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No.22
テロリスト鎮圧

【シナリオデモ開始】
セニア「やった、やった! 聞いてよ!」
マサキ「いきなり入ってきて何だよ」
リューネ「お金でも拾ったの?」
セニア「リューネじゃあるまいし。情報機関の成果が早速出たのよ」
マサキ「成果って……動き出したのは昨日だろ? 昨日の今日で何がわかるんだよ」
セニア「甘いわね。正式に動き出したのは昨日でも、これまで地道に色々やってたんだから」
リューネ「そういや、予算がどうとか言ってたね」
マサキ「それで、何がわかったんだよ?」
セニア「テロリスト、『霍奕の細胞』のアジトよ」
マキサ「かくえき……って、何だっけ?」
セニア「オンガレッドよ、オンガレッド!」
マサキ「ああ、あの嫌味ったらしいおっさんか!」
リューネ「あいつのアジトがわかったの?」
セニア「だから、そう言ってるでしょ。サイツェット州、ギナス山のふもとよ」
マサキ「確か……北の方にある山だったな。そんなトコに隠れてたのか」
セニア「見つけるの、苦労したんだから」
マサキ「そいつは大変だったな。お疲れさん」
セニア「へへん。もっと褒めて、褒めて」
リューネ「さすが、セニア。すごいよねぇ。こういう事だけは」
マサキ「そうだな。メカやコンピュータにかけちゃセニアの右に出るもんはいねぇよ。あ、いや、ウェンディもすごいがな」
リューネ「いつも予算ふんだくってる甲斐があったってものよね」
セニア「……何だか褒められてる気がしないけど……ま、いいわ。そういうワケだから、アジト殲滅作戦を提案するわ」
リューネ「それはいいけど……報酬はあるの?
セニア「一応、オンガレッドとかを捕まえたらラングラン政府から報酬は出るけど、金額的にうまみはないわね」
マサキ「銭金の問題じゃねぇ。テロリストなんざ、根絶やしにするしかねぇんだよ!」
プレシア「お兄ちゃん、相変わらずテロリストには厳しいなぁ」
リューネ「気持ちはわかるけど、報奨金は重要だよ」
セニア「そうよね。先立つものがないと整備や改造にも一苦労だし」
マサキ「あー、あー、わかったよ。じゃ、俺一人でやってきてやらぁ!」
リューネ「もう、誰も反対だなんて言ってないでしょ」
セニア「出撃メンバーを絞ってやればいいのよ。その方が効率的だし、敵にも見つかりにくいから」
マサキ「じゃあ、それでいくか。メンバーは何人くらいだ?」
セニア「アジトの規模からすると、7人いれば何とかなると思う」
マサキ「フリングホルニは使わないんだな?」
セニア「うん。あれ動かすだけでかなり費用がかかるから」
リューネ「空飛ぶ金食い虫だよね」
マサキ「よし、それじゃメンバーを決めてテロリストのアジトへ行くぞ!」
リューネ「代表に相談しないの?」
マサキ「あー、忘れてた。でも代表なら反対しないだろ」
ワグネル「んー、確かにそうなんですが、忘れられていたのは悲しいですね」
マサキ「うおっ!? 代表、いたのか?」
ワグネル「ええ、隠れて聞いていました」
マサキ「隠れてって……趣味悪いぞ」
ワグネル「ともかく、反対はしませんよ。アンティラス隊全体で行動する作戦でない限り、私は口を出しません」
マサキ「それは許可したって意味か?」
ワグネル「反対はしませんが、許可もしません。あなた方の自由意志で行ってください」
セニア「許可したら、おじさんが責任とんなきゃいけなくなるもんね」
ワグネル「あなた方皆の行動に対して責任とれなどというのは、無茶な話ですよ」
マサキ「つまり、黙認か」
ワグネル「んー、そういう事になりますね」
マサキ「じゃ、ちょいと行ってくる。なんかあったら連絡くれ」
ワグネル「ええ、くれぐれも無理はしない様にお願いしますよ」

ミオ「で、このメンバーになったワケね」
マサキ「まあな……」
リューネ「あたしは外せないでしょ?」
シモーヌ「ザインならそのままでもステルス性が高いからね」
セニア「あたしがいないと色々困るでしょ」
プレシア「お兄ちゃんが心配だし……」
ミオ「見事に女の子ばっかり。嬉しい? マサキ」
マサキ「何言ってやがる」
ゲンナジー「……俺もいるんだが」
リューネ「ひゃっ!? びっくりした! ……って、前にもこんな事があった気がする」
ミオ「ゲンちゃんってば、素でステルス機能付いてるもんねぇ」
マサキ「これで7人、全員だな? みんな、隠形の咒素子は準備してるな?」
リューネ「怠りなし」
マサキ「よし、それじゃいくぞ」

〔カーソル、王都ラングラン→ギナス山方面へ移動〕
ミオ「こうやってると、ロドニーのおっちゃんを助けるために、シュテドニアスに潜入した時の事、思い出すなぁ」
リューネ「あれ? あれってあたしが一緒じゃなかったっけ?」
ミオ「え? そうだっけ?」
リューネ「マサキ、覚えてない?」
マサキ「えっ? あー……なんか俺も、記憶がごっちゃになってるな。ミオと一緒だった気もするし、リューネと一緒だった気もする。ま、どっちでもいいじゃねぇか」
リューネ「もう、いい加減なんだから」
ミイオ「それって、シュレーディンガーの猫状態だよね。両方の状態が重なってる」
リューネ「観察者によって結果が変わるって事?」
ミオ「そーそー。両方アリって事で、都合のいい解釈よね」
マサキ「いつまでもグダグダ喋ってんじゃねぇ。そろそろ電波規制だ。いいな?」
ミオ「了解」
〔カーソル、ギナス山へ移動〕
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「テロリスト鎮圧」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
マサキ「セニア、本当にここか?」
セニア「間違いないってば。ダウザーだって反応してるし」
ドレップ「執友オンガレッド! 魔装機神が!」
オンガレッド「これは……どうやってここを……」
ドレップ「どうしますか、執友!」
オンガレッド「考えるのは後にしよう。迎撃するしかあるまい」
ドレップ「了解!」
〔敵ユニット出現〕
ミオ「わっ! 出てきた出てきた!」
セニア「ほらね」
オンガレッド「今出られるのはこれだけか?」
ドレップ「はい、整備中でしたので」
オンガレッド「……ならば、アレを使うか」
ドレップ「アレと言いますと……アレですか?」
オンガレッド「アレしかないだろう」
ドレップ「しかし……アレを稼働させると、ここの全機能が」
オンガレッド「見つかってしまった以上、もうここには用はないのだよ。幸い、引っ越し先も決まった」
ドレップ「なるほど……了解。電磁砲台、起動!」
〔電磁砲台、出現〕
マサキ「何だ、ありゃ?」
セニア「電磁砲台……しかもかなりの出力があるみたいね」
シモーヌ「後から狙われちゃ、たまんないわね」
リューネ「サクッと潰しちゃおうよ」
オンガレッド「基地内の執友に告げる! 総員各個退避せよ! 私達が時間を稼ぐ」
<戦闘開始>

<敵全滅or3EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ウーフ「やはりここにいたか、アンティラス隊」
マサキ「ウーフか!?」
カテキス「おいおい、僕もいるって事、忘れてもらっちゃ困るな」
ミオ「……カテキスっ!!」
マサキ「どこにでも出てきやがるな、ヴォルクルス教団ってのは!」

<マサキvsオンガレッド>
オンガレッド「まったく……忌々しい魔装機神めが」
マサキ「それはこっちのセリフだ! テロリストがっ!」
オンガレッド「テロリストではない。革命家だ」
マサキ「関係ない人間を巻き込んだら、それはテロリストなんだよっ!」

<ミオvsカテキス>
ミオ「…………」
カテキス「ん? どうしたんだい? あのハゲの仇を討つ、とか言ってわめき散らすかと思ったのに」
ミオ「ふん……ペテン師風情に、そこまでの価値なんてないわよ。ティアンさんの遺志は、ラスフィトートを復活させない事、ひいては、ラ・ギアスの平穏を護る事!」
カテキス「ペテン師だと……貴様ぁっ!!」

<ゲンナジーvsドレップ>
ゲンナジー「む……」
ドレップ「ふむ……」
ゲンナジー「…………」
ドレップ「…………」
ミオ「ちょっと、そこの二人! キャラ被ってんじゃない?」

<セニアvsオンガレッド>
セニア「あんた達、そのスヴェンドタイプ、どこから手に入れたのよ!?」
オンガレッド「我々の理想に賛同してくれる同志はいくらでもいるのでね」
セニア「それって、エリアル王国ね!?」
オンガレッド「さて、どうかな?」

<オンガレッド撃破>
オンガレッド「くっ……またしても敗れたか。まあいい。この地での作戦は終了した。後は予定通り、向こうに向かうのみ」
〔敵ユニット撃破〕

<ドレップ撃破>
ドレップ「むぅ……やられた。撤退する」
〔敵ユニット撃破〕

<敵全滅・勝利条件達成>
マサキ「これっで全部だな」
リューネ「みたいだね」
ゲンナジー「ふむ、どうやらテロリスト共は全員ここを引き払った様だ」
セニア「みんな、中に入るわよ」
ミオ「えっ? ちょっと待って! 危なくない?」
セニア「どうして?」
ミオ「だってさ、こういうアジトって、大抵自爆するってのがパターンでしょ」
セニア「だーいじょうぶ。エネルギー反応はほとんど消えてるから。さっきの電磁砲台で、使い尽くしちゃったみたいね」
ミオ「うーん、だったらいいんだけど」
セニア「とにかく入りましょ」
マサキ「全員で行くのもまずいだろ。俺とセニア、それから……」
ミオ「あ、あたしも行く!」
シモーヌ「あたしも行っていい?」
マサキ「OK。それじゃ、ミオとシモーヌ追加だ。他のみんなは外で待っててくれ」
リューネ「了解。気を付けてね」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マサキ「こりゃあ……鉱山跡か?」
セニア「そうね。けど、かなり古いものよ。ギナス山は銀山で有名だったけど、それって1500年くらい前の話だし」
ミオ「1500年って……すっごい昔じゃない!」
セニア「忘れたの? ラングランの歴史は5万年よ」
ミオ「そりゃあ……聞いてはいたけど」
マサキ「ヴォルクルスの神殿跡なんかもそれくらい古いのか?」
セニア「ピンキリね。古いのはそれこそ、先史文明時代までさかのぼるし。新しいものだったら、5000年くらい前のがいくつか知られてるわ」
ミオ「新しいのが5000年だってさ。スケールが違いすぎて実感湧かない」
マサキ「おい、灯りが見えてきたぞ」
セニア「あ、アジトの…入り口ね。行ってみましょ」

ミオ「うひーっ、きったなー! 何これ、ゴミだらけ」
シモーヌ「だらしない連中だったみたいね」
ミオ「連中、男しかいなかったみたいだし、掃除とかしてなかったんだろうなー」
セニア「おっ、コンピュータ生きてる。データは……と。あちゃあ、さすがに自動消去してるか」
マサキ「ダメなのか?」
セニア「フッフッフ、バカ言わないで。このあたしを誰だと思ってるの? サルベージなんてお茶の子さいさいよ」
ミオ「お茶の子さいさいって……最近聞かないフレーズだなぁ」
セニア「よしよし、これで完了。ほーら、出てきた出てきた」
マサキ「うまくいったのか?」
セニア「当然よ。ストレージを物理的に破壊しない限り、あたしの手から逃れられるワケないんだから。後はこのデータをフリングホルニのデュカキスで解析すれば完了」
セニア「よし、そいじゃ戻るか。ん? 何やってんだ、シモーヌ?」
シモーヌ「え? いや、何か宝物でも隠してんじゃないかと」
マサキ「山賊じゃねぇんだ。そんなもん……」
シモーヌ「あ! 何これ? 宝箱?」
ミオ「わっ! ホントだ、いかにもって感じの宝箱だ!」
マサキ「……RPGかよ」
ミオ「ミミックだったりしてね」
セニア「ちょっと見せて。なんだ。これ、アンティーク風のどこにでもある金庫よ」
シモーヌ「なんだ、そうだったんですか」
セニア「鍵は最新式だけど、こんなの簡単に開けられるわよ。ちょっと待って……〔解除音〕はい、開いた」
ミオ「セニアさんの職業は盗賊に決定だね」
マサキ「そう言うお前は、遊び人だろうが」
シモーヌ「開けても大丈夫ですか?」
セニア「トラップなんてないわよ。大丈夫」
シモーヌ「それじゃ……〔ドアの開閉音〕何これ?」
セニア「うわっ、これ、オリハルコニウムのインゴットじゃない。結構あるわね」
シモーヌ「ホントにあったんだ、お宝」
マサキ「オリハルコニウムって高いんだろ?」
セニア「うん。このインゴット一本で100万くらいする……あれ? 下に何かある」
シモーヌ「何よ、これ。インゴットがあるのは上だけで、下は本? 上げ底?」
[イベント「テロリストの宝物」]
ミオ「ややっ! この本は……18禁!!」
シモーヌ「……また、仰々しい隠し方したね」
マサキ「……そこは流してやれ。男ってのはそういうもんだ」
シモーヌ「へぇ、マサキもこんな風にエロ本隠したりするんだ?」
マサキ「いちいち口に出すな!」
〔物音〕
シモーヌ「あれ? 今なんか音がしなかった?」

マサキ「あ、ああ。気のせいじゃなかったのか」
ミオ「カチって言ったよ、カチって」
セニア「ちょっと、静かに!」
マサキ「え? ああ……」
〔非常警報〕
〔爆発音〕
〔画面、震動〕

セニア「……!? やばっ!? この音って……機械式自壊装置!?」
マサキ「自壊装置って……ここが崩れるってのか?」
セニア「急いで脱出っ!!」
ニオ「うひゃあ! エロ本と共に自爆って、ある意味究極の隠し方!」
マサキ「妙なところに感心するなっ! 急ぐぞっ!!」

マサキ「ふう……何とか間に合ったか」
ミオ「エロ本と共に消ゆ……ナムナム」
シモーヌ「テロリストって言っても、所詮は男の子って事だねぇ」
セニア「やーね、男って。データよりも大事にしてたんだろうねぇ」
シモーヌ「ですよねー。こそこそしちゃって。よっぽど見られたくなかったんだねー」
ミオ「テロリストじゃなくてエロリスト……なんちゃって」
ゴジョー「……おっしょさん、そのダジャレはどうかと思いまっせ」
ミオ「いーの。すべり芸も芸の内」
マサキ「……お前等を連れていったのは間違いだったぜ。俺はッ! 今ッ! 生まれて初めてッ! 心の底からテロリストに同情するッ!」
【シナリオエンドデモ終了】


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