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No.13
ボーダーライン

【シナリオデモ開始】
セニア「そう言えばヤンロン、あなたモニカとなんかあったんだって?」
ヤンロン「……その、誤解を招くような言い方はやめてください、セニア様。頼まれ事をされただけです」
セニア「何言ってんの、もうみんな知ってるわよ、あなたがモニカにホの字だって。リカルドが言いふらしてたんだから」
ヤンロン「リカルドが!? あいつ……セニア様、はっきり言っておきましょう。僕とモニカ様は、別に何でもありません」
セニア「いーのいーの、ごまかさなくったって。モニカもメンクイだからねー」「ま、確かにヤンロンは、その性格さえまともならけっこう二枚目だもんね」
ヤンロン「……余計なお世話というものです、セニア様」
セニア「でも、モニカはクリストフにくびったけだから、実らぬ恋だと思うけど」
ヤンロン「……やれやれ、女子と小人は養い難しか」
セニア「あ、それって差別よ!」
マサキ「あのよ、そんな事よりサフィーネを追わなくていいのか?」
ヤンロン「ああ、そうだったな。だが、心配はない。さっきのウィーゾルとの戦いの時にこっそりランシャオを忍び込ませておいた」
セニア「ランシャオを? 道理で姿を見かけないと思った」
マサキ「何だ、そりゃ?」
ヤンロン「僕のファミリアだ。風生獣の姿をしている」
セニア「でも、ホントの風生獣の姿とは違って、まるっきり黒豹なのよね」
ヤンロン「細かい事はいいでしょう。とにかく、ランシャオの居場所は僕にはわかるから、あとをつけて行けばいいわけだ」
マサキ「んじゃ、早速行こうぜ」
〔カーソル、西へ移動〕
ヤンロン「さて、この辺りだと思うが……」
セニア「もうバゴニアとの国境近くまで来てるわよ。このままじゃ、バゴニア領内に入っちゃう」
マサキ「まずいんじゃねえか、それってよ」
ヤンロン「むう、意外とウィーゾルの足が早かったからな。だが、いざとなればバゴニア領内に侵入する事も、やむをえんだろう」
セニア「あ、反応あり! でも……これ、数が多いわ」
ヤンロン「バゴニア軍と戦闘にでも入ったか? やっかいだな」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「ボーダーライン」


【戦闘マップ開始】
〔第3軍ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

サフィーネ「ちっ……まさかこんなトコで足留めを食うなんてね」
隊長「ここはバゴニア領内である! ただちに武装を解除し、我々の指示に従え!」
サフィーネ「ふん、そんな旧式の魔装機でこのあたしに指図しようっての? 笑わせんじゃないわよ!」
〔ルジャノール改、前進〕
サフィーネ「この私に言う事を聞いて欲しかったら、もっと下手に出る事ね」「そうすれば、聞いて差し上げない事もなくってよ。オーホホホホ」
〔ルジャノール改、前進〕
サフィーネ「私を誰だとお思い? 紅蓮のサフィーネとは、私の事よ。ホホホホ」
〔ルジャノール改、サフィーネへ隣接〕
〔サフィーネ、動きを封じられる〕

サフィーネ「え!? きゃん、何!?」
隊長「よくやった! どうだ、これで動けまい!」
サフィーネ「何さ、こんなもの! ……くっ、な、何で……力が……ああっ」
隊長「よし、取り押さえろ!」
兵士「隊長!! 正体不明機が!」
隊長「何!?」
〔味方ユニット出現〕
ヤンロン「やはりバゴニア軍か! しかもラングラン領内に侵入して来るとは……」
マサキ「このあたりが国境なのか?」
セニア「ええ、あの川をはさんで、こっちがラングラン領、向こうがバゴニア領よ」
兵士「隊長、どうしましょう? 我々はラングラン領内に入ってしまっていますが」
隊長「いや、違うぞ。我々は、不法な侵入をくりかえすラングラン軍に対抗するため、やむなく国境を越えたのだ」「これは、正当防衛である。わかったな?」
兵士「は、はい」
隊長「よし、せっかく手に入れた魔装機だ。むざむざやつらの手に渡すわけにはいかん」「総員戦闘準備!」
マサキ「ちっ、あいつらやる気らしいぜ! しかし、サフィーネのやつも情けねえな。あんな簡単に捕まっちまうなんてよ」
セニア「マサキ、気をつけてね。こっちの領土に入って来たやつはいいけど、向こうにいるのには手を出しちゃダメよ」「バゴニア領内に入るのもダメ。国際問題になっちゃうから」
マサキ「わーったよ」
<戦闘開始>

<マサキがバゴニア領内の敵と戦闘(先攻)>

セニア「マサキ!! ダメだって言ったじゃない!!」
マサキ「あ、いけね」

<ヤンロンがバゴニア領内の敵と戦闘(先攻)>
セニア「ヤンロン!? どうしたの!? やっちゃいけないって……」
ヤンロン「う……むう……やむをえなかったのだ」
セニア「……ウソばっかり……」

<セニアがバゴニア領内の敵と戦闘(先攻)>
マサキ「おい、セニア!! 人にあれだけ言っといて何やってんだよ!!」
セニア「あ……ごめん、ついうっかり」

<マサキがバゴニア領へ侵入>
セニア「マサキ! ダメじゃないの!! そこはバゴニア領内よ!!」
マサキ「え? あ、しまった!」
兵士「よし、これで大義名分が立ったぞ! 容赦なしに行ける!」

<ヤンロンがバゴニア領へ侵入>
セニア「ヤンロン! そこ、バゴニア領よ!」
ヤンロン「何!? むう、しまった、僕とした事が……」
マサキ「何やってんだよ、まったく!」
ヤンロン「……聖人の千慮にも必ず一失ありだ」
マサキ「何だって?」
セニア「要するに、誰にでもあやまちはあるって事を言いたいワケ?」
兵士「よし、これで大義名分が立ったぞ! 容赦なしに行ける!」

<セニアがバゴニア領へ侵入>
マサキ「おい、セニア!! そこはバゴニア領なんじゃねえのか!?」
セニア「え? あら、ウソ!? やっちゃった」
マサキ「まったく、人にあれだけえらそーに言っといて、自分がやるか!?」
兵士「よし、これで大義名分が立ったぞ! 容赦なしに行ける!」

<隊長撃破(バゴニア領内へ侵入していない)>
隊長「くっ、これが魔装機神の力か。確かに強い……」

<隊長撃破(バゴニア領内へ侵入した)>
隊長「くっ……魔装機神とは、これほどのものだったか……しかも、我が国の国境を犯すとは……」「この事、急いで報告せねば。やつらに対抗できる魔装機の開発を急がせねばな」

<敵全滅・勝利条件達成>
≪バゴニア領内へ侵入した≫

サフィーネ「う……ううん……ダメ、そんな所……ああっ……はっ!? あ、あら? きゃっ!! なにこれ!?」
ランシャオ「気がつかれましたかな?」
サフィーネ「な、なによ!? 黒豹!? いつの間に……あ、あんた、ヤンロンの使い魔ね!?」
ランシャオ「はい。ランシャオと申します」
ヤンロン「む、サフィーネが気がついたようだぞ」
サフィーネ「……なるほど、あんたたちに助けられたってわけ?」
ヤンロン「助けたのではない。捕まえたのだ」
サフィーネ「あら、あたしを捕まえたつもりでいるの? あまいわねぇ」
ランシャオ「わたしがいることをお忘れなく、サフィーネ殿」
サフィーネ「フフフ、だからあまいっていうの。それっ!」
ランシャオ「うっ!? な、なにを……うおっ?」
ヤンロン「ランシャオ!? サフィーネ、貴様なにをした!?」
サフィーネ「使い魔って、こういう精神魔法には弱いのよね。こいつは、返してあげるわ。それじゃ、また会いましょう」

≪バゴニア領内へ侵入した≫
ヤンロン「しまった、逃がしたか!」
マサキ「ちっ、ツメがあまいな」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

≪バゴニア領内へ侵入していない≫
ヤンロン「さて、サフィーネの尋問を始めるか」
セニア「でも、素直にしゃべるかしら?」
ヤンロン「しゃべらせてみせますよ」

≪バゴニア領内へ侵入していない≫
セニア「ほら、起きなさいよ、サフィーネ!」
サフィーネ「う……ううん❤……ダメ、そんな所……ああっ❤」
マサキ「な、なんて声出しやがる!? 寝ぼけてねえで、さっさと起きなっ!!」
サフィーネ「う、うん……あら、あらあら。みなさんおそろいで。私に何か御用?」
マサキ「とぼけんじゃねえ! てめえら、一体何が目的で、王都を襲う!?」
サフィーネ「何言ってるの。ヴォルクルス様を復活させるために決まってるじゃない」「ヴォルクルス様の復活には、混乱が必要なのよ」
ヤンロン「なら、なぜもっと本格的な攻撃を仕掛けてこない? 今のお前達になら、できるはずだ」
サフィーネ「あらあら、ずいぶん私達を買ってくれてますのね。でも、残念だけどあれが精一杯なのよね」
ヤンロン「そうかな? ならば、お前達の次の目標は? 他に仲間はいるのか? 誰かの指示を受けているのではないのか?」
サフィーネ「そんなに一度に聞かれても困るわ。あわてないで、時間はたっぷりあるんだから❤」
ヤンロン「質問に答えろ」
サフィーネ「さあ? 何の事かしら?」
ヤンロン「……そうか。ならば、こっちにも考えがあるぞ」
サフィーネ「え? も、もしかして……ゴーモンとか……」
ヤンロン「だったらどうする?」
サフィーネ「ああん、して❤ ゴーモンってするのも好きだけど、されるのも好き❤」
ヤンロン「残念だったな。お前にそういうものが効かない事は、とうに承知だ」「お前にはしばらく、僕の説教に付き合ってもらう」
サフィーネ「? 説教?」
マサキ「げっ!? そ、そいつぁ……ひでえ。お、おいヤンロン、そこまでやらなくても……」
セニア「そ、そうよ、それじゃあんまりにもひどすぎるわ」
サフィーネ「え? え? ど、どういう事?」
マサキ「……ヤンロンの説教はな、中国4000年の歴史から始まって、延々と、いつ果てることなく続くんだ」
セニア「しかも、口答えでもしようものなら、言った事の10倍は説教が返ってくるの」「ヤンロンが疲れたら、使い魔のランシャオが交代して説教を始めるから、休むヒマもないし」
マサキ「とにかく、あの体験だけは、二度とごめんだね」
セニア「マサキはあの時、しばらくノイローゼ気味だったものね」
マサキ「けど、俺なんかまだマシだぜ。ウワサじゃ、プッツンいっちまったヤツもいるとか……ナンマンダブ、ナンマンダブ」
ヤンロン「……そこまで言う事はなかろう」
サフィーネ「……ごくっ……」
【シナリオエンドデモ終了】

≪バゴニア領内に侵入した≫

セニア「サフィーネ、逃げちゃったね」
ランシャオ「申し訳ございません。わたしめのミスでございます」
ヤンロン「いや、ぼくがうかつだった。サフィーネの魔法の力をあまく見ていた」
マサキ「逃げちまったもんは仕方がねえ。とっとと帰ろうぜ」
セニア「そうね。サイバスターを取り戻したことの報告もあるし」

フェイル「なんと……そうか、マサキが選ばれたのか。ウェンディの予想が当たっていた わけだな」
ウェンディ「……でも、わたしもこんなに早く実現するとは、思っていませんでしたけど」マサキ「ま、人徳ってやつだな」
フェイル「しかし見事だったな、マサキ。きみのおかげで、無事サイバスターを取り戻す ことができた。礼を言うよ」
ウェンディ「ありがとう、マサキ。……ただ、これだけは覚悟しておいてください。あな たはサイバスターに選ばれて操者になったわけですが、これからは好むと好まざるとに 関わらず……いろいろな事件に巻き込まれてしまうことになるでしょう。魔装機神操者 に選ばれたことによって、あなたは不幸になってしまうかもしれません……。もと、魔 装機神操者であることが重荷になったときは、わたしに言ってください。わたしにでき ることなら、なんでも手伝います」
マサキ「先のことは心配しないほうがいいぜ。なるようにしかならねえんだから」
ヤンロン「それと、バゴニア国境のことなんですが……」
フェイル「国境を越えてしまったものは、仕方あるまい。外交ルートを通して、正式に謝罪しておこう」
ヤンロン「申し訳ありません、殿下」
フェイル「そう気にしないでいいよ。我々政府は、謝るのも一つの仕事だ」
【シナリオエンドデモ終了】


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