの人達全ての判断と同じなのよ」
マサキ「……」
ウェンディ「今はまだ、よくわからないかもしれないけど、あなたは自分の信じた道を進めばいいの」「他の誰が、何と言おうと、私はあなたを信じています、マサキ」
マサキ「……ありがとう」
ウェンディ「元気出してね。元気のないマサキなんて、らしくないもの」
【シナリオエンドデモ終了】


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