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No.19
それぞれの思惑

【シナリオデモ開始】
マサキ「それ、マジか?」
セニア「大マジ。こっちの人手が足りないのを見越して、嫌がらせしたのよ」
マサキ「嫌がらせ云々より前に、あいつ、犯罪者じゃねーのかよ!」
セニア「アンティラス隊へ配属になる事で、罪状が帳消しになるんだって。司法取引ね」
マサキ「断れ、そんな話!」
〔ドアの開閉音〕
シモーヌ「ちょっと、何興奮してんのさ。外まで声が聞こえたよ」
デメクサ「落ち着いてください」
マサキ「あっと……ちょうどいいや。みんなに集まってもらって意見聞こうぜ」
セニア「もう手配済み。みんなここに来るから」
マサキ「相変わらず手回しがいいな」
シモーヌ「何の話なの?」
セニア「今話すと、マサキみたいに騒動になるから、みんなが集まってからね」
デメクサ「何だか、剣呑な話みたいですね~」

ワグネル「主要メンバーは、全員集まりましたね」
ミオ「ツレインとメフィルがいないよ?」
ワグネル「んー、あの二人はパトロール中ですので、今回は欠席になります」
ベッキー「で、なんだい? 重大発表らしいけど」
ワグネル「今回の交渉は、セニア主導でしたから、セニアに説明してもらいます」
セニア「えー、アンティラス隊に新入操者が参加します」
テュッティ「あら、いい事じゃないですか」
マサキ「問題は、その新入りの名前だ」
テュッティ「名前って……知り合いなの?」
マサキ「ああ、ここにいるみんな、大体知ってる」
ミオ「ね、誰? 誰?」
セニア「……ガエンよ」
ベッキー「ガエン? ガエンって……あっ!? あのガエンかい!?」
セニア「そう。元ヴォルクルス教団の暗殺者で、あたし達に投降してきた……あのガエンよ」
シモーヌ「ちょっと待って! あいつは犯罪者でしょ!?」
マサキ「はは、俺と同じ事言ってら」
〔強く叩く音〕
シモーヌ「笑い事じゃなくて!」
マサキ「……わりぃ」
ワグネル「んー、もう少し静かにしてもらえませんか? 詳しい事をセニアが説明しますから」
シモーヌ「あ……ごめんなさい」
セニア「えっとね、簡単に言うと、ラングランs政府からの取引なのよ。ある魔装機と資金を受け取る代わりに、ガエンを引き受けろって」
アハマド「ふん……ラングラン政府もサジを投げた問題児、という事か」
ベッキー「また、無茶苦茶な注文を出してきたもんだね」
セニア「ただ、データを見る限りにおいては、ガエンの能力値は高いわ。操者としても、整備者としても」
シモーヌ「問題なのは人格でしょ」
セニア「精神鑑定でも異常はなし。やや非協調的ではあるものの、特に脳内ホルモン異常もなし」
ミオ「あたしはよく知らないんだけど……そんなに問題児なの?」
ベッキー「忘れたのかい、ミオ。ガエンっての……あの、カテキスやウーフの仲間だよ」
ミオ「あっ!? ティアンさんを殺した……ウソでしょ! そんなのが仲間になるワケないじゃない!!」
ベッキー「そういう事だね」
デメクサ「あの~、いいですか?」
セニア「どうぞ」
デメクサ「まず、そのガエンさんが入る事によるメリット、デメリットを正確に教えてくれませんか?」
セニア「あ、そうね……それじゃ、感情論は抜きにして、その点だけに絞って報告するわ。まずメリットとしては、戦力の補充ね。操者、魔装機共に増えるのはありがたいわ。それに、資金もね」
シモーヌ「金で釣ろうって心根がさもしいんだよ」
セニア「デメリットは、信用できないメンバーを仲間に入れる事。今の時点でこれなんだから、結果は推して知るべし」
デメクサ「それはそうなんですけどねぇ~」
ベッキー「デメクサは会った事ないんだっけ」
デメクサ「ええ。皆さんの意見を無視するつもりはありませんけど、やはり一度この目で確かめてみたいですね~、ガエンって人」
アハマド「ふむ……テストしてみるのも良いかもしれんな」
シモーヌ「あんた達……正気かい!?」
ワグネル「まあまあ。どうも意見が分かれてるみたいですね。では参考までに票決をとりましょうか。反対の方、手を挙げてください」
シモーヌ「決まってるだろ」
ミオ「あたしも、気分良くない」
ベッキー「右に同じ」
マサキ「俺も反対だ」
プレシア「あの、あたしも……」
ワグネル「5人ですか。それでは賛成の方、挙手を願います」
デメクサ「テストという事でなら」
アハマド「判断はこの目でする」
テュッティ「すぐには決められないけど……反対はしないわ。様子見ね。消極的賛成」
リューネ「…………」
マサキ「リューネ!? お前、賛成なのか?」
リューネ「頭ごなしに反対はしないよ。積極的に反対するつもりがないだけ」
セニア「それで、反対なの? 賛成なの?」
リューネ「んー……ごめん。棄権させて」
セニア「反対5、賛成4、棄権1、と」
ゲンナジー「俺は賛成だぞ」
セニア「あっ! ご、ごめん! ゲンナジー忘れてた。これで賛成5か……」
マサキ「ん? 1、2、3……セニア、お前賛成なのか?」
セニア「うん、決まってるでしょ」
マサキ「何だと?」
セニア「彼の使い道は色々あるのよ。いざとなれば飼い殺しって手もあるし」
マサキ「……お前、結構えげつないな」
ワグネル「賛成5、反対5、棄権1ですね。見事に別れましたね」
マサキ「多数決でもするつもりか?」
ワグネル「こんな重大な事を、多数決の様な乱暴な方法で決めたりしません」
マサキ「なら、結局どうすんだよ?」
ワグネル「マサキ、テュッティ、ミオの3人で決めてください」
マサキ「魔装機神操者で決めろって事か」
ワグネル「はい。アンティラス隊の最高意志決定機関はあなた方です」
マサキ「代表の意見は? それにヤンロンはいいのか?」
ワグネル「私は完全に別れた時に裁定するだけです。強制執行などの、規約に基づいた行動にしか決定権がありませんしね。アンティラス隊の隊規はまだ細部は決まってませんし、今回はあなた方で聞けるのが一番です。ヤンロンについては、いない者は除外するしかありません」
マサキ「連絡は取れねぇのかよ?」
ワグネル「んー、いまは無理ですね」
マサキ「ちっ……しょうがねぇな」
テュッティ「でも、ヤンロンなら賛成すると思うわ」
マサキ「……まあ、確かにな。あいつはその辺ドライだからな」
ミオ「……マサキが決めちゃっていいよ」
マサキ「……個人的には反対だ」
ワグネル「では……」
マサキ「けど、みんなの意見を聞いた以上、頭ごなしに反対はできねぇ。だから、様子を見るだけなら認める。当分、仮入隊としてな」
ティッティ「いいのね?」
マサキ「ああ、どういうヤツなのかはちゃんと確かめる必要がある。ミオ、いいな?」
ミオ「うん。あたしはマサキが決めたんなら反対しない」
マサキ「何か問題を起こしたら、その時点でクビだがな」
ワグネル「では、ガエンのアンティラス隊受け入れを、正式に許可します」
マサキ「仮入隊、な」
ミオ「しつこいね」
セニア「それじゃ、治安局と法務局に連絡とっとくね」
マサキ「ツレインとメフィルが戻ってきたら驚くだろうな」

[イベント「哨戒中のツレインとメフィル」]
ツレイン「へくっ!!」
メフィル「風邪引いたの~?」
ツレイン「違うって。空調上げすぎたかな……」
メフィル「うふふ~」
ツレイン「……何だよ、気持ち悪い笑い方すんな」
メフィル「だって~。久しぶりでしょ、ツレちゃんと二人でお出かけなんて~」
ツレイン「その呼び方はよせっつってんだろ! それにお出かけじゃない! 哨戒だ、哨戒!」
メフィル「哨戒って言ってもぉ、国内に敵なんていないでしょ~?」
ツレイン「テロリストがいるだろ! 晨明旅団とか、霍奕の細胞とか、ヴォルクルス教団とか」
メフィル「そんなの、いつ出てくるかわかんないし~、あまり気にしなくていいんじゃない?」
ツレイン「バカ! 任務中なんだ、気を抜くな!」
メフィル「もう~、ツレちゃんって心配性の上に真面目すぎるのよね~」
ツレイン「だから、ツレちゃんって……〔センサー反応〕!? 救難信号!?」
メフィル「え? あ、ホトだ~。ピゼン生化学研究所から?」
ツレイン「改獣が暴走……市街地へ向かっている……大変だ! 急いで向かうぞ!」
メフィル「うん!」


〔フリングホルニ、キシュナート湖畔→ピゼン生化学研究所へ移動〕
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「それぞれの思惑」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

ツレイン「あれか! でけぇ……何であんなのが普通に動けるんだ?」
メフィル「質量低減と慣性制御ってすごいのね~」
ツレイン「技術立国エリアル王国の面目躍如って事か……」
メフィル「へぇ~、ツレちゃん知ってたんだ」
ツレイン「当然だ! それともう一度言う! ツレちゃん禁止!」
メフィル「え~?」
ツレイン「お前、デルギランに乗るのは初めてなんだろ? あまり無理はするなよ」
メフィル「大丈夫だってば~。エリスさん、きちんと整備してくれてたし、変なクセもないんだもの~」
〔ドーゼル、前進〕
ツレイン「!! まずい、街に向かってやがる!」
メフィル「私達で盾になるしかないわね~」
ツレイン「ああ、急いで回り込むぞ!!」
メフィル「うふふ~」
ツレイン「な、何だよ、急に?」
メフィル「士官学校時代の事~、思い出しちゃって~」
ツレイン「え? あ、ああ。デモンネレイス暴走事件の時か」
メフィル「二人だけで戦うのってぇ、あの時以来だよね~」
ツレイン「確かに、似た様な状況だな。けど、今回の相手は改獣だ。気を抜くなよ!」
メフィル「は~い」
〔カーソル、目標地点を指定〕
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
[イベント「ガエンがのるデュラクシール」]
ガエン「……無様だな」
ツレイン「!? お前……ガエンか!? どうやって……」
メフィル「乗ってるのは……デュラクシール?」
ガエン「先に言っておく。俺は味方だ」
ツレイン「味方だと!? バカを言うな!」
ガエン「識別信号を確認しろ。そして、この徽章もな」
メフィル「識別信号は……アンティラス隊になってる……」
ツレイン「徽章も……本物か!? 何でお前が……」
ガエン「理由などどうでもいい。事実を受け入れろ。俺は、お前達の味方だ」
ツレイン「ふざけるな! 何が味方だ!」
メフィル「ツレちゃん、今はそんな事言ってる場合じゃないよ~。あの改獣を何とか止めないと……」
ガエン「ふむ、お前の方が冷静だな、メフィル。任せておけ、きちんと止めてみせる」
メフィル「いいんですかぁ? それじゃ、お願いします」
ツレイン「メフィル! 何を勝手に……ちっ、確かに今はそれどころじゃねぇか……わかった! 裏切るなよ、ガエン!」
ガエン「そんなつもりはもとよりない」


<5PP・味方援軍2出現>
〔味方ユニット出現〕
マサキ「よし、間に合った! 改獣を食い止めるぞ!」
〔マサキ、前進〕

<ドーゼルが目標地点へ到達>
ドーゼル「ウオォォオオォォ……」
(→ GAME OVER

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マサキ「結局、俺達の意志は無関係だったって事か?」
ガエン「いや。お前達があくまで拒否するのならば、俺は元通り、懲役刑に戻るだけだ」
マサキ「懲役刑ね……ちなみに刑期はどれくらいあるんだ?」
ガエン「累計で348年と3ヶ月だ」
セニア「事実上の終身刑ね」
マサキ「それで、お前は納得するのか?」
ガエン「逆に訊こう。お前が同じ立場なら納得するか?」
マサキ「そんなもん! ……わかるかよ」
ミオ「いやー、絶対納得しないと思うな、マサキなら」
リューネ「だね」
マサキ「うるせぇ! 俺じゃなくて、問題はこいつの事だ! こいつがどう思ってるかなんだよ!」
ガエン「納得していない、と言ったらどうする?」
マサキ「……それは、本心か?」
ガエン「それを知る術はなかろう。表に出た行動以外ではな」
マサキ「まあ、そうだが……」
ガエン「だったら、俺の意見など最初から無視しておけ」
マサキ「その言い方が気に食わねぇってんだよ! いちいち人の神経逆なでしやがって!」
ガエン「それはすまない。そんな事を意識した経験はないのでな」
マサキ「……厄介なヤツだな」
ウェンディ「ところで、どうして彼がデュラクシールに?」
セニア「あー……実はあたしの根回し。デュラクシールの部品関係、ブラックボックスも含めて、あたしが管理するって事で」
ウェンディ「……裏取引したんですね、セニア様」
セニア「だって……デュラクシールはあたしのよ! これ以上他のヤツらに好きにさせたくなかったんだもん!」
ウェンディ「まあ、気持ちはわかりますけど……ガエンの参入に賛成した本音はそこにあったんですね?」
セニア「……うん。あ、後もう一つ」
ウェンディ「まだ何か理由が?」
セニア「実は、服役中のガエンに整備テストをさせたら、面白い発想しててね」
ウェンディ「面白い発想?」
セニア「プラーナコンバータのパルク回路があるでしょ。あれにナノカーボンのフラーレン蒸着させて……」
ウェンディ「え? でも、そんな事したら過負荷がなかって、余計に効率が悪くなるのでは?」
セニア「それがね、意外な事に効率アップしたの。しかも、1.2倍も!」
ウェンディ「それは……テスラ賞ものの発明ですよ」
セニア「うん、だから、こっそりパテントとっといた。アンティラス隊名義で」
ウェンディ「セニア様、それは業務上横領では……」
セニア「気付いたの、あたしだけだったから大丈夫、大丈夫」
ワグネル「……私も聞いているんですが」
セニア「おじさんはわかってくれるでしょ?」
ワグネル「んー……仕方ないですね」
マサキ「何をワケのわからねぇ話してんだよ!」
セニア「えーと、要するに魔装機の整備士や設計士としてもかなり優秀なワケよ、ガエンは」
マサキ「セニア、初めっからその辺を承知で、お前がガエンを引き込んだんだな?」
セニア「あたし一人の意見じゃないわよ。単に厄介払いをしたかったラングラン政府と利害が一致しただけ」
マサキ「ったく、ものは言い様だな。わかった、こいつが優秀なのは認める。もうしばらくテストする事にする。それでいいな? テュッティ、ミオ」
テュッティ「そうね……機密に触れない様に注意するなら」
ミオ「あたしは条件つける。こいつにGPS付けて。簡単には外せないヤツ。それができるなら、とりあえずOK」
ワグネル「ガエン、それで構わないかな?」
ガエン「確認する必要はない。俺は従うだけだ」
セニア「了解。じゃ、後で医務室に行ってね」
ガエン「わかった」
ウェンディ「それで、セニア様。デュラクシールはどうします?」
セニア「一応、しばらうガエンに預ける。けど、まだ色々問題あるから、改造はやめといた方がいいわね」
ウェンディ「わかりました」
テュッティ「それにしても、頑張ったわね、ツレイン、メフィル」
ツレイン「ありがとうございます!」
マサキ「そうだな、ご苦労さん」
セニア「お蔭で政府から追加報酬がもらえたわ。資金に追加しておくから、改造とかに使ってね」
※※メフィルの撃墜数5機以上の場合、セリフ追加※※
メフィル「それにしても~、デルギランってぇ、弾薬の消費がハンパないですね~」
セニア「あー、まあ、機体の特性上、ねぇ」
メフィル「装弾数って増やせないんんですか~?」
セニア「難しい事さらっと言うわね」
メフィル「収納の仕方とか~、そういうので何とかなりそうな気がするんですけど~」
マサキ「片付け上手な主婦じゃねぇんだから」
メフィル「片付け上手……あ、もしかすると」
マサキ「ん? どうした?」
メフィル「はい~、何となくぅ、コツがわかっちゃいました~」
メフィル「コツ?」
マサキ「装弾数を増やす方法?」
メフィル「はい~」
マサキ「へぇ、そりゃ便利だ。どうやるんだ?」
メフィル「えっとぉ……口じゃ説明しにくいです~」
セニア「ま、そういうのは個人の特技みたいなもんだもんね。説明してできる様にはならないわよ」
マサキ「そっか……ならしょうがねぇな。まあ、デルギランに乗ってんなら、その特技は有効だろうよ。上手く使いな」
メフィル「はい~」

テュッティ「それで、暴走の原因は何だったの?」
メフィル「何者かにぃ、改竄された跡がありました~」
セニア「改竄? エリアル王国製のコンピュータに? そんなの、あたし以外にできるヤツなんて……あっ! 渾沌!?」
メフィル「え~と……聞いた事ある様な気がしますけど~……誰でしたっけ?」
セニア「凄腕のクラッカーよ。本名は不明。何度も情報局にサイバーテロを仕掛けてきたわ」
ウェンディ「確か……セニア様のライバルとか聞いた記憶が」
セニア「あんなの、ライバルじゃないわよ! ……確かに、何度かしてやられたけどね」
シモーヌ「コンピュータ関係でセニア様を出し抜いたんですか? それはまた、凄腕の相手ですね」
セニア「メフィル、こっからデータ検索できる?」
メフィル「あ、はい。できますけど~、どうせならデュカキスでやった方が早くないですかぁ?」
セニア「あ、そうね……電算室に行きましょ」

セニア「……なるほどね、これか」
メフィル「はい~。改竄跡ですよねぇ、これって」
セニア「確かにそうなんだけど、このプログラムって、改獣の基本情動抑制プログラムでしょ? こんな基本的なトコにウィルス仕込めるかなぁ……」
メフィル「じゃあ、このプログラムを組んだ時から、入ってたと~?」
セニア「ええ、エリアル王国が、最初から仕組んでいた……その可能性は否定できないわ」
メフィル「でも、この改竄はぁ、混沌がやったってぇ、セニア様は仰ってましたよねぇ?」
セニア「そうよ。つまり、渾沌とエリアル王国は、陰で繋がってるかもしれない……あたしはそう思っている」
メフィル「死の商人と凄腕クラッカーが手を組んでるんですかぁ? それは一大事ですよ~」
セニア「詳しい事は、もっと調査してみないとわからないけど……シュテドニアスの分裂と同じくらい大変な事よね」
メフィル「とにかく、政府にはエリアル王国製の部品を総チェックする様に、報告してみます~」
セニア「まあ、多分無理だろうけどね。数が多すぎるもん。それに、それを言い出したらこのフリングホルニだって、一部はエリアル王国製の部品を使ってるし」
メフィル「そうですねぇ……」
セニア「この改竄跡だけじゃ、証拠としては弱いわ。何とかエリアル王国の尻尾を捕まえないと」

フォルシュ「では、私は任務が完了しましたので下艦します」
ワグネル「お疲れ様でした。で、実際のところ評価はどうなんです?」
フォルシュ「具体的な事は教えられませんが、悪くない、とだけ言っておきます」
ワグネル「それは何よりです」
フォルシュ「ただ、クルーの中に問題児が多いのは何とかした方がいいですね」
ワグネル「んー、その方が熱気があっていいんじゃないでしょうか?」
フォルシュ「評議長……失礼ですが、いい加減すぎます」
ワグネル「評議長はやめてくださいよ。代表と呼んでください」
フォルシュ「……では代表。くれぐれもしっかり統括してください」
ワグネル「前向きに善処しましょう」
フォルシュ「ふう……余り期待できそうにないですえ。それでは」
ワグネル「はい、さようなら」
【シナリオエンドデモ終了】


● 「プレシアフラグ」成立 → No14「ロドニー捕囚」 へ進む

  「北部だ」を選択 → No16「エルシーネの演説」 へ進む

  「……南部だ」を選択 → No18「二つの正義」 へ進む

● 「プレシアフラグ」成立 → No20「エラン・ゼノサキス」 へ進む

  「プレシアフラグ」不成立 → No21「もう一機のサイバスター」 へ進む


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