No.14
共同戦線
【シナリオデモ開始】
ヤンロン「さて、では始めるぞ。用意はいいな、サフィーネ」
サフィーネ「ちょ、ちょ、ちょっと待って！ まだ、心の準備が……」
ヤンロン「往生際の悪いヤツだな」
サフィーネ「そ、そんな事言ったって……」
ヤンロン「いいか、あおいで天にはじずと言ってな、自分にやましい事がなければ何にもはじいる事はないのだ」「しかるに、その態度はいかにも私は後ろ暗い所がありますと、言っているに等しい」
サフィーネ「女には秘密が多いものよ❤」
ヤンロン「……悪をなして人の知らん事をおそるるは、悪中になお善路あり……か」
サフィーネ「？ 何の事よ？」
ヤンロン「ほめたのだ。悪い事をして、それを知られたくないと思っているのなら、まだ改心の余地がある」
サフィーネ「……別に知られたくないってワケじゃないけどさ……」
ヤンロン「では、なぜ話そうとしない？」
サフィーネ「……もう……しつこいね」
〔爆発音〕
〔画面、振動〕
サフィーネ「きゃっ！！ なになに！？」
ランシャオ「敵襲です！ おそらく、バゴニアの国境警備隊と思われます！」
ヤンロン「しまった、長居しすぎたか！」
サフィーネ（チャンス！）
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
「共同戦線」
【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔第３軍ユニット出現〕
ジノ「あいつらか……我が方の国境を侵犯したやつらというのは」
隊長「はっ、間違いありません」
ジノ「だが、今やつらはラングラン側の領土にいる。こちらからは手出しはできんぞ」
隊長「しかし、先にやつらが国境を越えて来たのであります！ ならば、我らは国際法上、正当防衛に……」
ジノ「貴公の報告を疑うわけではないが、少なくとも今は国境侵犯をしておらん。警告ですむなら、それにこした事はない」
隊長「し、しかし……」
ジノ「くわしい事は後で聞こう。まずはやつらの動きを監視する事だ」
セニア「？ 動かないみたいよ」
ヤンロン「ふむ、どうやら監視に来ただけのようだな」
隊長（まずい……このままでは俺は軍法会議ものだ……どうすれば……）
〔敵ユニット出現〕
ゼツ「におう、におうぞ！ これはラングラン製魔装機のにおい……おおっ！！ あ、あれぞまさしく魔装機神！！」「ひゃひゃひゃひゃ！ これはいい、これはいいぞ！！ 我がアゲイドの性能を試す絶好のチャンス！！」
ジノ「む？ あれはまさか……試作タイプのアゲイドか！ なぜこんな所に……テストの予定は聞いていないぞ」
マサキ「何だ、ありゃ？」
ヤンロン「わからん。見た事もない魔装機だな……まさか、バゴニアの新型魔装機か？」
ゼツ「魔装機神め！ アカデミーの作ったゲスな魔装機などが、わしのアゲイドに勝てるものか！ 目にもの見せてくれる！」
〔ゼツ、前進〕
ジノ「いかん！ 戦闘を仕掛けるつもりか！？」
隊長「それでは、我が方の機密が……」
ジノ「むう……致し方ない、援護をするぞ！ まだ我らの機密をおおっぴらにはできん」
隊長（助かった……これで俺が先に国境を越えた事実もうやむやに……）
ジノ「？ 何か言ったか？」
隊長「い、いえ、何も！」
〔ゼツ、前進〕
ジノ「アゲイドに乗っているのは誰だ！？ 今すぐ攻撃を中止しろ！！」
ゼツ「うるさい、若造が！！」
ジノ「ゼツ＝ブラギオ殿か！？ なんて無茶を……」
〔ゼツ、前進〕
マサキ「ちっ、仕掛けて来るつもりかよ！」
ヤンロン「ならば、迎え撃つしかあるまい」
セニア「サフィーネはどうするの？」
ヤンロン「ランシャオ、そこで見張っていろ」
ンシャオ「かしこまりました、ご主人様」
＜戦闘開始＞
＜２ＰＰ＞
サフィーネ「あのさ、ヤンロン、提案があるんだけど」
ヤンロン「じっとしてろ！」
サフィーネ「ね、私が手伝ってあげようか」
ヤンロン「こんなやつら、僕達だけで十分だ」
サフィーネ「そう言わずにさ」
ヤンロン「断る！」
サフィーネ「……おかたいねえ」
ヤンロン「……とはいえ、このままお前を動けなくしていては、敵の狙い撃ちにあう可能性もある」「それで死なれては、寝覚めが悪いからな、自由にしてやる」
サフィーネ「？ おやまあ、なんか急に物分かりがよくなったじゃない」
ヤンロン「これは貸しだ。いつか返してもらうぞ」
サフィーネ「いいわよ、覚えとくわ」
マサキ「おい、ヤンロン、いいのか？」
ヤンロン「ああ、ヘタにあいつを放っておいては、逆に足手まといになる」「戻れ、ランシャオ！！」
ランシャオ「かこしまりました、ご主人様」
サフィーネ「あ・り・が・と❤ お礼は、しばらく手伝ってあげるわ。私はどうすればいいの？」
〔サフィーネ、第３軍から味方へ〕
＜マサキvsゼツ＞
ゼツ「ラングランの魔装機がなんじゃッ！！ わしの作る魔装機の美しさを見よ！ うひゃひゃひゃひゃ！！」
マサキ「な、何だかアブねえじいさんだな……」
＜ヤンロンvsゼツ＞
ヤンロン「この新型……バゴニアめ、いつの間にこんなものを……」
ゼツ「ひゃひゃひゃ、グランヴェールじゃな？ 面白い、相手になってやるわ！」
＜セニアvsゼツ＞
セニア「何よ、この魔装機！ 悪趣味だわ！！」
ゼツ「お、おのれ、何じゃとッ！？ このゼツ様の傑作をけなすとは！！ 許さんぞ、小娘ッ！！」
セニア「？ でもこの設計、見覚えがあるような……」
＜サフィーネvsゼツ＞
サフィーネ「ま、なんてみにくい魔装機かしら」
ゼツ「ふひゃひゃひゃ、貴様に言われても腹も立たんわい。ウィーゾルとか言ったよのう？」「おぬし、恥ずかしいという言葉を知っとるか？」
サフィーネ「うるさいね、クソじじいっ！！」
＜ゼツ撃破＞
ゼツ「おおおっ！？ わ、わしのアゲイドがっ！？ おのれ、覚えておれっ！！」
〔敵ユニット撃破〕
＜ジノ撃破＞
ジノ「くっ、やはりラングランの魔装機は我々にとっては脅威だな……」
〔敵ユニット撃破〕
＜敵全滅・勝利条件達成＞
サフィーネ「これで一応、義理は果たしたわよ」
ヤンロン「貸しは忘れるな」
サフィーネ「わかってるわよ。でも、あんまり大した事はできないと思うけど」「それじゃ、シーユーアゲイン❤」
〔味方ユニット離脱〕
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
セニア「結局、サフィーネからは大した情報は聞き出せなかったわよね」
ヤンロン「ああ。だが、バゴニアがあのような魔装機を開発していたという情報は重要だ」
セニア「そうね。でも、あの魔装機、なんとなくラングラン製のに似てない？」
ランシャオ「我々の魔装機をもとに設計したのであれば、似てて当然ではありませんか？」
セニア「それは、そうなんだけど……」
マサキ「こうしててもしょうがねえな、帰るか」
ヤンロン「そうだな。マサキがサイバスターの操者に選ばれた事についての報告もせねばなるまい」
〔カーソル、王都ラングランへ移動〕
フェイル「なんと……そうか、マサキが選ばれたのか。ウェンディの予想が当たっていたわけだな」
ウェンディ「……でも、私もこんなに早く実現するとは、思っていませんでしたけど」
マサキ「ま、人徳ってヤツだな」
フェイル「しかし見事だったな、マサキ。君のおかげで、無事サイバスターを取り戻す事ができた。礼を言うよ」
※※No10を通った場合、セリフ追加※※
ウェンディ「私からも、お礼を言わせてください、マサキ」「私の独断で行った事の後始末を、あなたに強要してしまったのですから……」
マサキ「いや、ウェンディ、あんたに言われたから、サイバスターを取り戻しに行ったんじゃねえ。俺が、それがいいと思ったからだ」「あんたが責任を感じる必要なんてねえさ。それに、結果的にうまくいったんだ、いいんじゃねえの」
ウェンディ「ありがとう、マサキ……ただ、これだけは覚悟しておいてください」「あなたはサイバスターに選ばれて操者となったわけですが、これからは好むと好まざるとにかかわらず……」「色々な事件に巻きこまれてしまう事になるでしょう」「魔装機神操者に選ばれた事によって、あなたは不幸になってしまうかもしれません……」「もし、魔装機神操者である事が重荷になった時は、私に言ってください」「私にできる事なら、何でもお手伝います」
マサキ「先の事は心配しない方がいいぜ。なるようにしかならねえんだから」
【シナリオエンドデモ終了】
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