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No.31
往古来今、これを宙と謂う、四方上下、これを宇と謂う

【シナリオデモ1開始】
リューネ「それじゃ、あたしはマサキ達を連れて、ソラティス神殿に行くから」
ベッキー「ああ、気を付けて行くんだよ」
リューネ「そっちもね。魔装機神がいないんだから、無理はしちゃダメだよ」
ベッキー「わかってるって」
リューネ「じゃ、また後で」

シャリアン「航路順調。現在高度10ゼクゴーツ」
ホーリー「艦内気圧正常、エーテル推進、出力変化なし」
ブラッドロイ「さすが、俺の艦だ。ぶっつけ本番で成層圏に出てもびくともせん」
シャリアン「……いい加減、その、『俺の艦』って、やめてください」
ブラッドロイ「呼び方ぐらい、自由にさせてくれ、シャーリー」
シャリアン「わかった、わかったから、今後一切その呼び名で私を呼ぶな!」
ブラッドロイ「へいへい」
シモーヌ「前から気になってたんだけど、シャーリーって何?」
ブラッドロイ「ああ、それはな……」
シャリアン「艦長! 作戦中です。私語は謹んでください」
ブラッドロイ「ちぇっ」

[イベント「ラ・ギアスの成層圏」]
ギド「なかなか面白い眺めだな、これは」
ツレイン「あれ? ギドさんは、成層圏に出た事がなかったんですか?」
ギド「ああ、訓練はサボっていたからな」
ツレイン「ダメですよ、訓練はしっかりしないと」
ギウドそうだな、この景色を見逃していたのは失敗だった」
ツレイン「でしょう?」
ギド「地上で、成層圏から眺めた景色とは地平線の位置が違うな……なるほど、これが球状内部の見え方か」
ツレイン「地上は違うんですか?」
ギド「ああ、地平線が丸く見える」
ツレイン「へぇ……それはそれで、見てみたいですね」
ギド「ところで、ここから更に上空に行くとどうなるんだ?」
ツレイン「行けませんよ」
ギド「行けない? 宇宙はないのか?」
ツレイン「ここも宇宙といえば宇宙ですが……高度5000ゼクゴーツ辺りに、強力な結界があるんです」
ギド「成層圏よりかなり上だな……」
ツレイン「ええ」
ギド「その結界、誰が張ったんだ?」
ツレイン「さあ……有史以来、ずっとあるものだと聞いてますけど」
ギド「まあ、確かにこの世界では結界は珍しいものではないが……自然にできるものでもあるまい?」
ツレイン「えーと……僕はそういうのには詳しくないので……」
ワグネル「それに関しては諸説ありましてね。説明すると時間がかかりますので、また今度にしましょう。それより、作戦の概要を説明してください、ギド」
ギド「ああ、そうだった。作戦目的は高々度飛空船の護衛だ」
ベッキー「ちょっと待て。高々度飛空船ってなんだい? 聞いた事ある気がするけど」
ギド「私も資料でしか知らんが、この世界での人工衛星の様なもの、と思ってもらえればいい。高度は人工衛星よりも低いがm常に成層圏を飛び、各種観測データやGPS信号の発信などを行っている。成層圏は条約により、どこの国にも属さない公海扱いされており、飛空船も同様に全ての国にデータを提供している」
ベッキー「人工衛星はないのかい?」
ギド「この世界の状態を考えてみろ。放物線を描いて軌道上を飛べる物体は存在しない」
ベッキー「あー……ボールの裏側だっけ。なるほど、そりゃ無理だわ」
ギド「テロリストは、この飛空船を破壊する事で、混乱を起こそうとしている。それを阻止するのが任務だ」
ベッキー「ああ、わかりやすい説明、ありがとさん」
シャリアン「そろそろ、目的の場所だ。総員……」
ブラッドロイ「待て待て、それは俺のセリフだ。総員戦闘配置!」

【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
「往古来今、これを宙と謂う、四方上下、これを宇と謂う」


【戦闘マップ1開始】
〔第3軍ユニット出現済み〕
〔味方戦艦出現〕

ギド「これが高々度飛空船か」
ベッキー「こいつを護ればいいんだね?」
シャリアン「ああ。だが、注意しろ。この辺りは強い対流があるから、飛空船は流される。今は……西から東へ吹いているから、それを考慮しておけ」
シモーヌ「考慮って、実際にはどうすればいいの?」
シャリアン「移動させたくなければ、行く手を塞ぐ事だ。そうすれば飛空船は移動しない」
シモーヌ「じゃ、移動させたい場合は、道を空けてやればいいワケだ」
シャリアン「それはそうだが、敵が道を塞いでしまう場合もある。その場合は敵を排除しないと、飛空船は動かない。飛空船を護り通すか、この作戦空域から脱出させれば、作戦完了になる」


いつは……ラスフィトートとやrなお神殿に似てるな」
ウェンディ「ええ……ヴォルクルスの神殿とは少し違う……」
セニア「ここにも古代文字か……これだけサンプルがあっても解読できないなんてね」
マサキ「ったく……ヴォルクルスといい、ラスフィトートといい、ろくな神さんがいねぇんだな」
????(画面オフ)「そんな簡単に割り切れるなら、だれも苦労しないよ」
マサキ「!? この声は……」
〔敵ユニット出現〕
エラン「善悪二元論で全てが解決すると思ってるなら、おめでたいなと言ってるんだよ、マサキ」
マサキ「エラン!! どういう意味だ!?」
エラン「やっぱりね。自分が戦おうとしてる相手の事も知らないんだな、君は。ラスフィトートは、調和神なのさ。簡単に言うとm平和の神だよ」
マサキ「平和だと? ティアンを殺しておいてか!?」
エラン「それは、ラスフィトートの復活を阻止しようとして死んだだけで、ラスフィトートのせいじゃない。何か勘違いしてないか?」
マサキ「てめぇ……」
ベッキー「バカにすんじゃないよ!」
マサキ「!? ベッキー……」
ベッキー「ティアンはね、ここでやらなきゃいけないと感じたから、やったんだ。魔装機操者としてね!」
エラン「ああ、ベッキー……だったっけ? 君もわかってないな。言っておくけど、僕はティアンをバカにしてるワケでも、ラスフィトートを弁護してるワケでもないんだよ」
ベッキー「…じゃあ、さっきの言い草はなんだい」
エラン「物わかりの悪い君達に、懇切丁寧に教えてあげてるんだよ。ラスフィトートがどういう存在なのか、君達は知りもせずに戦うつもりだったのかい?」
マサキ「てめぇは知ってるのかよ?」
エラン「少なくとも君達よりはね。僕は……いや、僕の一族は、ラスフィトートの天敵なんだから」
セニア「天敵って……あんたもしかして、ラスフィトートのと戦った事があるの?」
エラン「当然だろ。もっとも、相手は分身だったけどね。封印程度なら、今の僕には造作もない事さ。ただし、剣神ランドールがやったみたいな長期封印は、さすがの僕でも……」
????(画面オフ)「そこまでにしてもらおうか、エラン」
エラン「ああ、やっと来たね」
〔敵ユニット出現〕
カテキス「ちっ、予測済みって顔してるな」
エラン「当然だろ。それで、準備は終わったのかい?」
カテキス「さあな、お前に教えてやるつもりはないよ」
エラン「なるおど、終わったんだ。それじゃ、僕の役目はここまでかな。マサキ、最後に一つだけ忠告しておくよ。最後に信じられるのは自分自身だけだ。それを忘れない様に」
〔敵ユニット離脱〕
マサキ「あっ!?おい、待て! ……あいつ、一体何を……」
カテキス「ほほう、逃げだすとは殊勝なヤツだ。さあ、それじゃ僕の相手をしてもらう!」
〔魔法陣出現〕
〔敵ユニット出現〕

<戦闘開始>

<ゲンナジーvsウーフ>

ゲンナジー「……仇討ち、などとは言わん。ティアンの遺志を受け継ぎ、貴様を倒す!」
ウーフ「ほう、意外と口がまわるな」

<ゲンナジーvsカテキス>
ゲンナジー「貴様は……この手で倒す!」

<ベッキーvsウーフ>
ベッキー「ティアンの事といい、さっきの事といい……あんた、汚すぎるよ!」
ウーフ「汚い、か。そんな価値観など、俺には不要だ」

<ベッキーvsカテキス>
ベッキー「あんたには恨み辛みがあるけど……そんなもん抜きでも、倒すべき相手にゃ間違いないねっ!」
カテキス「ははっ! 口だけは一人前だな! できるものかよっ!」

<カテキスに命中(戦闘後)>
※※マサキが命中の場合のセリフ※※
マサキ「何だっ!?まったく効いてねぇ!?」
※※リューネが命中の場合のセリフ※※
リューネ「こ……こいつは!?こっちの攻撃が全然効いてない!?」
※※プレシアが命中の場合のセリフ※※
プレシア「な、何これ!? 何でこんなに硬いの!?」
※※ゲンナジーが命中の場合のセリフ※※
ゲンナジー「ぬうっ!?傷一つつかんのか!?」
※※シモーヌが命中の場合のセリフ※※
シモーヌ「何よ、これ!?いくら何でも防御力高すぎ!」
※※ベッキーが命中の場合のセリフ※※
ベッキー「な、なんだい、なんだい!? 反則だろ、その硬さ!」
※※デメクサが命中の場合のセリフ※※
デメクサ「あらら……参りましたね。あの魔法陣が原因……でしょうか?」
※※ツレインが命中の場合のセリフ※※
ツレイン「バカなっ!? 傷一つついていないなんて!?」
※※メフィルが命中の場合のセリフ※※
メフィル「あれぇ~? 当たったはずなんですけどぉ……」
※※ギドが命中の場合のセリフ※※
ギド「跳ね返された……攻撃が効かんのか?」
※※セニアが命中の場合のセリフ※※
セニア「ウソッ!? いくら何でも、かすり傷一つつけられないなんて……!」

カテキス「ふははっ! ムダだ! 今の僕は無敵。お前達に勝ち目はない」
マサキ「くそっ! こっちからは手が出せねぇってのか!?」
ウェンディ「あの魔法陣ね……あそこから引きずり出す事ができれば……」
マサキ「もう一度、俺がやってみる。何か手がかりを掴んでやる!」
〔マサキ、回復〕
〔マサキ、カテキスへ隣接〕

マサキ「てめぇ、異教だぞ! そこから出て戦え!!」
〔マサキ、カテキスへ攻撃〕
カテキス「はっ、バカを言うな! 僕は今、ラスフィトートの力を借りてるんだ。お前らなんか、ゴミクズも同然なんだよ! 覚悟するんだなっ!!」
[イベント戦闘「マサキvsカテキス」]
マサキ「ちっ……いい気になりやがって!」
〔敵ユニット出現〕
ウーフ「……まったくだ。見苦しいにもほどがある」
カテキス「何だと? おい、ウーフ! そっちに向かった連中の始末はつけたんだろうな!?」
ウーフ「人の心配をしている暇があるなら、自分の心配をしたらどうだ?」
カテキスおい、待てよ。それはどういう意味だ?」
ウーフ「貴様の魔力キャパシティは確かに大きいが……そろそろ限界だろう」
カテキス「なっ……何を……〔カテキス、発光〕ぐっ!? ぐあぁぁっ!? い、いてぇ……熱い……身体が……灼けるっ!?」
ウーフ「ラスフィトートの力を受け続けていれば、いずれそうなるのは、わかっていた事」
カテキス「ぐっ……な、何だと……そんな話は……聞いて……ぐうぅぅっ!!」
ウーフ「それでいい。貴様のその魂が、ラスフィトート復活の贄となってくれる」
カテキス「だっ……騙したのか……ぼ……僕を……この僕をっ!?」
ウーフ「喜んでいいぞ。貴様の魂はラスフィトートと相性がいい。これならば復活もうまくいく」
カテキス「こ……んな事を……して……ただで済む……と……銀の……魔法師……カテキスを……」
ウーフ「騙るのはやめておけ、カテキス。いや、ヌル・ツーホーク」
カテキス「……お前っ……その名を……」
ウーフ「知らぬとでも思ったか、詐欺師よ。貴様如きが魔法師を名乗るなどおこがましい」
カテキス「お……おのれ……う、う……うおぉぉぉぉっ!!」
〔画面、フラッシュ〕
〔敵ユニット撃破〕

ウーフ「ふむ、成功だ」
マサキ「何だと……」
〔邪神降臨〕
〔敵ユニット出現〕

[イベント「調和神ラスフィトート」]
????(ラスフィトート)「……聞こえるか? 儚き者共よ……」
マサキ「な、何だっ!? 頭の中に直接……!?」
ウェンディ「これは……ラスフィトートの声?」
ラスフィトート「いかにも。我が名はラスフィトート。長和神である」
セニア「まさか……復活したの!?」
ラスフィトート「いや……未だ我が力戻らず、この思念は我が力の一部に過ぎぬ」
マサキ「一部だと? ……それでこのプレッシャーかよ」
ラスフィトート「我は争いを好まぬ。武器を捨てよ」
マサキ「バカ言え!」
ラスフィトート「我が真意が伝わらぬか? 戦いは戦いを生む……お前達もその事は身に染みておろう」
マサキ「……っ!?」
ラスフィトート「我は調和の神。我が力がラ・ギアスを蔽えば、世界に争いはなくなる」
マサキ「そんな事……できるワケねぇだろうが!」
ラスフィトート「異な事を。お前達はそれを目標としているのではないのか?」
マサキ「うっ……そ、それは……」
〔発光音〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現済み〕
マーガレット「立ち塞がる相手を全て力で叩き伏せてきたあなた達に、テロリストをどうこう言う資格はない!」
〔発光音〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ2終了】

【戦闘マップ3開始】

〔敵ユニット出現済み〕
ムデカ「それだけ貴様の罪が重いという事だ! 力だけで全てを収めようとするお前達は、憎しみしか生まん!」
〔発光音〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ3終了】

【シナリオデモ2開始】

エルシーネ「ただ、皆様にも考えて頂きたいのです」
マサキ「考えるって、何を?」
エルシーネ「戦わずに対立を収める方法です」
マサキ「……それができりゃ、苦労しねぇよ」
エルシーネ「そうでしょうか? 後ろ盾を何も持たないわたくしがこういう事を言うのは何ですが……皆様には力があります。その力は、振るうためにあるのではなく、抑止するためにあるのでは?」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ4開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
マサキ「け、けど……俺は……俺達は……」
ラスフィトート「お前は平和を望むのだろう? これ以上憎しみを向けられるのは耐えられまい?」
マサキ「……い、いや……しかし……」
〔味方ユニット出現〕
テュッティ「マサキ、惑わされないで!」
ヤンロン「わからんのか、マサキ! この邪悪なプラーナが!」
クロ「ヤンロンさん、テュッティさん!」
テュッティ「マサキ! あんな言葉に耳を貸しちゃダメ!」
マサキ「け……けどよ……俺達は……戦う度に憎しみを生んでる……マーガレットや、ムデカ……エルシーネにも言われた……一体……何が正しいんだ……」
ヤンロン「理屈で考えるな! 感じろ!」
テュッティ「ヤンロン、問題がないわ!」
ヤンロン「……その様だな。こいつをこのまま復活させるワケにはいかん!」
テュッティ「ええ……全身全霊を懸けて止めてみせるっ!」
〔ヤンロンの頭上に光〕
ヤンロン「むっ……これは……」
〔テュッティの頭上に光〕
テュッティ「聞こえる…ガッドの声が……」
ヤンロン「ああ……そうだ。そうだな、グランバ……」
[イベント「水・炎、ポゼッション!」]
〔ポゼッションの発動音〕
ウェンディ「あれは……ポゼッション!」
マサキ「な……あの二人がか?」
テュッティ「そう、この時のための力……いくわよ、ヤンロン!」
ヤンロン「おう!!」

〔ヤンロン、ラスフィトートへ隣接〕
〔テュッティ、ラスフィトートへ隣接〕

マサキ「よせっ! 二人共! ティアンはそれで……」
ウェンディ「止めちゃダメ!」
マサキ「えっ!? ウェンディ、何で……?」
ウェンディ「わからないの? 精霊達の声が……聞こえないの? マサキ……」
マサキ「精霊の……声? い、いや……俺には何も……」
ウェンディ「そんな……それじゃ、マサキは……いえ、サイバスターは……」
マサキ「!? 何だ!? 動かねぇ!? 故障か!?」
ウェンディ「ああ……やっぱり……」
マサキ「どういう事だ、ウェンディ!?」
ウェンディ「そ……それは……」
マサキ「故障じゃねぇのかよ!? くそっ! 動け! 動いてくれっ!!」
テュッティ「くっ……二人のポゼッションでも……」
ヤンロン「抑えるのが手一杯なのか……」
ラスフィトート「少しはやる様だが……その程度で我を抑えられると思っていたか?」
[イベント「調和神復活を抑えるガッデス」]
テュッティ「まだよっ! ガッデス、フルパワーでっ!!」
[イベント「調和神復活を抑えるグランヴェール」]
ヤンロン「全力を出し切るっ! 応えてくれ、グランヴェール!!」
[イベント「グランヴェール、ガッデス、フルパワー!」]
ラスフィトート「ぬっ!? まだ……そんな力が……」

ラスフィトート「あやつら以外にこれほどの力を持つ輩がいようとはな……誤算であった。此度の復活は諦めるしかあるまい……だが……世に戦いある限り……我の……力は……」
〔邪神崩壊〕
〔敵ユニット撃破〕

マサキ「ヤンロン! テュッティ!!」
ヤンロン「…………」
テュッティ「…………」
ウェンディ「二人共、プラーナの消費が激しすぎて気絶してるわ。早くフリングホルニに戻して治療しないと……」
ウーフ「まさかな……魔装機神2機もポゼッションを行ってくるとは……」
〔敵ユニット出現〕
エラン「意外だったって言いたいのかい? 僕にとっちゃ、ある程度予想の内だったけどね」
ウーフ「エラン……貴様……」
エラン「もっとも、マサキがサイバスターから拒否されるのは、少し意外だったな。まあ、早すぎて困る事もないからいいけど」
マサキ「サイバスターから拒否……だと?」
エラン「何だよわかってなかったのか? 今の君は、魔装機神の操者じゃないって事さ」
マサキ「な……お、俺が……」
エラン「浸ってるところ悪いんだが、君とこの二人は戦闘不可能だろ? ああ、心配は要らない。僕が全員、フリングホルニまで運んであげるよ」
リューネ「エラン! 動くんじゃないよ!」
エラン「いいから、いいから。僕の事より、ウーフに気を付けるんだね。さて、転送するよ」
〔エラン、ヤンロンへ隣接〕
〔味方ユニット離脱〕
〔エラン、マサキへ隣接〕

マサキ「エラン! お前一体どういう……」
エラン「まあ、一度こういう試練をくぐり抜けた方が、成長しやすいだろうからね。次に戦う事が楽しみだよ」
マサキ「こ、こらっ! 待てっ!!」
リューネ「エラン!!」
エラン「だから、僕の事よりウーフを気にしろって言ってるのに。魔装機神がいない状態で戦うって事、わかってるのかい?」
リューネ「うっ……」
エラン「言っておくけど、僕は手伝わないよ。ウーフと戦っても、得な事は何もないからね。それと、マサキ。魔装機神操者として必要なものが何だったか、見失ってないかい?」
マサキ「そ、それは……」
エラン「やっぱりね。ま、精霊の声が聞こえなくなってる以上、当然なんだろうけど。もう少し修行するんだね」
〔味方ユニット離脱〕
エラン「これで完了、と。それじゃ、後はよろしく」
〔敵ユニット離脱〕
ウーフ「エランめ……余計な事を……まあいい、貴様達だけでも倒しておくか」
リューネ「させるもんかっ!!」

<ウーフ撃破>
ウーフ「……今回は予想外の事態が多すぎたな。また会おう」
〔敵ユニット撃破〕

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ワグネル「調和神ラスフィトート……実在していたとは信じられません」
ガエン「ふん……あんなものが神であるものか」
ツレイン「わからないのは、どうしてヴォルクルス教団がラスフィトートを復活させようとしているのか、です」
シモーヌ「あの化け物、争いをやめろ、なんて言ってたね」
ギド「ヴォルクルス教団としては、利用価値があると考えているんだろう。実際、ラスフィトートの力を借りたカテキス……いや、ヌルだったか? 彼は無敵に近かった」
デメクサ「何となくですけど……ラスフィトートからは、ヴォルクルスと同じ様な力を感じましたよ」
ウェンディ「それは、同じ古代の神だからじゃないかしら?」
ベッキー「ああ、ウェンディ、戻ったのかい。それで、ヤンロンとテュッティの容態は?」
ウェンディ「……芳しくないわ。。プラーナを補給しても、意識が戻らないの」
ミオ「ごめん……こんな大事な時に……あたし、役に立てなかった……」
マサキ「……いや、ミオ。それを言うなら俺こそ、だ」
リューネ「マサキ……」
マサキ「俺は……魔装機神操者……失格なのか?」
ウェンディ「そんな事ない! ……はずよ」
ガエン「そんな慰めが何になる?」
リューネ「ガエン!!」
ガエン「お前はサイバスターに拒否された。それが現実だ。事実だ」
マサキ「そうだ……な」
ガエン「ならば、何が原因だったか考えろ。エランの言葉を思い出せ」
マサキ「あいつが……信用できるかよっ!」
ガエン「だがあいつは、貴様にできないポゼッションの使いこなしをやってみせている」
マサキ「…………」
リューネ「とにかく、今のままじゃダメ。イブンお婆さんの所に行きましょ」
ウェンディ「そうね……イブン様ならきっと導いてくださるはず」
ワグネル「ヤンロンとテュッティの治療もあります。アンティラス隊はソラティス神殿へ向かいましょう」
セニア「ちょっと待って! たった今、情報が入ったわ。同時に2箇所でテロ計画が実行中よ!」
ギド「何とタイミングの悪い……」
リューネ「同時って事は、部隊を二手に分けなきゃいけないって事だね?」
セニア「ええ、一つはラングラン、もう一つはここ、エリアル王国。距離が離れすぎてるから、それしかないわ。一応両政府にこの事は伝えるけど、どう出るかは不明よ。真剣に考えてくれたらいいんだけど……」
ワグネル「エリアル王国の協力は得られると思いますが、ラングランは微妙ですね」
リューネ「え? 逆じゃないの?」
セニア「それがね……最近のラングランは、あたし達に非協力的なのよ」
ブラッドロイ「ふむ……ラングランの方は成層圏での計画か。では、フリングホルニが必要だな」
リューネ「この航路だと、ソラティス神殿の近くまで行くね」
ワグネル「ええ、そこからあなたとウェンディ、マサキ、ヤンロン、テュッティはソラティス神殿へ向かってください」
リューネ「了解。任せて」
ワグネル「セニアとミオゲンナジー、デメクサ、ガエンはここに残って、エリアル王国へのテロに備えてください」
ライコウ「俺が案内します」
ワグネル「残りのメンバーは、フリングホルニでラングラン成層圏へ向かいます。途中、王都の近くで査察官を降ろします。査察官、一人でも大丈夫ですね?」
フォルシュ「はい、ご心配は無用です」
ギド「では、準備にかかろう」
【シナリオエンドデモ終了】


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