TOP PAGEへ

No.54
操られたプレシア

【シナリオデモ開始】
リューネ「それで、どうするの、マサキ。……って、言っても、もう決まってるか」
マサキ「……あいつを信用するワケじゃねぇが、プレシアが危険なら、ほってはおけねぇ」
リューネ「ま、そうだよね」
ワグネル「では、アクアビナ修養会にう進路をとりましょう。それでいいですね?」
マサキ「……ああ、頼む」

〔フリングホルニ、ダレンティ地下回廊→デルハット市へ移動〕

エルシーネ「皆様、ようこそいらっしゃいました」
マサキ「悪いな、急に連絡して」
エルシーネ「いえ、構いません。ところで、そちらのお方は?」
ガエン「……ガエンだ」
エルシーネ「ガエン様……どこかでお会いした事がありますか?」
ガエン「さあな」
マサキ「ガエンは、少し前までヴォルクルス教団にいたんだよ。あんたが知ってるはずねぇだろ」
エルシーネ「まあ、そうでしたか……わたくしの記憶違いでしたね。それで、プレシアの容態を見たいとの事でしたが……」
マサキ「何だ? ここにはいねぇのか?」
エルシーネ「申し訳ありません。様々な検査がありまして、特別治療室にて、治療を行っています」
マサキ「面会謝絶ってワケじゃねぇんだろ? 会わせてもらえねぇのか?」
エルシーネ「それが、精神状態が不安定ですので、できれば安静にしたいと思いまして」
ガエン「……会わせたくない理由でもあるのか?」
エルシーネ「そんな事はありません。ただ、プレシアの治療を最優先に考えているだけです」
ガエン「ふん……考えたな。そう言えば、マサキとて引き下がらざるを得ない」
エルシーネ「そこまで仰るのなら、特別治療室までお連れします。どうぞ、こちらへ」

[イベント「プレシアは連れて帰る!」]
マサキ「……どういう事だ? プレシアはここまで重態だったのか?」
エルシーネ「先程も申しました通り、検査すべき事が多々ありますので」
マサキ「しかしよ……これじゃまるで重病人じゃねぇか!」
エルシーネ「わたくしの力不足です。それについてはお詫びします」
マサキ「……もしかして、6年前の事件が何か関係してるのか?」
エルシーネ「6年前……ああ、思い出しました。わたくしがヴォルクルス教団んいう襲われた時、ゼオルート様に護って頂いた……そういえばあの時、女の子が軽いケガをした、とか。もしかしてそれがプレシアだったのですか?」
マサキ「らしいな。プレシアはその時の事をよく覚えていねぇらしいが」
エルシーネ「しかし、6年前のケガが、今になってどうにかなるとは思えませんが……」
ガエン「それが、ヴォルクルスの呪いであったとしても……か?」
エルシーネ「呪い? しかしそれは……」
マサキ「ありえねぇってのか?」
エルシーネ「わたくしは、呪いについては詳しくないもので……そういう事でしたら、そちらの元ヴォルクルス教団暗殺者であった方に伺った方がよろしいのでは?」
ガエン「ほう……俺が元暗殺者だとよくわかったな。そこまでは自己紹介していないぞ」
マサキ「…………」
エルシーネ「そうでしたか? それは失礼いたしました。雰囲気からして、てっきりそうだとばかり」
ガエン「ごまかすな。知るはずのない事実を貴様は知っていた。それはなぜだ?」
エルシーネ「ですから、それはわたくしの早とちりで……」
マサキ「エルシーネ、今までプレシアの面倒をみてくれれた事には礼を言う。だが、プレシアをこれ以上ここには置いてはおけねぇ。連れて帰る」
エルシーネ「……そうですか。わかりました。ですが、まだ全ての処置が終わっていません。もうしばらくお待ちください」
マサキ「10分だ。それだけしか待たねぇ」
エルシーネ「わかりました。では皆様は教会の外でお待ちください」


ガエン「……マサキ、どういうつもりだ? あの女に時間を与えるなど……」
マサキ「10分で何ができるってんだよ。確かに疑わしい点はあるが、完全にクロってワケじゃ……」
エルシーネ「お待たせしました、皆様」
プレシア「お兄ちゃん!」
マサキ「プレシア! 良かった、少しは元気になったな」
プレシア「うん、さっきまで眠ってたんだけど、目が覚めたら楽になってた」
エルシーネ「安静にしていたのが良かったのでしょう。しかし、予断は許しません。早めに原因を究明した方がよろしいかと」
マサキ「ああ、そのつもりだ。だが、エルシーネ。悪いが俺はあんたを信用しきれねぇ。だから、あんたには預けられねぇ」
エルシーネ「わたくしの不徳の致すところで、お恥ずかしい限りです」
プレシア「……お兄ちゃん」
マサキ「悪いな、エルシーネ。行くぞ、プレシア」
プレシア「あ、うん」
マサキ「ん? 何だ?」
〔通信の開く音〕
マサキ「どうした? 何っ!? この近くか!? 射出するのか? ……そうか、待ってる」
〔通信の閉じる音〕
ガエン「何があった?」
マサキ「テロリストがこっちに向かってるってよ。フリングホルニもこっちに来る。合流するぞ」
ガエン「わかった」

マサキ「プレシア、お前は治療室で休んでろ」
プレシア「う、うん」
マサキ「ウェンディ、テロリストの動きは!?」
ウェンディ「もうすぐ近くまで来てるわ」
マサキ「狙いは教会か?」
ウェンディ「おそらくね」
マサキ「信用できるかどうかはともかく、エルシーネを見殺しにはできねぇ。いくぞ!!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「操られたプレシア」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕

マサキ「……またてめぇらか!」
エリック「おうよ! てめぇらには恨み洪水だからな!」
ヤンロン「……それを言うなら、恨み骨髄に徹す、だ」
エリック「洪水の方が派手だろうが! 俺の恨みは、洪水張りにあふれかえってんだよ!」
ミオ「ありゃ、何かうまい事言ってるし」
マサキ「ん? ちょっと待て。お前ら、エルシーネを狙ってきたんじゃねぇのか?」
エリック「俺達の目的はてめぇらだ!! 親切な人が教えてくれたのよ。てめぇらがここにいるってな!」
マサキ「ち、そうかよ! なら遠慮なく叩き潰して……」
〔敵ユニット出現〕
マサキ「あ……プレシア!? 休めって言っただろうが!」
〔プレシア、マサキへ隣接〕
マサキ「なっ!? プレシア!? どうした!?」
プレシア「…………」
[イベント戦闘「マサキvsプレシア」]
〔プレシア、前進〕
マサキ「プレシア!! 何があった!?」
プレシア「…………」
マサキ「まさか……催眠術か!? 一体誰が……」
????(エルシーネ)「そんな事、決まっているでしょう?」
マサキ「……ああ、そうだったな。そんな時間があったのは……あんただけだよな、エルシーネ!」
〔敵ユニット出現〕
エルシーネ「はい、その通りです、マサキ様。わたくしがプレシアを操っています」
マサキ「……そうかよ。それがてめぇの正体だったのか、エルシーネ!!」
エルシーネ「はい、わたくしの本当の名は、エルシーネ・ヴォルクルス。ヴォルクルス教団大司教の一人です」
ツレイン「そ、そんな……!?」
ガエン「シュウの言っていた事は正しかったな……」
リューネ「よ……よくも今まで、あたし達を騙してくれたね!!」
エルシーネ「プレシアを取り返しに来なければ、もう少し芝居を続けていられたのですが……わたくしとしての残念です」
セニア「……ちょっと待って。それじゃ、今までの慈善活動やら何やら、全部ウソだったの!?」
エルシーネ「結果的にはそうなりますが……あれらの活動自体は、わたくしの意志と希望で行っていた事です。ヴォルクルス様はムダな死を何よりも嫌います。ですからわたくしもそのご意志に従ったまでです」
マサキ「……その言い草、ルオゾールを思い出すぜ。なるほど、確かにてめぇはヴォルクルス教徒だ!!」
エルシーネ「ええ、ですから、先程からそう申しておりますが」
マサキ「プレシアを元に戻せ!!」
エルシーネ「残念ですが、その要望にはお応えできません。プレシアには重要な役目がありますので……」
マサキ「重要な役目……? 何の事だ!?」
ウェンディ「マサキ!! プレシアのプラーナ値が異常よ! まるでポゼッションの様なの!」
マサキ「何? どういう事だ!?」
ウェンディ「原因は不明よ。でも、このままプラーナを放出し続けたら、30分ももたないわ!」
マサキ「くっ……どうすりゃいい!?」
リューネ「マサキが話しかけるしかないよ!!」
マサキ「わかった……やってみる!」
リューネ「みんな! プレシアには攻撃しちゃダメ! 反撃も禁止! あと、味方の識別ができないマップ兵器も使っちゃダメだよ!」
〈出撃準備〉
〔味方戦艦離脱〕
<戦闘開始>

<テュッティvsプレシア>>

プレシア「…………」
テュッティ「可哀想に、プレシア……せめて、操られている時の記憶がなければいいんだけど……」

<ジノvsプレシア>
プレシア「…………」
ジノ「くっ……人を操り人形にするなど、ゼツと同じ、卑劣極まりない!」

<マサキがプレシアを説得>
マサキ「プレシア!! 正気に戻れ!! 俺だ、わからないのか!?」
プレシア「……お……お兄……ちゃん?」
マサキ「プレシア!! わかるのか!?」
プレシア「うっ……ううっ……頭が……痛い……」
マサキ「プレシア!!」
エルシーネ「……まさか、一瞬とはいえ、自我を取り戻すとは……あなた方の絆は、想像以上に深い様ですね」
マサキ「エルシーネ!!」
エルシーネ「プレシア、お下がりなさい。今のあなたでは、まだ無理です」
!!」
プレシア「……はい」
〔敵ユニット離脱〕
マサキ「プレシア!?」
エルシーネ「あなた方には、今しばらくここで足止めを食って頂きます」
マサキ「くそっ!!」

≪まだプレシア健在≫
<6EP>

〔プレシア、発光〕
プレシア「う……いわあぁぁっ!?」
エルシーネ「プラーナの暴走が始まりましたね。これでヴォルクルス様の復活も確実になります」
マサキ「プレシア!?」
エルシーネ「ふふ……もう手遅れです。全てはヴォルクルス様のものに……」
〔敵ユニット撃破〕
(→ GAME OVER

<マサキvsエルシーネ>
マサキ「てめぇ……プレシアを元に戻せ!!」
エルシーネ「先程も申し上げました通り、それは無理な相談です」

<リューネvsズネロ>
ズネロ「参ったね……こいつは何か後味悪いぜ」
リューネ「へぇ、あんた、ちょっとはマシな神経してんだ」

<リューネvsエルシーネ>
リューネ「あんたを倒せば、プレシアを元に戻せるはずっ!」
エルシーネ「ふふふ……さて、どうでしょうか」

<ヤンロンvsエルシーネ>
ヤンロン「……このような卑劣な手を使う人だったとはな……」
エルシーネ「ヴォルクルス教徒であるわたくしに、それは褒め言葉になりますよ」

<ジノvsエルシーネ>
ジノ「いたいけな少女を操るとは……その所業、赦し難い!」

<エリック撃破>
エリック「あーあ、今回はどうも目立てなかったな」
〔敵ユニット撃破〕

<ズネロ撃破>
ズネロ「仕事とはいえ、あんまりいい見物じゃなかったなぁ」
〔敵ユニット撃破〕

<エルシーネ撃破・敵増援1出現>
※※既にプレシア撃破の場合のセリフ※※
〔敵ユニット撃破〕
※※まだプレシア健在の場合のセリフ※※
エルシーネ「……まさか、このボーヰンがこうも早く敗れるとは……予想外でした。プレシア、ここは一旦撤退します」
プレシア「……はい」
〔敵ユニット離脱〕
〔敵ユニット出現〕

※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※


<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マサキ「行方を追えねぇたぁ、どういう事だ!?」
セニア「大声で怒鳴らないでよ。例によって隠形の術を使ってるのよ。追跡は無理」
マサキ「何のために諜報部に高い金払ってると思ってんだ!! こういう時に役に立たねぇでどうする!!」
セニア「無茶言わないで! あたし達だって、できるだけの事はしてるんだから!!」
リューネ「マサキ……気持ちはわかるけど、落ち着いて」
マサキ「俺は落ち着いてる!! そう言うリューネは冷たすぎるぞ!」
リューネ「えっ!? そ、そんな……マサキ……」
ウェンディ「……マサキ」
マサキ「何だよ! ウェンディも……」
〔平手で叩く音〕
マサキ「つっ!?」
リューネ「ウェンディさん!?」
ウェンディ「……少しは頭が冷えた?」
マサキ「……いってぇな。ああ、お蔭で冷水ぶっかけられた気分だよ。リューネ……セニア、悪かった」
ウェンディ「ごめんなさい、マサキ。でも、わかって欲しかったの。あなたがプレシアを心配してるのと同じくらい、私達も彼女を心配してるの。だって、私達はもう、家族みたいなものだから」
マサキ「……家族? ああ、そういやリューネもそんな事言ってたっけ……」
リューネ「思い出してくれた?」
マサキ「そうだったな……どうも俺は、プレシアの事になると頭に血が上っちまって……」
ウェンディ「仕方ないと思うわ。だって、マサキは家族を二度もなくしてるんだもの。地上の家族と、ゼオルートさんと」
マサキ「あ……そうか。それでなんだな……」
セニア「アンティラス隊が家族か……なるほどね、素行の悪い弟を持った気分がよくわかるわ」
マサキ「……ちょっと待て。弟って誰の事だ?」
リューネ「素行が悪いってトコは引っかからないんだ」
セニア「あたしの方が一つ年上でしょ」
マサキ「……いや、待て待て。同い年だろ、お前とは」
セニア「誕生日はあたしの方が先なの」
マサキ「地上の暦とラングランの暦は違うし、計算したら大体同じだろうが」
ウェンディ「あっ、大変! マサキ、血が出てる!」
マサキ「へ? あ、ああ、さっき強力なのを一発もらったからな」
ウェンディ「じっとしてて! すぐに手当てするから」
マサキ「い、いいって。ちょっと口の中切っただけだって」
ウェンディ「いいから、じっとしてなさい。年上の言う事は聞くものよ」
マサキ「お姉さんじゃねぇのかよ」
ウェンディ「えっ? だ、だって、お姉さんだと、その……」
リューネ「はいひあ、もういいから。はい、絆創膏」
マサキ「え? ああ、サンキュ」
リューネ「ま、今は家族でいいんじゃない? ね、ウェンディさん」
ウェンディ「ええ……そうね」
【シナリオエンドデモ終了】


● No53「エルシーネの疑惑」 へ戻る

● No55「南部との決戦」 へ進む


◆ 「魔装機神II REVELATION OF EVIL GOD」  へ戻る




当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。