No.70
ガッツォーの脅威
【シナリオデモ開始】
ウェンディ「ただいま」
プレシア「あ、お帰りなさい、ウェンディさん！！」
テュッティ「あらあら、今から迎えに行こうと思ってましたのに」
ウェンディ「だいじょうぶよ、もうすっかりよくなったから」
リューネ「……あのさ、聞きにくいんだけど……テューディはどうなったの？」
ウェンディ「姉さんは……もういないわ。イブン大神官が、分離してくださったから」
リューネ「分離？」
ウェンディ「ええ……ソラティテス神殿で、精霊達とともに祭ってもらっているの。あらぶる魂をしずめるためにね……」
リューネ「そう……でも、これでよかったのよね……」
ウェンディ「ええ。あのままにしていたら、きっと私、姉さんに乗っ取られてしまっていたから……」「そうなったら、姉さんを止める事は、もう誰にもできなかったでしょう」「姉さんのつらさは、よくわかるつもりだけど……あのままにできなかった」「だから私、姉さんの事は、ずっと忘れないでいようと思うの」「覚えていてくれる人がいる事は、それだけでも幸せなのかもしれないし……それが、姉さんの魂を救う事になるから」
リューネ「……私も、忘れないよ、きっと」
ウェンディ「ありがとう、リューネ……」
セニア「みんな聞いて！！ グッドニュースよ、グッドニュース！！」
マサキ「何だ？」
セニア「バゴニアで、ゼツが追放される事が決定したの！」
ジノ「そうか！ よかった……これでバゴニアも救われる……」
セニア「バゴニア政府は、一両日中にも、ラングランとの停戦協定を結ぶつもりらしいわ」
マサキ「で、ゼツはどうしてるんだ？」
セニア「現在逃亡中で、行方を追ってるって事だけど……」
ウェンディ「だとすると……彼の狙いは王都かアカデミーですね」
マサキ「そうだな……あいつが一番怨んでるのはラングランとアカデミーだからな……」「セニア、注意しておいてくれよ」
セニア「ヘヘヘ、ぬかりはないわよ。王都の警備網をデュカキスに直結しておいたから、どんな情報もバッチリ！」
ウェンディ「セニア様、いくら魔装機操者でも、それはちょっとやりすぎじゃありませんか？」
マサキ「まあ、いいじゃねえか。それくらいやっとかねえと。いざって時に……」
〔警報〕
マサキ「おっと！？ まさか、もうその、いざって時が来たのか！？」
セニア「ちょっと待って……あらら、ホントにそうだわ」
マサキ「場所は？」
セニア「バナン市近辺ね。行ってみる？」
マサキ「当然だ！！ あのゼツは放っておくととんでもねえ事になる！ 行くぜ！！」
〔カーソル、バナン市近辺へ移動〕
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「ガッツォーの脅威」
【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ゼツ「もう少し、もう少しじゃ！！ もう少しでラングラン……アカデミーに着く！ もう少しじゃ！！ きひひひひ」
トーマス「ふう、やれやれ、いくらケリをつけるためとはいえ、このじいさんと一緒じゃ気が滅入っちまうぜ」
ゼツ「待っておれ、ラングラン！ 待っておれ、アカデミー！！ もうすぐこのゼツが……」「天才、ゼツ＝ラアス＝ブラギオが貴様らを根絶やしにしてくれようぞ！！ きひゃひゃひゃひゃ！！」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
マサキ「そこまでだ、ゼツ！！ てめえは、生かしてここから帰さねえ！！」
ゼツ「何じゃ、お前らは……わしのジャマをするのか？ 何者かは知らんが、わしのジャマをするなら容赦せんぞ！！」
マサキ「何っ！？ ゼツ……てめえ……そうか……復讐のみに生きて来た……これがてめえの末路か……」
ゼツ「ひゃはははははっ！！ 死ね、死ねぇっ！ わしのジャマをするものは、みんな死ねぇっ！！ きゃひひひひひひっ！！！」
マサキ「あわれだが……てめえが自らまいた種だ……ここでケリをつけてやるぜ！」
トーマス「ふん、まったく、どうしようもねえじいさんだな。俺を攻撃したりするのはやめてくれよな、じいさんよ」「さて、ここいらで俺もケリをつけさせてもらうぜ！！」
＜戦闘開始＞
＜マサキvsゼツ＞
マサキ「何だと……こいつ……今までの動きとは段違いだ！？」
ゼツ「きゃひひひ……シュメルよ、よう働いてくれておるのう。よいぞ、よいぞ」
＜ファングvsゼツ＞
ファング「ゼツ……貴様には数々のうらみがある……だが、今、それをあえて捨て……義によって成敗する！！」
＜ジノvsゼツ＞
ジノ「ゼツ＝ブラギオ！！ バゴニアだけでなく、ラ・ギアスすべてに災厄を振りまくつもりか！！」
ゼツ「楽しい、楽しいぞ！！ ひょほほほほ！！ 戦闘がこれほど楽しいものだとは、思わなかったわい！」「そうれ、切り刻むぞ、黒こげにするぞ！！」
ジノ「くっ……まともではないな……」
＜ゼツ撃破＞
ゼツ「ひょ？ ひょひょひょひょ……何じゃ、これは……赤い……赤いものが、わしの腹から出ておる……」「ふむ、なんじゃろうなあ？ ひゃふふふふ……げふっ……ひょひょひょ……ひょ……」
＜トーマス撃破＞
トーマス「くそっ！！ やっぱりあんなじいさんに付き合ったのが運のつきだったぜ！！」
＜敵全滅・勝利条件達成＞
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
ジノ「ゼツは死んだか……これで、バゴニアの闇も払われた……」
ロザリー「先生……これで安らかに眠れるよね……」
プレシア「シュメルおじちゃん……さようなら」
マサキ「シュテドニアスも、バゴニアも、これで無理な戦争を起こす事もなくなったわけだな……」
テュッティ「はらった犠牲は、大きかったけど……」
ヤンロン「神ならぬ身だ、どうしようもない事もある……」
リューネ「これで、全部終わったんだよね……もう……」
マサキ「多分……だが、本当にこれで……終わりなのか……」
リューネ「あ〜あ。ようやくなんか、平和になったって実感がわいてき来たよ」
ウェンディ「シュテドニアスともバゴニアとも和平交渉は成功したしね」
リューネ「あ、そうだ、ウェンディさん、約束、覚えてる？」
ウェンディ「もちろん、覚えてるわ」
リューネ「それじゃ、そろそろ勝負、してみる？」
ウェンディ「え？ で、でも、勝負って言ったって、その、こういうのって勝ち負けじゃないと思うし、その……」「あの時は、その、色々あって、だから……」
リューネ「ふふ、わかってるよ、ウェンディさん。冗談よ、冗談」
ウェンディ「……もう、年上をからかうもんじゃないわよ、リューネ！」
リューネ「でもさ、マサキも、もうちょっとあれで女の気持ちがわかってくれたらね……」
ウェンディ「でも、そうしたらライバルがいっぱいできちゃって困るんじゃない？」
リューネ「あはは、そりゃそうだね」
ウェンディ「そう、だから、マサキはあのくらいがちょうどいいのよ」
プレシア「は〜い」
【シナリオエンドデモ終了】
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