TOP PAGEへ

No.18
地上で

【シナリオデモ開始】
テュッティ「あら、おかえりマサキ。どんなファミリアを作ってもらったの?」
クロ「こんにちは、はじめまして」
シロ「よろしくお願いするニャ」
テュッティ「あら、かわいい❤ ネコちゃんね」
フレキ「猫……ですと? やれやれ、そんな姿で、ご主人様をお守りする事ができるのですかな?」
ゲリ「まったくもって、そのとおり」
テュッティ「いいじゃない、かわいいんだから。あ~あ、私も猫にしたらよかったかも」
ゲリ「な……何をおっしゃいます、テュッティ様!」
フレキ「我々のように、強く美しいオオカミこそ、使い魔としてふさわしいのです! 猫のような下等動物など……」
クロ「……ちょっと、聞き捨てニャらニャいわね」
シロ「そうだ、そうだ! 猫のどこが悪いって言うんニャ!!」
フレキ「フン。猫に説明した所で、わかるわけもないでしょう」
シロ「てめえ、ニャンだと!?」
テュッティ「もう、よしなさい! 使い魔に優劣なんてないの! フレキ、ゲリ、あなたたちもいちいち突っ張らないの」
ゲリ「は」
フレキ「もうしわけございません、テュッティ様」
テュッティ「わかればいいわ。それよりマサキ、フェイル殿下がお呼びよ。いってらっしゃい」
マサキ「殿下が? 何だろ」

フェイル「マサキ、君に伝えておかねばならない事がある。魔装機神操者の権利と義務についてだ」
マサキ「権利と義務? 何か、めんどくさそうだな」
フェイル「言葉で説明する分には、別段難しい事ではない。よく聞いて、忘れないようにしてくれ」「魔装機神操者の権利とは、あらゆる権力に従わなくていい権利だ」
マサキ「へえ……いいんじゃないの。つまり、誰の命令も受けないでいいって事だな」「……って、待てよ。すると何か? 殿下の命令も、無視していいって事なのか?」
フェイル「ああ、そういう事だな。まあ、実際魔装機神を止める事ができるのは、魔装機神だけだという事実もあるが」
マサキ「……あのよ、こんな事俺が言うのもなんだが、それってとんでもなくないか?」「何をやってもOKって事は、犯罪を犯してもいいって事なんだろ?」
フェイル「そうだ。だが、そんな事はあり得ない。なぜなら、魔装機神に選ばれた操者は、正しき心を持っているからだ」
マサキ「……俺はそんなごたいそうな人間じゃねえぜ」
フェイル「魔装機神と契約を結んだ精霊は、高位……つまり、限りなく純粋に近い存在だ」「操者の邪心が大きくなれば、精霊が操者を拒否するようになる」
マサキ「……つまり、俺がサイバスターに見捨てられる事もある……ってわけか」
フェイル「そして、魔装機神操者に唯一かせられた義務とは、世界存続の危機に際しては、すべてを捨てて立ち向かう事」
マサキ「……それだけか? 何か、当たり前の事のような気がするが……」
フェイル「今はまだ、実感がわかないだろうな。だが、君が思っているより、この義務は過酷だぞ」
マサキ「そんなもんかね」

テュッティ「マサキ! マサキ! もう、どこ行っちゃったのかしら、あの子ったら」
ウェンディ「どうかしたのですか、テュッティ?」
テュッティ「あ、ウェンディさん。マサキ、見ませんでした?」
ウェンディ「マサキなら、サイバスターになれたいからと、乗って行きましたけど」
テュッティ「サイバスターに? 一体どこに……」

クロ「……マサキ、勝手にこんニャ事していいの?」
シロ「見つかったらヤバイんじゃニャいか?」
マサキ「うっせえな。バレなきゃいいんだよ」
クロ「ここ、日本でしょ? マサキの故郷の」
マサキ「ああ……何か知らねえけど、気づいたらここに来てた。未練はねえつもりだったんだがな」
シロ「ニャンか飛んで来たよ。地上の戦闘機みたいだニャ」
パイロット「空を飛ぶ人型……! パーソナルトルーパーには見えん。いったい、あれは……!?」
クロ「警戒されてる。攻撃されちゃうかも」
マサキ「連邦軍とやり合うつもりなんてねえよ」
パイロット「アンノウンに告ぐ! 所属と官姓名を述べろ!」
マサキ「ヘン、つきあってられるかよ」
パイロット「何だ今の急加速は……!? ど、どこへ行った?」「しかも、レーダーから消えた……!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「地上で」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
シロ「精霊シールドを張っておいたから、もうレーダーには映らニャいぜ」
クロ「それはいいけど、こんニャ街のドまんニャかに来る事ニャいでしょ」
マサキ「いいじゃねえか。早朝だから人もいねえしよ」
クロ「車とか、ふみつぶさニャい様に注意してね、マサキ」
マサキ「んなドジふむかよ」
クロ「!? マサキ!」
マサキ「どうした?」
クロ「あそこにニャにかいる! 反応ニャんてニャかったのに!」
〔第3軍ユニット出現〕
[イベントCG「地上での遭遇」]
シュウ「ほう……これは……サイバスターじゃありませんか。まさか地上で出会えるとは思いませんでしたね」
[イベントCG「サイバスターとグランゾン」]
マサキ「な、何だてめえ!? 何でサイバスターの事を知ってやがる!?」
シュウ「あなたはマサキ=アンドーですね? それともランドール=ザン=ゼノサキスとお呼びした方がいいですか?」
[イベントCG「マサキとシュウの出会い」]
マサキ「俺の質問に答えろ!! 何で貴様はサイバスターを知っている!?」
シュウ「私も、ラングランの人間だからですよ。私の名は、シュウ=シラカワ。もっとも、これは地上での名前ですけどね」
[イベントCG「サイバスターとグランゾン」]
マサキ「ラングランの……じゃ、それも魔装機なのか?」
[イベントCG「地上での遭遇」]
シュウ「いえ、これは地上のロボットですよ。私みずからが開発に関与したアーマードモジュール……グランゾンです」

シュウ「ところで、他の魔装機神操者の方々が見当たりませんが、どうされたのです?」
マサキ「うるせえな、あんなやつらの事なんか知らねえよ。俺は一人が好きなんだ」
シュウ「なるほど……しかし、こんな所で騒ぎを起こすのはやめていただけませんか」「今は私が視認忌避の術を使っていますうから、サウバスターとグランゾンが他人の目に映ることはありませんが……」「これ以上あなたが勝手な真似をすれば、連邦軍が本格的に動き出します」「今、彼らを不必要い刺激するのは私としても避けたいところなんですよ」「それに、私がこうやってグランゾンの単独運用テストをしている事も政府や軍には秘密にしておきたいので」
マサキ「てめえの都合なんざ知るか!」
シュウ「こまりましたね……私も危険を冒してここまで来ているのです。無駄な騒ぎを未然に防ぐために」「グランゾンだけなら、第三者にその存在を知られずにすみますが……」「あなたとサイバスターは今この時、この地上世界では騒ぎの火種になりかねないのです」
マサキ「……」
シュウ「あなたは、連邦軍にケンカを売りに来たのですか?」
マサキ「……ちっ」
クロ「ほら、やっぱり帰った方がいいわよ、マサキ」
マサキ「わーったよ、帰りゃいいんだろうが」
シュウ「そうしていただければ、助かりますね」
マサキ「ちっ、あばよ!!」
〔味方ユニット離脱〕
[イベントCG「シュウの想い」]
シュウ「あれが、サイバスターに選ばれた操者……やはり、私では無理だったわけですか」「しかし、ラ・ギアスもなかなか楽しくなってきたようですね」

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マサキ(あのシュウって野郎……なんかどっかで会った事があるような気がするが……気のせいか?)
クロ「もう、マサキったら、ムチャばっかりするんだから」
マサキ「何言ってやがる。これも魔装機神操者としての務めなんだよ」
シロ「地上に出る事がか?」
マサキ「魔装機神の操者たる者、自分の乗る機体の事は、できるだけ知っておく必要があるからな」
シロ「……へ理屈だニャ」
クロ「そんニャらサイバスターの整備くらい、もう少しまじめに覚えニャさいよ」
マサキ「……ラングランに戻るぞ」

マサキ「ありゃ? ここはどこだ? 確か王都ラングランに座標をあわせてたはずなんだが……」
クロ「おかしいわね、INSの故障かしら」
マサキ「まあいいや、適当に飛んでりゃ、その内わかるとこに着くって」
シロ「で、どっちに行くのかニャ?」
マサキ「とりあえずは、西にでも向かうか」
マサキ「ん~……東へ行こう」


クロ「INS調べてみるわね」

フェイル「マサキからの連絡はあったか?」
テュッティ「いえ、まだ……」
フェイル「いくら魔装機神操者が自由とはいえ、まだなれていないマサキでは、どんな事故が起こらんとも限らん」「帰ったら、一言クギをさしておくか」
テリウス「兄さん、モニカ見なかった?」
フェイル「モニカなら、裏庭にいるだろう?」
テリウス「それが、見当たんないんだよな……ま、いっか」
セニア「ちょっと、テリウス、待ちなさいよ! あなた今、倫理学の講義の時間じゃないの?」
テリウス「パス」
セニア「ダメよ、ちゃんと講義受けなきゃ! あ、こら、待ちなさいっ!」

テリウス「何だ、モニカ姉さん、こんなとこにいたんだ」
モニカ「あら、テリウス、何か私を御用ですの?」
テリウス「……言葉、変だよ、姉さん。それより、いい話があるんだ」
モニカ「何ですの?」
テリウス「姉さんは、クリストフと仲がよかったよね?」
モニカ「ま❤ 仲がいいだなんて……そんな、お上手ですわ、テリウス」
テリウス「……そのクリストフ、今どこにいるか知ってるかい?」
モニカ「……クリストフ様は、以前から行方不明なのでしょう?」
テリウス「それがさ、どうやら地上にいるらしいんだよ。さっき、グラム外務卿とラフィット中将の話を偶然耳にしたんだ」
モニカ「では、お元気でいらっしゃるのですね!?」
テリウス「しーっ! 声がでかいよ、姉さん。妙な話だと思わないか? 何で、そんな事をあの二人は話してたんだ?」
モニカ「あら、そういえばそうですわね」
テリウス「こいつは僕の想像だけどね、多分クリストフは、何らかの命令を受けて、地上に出てるんじゃないかなあ」
モニカ「それはないでしょ。だって、地上には不干渉というのが、私達の決まりですもの」
テリウス「そうかな? 裏で何やってるかなんて、わかりゃしないよ。とにかく、クリストフは元気でいるらしい」「一応、姉さんが心配してたから、教えてあげただけだよ」
モニカ「ありがとう、テリウス……そう、クリストフ様は、お元気でいらっしゃるのね……よかった」
【シナリオエンドデモ終了】


● No14を通っていない → No16「マサキと使い魔と」 へ戻る

  No14を通った → No17「マサキのファミリア」 へ戻る

● 西へ向かう → No19「領空侵犯」 へ進む

  東へ向かう → No20「ライバル」 へ進む


◆ 第1章 へ戻る

◆ 「魔装機神 THE LOAD OF ELEMENTAL」 へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。