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第2話
天空の巨人

【シナリオデモ開始】

それは、異形の進化か
それとも、ゲッター線の暴走か

浅間山に現れた真ドラゴンは

ゲッターロボとディーダリオンの手で
重陽子ミサイルと共に虚空に消えた

直後に起こったセカンドインパクトは
南極の氷を溶かし、地球の環境に
甚大な被害を与えた

さらに、その機に乗じるかのごとく
スペースコロニー国家、ジオン公国が
地球連邦政府に対し独立を宣言

一年戦争と呼ばれた凄惨な戦いは
地球に住む人々とスペースノイドとの間に
修復できないほどの軋轢を作った

そして、早乙女の乱から
15年の歳月が過ぎようとしていた─

地球連邦軍伊豆基地 司令部
〔通信の開く音〕
メグ「メラフディン、大門恵留から伊豆基地司令部へ。浅間山付近のゲッター線レベルは正常値」「引き続き、旧早乙女研究所方面にて展開、観測を継続します」
弁慶「了解した。現地に連邦軍の防衛部隊もいるからな。もめごとは起こすなよ」
メグ「車少佐! あたし、そんなにケンカっ早くないですよ!」
ユンナ「ご心配なさらず。何かあれば私がメグを止めますから」
メグ「あ、ひどい! それじゃまるで、あたしが無鉄砲なジャジャ馬みたいに…」
弁慶「いいから、お前らは任務に戻れ!」
メグ「は、はーい…」
〔通信の閉じる音〕
弁慶「ったく、あいつら…」
浜口博士「あのふたりですか。3か月前、並行世界からやって来たという…」
岡長官「ええ…。彼女たちの話によれば、ディーダリオンの時空跳躍に巻き込まれたそうです」
光代「早乙女の乱で突如として現れ、そしてゲッターロボと共に消えた謎の巨人、ディーダリオン…」「あの事件から、もう15年も経つのですね…」
浜口博士「早乙女博士もゲッターロボも、今も行方不明のまま…」「ゲッター線に汚染されたあの研究所が。今となっては彼らの墓標の様になってしまった」
弁慶「やめてください、墓標だなんて。俺はまだ、あの竜馬が死んだとは思っていません」「それに、早乙女のジイさんだって…」
岡長官「そう思えばこその監視チームだ。ゲッター線の導きというモノが、放蕩にあるかどうかわからないが…」「彼らが戻ってくるとすれば、やはり早乙女研究所なのではないかと思う」
弁慶「………」
浜口博士「しかし、15年の時を経て現れたのは彼女たちだった」「しかも並行世界の、別の地球からとは…」
弁慶「俺だって、最初は耳を疑いましたよ」「けど、メグやユンナが嘘を言ってるとも思えませんしね」
渓「あたしも親父と同意見です。少しおっちょこちょいな部分もあるけど、大門恵留は正直な人間です」
光代「…彼女たちがいた並行世界から他の者が転移してくる可能性はあるのですか?」
岡長官「それは、異世界から敵性体が現れるかどうか…という質問ですかな?」
光代「そう受け取っていただいて構いません」
岡長官「大門恵留の報告に会ったディーダリオンの追跡者…2体の巨人がこちらの世界に現れる可能性はあります」「また、向こうには時空跳躍能力を有した別の敵性体がいるかも知れません」
浜口長官「我々の『SR計画』は、そのような者たちに対処するための策ではありませんか」
岡長官「それはそうですが…対策を練っても、事態はいつも予測を上回る」「セカンドインパクトしかり、一年戦争しかり…この15年間心の休まる日はありませんでしたな」
光代「御心中、お察しいたします」
岡長官「………」
〔基地の警報〕
渓「!? オヤジ、大変だ! 浅間山の防衛部隊が敵に襲われてる!」
弁慶「なに…!?」
〔通信の開く音〕
連邦軍兵「き、緊急事態発生! こちらは浅間山、旧早乙女研究所!」「封印されているはずの研究所から、大量のインベーダーが…うわあああああ!」
〔通信の閉じる音〕
弁慶「おい、何があった!? 応答しろ!」
岡長官「インベーダーだと!? まさか、15年前と同じことが…!?」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
『天空の巨人』


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
〔インベーダー、ジェガンへ攻撃〕
〔味方周辺に爆発〕

連邦軍兵「う、うわああああああ!」
〔味方ユニット撃破〕
〔味方ユニット出現〕

メグ「そ、そんな…! 防衛部隊が、全滅…!?」
ユンナ「データ照合、奴らは、インベーダーね」
メグ「インベーダーが、なぜ今になって…」
〔通信の開く音〕
弁慶「メグ! ユンナ! そっちの状況はどうなってる!」
メグ「防衛部隊を襲ったのは、インベーダーです!」
ユンナ「どうやら、研究所の内部から出現したようですね」
弁慶「研究所の中だと!? まさか、封印したはずのあいつが…!?」「ともかく、すぐに援軍を向かわせる! お前たちはそこから撤退しろ!」
メグ「………」「いいえ、援軍が来るまで、あたしたちがここで食い止めます!」
弁慶「!? よせ、お前たちだけじゃ…!」
メグ「あたしたちだって、元の世界で戦闘訓練は受けています!」
弁慶「馬鹿なことを言うな! ユンナ! メグを止めろ!」
ユンナ「よく聞き取れません。緊急事態につき、現場で判断します」
弁慶「!? ユンナ、お前まで…!」
〔通信の閉じる音〕
ユンナ「回線はシャットアウトしたわ。これでいいんでしょ、メグ?」
メグ「ユンナ…」
ユンナ「インベーダーは、ゲッター線に引かれて現れる」「つまり、早乙女研究所の内部でゲッター線が急激に高まるような事態が発生したということ」「なら、ひょっとしたらあなたの期待している事態も起こりうるのかもしれない」
メグ「ありがとう、ユンナ」「ゲッター線の導きというのが、本当にあるかはわからないけど…」「ほんの少しでも、可能性があるなら…!」
<戦闘開始>

<メグが戦闘>

メグ「ここで何が起きるか、見届ける…!」

<ユンナが戦闘>
ユンナ「TMP、バトル・モード。異世界で死ぬわけにはいかない…!」

<敵全滅・勝利条件達成>
〔敵ユニット出現〕
メグ「ウソ…!? またでた!」
ユンナ「どうするの、メグ!? このままじゃマズいわよ!」
メグ「わかってる! でも、ここで撤退したら…!」
〔画面、震動〕
メグ「こ、今度は何!?」
ユンナ「この反応は…空間歪曲現象!」
〔空間歪曲現象発生〕
〔味方ユニット出現〕

メグ「!? あ、あれは…!」
ユンナ「確か…ゲッターロボ!」
竜馬「………」
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

竜馬「う、うぅぅ…!」
〔通信の開く音〕
弁慶「竜馬、聞こえるか!? そこにいるのは竜馬なんだろ!?」
竜馬「べ、弁慶か…」
弁慶「良かった、生きてるな! 今まで何してやがった!」
竜馬「今まで…? どういう意味だ?」「それより、真ドラゴンはどうなった!? 重陽子ミサイルは…!」
〔竜馬に爆発〕
竜馬「ぐわああああっ!」
弁慶「大丈夫か、竜馬! 話は後だ、今はまずインベーダーどもを…」
竜馬「そ、それが…ゲッターが動かねえ!」
弁慶「なんだと!?」
〔メグに爆発〕
メグ「きゃああああっ!」
ユンナ「くううっ!」
弁慶「メグ!? ユンナ!」
ユンナ「こ、このままじゃ…!」
竜馬「ちきしょう! 動けよ、ゲッター!」
メグ「クッ、どうすれば…!」
〔画面、震動〕
ユンナ「さっきと同じ、空間歪曲現象…!?」
メグ「まさか…!?」
〔空間歪曲現象発生〕
〔味方ユニット出現〕

メグ「ディーダリオン!」
ディーダリオン「………」
竜馬「フン、あの野郎も生きてやがったか!」
メグ「間違いない…やっと見つけた!」
〔メグ、ディーダリオンへ接近〕
メグ「ディーダリオン!」
ディーダリオン「お前は…だれだ?」
メグ「え…!?」「あたしよ、大門恵留! あなたと一緒に、南極のMARTで…」
〔インベーダー、メグへ接近〕
メグ「!」
〔メグに爆発〕
メグ「きゃああああ!」
ディーダリオン「!」
〔ディーダリオン、インベーダーへ隣接〕
〔敵ユニット撃破〕

メグ「ディ、ディーダリオン…」
ディーダリオン(人間を…守る…それが、俺の…)
メグ「あたしを助けてくれたの…!?」
ディーダリオン(だが、あの女…)
ユンナ「メグ! 他のインベーダーが来るわ! 迎撃を!」
メグ「え、ええ!」
<戦闘開始>

<ディーダリオンが戦闘>

ディノダモン(あの女…何者だ? 思い出せない…)

<敵全滅・勝利条件達成>
ユンナ「全目標の消滅を確認…」
メグ「なんとかなったわね。後は…」
ディーダリオン「………」
〔味方ユニット離脱〕
メグ「!? 待って…ディーダリオン!」
〔通信の開く音〕
弁慶「メグ、聞こえるかメグ!」「ディーダリオンを追うのは後だ! いつまたインベーダーが現れるかもしれん!」「今は竜馬とゲッターの回収を優先してくれ!」
メグ「………」
ユンナ「メグ…」
メグ「任務…了解しました…」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

地球連邦軍伊豆基地 司令部
竜馬「じゅ、15年だと…!?」
弁慶「そうだ。お前があのディーダリオンと共に消えてから、もうそんなに経つ」「その間、色んなことがあったよ。セカンドインパクトに、ジオンとの一年戦争、グリプス戦役…」「そして3か月前には、メラフディンとグラフディンの転移だ」
メグ「………」
竜馬「じゃあ、こいつらは本当に異次元人なのか!?」
ユンナ「異次元ではなく、並行世界です」
竜馬「どっちだって一緒だろ」
メグ「違います! それに、次元人って呼ばれるのはなんかヤだな…」「特撮の悪役みたいだし」
渓「ふたりとも! 今そんな話どうでもいいだろ!」
竜馬「お前も異次元から来た人間なのか?」
渓「あ、あたし? あたしは…」
弁慶「「いや、竜馬。この子は違うんだ。その…」「渓は、俺の娘だ…」
竜馬「はああぁぁぁ!? お前、まさか結婚したのか!?」
弁慶「い、いや…そういうわけじゃないんだが、その…色々あってな…」
メグ「あの…ディーダリオンの行方は結局わからないままなんですか?」
弁慶「ああ、こちらにも目撃情報は入ってきていない」「異常重力場や空間歪曲現象は感知されていないから、時空跳躍を行ったわけではなさそうだが…」
メグ「そうですか…」
竜馬「そもそもあいつは何者なんだ?」
メグ「彼は…あたしたちの世界では、『天空の巨人』と呼ばれていました」
竜馬「巨人? じゃあ、自我を持ったロボットだってのか」
ユンナ「そう考えてもらって構いません」
竜馬「なら、天空って言葉がついてる理由は?」
メグ「それは…ディーダリオンがあたしたちの地球で造られた物ではないからです」「彼は遙か昔に地球へ漂着した異星人の宇宙船の中で発見されたんです」
竜馬「なんだって…!?」
岡長官「ともかくだ。インベーダーが復活した以上、早急に対策を練らねばなるま」
弁慶「すでに早乙女研究所には、防衛部隊と調査隊を派遣しています」「地下に封印してある真ドラゴンに、異常がなければ良いのですが…」
竜馬「15年前にジジイが残した、負の遺産ってわけか」
岡長官「メグ、ユンナ。ディーダリオンを捜索したい君たちの気持ちもわからなくはないが…」
メグ「承知しています。この世界に転移してきてから、皆さんにはどれほどお世話になっているか…」「あたしたちの機体も、戦力として数えていただいて結構です」
岡長官「君たちの協力に感謝する」
竜馬「弁慶、俺のゲッタ―も修理しておいてくれ」
弁慶「すまないな、竜馬。ようやく還ってきたばかりのお前を、また…」
竜馬「なに言ってんだ。お前たちにとっちゃようやくの15年でも、俺にしてみれば昨日の今日だ」「インベーダーどもめ、今度こそ息の根を止めてやる…!」
メグ(………)(昨日の今日、か…)(あたしたちには3か月でも、ディーダリオンにとっては昨日の今日…)(なのに、彼があたしたちを認識できなかったのは、何故…?)
【シナリオエンドデモ終了】


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