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No.90
シュテドニアス激動

【シナリオデモ開始】
リューネ「そんな……ひどい、ひどすぎるよ!! ウェンディさんが、どんな悪い事、したっていうの!?」
マサキ「リューネ……」
リューネ「ねえ、マサキ!! 助けられないの!? ウェンディさん、どうしようもないの!?」
マサキ「わからねえ……本当にウェンディの心が、テューディに飲み込まれちまっているのか……」
セニア「あれから色々調べてみたけど、テューディがどこに行っちゃったか、全然わからないし……」
テュッティ「今は……待つしかないわ……テューディは必ず……ここに来るから」

ジョグ「連れて来ました、ラセツ大佐」
ラセツ「ほう、うら若い女性か」
テューディ「テューディ=ラスム=イクナートだ」
ラセツ「ラスム……。練金学士か……で、話というのは?」
テューディ「人払いを頼む」
ジョグ「なんだと!? 俺が聞いてちゃまずいって言うのか!?」
テューディ「万が一という事もあるからな」
ジョグ「てめえっ!!」
ラセツ「よせ、ジョグ。下がっていろ」
ジョグ「しかし……」
ラセツ「お前には、後で話してやる。今は彼女を安心させてやるのが一番だ」
ジョグ「……わかりました」
〔扉の開閉音〕
バタン
ラセツ「ジョグは口がカタい男だが、プライドも高い。信用してほしいものだな」
テューディ「言葉ひとつで信用するような、お人好しではないよ、私は」
ラセツ「なるほど。で、話とはなんだね?」
テューディ「デュラクシールを知っているか?」
ラセツ「ラングランの魔装機だな。かつて、フェイルロード王子がそれを使って、魔装機神と戦った」
テューディ「そのデュラクシールの設計図がここにある……と言ったら?」
ラセツ「……いいのか? 私は、今すぐ君を殺して、それを手に入れようとするかもしれないのだぞ?」
テューディ「ふ……できるならばな」
ラセツ「ふ……ははははっ!! 気に入った。何が望みだ?」
テューディ「イスマイルの修理と……ラングランの滅亡」
ラセツ「ほう……ラングランの滅亡という点では、目標は同じだな。だが、その後はどうかね?」
テューディ「今からそんな事を考えても仕方あるまい? まずは目の前の敵、ラングラン王国を倒す事が先決だろう」
ラセツ「私はいつも、二、三手先を考えるクセが染み付いていてね……まあいいだろう。君の要求をのもう」
テューディ「感謝する」
ラセツ「では、デュラクシールの設計図をいただこうか?」
テューディ「心配いらん。私の頭の中にある」
ラセツ「なるほど……では、君が指揮をとって、製作してくれ。費用はいくらかかってもかまわん」「ただし……一週間で作り上げる事……できるかな?」
テューディ「5日で十分だ」
ラセツ「ほう……わかった。では、頼もう」

マサキ「あれからもう5日か……」
リューネ「マサキ、この間からずって毎日、あれから○日だって言ってない?」
マサキ「そうだっけ……けどな……一日たつごとに、なんかあせってくるんだ」
リューネ「気持ちはわかるけど……でも、どうしようもないよ」
セニア「大変!! シュテドニアスが大攻勢を始めたわ!! 今、国境で戦闘が始まってるんだけど……」「シュテドニアスはとにかく数が圧倒的で、ラングランはかなり押されているの!」
マサキ「くっ!! 俺達が行くしかねえってわけか……」
テュッティ「そうね……急ぎましょう」
〔カーソル、シュテドニアス国境へ移動〕
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「シュテドニアス激動」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ラセツ「ふむ……この分ならあと一時間もあれば、ここは抜けるな」
ルビッカ「ふ……こんな簡単な仕事で金をもらうというのも、少し気がひけるところだ」
ラセツ「殊勝だな、ルビッカ」
ルビッカ「いや、仕事と報酬は、常に等価であれというのが信念なのでね」
ラセツ「では、もうひと働きしていただこうか……むっ!?」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
ラセツ「来たか、魔装機神……予定通りだな」
ルビッカ「ふむ……まあこれならば少しは報酬分の仕事はできそうだよ、ラセツ大佐」
ラセツ「では、しばらくがんばってくれたまえ、ルビッカ」
ルビッカ「ああ、そのつもりだ」
〔敵ユニット離脱〕
テュッティ「またルビッカね……」
ルビッカ「再会できて光栄だよ、テュッティ。君と戦えるなら、報酬などいらないくらいだ」
テュッティ「……私、男運が悪いのかしら……」
<戦闘開始>

≪5EP以前≫
<敵全滅・敵増援1出現>
≪5EP以後≫
<敵5機以下の次EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
[イベントCG「奪われた超魔装機」]
ラセツ「完成したばかりとはいえ、なかなか使い勝手がいいな、このデュラクシールは」
ジョグ「後で俺にも試させてくれませんか、大佐」
ラセツ「ああ、間もなく二号機も完成するだろう。それは君にあげよう、ジョグ」
ジョグ「ありがてえ。このエウリードもいいが、一度そいつに乗ってみたかったんですよ」
マサキ「な、何だと!?」
テュッティ「そんな……デュラクシール!?」
マサキ「バカな……何でシュテドニアスがデュラクシールとエウリードを……」


<マサキvsラセツ>
マサキ「ラセツ!! てめえ、そのデュラクシールをどこから手に入れた!?」
ラセツ「ふ、そんな事を知って、どうするのかね?」

<テュッティvsルビッカ>
ルビッカ「そろそろ私のものになる決心はついたかね、テュッティ!?」
テュッティ「勝手な事ばかり言わないで!!」

<ラセツ撃破>
ラセツ「ふむ……まあ、急造機にしてはよく動いてくれていたが……そろそろ限界か……撤退する」
〔敵ユニット撃破〕

<ジョグ撃破>
ジョグ「くそっ!! エウリードでもこれかよ! なら、やっぱりデュラクシールじゃねえとな!」
〔敵ユニット撃破〕

<ルビッカ撃破>
ルビッカ「ぬうっ……いくら改造を重ねたとはいえ、そろそろトゥルークも限界か……新しい乗機を考えねばな」
〔敵ユニット撃破〕

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

セニア「どうしてシュテドニアスがデュラクシールを……あれの設計図は、あたしかアカデミーしか……あっ!?」
マサキ「まさか……テューディか!?」
リューネ「テューディがシュテドニアスと手を組んだの!?」
ヤンロン「だとすれば、事は重大だな……向こうにはイスマイルもいるという事になる」
マサキ「くそっ!! 何とかしねえと……手遅れになるぜ!! あんなものが量産されてみろ! いくら俺達でも……」
セニア「……何とかなるかもしれないわ」
テュッティ「え? セニア様、どういう事です?」
セニア「デュラクシールがあたしの設計図通りに作られているのなら……追跡する事ができるかもしれない」「デュラクシールの動力源は、他の魔装機と同じ、フルカネルリ式永久機関なんだけど……」「一部に対消滅動力を、サブとして使ってるの。だから、ニュートリノを探知すれば、居場所を特定できるかも」
マサキ「本当か、セニア!?」
セニア「でも、うまくいくかどうか、わからないわよ」
マサキ「何でもいい、やってみてくれ!」
セニア「わかったわ」
マサキ「シュテドニアスの国内へ……乗り込む事になるだろうな」

マサキ「セニア、いいか?」
…………
テュッティ「……返事がないわね」
マサキ「寝てんのかな。セニア、入るぞ」
テュッティ「ダメよ、マサキ! 女の子の部屋に勝手に入っちゃ」
マサキ「女の子の部屋って……ここ、開発室だぞ」
テュッティ「セニア様は、ほとんどここで生活してるみたいなものだから」「私が様子見てくるから、マサキは待ってなさい」
マサキ「へいへい」
テュッティ「セニア様、お邪魔します……あらあら、寝ちゃってる」
[イベントCG「よだれまでくいやがって」]
マサキ「なんだ、やっぱ寝てんのか」
テュッティ「ちょっと、だから勝手に入っちゃダメって言ったでしょ!」
マサキ「でかい声出すと起きるぞ」
ティッティ「あ……も、もう。いいから出なさい」
マサキ「マラカ茶、忘れてんぞ。ほれ」
テュッティ「あ、そうだったわね。ありがとう」
マサキ「それにしても気持ちよさそうに寝てんなぁ。よだれまでくいやがって」
テュッティ「女の子の寝顔をジロジロ見るんじゃありません! 用が済んだら出なさい!」
マサキ「あいよ」
セニア「ん……んん~……」

セニア「あ……あれ? 寝ちゃってた? あたし……」
テュッティ「あ、すみません。起こしてしまいましたか、セニア様」
セニア「あ、いいの。ちょっと仮眠のつもりだったの。それでテュッティ、どうかしたの?」
テュッティ「マラカ茶を持ってきました」
セニア「あ、ありがと。そういえばマサキの声が聞こえた気もするけど……」
マサキ「俺ならいるぜ」
セニア「えっ? えーと……いつからいたの?」
マサキ「お前がよだれくって寝てる時から。珍しいもん見せてもらったぜ」
セニア「!!?」
ティッティ「マサキ!!」
マサキ「あんま無理すんなよ。じゃあな!」
テュッティ「もう、まったくあの子は……」
セニア「ううっ……恥ずかしいとこ見られた……」
テュッティ「申し訳ありません、セニア様。マサキは後で私がみっちりと……」
セニア「あ、いい、いい! この仕返しは、あたしの手でやってやるんだから」
テュッティ「は、はあ……ところでニュートリノ探知の方はどうですか? 手伝う事あります?」
セニア「あ、うん、さっき最後のチェックをかけたところ。そろそろ計算が終わって……」「あらあ、やっぱりこれじゃダメか。じゃ、あのシンチレータを使えばいいか」
テュッティ「手伝いましょうか?」
セニア「ああ、大丈夫、大丈夫。大体めどは立ったから。明日中には完成すると思う」
テュッティ「そうですか……無理はなさらないでください」
セニア「平気だってば。ウェンディのためだもん」
テュッティ「気持ちはわかりますけど、今日は早めに切り上げてくださいね」
セニア「わかってるって」
【シナリオエンドデモ終了】


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