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第5話
デビルマン誕生

【シナリオデモ1開始】
明「一緒に地獄に堕ちてくれって…何を言ってるんだ、了!?」
了「………」「父が死んだ…!」
明「飛鳥教授が…!? 前はあんなに元気だったのに…」
了「病気や事故じゃない。自殺だよ。自らガソリンをかぶって火をつけたんだ」
明「!? ど、どしてそんなことを…」
了「考古学者だった父は、地球の先住人類の存在を知ってしまったんだ」「人間以前に地球を支配していた先住人類…デーモン! すなわち悪魔!」
明「あ、悪魔…!?」
了「そうだ。世界各地に残る悪魔の伝説…それらは先住人類デーモンの伝説なんだ」「彼らが支配していた太古の地球は、まさに強い者だけが生き残る、血と暴力の世界だった!」「デーモン族は戦いが生きがいなんだ! 生き物を殺すのが喜びなんだ!」「デーモンの心に愛はない! まさしく悪魔だ!」
明「ま、待ってくれ、了! 何か証拠があるのか!?」「デーモンとか悪魔の世界とか、飛鳥教授はそんなことをどうやって知ったんだ!?」
了「父が自分の身体を犠牲にした実験でわかったことだよ」
明「自分の身体で実験…?」
了「父やデーモンの思考や能力を探るため、デーモンと合体した!」
明「な、なんだって!?」
了「父は悪魔の身体を売ったんだ!」「そして魂までも奪われそうになった時…悪魔もろとも自らを炎で焼いた!」
明「な…」
了「デーモンと合体した父は、すでにデーモンたちがよみがえり、地球を奪い返そうとしていることを知った」
明「地球を奪い返す…?」
了「もともと彼らの地球だからな」「デーモンからしてみれば、人間こそコソドロってことさ」
明「じゃあ、そのデーモンがもうすぐ襲ってくるってのか!?」「悪魔がどれほど強いか知らないけど、今の人間は無力じゃないぞ!」「軍隊があり、武器がある! 恐ろしい怪物たちと戦うためのスーパーロボットだって…!」
了「デーモンを侮るな!」「彼らには合体能力があるんだ。父の身体や、魂までも奪おうとした恐ろしい能力だ!」「もし奴らがスーパーロボットたちのパイロットの身体を乗っ取ったらどうなる?」「地球を守るためのスーパーロボットが、悪魔の手先として人間の敵になるんだぞ!」
明「じゃあ、どうすればいいんだよ! デーモンと戦うには…」
了「………」「たったひとつだけ、デーモンと戦う方法がある」
明「たったひとつ…?」「言ってくれ、了。デーモンと戦う方法とは…!」
了「…それは、デーモンと合体しながらも、人間としての心を失わないこと…」「すなわち、悪魔の力と人間の心を持った新生物…デビルマンになることだ!」
明「!? デ、デビルマン…!」

光子力研究所 指令室
弓教授「甲児君、そちらの状況はどうだ?」
甲児「この地区にいたハニワ幻人は撃破しました!」「でも、俺たちが到着する前に街はかなりの被害を受けていて、炎で囲まれている地区もあります!」「避難民は混乱していて、このままだと大パニックになりかねませんよ!」
弓教授「そちらにさやかを向かわせた」「自衛隊が現地に到着するまで、アフロダイAで瓦礫を除去し、避難路を確保させる」「君たちは、ハニワ幻人の新手に備えてくれ」
豹馬「おいおい、奴らはまだ来るってえのかよ!?」
弓教授「ああ、ビルドベースの司馬博士からそう警告を受けている」「諸君、充分に気をつけてくれたまえ」
甲児「はい!」
メグ「あの、弓教授! そちらでディーダリオンの行方は掴めましたか?」
弓教授「いや、ロストしたままだ」
メグ「そうですか…この近くにいるはずなのに」
弓教授「どういうことかね?」
メグ「ディーダリオンは敵の新手の出現を察知していたようなんです」「でも、ここでの戦闘で彼は現れなかった…」「ひょっとしたら、何か別の反応を捉えたのかもしれません」
弓教授「別の反応…?」
メグ「教授、引き続きディーダリオンの捜索をお願いします」
弓教授「わかった」

市民(中年・男)「うわあああああ!」
市民(若者・男)「た、助けてくれええええ!」
さやか「皆さん、落ち着いてください! 今からアフロダイAで避難路を確保します!」
???(ディド)「………」
さやか「そこの君! ここにいると危険だわ! すぐに安全な場所に避難して!」
???(ディド)「強烈な…悪意が近づいている……」
さやか「え…!?」
???(ディド)「守らなければならない…人間を…善なる心を持つ者たちの生命を……!」
さやか「あなたは、いったい…?」
【シナリオデモ1終了】


サブタイトル
『デビルマン誕生』


【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

鋼鉄ジーグ「父さんの予想通り、ハニワ幻人がまた現れやがった!」
メグ(でも、ディーダリオンはまだ出てこない…)
鋼鉄ジーグ「いくぞ、みんな!」
甲児「わかったぜ、宙さん!」
<戦闘開始>

<敵全滅・勝利条件達成>

鋼鉄ジーグ「思い知ったか、ハニワ幻人!」
甲児「これで打ち止めにしてもらいたいもんだ。このままじゃ、マジで避難民が大パニックになる」
メグ「………」「弓教授、ディーダリオンの行方について何か手掛かりはつかめましたか?」
弓教授「いや、まだだ」
メグ「そうですか…」
サキミ「時空跳躍でも、ステルスでもない。エネルギー反応もなくなっている」「なら残る可能性として、別の存在に変化した、という推測は成り立たないでしょうか?」
メグ「別の存在…?」
サキミ「つまり、ディーダリオンは戦闘後に消えているわけではなく…」「何か別の形態に、変身している…」
メグ「変身…!? そんな…!」
甲児「鋼鉄ジーグに変身した宙さんを見てしまった以上、あり得ねえ話じゃねえな」
メグ「………」
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

明「悪魔の力と人間の心、デビルマン…そんなことが可能なのか!?」
了「父は様々な悪魔の儀式を行い、ついにデーモンと合体する方法を見つけた」「だが、父は心が弱かった。それゆえ、魂を悪魔に乗っ取られたのだ」「デーモンと合体しながらも、人間としての心を持ち続けるには強い意志の持ち主でなくてはならない!」「善良で純粋な心を持ち、正義を愛する若者!」「だから俺は…不動明! 君を選んだんだ!」
明「! お、俺が…!?」「了! 君は俺に、悪魔になれというのか!?」
了「………」「許してくれ、明…」
明「…そうか。君が一緒に地獄に堕ちてくれというのは、こういう意味だったんだね…」
了「………」
明「わかったよ、了。君の話を信じるよ…」
了「!? 明、お前は…!」
明「君と一緒なら怖くない。それに、君ひとりが悪魔になって苦しむ姿は見たくないよ」「俺も一緒に悪魔になるほうが…」「たとえ、地獄の底に堕ちようとも…!」
了「明…!」
市民(若者・男)「そこをどけぇぇぇーっ!」
明「…!?」
市民(中年・男)「ガキどもめ! じゃ、邪魔するとブッ殺すぞ!」
明「了、とにかく話はあとだ! 今はまずここから逃げよう!」「怪物に街をメチャクチャにされてみんなパニックになってる!」
了「いいや、明。言っただろう? 俺はこの時を待っていたと…!」
明「ど、どういう意味だ…!」
了「あらゆる生物と合体できるデーモンも、人間との合体だけは難しい」「それは人間が、理性を持っているからだ」
明「理性…?」
了「そうだ…戦闘本能の塊であるデーモンは、人間が人間らしく生きるための心を…理性をもっとも嫌う」
明「じゃあ、人間がデーモンと合体するには、まず理性を捨てなければならないのか」
了「その通り! 人間が理性を捨て、本能のみで動く時…それが、悪魔の現れる合図だ!」
明「本能のみで…」
〔走り寄る足音〕
さやか「きゃああああ!」
明「!? さ、さやかさん…!」
明「不動君!? どうしてこんな所に…!」
明「さやかさんこそ、どうして…!?」
さやか「ア、アフロダイAから降りて、救助活動の手伝いをしていたら、みんなパニックを起こして…!」
暴徒「へ、へへへ…そこを動くなよ! ブッ殺してやるぜぇぇ!」
さやか「きゃああああああ!」
???(ディド)「やめろ」
〔殴打音〕
〔画面、フラッシュ〕

暴徒「ぐええっ!」
〔人の倒れる音〕
???(ディド)「大丈夫か…?」
さやか「う、うぅぅ……」
明「き、君は…!」
???(ディド)「………」
了「邪魔をしないでもらおうか!」
???(ディド)「…!?」
了「パニックとなった人々が、本能のままに暴動を起こし始めた!」「デーモンは血を好む! 今こそデビルマン誕生のチャンスなのだ!」
???(ディド)「………」「お前は、何者だ…?」
了「なに…?」
???(ディド)「その強烈な悪意はなんだ…?」
了「フフ…悪意か。そんな生易しいモノではない!」「理性を捨て、血と殺戮を好むデーモンと一体化する!」「そうだ! 人間を守るために…俺たちは人間を捨てるのだぁぁっ!」
???(ディド)「人間を守るために…?」
明「りょ、了…君は…!」
〔刺突音〕
〔画面、赤にフラッシュ〕

市民(中年・男)「うぎゃあああああっ!」
〔人の倒れる音〕
暴徒「ひゃーはははは!」「!? ぐ…ぐぐ…!」「ぐわああああっ!」
〔画面、赤にフラッシュ〕
明「!? あ、あれは…!」
了「来た…デーモンだ! ついに悪魔が現れたんだ!」
テキスク「ホホホホホホホホ!」
明「うわああああぁぁぁっ!」「い、嫌だ…死にたくない!」
了「明…!?」
明「嫌だ…血を見るのは嫌いだ! やめてくれえええっ!」「うわああああぁぁぁーっ…!」「…!?」
了「明…!?」
明「…!」「うおおおおぉぉぉぉ…!」
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

十三「な、なんなんや、あいつら!?」
テキスク「ホホホホホホホホ!」
甲児「少なくとも機械獣じゃねえ!」
大作「ばってん、マグマ獣でもなか!」
小介「ハニワ幻人よりもさらに小さい…!」
ちずる「もしかして、まったく新しい敵なの!?」
メグ「ディーダリオンは彼らの出現を察知して…!?」
豹馬「おい、見ろ! あそこ…」
甲児「…!? あれは、不動! 不動明じゃねえか!」
明「フ、フフフ…俺は、手に入れたぞ!」「悪魔の身体を手に入れたぞ! 俺は…俺は!」
〔画面に稲妻〕
〔味方ユニット出現〕

デビルマン「デビルマンだ!」
甲児「! デビルマンだと…!?」
デビルマン「うおおおおおっ!」
〔デビルマン、前進〕
[イベント戦闘「デビルマンvsテキスク」]
テキスク「!? 何をする、アモン!」
デビルマン「アモンではないっ!」「俺はお前たちデーモンをひとり残らず地上から消すために生まれた悪魔…デビルマンだ!」
甲児「不動、お前…!」
豹馬「甲児! なんなんだよ、いったい!?」
甲児「俺にだってわけがわからねえよ! あの不動が、あんな…!」
〔味方ユニット出現〕
メグ「ディーダリオン!」
ディーダリオン「………」「人間を守るために人間を捨てた者、デビルマン…」「なら、俺は…!」
甲児「不動があのバケモンどもと戦うつもりなら…!」
豹馬「あいつと俺たちの敵は同じってわけだ!」
甲児「ああ! 不動に加勢するぜ!」
<戦闘開始>

<デビルマンが戦闘>

デビルマン「いくぞデーモども! 俺は悪魔の身体を…悪魔の超能力を!」「貴様たちを滅ぼすために手に入れたのだぁぁッ!」

<敵全滅・勝利条件達成>
デビルマン「フフフ…これが力か!」「デーモンどもめ、いくらでも来い! そのたび貴様らに血の雨を降らせてやるッ!」
甲児(不動、お前…)(お前は、本当にあの不動明なのか…?)
ディーダリオン「………」
〔味方ユニット離脱〕
メグ「あっ…」(ディーダリオン…)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

さやか「う、うぅぅ…!」
了「おい、君…大丈夫か?」
さやか「あなたは…不動君のお友達?」
了「飛鳥了だ。良かった、怪我はないみたいだな」
さやか「いったい、何が起こって…」
了「もう心配ない。デーモンは、デビルマンたちが始末してくれたよ」
さやか「デビルマン……」
了(…明は…本当にデビルマンになったのだろうか?)(あの優しく臆病な明が、血を見ることに喜びを感じていた! 戦いを楽しんでいた!)(俺には、奴がデーモン以上の悪魔に見える! 悪魔の中の悪魔に…!)(もしも明が、心までデーモンに乗っ取られてしまったら…)(それに、あの男…!)(俺は見た! 不動明がデビルマンとなった陰で、巨人へと変身したあの男…!)(あいつは、いったい…!?)

邪魔大王国アジト
ヒミカ「ハニワ幻人が退けられただと!?」
イキマ「はっ、人間どもの抵抗は予想外に大きく…」
アマソ「それだけではございませぬ。我ら邪魔大王国以外にも、地上を狙う者どもが…」
ヒミカ「我ら以外にも、じゃと…!?」
???(サイコジェニー)「………」
ヒミカ「! 何者じゃ…!?」
サイコジェニー「ククク…」
ミマキ「き、貴様は…!」
ヒミカ「うぬは、デーモンか…!」「まさか、貴様らまでもがこの世界に蘇っておったとはな…」「では、もしや…!?」
サイコジェニー「そう…」「我らデーモンの王サタンもまた、まもなく復活する…」
イキマ「サ、サタンだと!? 神話の時代、地獄の底に封印されたというあの魔神サタンが…!?」
サイコジェニー「ククク…」
ヒミカ「………」
【シナリオエンドデモ終了】


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