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第2話
九龍襲来

【シナリオデモ開始】
ガウルン「先発部隊は全滅だぜ? もったいない使い方をしたもんだな」
???(レナート)「必要なコストだよ、ミスタ・Fe。彼女を迎えるためにね」
ガウルン「例の3体…内1体は消えちまったようだが、あいつらはどうする?」
???(レナート)「彼らの出現経緯は非常に興味深い。無傷で捕らえてもらえるかな」
ガウルン「ふっ、人使いが荒いこって」
???(レナート)「嬉しそうじゃないか」
ガウルン「でかいビジネスだからな。それに、カシムにもあの時の礼をしなくちゃならねえ」
???(レナート)「相変わらず、アーバレストの操縦者にこだわっているね」
ガウルン「ああ、心の底から愛してるからな、クククッ」
〔通信の閉じる音〕
???(レナー1ト)(別世界からの来訪者、か…)

宗介「この男は気絶したままか…。千鳥と一緒にアーバレストの手の上に乗せて行く」
メグ「わかったわ、相良君」
かなめ「あの…大門さん」
メグ「仰々しいから、メグでいいわ」
かなめ「じゃあ、メグさん。ソースケのこと…あいつは学校で騒ぎばっか起こすダメな奴なんだけど…」「こういう時は頼りになるから、信じてあげてほしいの」
メグ「え?」
かなめ「いきなり、ごめんなさい。でも、あたしが拉致されそうになった時、必死になって助けに来てくれたし…」「彼の組織も悪い人たちじゃなさそうだから…」
メグ「…あなたと彼の関係がよくわからないけど、頼りにするつもりよ。さっきの戦闘もすごかったから」
かなめ「ありがと、メグさん。じゃ、そっちも気をつけてね」
〔走り去る足音〕
リナリア「メグ、MARTとの連絡の件」
メグ「どうだった?」
リナリア「コンタクト不能。どのチャンネルも不通。日本政府のSIDも使えない」
メグ「えっ…!?」
リナリア「MARTのネットワークが存在しない。チームのみんなもロスト」「原因、あの時の光。仮説、転移したのは私たち」
メグ「転移って…!」
〔爆発音〕
メグ「な、なに!?」
リナリア「たぶん、敵…!」
メグ「急いで機体に乗るわよ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
『九龍襲来』


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

宗介「こうも矢継ぎ早にAS部隊を送り込んでくるとはな」
リナリア「推測、背後に大掛かりな組織」
宗介「千鳥たちを手に乗せたままで戦闘するのは危険か」
メグ「あいつらを突破しないと、指定ポイントに行けないの?」
宗介「そうだ。…千鳥、君はここで隠れていてくれ」
かなめ「う、うん」
メグ「彼のこともお願いね」
〔マップ上に爆発〕
メグ「!」
リナリア「無差別攻撃…!」
宗介「奴らめ!」
???(ディド)「う、うう…っ」
かなめ「君、気がついた!?」
???(ディド)「お、俺は…」
〔マップ上に爆発〕
かなめ「ああっ、また!」
???(ディド)「…!」
〔カーソル、前進〕
かなめ「ど、どこへ行くの!?」
???(ディド)「俺の使命…」「善なる心の持ち主を…守る!」
〔画面、フラッシュ〕
???(ディド)「うおおおおおお!!」
〔???(ディド)のいる地点に輝き〕
かなめ「へ、変身した!?」
メグ「ディーダリオン!」
リナリア「巨人が人間になるなら、その逆も然り…」
メグ「ディーダリオン、あたしよ! メグよ!」
ディーダリオン「メ…グ?」
メグ「えっ!? もしかして、あたしのことを覚えてないの!?」
ディーダリオン「………」
リナリア「推測、記憶障害がさらに悪化」
宗介「話は後だ、敵の排除を…」
〔敵ユニット撃破〕
メグ「!?」
リナリア「狙撃…!」
宗介「来たか」
〔味方ユニット出現〕
クルツ「遅くなって悪いな、ソースケ」
マオ「あちこちの火消しで走り回ってたからね」
メグ「あの機体は!?」
宗介「俺の仲間たちだ」
ディーダリオン「………」
クルツ「ソースケの奴、珍しく冗談をかましたのかと思ったら、報告は本当だったみたいだな」
マオ「人間があんなのに変身するなんてね」
クルツ「しかも、いきなり出てきたってんだろ、どんなマジックだ」
マオ「ともかく、ここを突破するよ!」
クルツ「了解だぜ、姐さん!」
<戦闘開始>

<マオが戦闘>

マオ「ここで足止めを食うわけにも、街にこれ以上の被害を出すわけにもいかないからね!」

<クルツが戦闘>
クルツ「目標の殲滅と速やかな帰還、お仕事に集中しますか!」

<敵全滅・勝利条件達成>
クルツ「よっしゃ、ここの敵は片付いたぜ」
マオ「みんな、指定ポイントに急ぐわよ」
宗介「了解。千鳥を回収する」
ディーダリオン「………」
メグ「ディーダリオン…一緒に来て。覚えていないかもしれないけど、あなたはあたしと一緒にいたのよ」「だから、あたしはあなたの味方。これだけは信じて」
ディーダリオン「…わかった」
メグ「ありがとう…」
リナリア(ディーダリオン、素直な反応…。完全にメグを忘れたわけじゃない?)
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方ユニット出現〕
マオ「指定ポイントまで、もうすぐよ」
クルツ「ここまで来りゃ、無事にゴールインだな」
宗介「千鳥、大丈夫か」
かなめ「き、気持ち悪いわよ…ひどい乗り心地だったから」
〔レーダー反応〕
アル「警告。熱源体を複数検知」
宗介「!」
〔敵ユニット出現〕
メグ「ああっ!」
クルツ「チッ、待ち伏せかよ!」
マオ「あいつら、あたしたちの行き先を知ってたの?」
クルツ「そんな馬鹿な、偶然だろ」
〔敵ユニット出現〕
ガウルン「待ってたぜぇ、カシム」
宗介「ガウルン! 貴様、生きていたのか!」
ガウルン「そんな怖い声を出すなよ、俺とお前の仲じゃねえか」「あの子と、その白い巨人を素直に引き渡すってんなら、優しく殺してやるぜ?」
宗介「また千鳥を狙って…!」
メグ「白い巨人って、ディーダリオンのこと!?」
ガウルン「ほう、そういう名前か。珍しいお宝なんだってな、そいつ。だから、もらってくぜ」
メグ「!」
リナリア「ディーダリオン、これまでに2回戦闘。それで着目した。宗介の組織と同じく」
クルツ「みんな、気をつけろ。あのASは危険だ。手品みたいに見えない力で攻撃したり、弾を受け止めたりしやがるからな」
マオ「あんたがやられたっていう、あれかい?」
クルツ「ああ。こないだはソースケがかろうじて撃墜したが…」
宗介(ラムダ・ドライバ…千鳥は強いメージが力場になると言っていたが、アーバレストがそれを発動させたのは、あの時だけだ)(使い方も機能もあやふやな兵器をあてにして奴と戦い、千鳥を守ることはできない)
かなめ「ソースケ…!」
宗介「君を降ろす。クルツ、千鳥を頼むぞ」
クルツ「ああ、ここから援護もしてやるよ」
マオ「さあて、お客さんたちも覚悟を決めな!」
メグ「は、はい!」
宗介「ガウルン、お前の好きにはさせん!」
ガウルン「へへっ、やる気になってくれたとは嬉しいねえ、カシム!」
<戦闘開始>>

<宗介vsガウルン>

宗介「アル、この機体にはラムダ・ドライバが搭載されている。そうだな?」
アル「肯定」
宗介「ならば、敵機がラムダ・ドライバを搭載していると仮定して、それに対抗する手段はあるか?」
アル「不明」
ガウルン「ラムダ・ドライバを使いこなせてないようだな! お前には過ぎた物じゃないのか、カ~シムゥ!」
宗介「くっ! その名で俺を呼ぶな、ガウルン!」

<ガウルン撃破>
〔ガウルンにスパーク〕
ガウルン「チッ、ラムダ・ドライバのコンデンサーが音を上げやがったか。整備担当はお仕置きだな」
〔ガウルン、マップ端へ移動〕
宗介「逃げるのか、ガウルン!」
ガウルン「ああ、興が削がれちまった。それに、ラムダ・ドライバを使いこなせてないお前なんて殺しても、おもしろくないしなぁ」「次に会う時を楽しみにしてるぜ、カシム!」
〔敵ユニット離脱〕
宗介「待て、ガウルン!」
マオ「追うんじゃないよ。あたしたちの目的を忘れたのかい?」
宗介「…いや」
クルツ「ま、正直言って、ラッキーだったな」
メグ(あの男、なんで相良君をカシムって…)
マオ「60秒後に迎えが来る。みんな、指定ポイントに集まりな」
メグ「ディーダリオン、あなたも…」
ディーダリオン「う…ぐうっ!」
メグ「!?」
ディーダリオン「うううっ!!」
〔味方ユニット離脱〕
クルツ「なんだ、なんだぁ?」
リナリア「変身、縮小。人間になった」
クルツ「話は聞いてたが、実際に見ると驚きだな」
マオ「ホントね。まあ、持ち運びが便利になっていいけど」
クルツ「そういう問題かよ」
マオ「ともかく、ふたりを回収。デ・ダナンに戻るよ」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

トゥアハー・デ・ダナン 格納庫
メグ「外から見た時も大きいと思ったけど…中もかなり広いのね」
リナリア「当然、人型兵器を運用するなら」
かなめ「ホントにここ、潜水艦の中なわけ?」
〔歩み寄る足音〕
テッサ「そうですよ、チドリ・カナメさん。初めまして、ですね」
かなめ「えと…あんたがソースケの上官の大佐殿?」
テッサ「はい、艦長のテレサ・テスタロッサです。気軽にテッサと呼んでください」
メグ「その若さで大佐、そして艦長だなんて…本当?」
テッサ「ええ」
メグ「いったい、どういう組織なの…いえ、なんです?」
テッサ「詳しくは後ほど。まずは皆さん、ご苦労様でした」「そして、ようこそ。私の艦、トゥアハー・デ・ダナンへ」

トゥアハー・デ・ダナン 第一状況説明室」
テッサ「私たちは、MARTという組織の情報を持っていません。さらに、南極氷床下に存在する異星人の戦艦についても」
メグ「こっちだって、いかなる国にも属さない対テロ極秘傭兵組織ミスリルなんて聞いたことがありません」
リナリア「当然、極秘組織だから」
メグ「そ、それはそうだけど…」
テッサ「お話を聞いて、私はひとつの仮説を立てました」「あなたたちはパラレル・ワールドの地球からやって来たのではないでしょうか」
リナリア「納得」
メグ「そう…ですよね。この世界とあたしたちの世界とでは歴史も国家構成も違いますし…」
テッサ「そして、あなたたちが並行世界の壁を越えた原因は、ディーダリオンとその追跡者」
メグ「多分、その通りです。もっとも、彼にそんな能力があったなんて、知りませんでしたけど…」
テッサ「では、新たな情報をお教えしましょう。人間の姿になったディーダリオンの調査結果です」「眠っている彼の身体をスキャンしてみたところ、異常なまでに速い自己治癒能力を除けば、人間と変わりがありませんでした」
メグ「!?」
リナリア「あり得ない」
メグ「彼は巨人に変身するんですよ? それに関連する機能があって然るべきでは?」
テッサ「骨格や筋肉、内臓などは人間と同じでした。事情を知らない者が彼を見れば、地球人だと思うでしょうね」
メグ「高い自己治癒能力に関係する器官もないんですか?」
テッサ「ありませんでした」
リナリア「信じられない」
テッサ「あと、ひとつ気になることが。彼は高い自己治癒能力を持っているにも関わらず、胸に大きな傷跡があります」「それがいつのモノなのか、何故治らないのかは不明です」
メグ「………」
テッサ「なんにせよ、一度基地に帰って、彼を詳しく調査する必要があると思っています。できれば、あなたたちの立ち合いのもとで」
メグ「それは…あたしたちとミスリルで保護してもらえるということでしょうか?」
テッサ「はい、そのつもりです」
〔通信のコール音〕
〔通信の開く音〕

マデューカス「艦長、よろしいでしょうか?」
テッサ「ええ」
マデューカス「情報部がマークしていたアークエンジェルですが…ザフトの追撃を振り切り、地球へ降下しました」「本部から、彼らの救援要請に応じよという命令が来ています」
テッサ「確か、地球連合軍の第8艦隊がアークエンジェルとの接触を図っていたはずですが」
マデューカス「彼らはザフトのモビルスーツ部隊に襲撃され、全滅しました」
テッサ「…由々しき事態ですね。針路を変更、アークエンジェルの降下ポイントへ」
マデューカス「アイ・マム。針路を変更し、アークエンジェルの降下ポイントへ向かいます」
〔通信の閉じる音〕
テッサ「メグさん、ごめんなさい。あなたたちを基地にご案内するのは、少し後になりそうです」
メグ「いったい、何が起きたんです?」
テッサ「かいつまんで説明しましょう。現在、地球とプラントの間で戦争が行われています」
メグ「プラント…?」
テッサ「遺伝子調整で強靭な肉体と優秀な頭脳を持って生まれてくるコーディネイターのスペースコロニー国家です」
メグ「じゃあ、プラントと地球の戦争は、コーディネイターとそうでない人たちの戦い…」
テッサ「そう思っていただいて結構です」
メグ「どうして、そんなことが…」
テッサ「社会において、能力の優劣は格差を生み出し、ナチュラルはコーディネイターに嫉妬しました」「そして、両者間の確執が次第に大きくなっていたのですが、戦争の最大原因となったのは…」「『血のバレンタイン』と呼ばれる悲劇…プラントの農業用コロニー、ユニウスセブンへ地球連合軍が核攻撃を行ったのです」
メグ「…!」
テッサ「その結果、ユニウスセブンは崩壊。プラントの武装組織であるザフトは報復を行い、戦争が勃発しました」
メグ「今は、どっちが優勢なんです?」
リナリア「たぶん、ザフト」
テッサ「その通りです」
メグ(コーディネイターの方が優秀だから…?)
テッサ「地球連合軍は状況の打開を図るべく、資源衛星コロニー・ヘリオポリスである兵器を開発していたのですが…」「それを察知したザフトに襲撃され、生き残った人たちが新造戦艦アークエンジェルで脱出したのです」
メグ「その後、地球へ降下したんですね」
テッサ「ええ」
リナリア「質問。ある兵器とは?」
テッサ「戦局を変え得る性能を持った新型モビルスーツです。ザフトがそれを奪えば、彼らはさらに優勢となり…」「結果的にパワーバランスを崩すだけでなく、地球へ大きな被害をもたらしかねません」「よって、我々ミスリルは新型モビルスーツと、それを搭載したアークエンジェルをザフトの追っ手から守るのです」

アークエンジェル ブリッジ
マリュー「ミスリル?」
ミリアリア「ええ、そう名乗っています」
ムウ「もしかして…あれかな」
マリュー「ご存じなんですか、少佐?」
ムウ「そういう名前の対テロ傭兵組織の噂を聞いたことがあってね。なんでも、そいつらはどこの国家にも属してないらしい」
マリュー「………」
ミリアリア「返答はどうします?」
マリュー「了解したと言って」
ナタル「艦長、軍の重要気密を抱えたまま得体の知れない組織と接触するおつもりですか?」

マリュー「現状で他に選択肢はありません。推進部が損傷し、移動できないのですから」
ナタル「しかし、救援を求めるなら、友軍に…!」
ムウ「そりゃそうなんだけど、音沙汰なしだからな。ここは、差し伸べてくれる手にすがってみようぜ」
ナタル「………」
マリュー「ヘリオポリス、宇宙要塞アルテミス、メネラオス旗下の第8艦隊…私たちは多くの犠牲を出しながら、ここまで来ました」「だから、なんとしてもこの艦をストライクを守らなければなりません…」
【シナリオエンドデモ終了】


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