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No.30
エランの目的

【シナリオデモ1開始】
ヤンロン「それは確かなんだな?」
ベッキー「ああ、間違いないよ。ほら、この通り、データも出てる」
シモーヌ「謎の空洞ねぇ……昨日はそんなの、なかったんだろ?」
ウェンディ「なかった、のではなく、見つからなかった、というのが正しいわ。すごく特殊な結界が張ってあったの」
ライコウ「……色々調べてみたが、ここに空洞があるなど、今まで誰も知らなかった」
マサキ「エランの野郎はこのことを言っていたのか?」
ミオ「地下の空洞……何だかすごく嫌な予感がする。ねぇ、調査なんてやめよう?」
マサキ「はあ? いきなり何言って……あ……」
ミオ「……怖いのよ、あたし」
マサキ「……すまん。そうか、ティアンが……」
ガエン「くだらん。そんな感傷などムダだ」
マサキ「お前は黙ってろ!」
ガエン「いや、言わせてもらう。状況を見る限り、この空洞がラスフィトートあるいはヴォルクルスの神殿である可能性は高い。それを調査するのは、アンティラス隊の設立目的、ラ・ギアスの危機に立ち向かう事に直接繋がる」
マサキ「くっ……お前は……」
ガエン「反論できるならしてみろ」
マサキ「…………」
ワグネル「ガエンの言う事にも一理あります。ですがm隊員の精神状態を考慮すれば、今回の任務は、ミオには不適当だと私は判断します。ですので、ミオを除いた他のメンバーで地下の調査に当たる事とします」
ガエン「……そうか。それなら文句はない」
ミオ「あ、あの……あたし……」
ワグネル「無理はしなくていいですよ」
ミオ「は、はい……」
テュッティ「調査するといっても、この前みたいな罠がある可能性も考えないと。中に入る前に事前調査が必要ね」
ウェンディ「それは私達で調べてみるわ。しばらく待ってて」

ウェンディ「えーと、調査の結果なんですけど……その、何というか……」
マサキ「ウェンディにしちゃ、歯切れが悪いな。何かあったのか?」
ウェンディ「ううん、逆なの。わからない事だらけ」
マサキ「ウェンディとセニア、二人がかりでもか」
セニア「かなり強力な結界なのよ。いくら一部が弱まっているっていったって、そこから内部までのサーチは無理」
ウェンディ「無人探査機も使ってみたけど、結界に跳ね返されるの」
セニア「プラーナがないと通れない結界なのよね」
ウェンディ「念のため、無人機に疑似プラーナをまとわせてみたけど、ダメだったわ」
マサキ「……結局、直接乗り込んで調べるしか手がねぇって事か」
ウェンディ「残念ながら……」
ベッキー「結界の穴のサイズは、魔装機が通れるんだろ?」
ウェンディ「ええ、さすがにフリングホルニは無理だけど」
ベッキー「じゃあ、みんなで魔装機で乗り込むのが一番じゃないかい?」
ヤンロン「そうだな……分散するのは危険だ」
テュッティ「ええ……以前のカテキスみたいなケースも考えられるものね」
ワグネル「やはりそこに結論は落ち着きますね。ミオを除いた全操者で、地下を直接調査してください」
ミオ「みんな……ごめんね」
マサキ「謝る必要はねけよ。第一今お前はプラーナが不安定なんだ。行っても役には立たねぇだろ」
ミオ「うん……そうだね。そう言ってもらった方が気が楽かな」
ウェンディ「あ、マサキ。サイバスターには私も乗せて」
マサキ「え? ああ、その方が調査には都合がいいか。準備に時間は掛かりそうか?」
ウェンディ「ううん。後部にサブシートを付けて端末を繋げばいいだけだから」
マサキ「そっか、じゃ、すぐだな」
ワグネル「では、お願いします」

ベッキー「……確かにこの前の洞窟とそっくりだね」
テュッティ「ええ、感じる気配も……同じ」
マサキ「そう……なのか?」
テュッティ「あら、マサキは感じないの?」
ヤンロン「感覚が鈍ってるんじゃないのか?」
マサキ「う、うるせぇな、ウェンディが一緒だから、集中できねぇんだよ」
ウェンディ「えっ? あ……ごめんなさい」
マサキ「い、いや! ウェンディが悪いんじゃねぇよ! まずいな……余計意識しちまう」
ウェンディ「え? 何か言った?」
マサキ「き、気にすんな! 調査のほうに集中してくれ」
ウェンディ「わかったわ」
テュッティ「あったわ、結界のほころび。ここから中に入れそうね」
ガエン「いや、待て」
ヤンロン「どうした、ガエン」
ガエン「まだ結界には触れるな。このやり口は……記憶にある」
シモーヌ「というと……ヴォルクルス教団の?」
ガエン「ああ、間違いない。結界に触れると発動するトラップだ」
セニア「解除方法は?」
ガエン「解咒の咒問がある。待ってろ、すぐに終わる。……完了だ」
マサキ「よし、行くぞ」
テュッティ「待って! 今何か……」
マサキ「? 何か反応があったか? 記録にはねぇぞ」
ヤンロン「いや、僕も感じた。センサーでは感じ取れない何かだ。向こうの方だったな」
テュッティ「調べに行きましょう、ヤンロン」
ヤンロン「ああ、そうだな」
ガエン「俺も付いていこう。罠の可能性もある」
マサキ「じゃ、残りのメンバーは結界の先に進む。用心しろよ」

マサキ「ん? あれは……門か?」
ウェンディ「マサキ! あれ!! あの残骸……」

マサキ「っ!? ゼルヴォイド……? エランがいたのか!?」
ウェンディ「ううん、違う……どう見てもかなり古いものよ。10年どころか、100年以上経ってるかも」
デメクサ「リーディングで調べてみます」
セニア「あたし、炭素同位測定でやってみる」
マサキ「どういう事だ、これは?」
ウェンディ「わからないけど……あのゼルヴォイドはかなり昔から存在するものだったのは確かみたい……」
デメクサ「ああ、これは戦って敗れた無念の思いですね……薄れ具合から、7、800年は経ってます」
セニア「こっちのは、炭素同位測定で1000年。プラスマイナス50年ってトコね」
マサキ「1000年前だと……?」
ウェンディ「それじゃあやっぱり……姉さんがこれを見て……?」
マサキ「そんなことは気にすんな! 門ぢアハ、この先に何があるか、だ」
リューネ「うん。エランはこの事を知っていた。それに、見せたかったのは多分、この門の先にある光景……」
セニア「謎は残るけど、まずは先に進むべきね」
マサキ「そうだな。門は開きそうか?」
デメクサ「ええ、特に結界も残してありません。押せば開きますよ」
マサキ「……よし、入るぞ」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「エランの目的」


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現〕
マサキ「こいつは……ラスフィトートとやらの神殿に似てるな」
ウェンディ「ええ……ヴォルクルスの神殿とは少し違う……」
セニア「ここにも古代文字か……これだけサンプルがあっても解読できないなんてね」
マサキ「ったく……ヴォルクルスといい、ラスフィトートといい、ろくな神さんがいねぇんだな」
????(画面オフ)「そんな簡単に割り切れるなら、だれも苦労しないよ」
マサキ「!? この声は……」
〔敵ユニット出現〕
エラン「善悪二元論で全てが解決すると思ってるなら、おめでたいなと言ってるんだよ、マサキ」
マサキ「エラン!! どういう意味だ!?」
エラン「やっぱりね。自分が戦おうとしてる相手の事も知らないんだな、君は。ラスフィトートは、調和神なのさ。簡単に言うとm平和の神だよ」
マサキ「平和だと? ティアンを殺しておいてか!?」
エラン「それは、ラスフィトートの復活を阻止しようとして死んだだけで、ラスフィトートのせいじゃない。何か勘違いしてないか?」
マサキ「てめぇ……」
ベッキー「バカにすんじゃないよ!」
マサキ「!? ベッキー……」
ベッキー「ティアンはね、ここでやらなきゃいけないと感じたから、やったんだ。魔装機操者としてね!」
エラン「ああ、ベッキー……だったっけ? 君もわかってないな。言っておくけど、僕はティアンをバカにしてるワケでも、ラスフィトートを弁護してるワケでもないんだよ」
ベッキー「…じゃあ、さっきの言い草はなんだい」
エラン「物わかりの悪い君達に、懇切丁寧に教えてあげてるんだよ。ラスフィトートがどういう存在なのか、君達は知りもせずに戦うつもりだったのかい?」
マサキ「てめぇは知ってるのかよ?」
エラン「少なくとも君達よりはね。僕は……いや、僕の一族は、ラスフィトートの天敵なんだから」
セニア「天敵って……あんたもしかして、ラスフィトートのと戦った事があるの?」
エラン「当然だろ。もっとも、相手は分身だったけどね。封印程度なら、今の僕には造作もない事さ。ただし、剣神ランドールがやったみたいな長期封印は、さすがの僕でも……」
????(画面オフ)「そこまでにしてもらおうか、エラン」
エラン「ああ、やっと来たね」
〔敵ユニット出現〕
カテキス「ちっ、予測済みって顔してるな」
エラン「当然だろ。それで、準備は終わったのかい?」
カテキス「さあな、お前に教えてやるつもりはないよ」
エラン「なるおど、終わったんだ。それじゃ、僕の役目はここまでかな。マサキ、最後に一つだけ忠告しておくよ。最後に信じられるのは自分自身だけだ。それを忘れない様に」
〔敵ユニット離脱〕
マサキ「あっ!?おい、待て! ……あいつ、一体何を……」
カテキス「ほほう、逃げだすとは殊勝なヤツだ。さあ、それじゃ僕の相手をしてもらう!」
〔魔法陣出現〕
〔敵ユニット出現〕

<戦闘開始>

<ゲンナジーvsウーフ>

ゲンナジー「……仇討ち、などとは言わん。ティアンの遺志を受け継ぎ、貴様を倒す!」
ウーフ「ほう、意外と口がまわるな」

<ゲンナジーvsカテキス>
ゲンナジー「貴様は……この手で倒す!」

<ベッキーvsウーフ>
ベッキー「ティアンの事といい、さっきの事といい……あんた、汚すぎるよ!」
ウーフ「汚い、か。そんな価値観など、俺には不要だ」

<ベッキーvsカテキス>
ベッキー「あんたには恨み辛みがあるけど……そんなもん抜きでも、倒すべき相手にゃ間違いないねっ!」
カテキス「ははっ! 口だけは一人前だな! できるものかよっ!」

<カテキスに命中(戦闘後)>
※※マサキが命中の場合のセリフ※※
マサキ「何だっ!?まったく効いてねぇ!?」
※※リューネが命中の場合のセリフ※※
リューネ「こ……こいつは!?こっちの攻撃が全然効いてない!?」
※※プレシアが命中の場合のセリフ※※
プレシア「な、何これ!? 何でこんなに硬いの!?」
※※ゲンナジーが命中の場合のセリフ※※
ゲンナジー「ぬうっ!?傷一つつかんのか!?」
※※シモーヌが命中の場合のセリフ※※
シモーヌ「何よ、これ!?いくら何でも防御力高すぎ!」
※※ベッキーが命中の場合のセリフ※※
ベッキー「な、なんだい、なんだい!? 反則だろ、その硬さ!」
※※デメクサが命中の場合のセリフ※※
デメクサ「あらら……参りましたね。あの魔法陣が原因……でしょうか?」
※※ツレインが命中の場合のセリフ※※
ツレイン「バカなっ!? 傷一つついていないなんて!?」
※※メフィルが命中の場合のセリフ※※
メフィル「あれぇ~? 当たったはずなんですけどぉ……」
※※ギドが命中の場合のセリフ※※
ギド「跳ね返された……攻撃が効かんのか?」
※※セニアが命中の場合のセリフ※※
セニア「ウソッ!? いくら何でも、かすり傷一つつけられないなんて……!」

カテキス「ふははっ! ムダだ! 今の僕は無敵。お前達に勝ち目はない」
マサキ「くそっ! こっちからは手が出せねぇってのか!?」
ウェンディ「あの魔法陣ね……あそこから引きずり出す事ができれば……」
マサキ「もう一度、俺がやってみる。何か手がかりを掴んでやる!」
〔マサキ、回復〕
〔マサキ、カテキスへ隣接〕

マサキ「てめぇ、異教だぞ! そこから出て戦え!!」
〔マサキ、カテキスへ攻撃〕
カテキス「はっ、バカを言うな! 僕は今、ラスフィトートの力を借りてるんだ。お前らなんか、ゴミクズも同然なんだよ! 覚悟するんだなっ!!」
[イベント戦闘「マサキvsカテキス」]
マサキ「ちっ……いい気になりやがって!」
〔敵ユニット出現〕
ウーフ「……まったくだ。見苦しいにもほどがある」
カテキス「何だと? おい、ウーフ! そっちに向かった連中の始末はつけたんだろうな!?」
ウーフ「人の心配をしている暇があるなら、自分の心配をしたらどうだ?」
カテキスおい、待てよ。それはどういう意味だ?」
ウーフ「貴様の魔力キャパシティは確かに大きいが……そろそろ限界だろう」
カテキス「なっ……何を……〔カテキス、発光〕ぐっ!? ぐあぁぁっ!? い、いてぇ……熱い……身体が……灼けるっ!?」
ウーフ「ラスフィトートの力を受け続けていれば、いずれそうなるのは、わかっていた事」
カテキス「ぐっ……な、何だと……そんな話は……聞いて……ぐうぅぅっ!!」
ウーフ「それでいい。貴様のその魂が、ラスフィトート復活の贄となってくれる」
カテキス「だっ……騙したのか……ぼ……僕を……この僕をっ!?」
ウーフ「喜んでいいぞ。貴様の魂はラスフィトートと相性がいい。これならば復活もうまくいく」
カテキス「こ……んな事を……して……ただで済む……と……銀の……魔法師……カテキスを……」
ウーフ「騙るのはやめておけ、カテキス。いや、ヌル・ツーホーク」
カテキス「……お前っ……その名を……」
ウーフ「知らぬとでも思ったか、詐欺師よ。貴様如きが魔法師を名乗るなどおこがましい」
カテキス「お……おのれ……う、う……うおぉぉぉぉっ!!」
〔画面、フラッシュ〕
〔敵ユニット撃破〕

ウーフ「ふむ、成功だ」
マサキ「何だと……」
〔邪神降臨〕
〔敵ユニット出現〕

[イベント「調和神ラスフィトート」]
????(ラスフィトート)「……聞こえるか? 儚き者共よ……」
マサキ「な、何だっ!? 頭の中に直接……!?」
ウェンディ「これは……ラスフィトートの声?」
ラスフィトート「いかにも。我が名はラスフィトート。長和神である」
セニア「まさか……復活したの!?」
ラスフィトート「いや……未だ我が力戻らず、この思念は我が力の一部に過ぎぬ」
マサキ「一部だと? ……それでこのプレッシャーかよ」
ラスフィトート「我は争いを好まぬ。武器を捨てよ」
マサキ「バカ言え!」
ラスフィトート「我が真意が伝わらぬか? 戦いは戦いを生む……お前達もその事は身に染みておろう」
マサキ「……っ!?」
ラスフィトート「我は調和の神。我が力がラ・ギアスを蔽えば、世界に争いはなくなる」
マサキ「そんな事……できるワケねぇだろうが!」
ラスフィトート「異な事を。お前達はそれを目標としているのではないのか?」
マサキ「うっ……そ、それは……」
〔発光音〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現済み〕
マーガレット「立ち塞がる相手を全て力で叩き伏せてきたあなた達に、テロリストをどうこう言う資格はない!」
〔発光音〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ2終了】

【戦闘マップ3開始】

〔敵ユニット出現済み〕
ムデカ「それだけ貴様の罪が重いという事だ! 力だけで全てを収めようとするお前達は、憎しみしか生まん!」
〔発光音〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ3終了】

【シナリオデモ2開始】

エルシーネ「ただ、皆様にも考えて頂きたいのです」
マサキ「考えるって、何を?」
エルシーネ「戦わずに対立を収める方法です」
マサキ「……それができりゃ、苦労しねぇよ」
エルシーネ「そうでしょうか? 後ろ盾を何も持たないわたくしがこういう事を言うのは何ですが……皆様には力があります。その力は、振るうためにあるのではなく、抑止するためにあるのでは?」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ4開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
マサキ「け、けど……俺は……俺達は……」
ラスフィトート「お前は平和を望むのだろう? これ以上憎しみを向けられるのは耐えられまい?」
マサキ「……い、いや……しかし……」
〔味方ユニット出現〕
テュッティ「マサキ、惑わされないで!」
ヤンロン「わからんのか、マサキ! この邪悪なプラーナが!」
クロ「ヤンロンさん、テュッティさん!」
テュッティ「マサキ! あんな言葉に耳を貸しちゃダメ!」
マサキ「け……けどよ……俺達は……戦う度に憎しみを生んでる……マーガレットや、ムデカ……エルシーネにも言われた……一体……何が正しいんだ……」
ヤンロン「理屈で考えるな! 感じろ!」
テュッティ「ヤンロン、問題がないわ!」
ヤンロン「……その様だな。こいつをこのまま復活させるワケにはいかん!」
テュッティ「ええ……全身全霊を懸けて止めてみせるっ!」
〔ヤンロンの頭上に光〕
ヤンロン「むっ……これは……」
〔テュッティの頭上に光〕
テュッティ「聞こえる…ガッドの声が……」
ヤンロン「ああ……そうだ。そうだな、グランバ……」
[イベント「水・炎、ポゼッション!」]
〔ポゼッションの発動音〕
ウェンディ「あれは……ポゼッション!」
マサキ「な……あの二人がか?」
テュッティ「そう、この時のための力……いくわよ、ヤンロン!」
ヤンロン「おう!!」

〔ヤンロン、ラスフィトートへ隣接〕
〔テュッティ、ラスフィトートへ隣接〕

マサキ「よせっ! 二人共! ティアンはそれで……」
ウェンディ「止めちゃダメ!」
マサキ「えっ!? ウェンディ、何で……?」
ウェンディ「わからないの? 精霊達の声が……聞こえないの? マサキ……」
マサキ「精霊の……声? い、いや……俺には何も……」
ウェンディ「そんな……それじゃ、マサキは……いえ、サイバスターは……」
マサキ「!? 何だ!? 動かねぇ!? 故障か!?」
ウェンディ「ああ……やっぱり……」
マサキ「どういう事だ、ウェンディ!?」
ウェンディ「そ……それは……」
マサキ「故障じゃねぇのかよ!? くそっ! 動け! 動いてくれっ!!」
テュッティ「くっ……二人のポゼッションでも……」
ヤンロン「抑えるのが手一杯なのか……」
ラスフィトート「少しはやる様だが……その程度で我を抑えられると思っていたか?」
[イベント「調和神復活を抑えるガッデス」]
テュッティ「まだよっ! ガッデス、フルパワーでっ!!」
[イベント「調和神復活を抑えるグランヴェール」]
ヤンロン「全力を出し切るっ! 応えてくれ、グランヴェール!!」
[イベント「グランヴェール、ガッデス、フルパワー!」]
ラスフィトート「ぬっ!? まだ……そんな力が……」

ラスフィトート「あやつら以外にこれほどの力を持つ輩がいようとはな……誤算であった。此度の復活は諦めるしかあるまい……だが……世に戦いある限り……我の……力は……」
〔邪神崩壊〕
〔敵ユニット撃破〕

マサキ「ヤンロン! テュッティ!!」
ヤンロン「…………」
テュッティ「…………」
ウェンディ「二人共、プラーナの消費が激しすぎて気絶してるわ。早くフリングホルニに戻して治療しないと……」
ウーフ「まさかな……魔装機神2機もポゼッションを行ってくるとは……」
〔敵ユニット出現〕
エラン「意外だったって言いたいのかい? 僕にとっちゃ、ある程度予想の内だったけどね」
ウーフ「エラン……貴様……」
エラン「もっとも、マサキがサイバスターから拒否されるのは、少し意外だったな。まあ、早すぎて困る事もないからいいけど」
マサキ「サイバスターから拒否……だと?」
エラン「何だよわかってなかったのか? 今の君は、魔装機神の操者じゃないって事さ」
マサキ「な……お、俺が……」
エラン「浸ってるところ悪いんだが、君とこの二人は戦闘不可能だろ? ああ、心配は要らない。僕が全員、フリングホルニまで運んであげるよ」
リューネ「エラン! 動くんじゃないよ!」
エラン「いいから、いいから。僕の事より、ウーフに気を付けるんだね。さて、転送するよ」
〔エラン、ヤンロンへ隣接〕
〔味方ユニット離脱〕
〔エラン、マサキへ隣接〕

マサキ「エラン! お前一体どういう……」
エラン「まあ、一度こういう試練をくぐり抜けた方が、成長しやすいだろうからね。次に戦う事が楽しみだよ」
マサキ「こ、こらっ! 待てっ!!」
リューネ「エラン!!」
エラン「だから、僕の事よりウーフを気にしろって言ってるのに。魔装機神がいない状態で戦うって事、わかってるのかい?」
リューネ「うっ……」
エラン「言っておくけど、僕は手伝わないよ。ウーフと戦っても、得な事は何もないからね。それと、マサキ。魔装機神操者として必要なものが何だったか、見失ってないかい?」
マサキ「そ、それは……」
エラン「やっぱりね。ま、精霊の声が聞こえなくなってる以上、当然なんだろうけど。もう少し修行するんだね」
〔味方ユニット離脱〕
エラン「これで完了、と。それじゃ、後はよろしく」
〔敵ユニット離脱〕
ウーフ「エランめ……余計な事を……まあいい、貴様達だけでも倒しておくか」
リューネ「させるもんかっ!!」

<ウーフ撃破>
ウーフ「……今回は予想外の事態が多すぎたな。また会おう」
〔敵ユニット撃破〕

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ワグネル「調和神ラスフィトート……実在していたとは信じられません」
ガエン「ふん……あんなものが神であるものか」
ツレイン「わからないのは、どうしてヴォルクルス教団がラスフィトートを復活させようとしているのか、です」
シモーヌ「あの化け物、争いをやめろ、なんて言ってたね」
ギド「ヴォルクルス教団としては、利用価値があると考えているんだろう。実際、ラスフィトートの力を借りたカテキス……いや、ヌルだったか? 彼は無敵に近かった」
デメクサ「何となくですけど……ラスフィトートからは、ヴォルクルスと同じ様な力を感じましたよ」
ウェンディ「それは、同じ古代の神だからじゃないかしら?」
ベッキー「ああ、ウェンディ、戻ったのかい。それで、ヤンロンとテュッティの容態は?」
ウェンディ「……芳しくないわ。。プラーナを補給しても、意識が戻らないの」
ミオ「ごめん……こんな大事な時に……あたし、役に立てなかった……」
マサキ「……いや、ミオ。それを言うなら俺こそ、だ」
リューネ「マサキ……」
マサキ「俺は……魔装機神操者……失格なのか?」
ウェンディ「そんな事ない! ……はずよ」
ガエン「そんな慰めが何になる?」
リューネ「ガエン!!」
ガエン「お前はサイバスターに拒否された。それが現実だ。事実だ」
マサキ「そうだ……な」
ガエン「ならば、何が原因だったか考えろ。エランの言葉を思い出せ」
マサキ「あいつが……信用できるかよっ!」
ガエン「だがあいつは、貴様にできないポゼッションの使いこなしをやってみせている」
マサキ「…………」
リューネ「とにかく、今のままじゃダメ。イブンお婆さんの所に行きましょ」
ウェンディ「そうね……イブン様ならきっと導いてくださるはず」
ワグネル「ヤンロンとテュッティの治療もあります。アンティラス隊はソラティス神殿へ向かいましょう」
セニア「ちょっと待って! たった今、情報が入ったわ。同時に2箇所でテロ計画が実行中よ!」
ギド「何とタイミングの悪い……」
リューネ「同時って事は、部隊を二手に分けなきゃいけないって事だね?」
セニア「ええ、一つはラングラン、もう一つはここ、エリアル王国。距離が離れすぎてるから、それしかないわ。一応両政府にこの事は伝えるけど、どう出るかは不明よ。真剣に考えてくれたらいいんだけど……」
ワグネル「エリアル王国の協力は得られると思いますが、ラングランは微妙ですね」
リューネ「え? 逆じゃないの?」
セニア「それがね……最近のラングランは、あたし達に非協力的なのよ」
ブラッドロイ「ふむ……ラングランの方は成層圏での計画か。では、フリングホルニが必要だな」
リューネ「この航路だと、ソラティス神殿の近くまで行くね」
ワグネル「ええ、そこからあなたとウェンディ、マサキ、ヤンロン、テュッティはソラティス神殿へ向かってください」
リューネ「了解。任せて」
ワグネル「セニアとミオゲンナジー、デメクサ、ガエンはここに残って、エリアル王国へのテロに備えてください」
ライコウ「俺が案内します」
ワグネル「残りのメンバーは、フリングホルニでラングラン成層圏へ向かいます。途中、王都の近くで査察官を降ろします。査察官、一人でも大丈夫ですね?」
フォルシュ「はい、ご心配は無用です」
ギド「では、準備にかかろう」
【シナリオエンドデモ終了】


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