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No.38
仁徳の将、ダスドレーシュ

【シナリオデモ開始】
マサキ「よっしゃ、それ当たりだ! リーチ、七対子、ドラ2。満貫だな、8000点」
ミオ「あいたた……ヤバいなぁ。このままじゃハコテンだよ~」
マサキ「何とか3位に浮上だな」
ミオ「やっぱ、ヤンロンさんって強いね」
ヤンロン「当然だ。だが、このルールは未だに馴染めん」
ミオ「中国じゃ、誰が振り込んでも全員払いなんだっけ?」
ヤンロン「うむ。その方が、実力が拮抗している場合、なかなかに白熱する」
ミオ「一度、そっちのルールでやってみてもいいかもね」
マサキ「俺はガエンが麻雀知ってる方が驚きだぜ」
ガエン「…………」
ミオ「そういや、ガエンさんって、どこで麻雀覚えたの?」
ガエン「そんな事を訊いてどうするつもりだ?」
ミオ「単純に興味があるだけ」
ガエン「……ヴォルクルス教団内で、一時期流行ったのだ」
ヤンロン「ほう、それは初耳だな」
マサキ「ラ・ギアスに麻雀が伝わってたのか?」
ガエン「……ああ」
ミオ「おっと、これカン! 危ない危ない、忘れるトコだった、間一髪。……カンだけに」
マサキ「……くっだらねぇ」
ガエン「……っ」
ミオ「あれ? ガエンさん、どうしたの?」
ガエン「……何でもない」
ミオ「嶺上は……さすがにないか」
マサキ「おいおい、テンパってんのか?」
ミオ「さあ? どうかな? …と言いつつリーチ! ここらで勝負かけないとね」
ヤンロン「……無理は禁物だな」
ガエン「……俺は下りん」
マサキ「強気だな。俺は下りる」
ヤンロン「む、それはポンだ」
ミオ「あー、また飛ばされた! ポンポンあたしの順番飛ばされる! ……ポンだけに」
マサキ「だから、そういうくだらねぇダジャレは……」
ガエン「くっ……くっ……」
ミオ「あれ? また……ガエンさん、身体の調子悪いの?」
ガエン「なっ……何でも……ない……」
ミオ「あ、それロン! リーチ、混一、ダブ南、裏ドラは……おおっ! 三つも!! 倍満! これで最下位脱出!」
ガエン「くっ……しまった」
ミオ「いやあ、まさか生牌の南が出るとは思わなかったよ。ガエンさん、サンキュ」
ガエン「…………」
ミオ「けど、ガエンさんもやるねぇ。何でもない、って言いながら南出すなんて」
ガエン「……プッ」
ミオ「えっ? あれ? 今もしかして……ガエンさん、笑った?」
ガエン「な……何を……」
ミオ「でも、今、ぷって吹き出したし」
ガエン「……単なる精神統一のための呼吸法だ」
ミオ「……もしかして、ガエンさんって笑いの沸点、低い?」
ガエン「……くだらん。俺はもうやめる」
ミオ「あ、ちょっと! まだ途中なのに……」
マサキ「ガエンが笑ってたって? ホントかよ?」
ミオ「うん、間違いないと思うんだけどなぁ」
マサキ「あんなレベルの低いダジャレで笑うかぁ? 普通」
ミオ「……一度確かめてみようかな

〔ドアの開閉音〕
マサキ「で、何があった?」
ギド「南部が極秘に要塞を建設している」
テュッティ「要塞を? それは条約違反よ!」
ワグネル「ええ、見過ごすワケにはいきません」
マサキ「場所はわかってるのか?」
セニア「ええ、暫定国境線近くのエニド市郊外。ここからなら30分程度で行けるわ」
ワグネル「では、急行しましょう」

〔フリングホルニ、ヴァース高原→南部要塞へ移動〕
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「仁徳の将、ダスドレーシュ」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔電磁砲台、出現〕
「味方戦艦出現〕

リューネ「これか……かなりデカい要塞だね」
マサキ「ちっ、もう大分建設が進んでるな」
レッフェン「来たか……いいな、手はず通り、砲台の射程内に誘い込め
ザンボス「了解です、将軍」
リコ「またアンティラス隊か……今度こそ負けん!」
〈出撃準備〉
〔味方戦艦離脱〕
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

〔味方ユニット出現〕
ロザリー「遅くなってごめん! 手伝いにきたよ!」
ジノ「バゴニアも何とか片がついたのでな」
プレシア「お帰りなさい、ジノさん」
マサキ「ジノ、ロザリー! 助かるぜ!」

<味方が前進>
〔電磁砲台、離脱〕
〔電磁砲台、出現〕


<味方が前進>
〔電磁砲台、離脱〕
〔電磁砲台、出現〕


<マサキvsレッフェン>
マサキ「正直、あんたとは戦いたくねぇ。南部の人間の中じゃ、話のわかる人みてぇだからな」
レッフェン「ふ……手加減を期待しているのならムダな事だぞ」
マサキ「ちっ、やっぱりこうなんのかよ」

<ジノvsレッフェン>
ジノ「ダスドレーシュ将軍! 戦場で手合わせするのは初めてですね」
レッフェン「ああ、バレンシア少佐。不易久遠流の武門に懸けて、手加減は無用だぞ」
ジノ「もとより、承知の上です」

<ジノvsリコ>
ジノ「サンドリーブ大尉か! ……どちらかはわからんが」
リコ「あたしはリコです」
ジノ「そうか、失礼した、リコ。どこまで腕を上げたか、見せてもらおう」

<ロザリーvsレッフェン>
ロザリー「参ったなぁ……レッフェンおじさんが相手って、やりにくいんだけど」
レッフェン「相変わらず甘いな、ロザリー。それでは戦場で生きぬけんぞ」

<ロザリーvsリコ>
ロザリー「あ、リコちゃん! あ、いや、ニコちゃん……かな?」
リコ「リコで合ってるよ、ロザリーちゃん」
ロザリー「紛らわしいんだから。名札つけてよ」

<レッフェン撃破orレッフェン以外の敵3機以下・勝利条件達成>
レッフェン「……どうやらここまでの様だな。降伏する」
マサキ「降伏だと?」
レッフェン「大勢は決した。これ以上の戦いは無意味だ」
マサキ「……わかった。受け入れる」
レッフェン「ありがたい。余計な犠牲を出さなくて済む」
〔敵ユニット離脱〕
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

レッフェン「南部軍司令、レッフェン・ダスドレーシュだ」
ワグネル「ようこそいらっしゃいました、ダスドレーシュ将軍」
レッフェン「さすが、名にし負うアンティラス隊だな。見事にやられたよ」
マサキ「あんたが南部の大将か?」
レッフェン「文字通りに受け取ればそうだが、指導者という意味ではノーだ。私は方面軍の司令官に過ぎんよ」
マサキ「あー、まあ、そうか。あんたに手を引けって言っても無理なんだよな」
レッフェン「私は命令を効率的に遂行するだけだからな。そういう事は南部政府に言いたまえ」
マサキ「ごもっとも」
リューネ「けど、要塞の建設は条約違反だよ」
レッフェン「……それについては、反論できんな。だが、これも命令だ。拒否できるものならしているよ」
マサキ「……まさかとは思うがオンガレッドが命令したのか?」
レッフェン「……残念だが、それは言えない。守秘義務があるからな」
マサキ「……まあいいか。その内わかる」
レッフェン「それと、捕虜になった将兵達の待遇は保障してくれ」
ワグネル「それは心配に及びません。べスピナ条約に則って待遇します」
レッフェン「それを聞いて安心した。何しろ、サンドリーブ大尉は我が軍のアイドルだからな」
ワグネル「今、捕虜返還の交渉を、南部軍と行っている所です」
レッフェン「では、しばらく時間はあるのだね?」
ワグネル「ええ、ありますが、何かご要望がおありですか?」
レッフェン「さっき、バレンシア少佐とロザリーの姿が見えた。あの二人とは知り合いでね。少し話をしたいんだが……」
ワグネル「んー、それでしたら二人を呼んできましょう」
マサキ「ああ、俺が行ってくる」

〔ドアの開閉音〕
マサキ「よっ、ジノ、ロザリー。戻ってきた早々で悪いんだがな、ちょっと来てくれ」
ロザリー「え? なになに?」

マサキ「ダスドレーシュ将軍が、お前らと話したいんだってよ。お前ら、知り合いだったのか?」
ジノ「ああ、将軍とは不易久遠流の同門でね。シュメル先生の兄弟子に当たる」
マサキ「ああ、シュメルのおっさんの。ふえき……何だっけ?」
ロザリー「不易久遠流よ。剣術の流派としてはラ・ギアス一有名なんだから」
マサキ「神衹無窮流ってのはどうなんだ?」
ジノ「あれは人を選ぶ流派だからな。強くなれる人間と、そうでない人間がはっきりと分かれる」
マサキ「ふうん、そういうもんか。将軍が待ってる。行こうぜ」
ジノ「わかった」

ジノ「お久しぶりです、ダスドレーシュ将軍」
ロザリー「お変わりなくて何よりです」
レッフェン「おお、バレンシア少佐、ロザリー。君達も元気そうで何よりだ。しかしロザリー、大きくなったな」
ロザリー「え? そうですか?」
レッフェン「ああ、2年……いや、3年ぶりだからな。あの頃はもっと、何というか……思い詰めた様子だったが……変わったな。笑顔が可愛い女の子になった」
ロザリー「やだ、もう、あたすを口説くつもりですか? やんだぁ、もう」
レッフェン「はは、その変な訛りは変わってないな」
ジノ「率直にお伺いします、将軍。南部はこのまま戦線を拡大するつもりなのですか?」
レッフェン「詳しい事は軍事機密だから言えんが、今すぐに動くことはないだろう。だが、その後は……」
ジノ「そうですか……残念です」
レッフェン「私もだよ、バレンシア少佐。できれば和平に向かって欲しいものだ」
ジノ「同感です」
マサキ「ふうん……まともな軍人ってのは戦争をしたがらないものなんだな」
レッフェン「当然だよ。むざむざ部下達を死地に赴かせたいなどと考える将官はほとんどおらん。だが、勘違いしては困るぞ。戦いは望まぬが、戦わねばならない時は死を恐れぬ。それが軍人だ」
マサキ「ああ……それはわかるぜ。俺も……俺達もそれは同じだからな」
レッフェン「では、捕虜返還の交渉が済むまで、しばらく休ませてもらうよ」
【シナリオエンドデモ終了】


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