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第4話
混迷への扉

【シナリオデモ開始】
ガウルン「ほ~う、随分と若い指揮官だな」
アスラン「仕事に年齢は関係ないでしょう?」
ガウルン「その通りだ。強く、賢い奴が生き残る。だからこそ、ナチュラルはコーディネイターをひがむのさ」
ニコル「…あなたもそうだと?」
ガウルン「そんなに了見は狭くねえぜ。だから、あんたたちにミスリルの情報を提供し、協力を申し出たのさ」
アスラン「あなたの目的は?」
ガウルン「お前と同じさ。どうしてもこの手で殺したい相手がいるんだよ」
アスラン「………」
ガウルン「なんだ、その顔? 一緒にするなってか? まあいい、作戦のプランは立ててある。ブリーフィングは10分後だ」
アスラン「そちらの指示で動けと?」
ガウルン「ああ、傭兵の戦い方を教えてやるよ。じゃあな」
ニコル「…あの男を信用していいんでしょうか」
アスラン「彼の雇い主が隊長に直接連絡を入れている。身元が疑わしければ、その時点で断っているはずだ」
ニコル「そうですね…」
アスラン「しかし、油断をしない方がいいだろう」
ニコル「ええ、わかりました」

トゥアハー・デ・ダナン 第一状況説明室
宗介「…ということがあってな。何故、千鳥が怒っているのかわからない」
クルツ「やれやれ…。あのな、俺たちみたいな傭兵と違って、あの子はデリケートなんだよ」「こんな潜水艦の中に閉じ込められたら、ストレスもtたまるだろうが」
宗介「だが、MARTのふたりは順応しているように見えるが」
クルツ「メグちゃんたちは女子高生じゃねえからな。しかも、南極にいたってんなら、閉鎖空間での生活に慣れてんだろ」
宗介「では、千鳥を広い所へ連れ出せばいいのか?」
クルツ「そうじゃなくて、俺と話してる暇があったら、カナメの傍にいてやったらどうだ?」
宗介「だが、彼女はそれを望んでいない。怒って、自分の個室へ戻ってしまった」
クルツ「真に受けてどうするよ。こうなったら、気分転換を口実にしてどこかへ連れ出すしかねえか」
宗介「この状況で、どこへ?」
クルツ「たとえば、アークエンジェルとかさ」
宗介「地球連合軍の機密である戦艦に護衛対象を連れて行くなど、許可が出るわけが…」
テッサ「…良いアイデアですね」
宗介「大佐殿…」
テッサ「すみません、盗み聞きをするつもりはなかったのですが」
宗介「い、いえ」
テッサ「カナメさんのことは、私も気がかりでした。作戦行動中でなければ、メリッサと一緒にお風呂へお誘いしたところですが」
クルツ「お、名案!」
テッサ「それはともかく…短い時間であれば、カナメさんをアークエンジェルへ連れて行き、気分転換をしてもらって構いません」「ラミアス艦長には私から乗艦許可をもらっておきます。サガラさんたちも護衛として同行してください」
クルツ「やった! あの艦には興味あったんだよな。年頃の女の子が乗ってるらしいし」
宗介「本当によろしいのですか、大佐殿」
テッサ「あなたたちにアークエンジェルへ行ってもらう理由は、もうひとつあります」
宗介「なんでしょう?」
テッサ「ストライクのパイロット、キラ・ヤマト少尉とコミュニケーションを取ってほしいと思ったからです」
宗介「………」
テッサ「これからしばらくの間、共に戦うことになるのです。彼がどういう人間なのか、知っておいてもらった方がいいでしょう」
クルツ「そいつぁ、一理あるな」
宗介「では、アークエンジェルへの移動手段は? ランチの類は補給物資運搬で使われていますが」
テッサ「アームスレイブと装備一式の使用を許可します。敵が襲撃してきた場合、そのまま出られるようにね」
宗介「…了解です」
クルツ「良かったな、ソースケ。カナメを連れ出す口実ができたじゃねか。これであの子の機嫌を直せるぜ?」
宗介「あくまで任務だ。それ以上の意味はない」
クルツ「なんだよ、つまんねえ奴」
テッサ「………」

アークエンジェル 食堂
〔扉の開閉音〕
ミリアリア「ふう…」
トール「交代かい、ミリィ」
ミリアリア「うん」
トール「そういや、アークエンジェルのエンジンの修理は終わったのか?」
ミリアリア「大体はね。もう移動できるようになったわ」
トール「そりゃ良かった」
ミリアリア「ところで、トール…キラと会った?」
トール「いや、こっちには来てないよ。なんかあったのか?」
ミリアリア「前の戦闘でキラが出撃した時、なんだかいつもと様子が違うと思って…」
トール「へえ…」
ミリアリア「それに、敵機の中にイージスがいたしね。色々と心配で…」
トール「…地球へ降りる直前にさ、フレイが軍に残るって言い出して…それで、俺たちも志願したけど…」「キラは降りるだろう思ってたら、結局、戻ってきてくれたし」「一緒に戦うって決心を固めてくれたと信じてるよ、俺は」
ミリアリア「そうね…」

アークエンジェル 個室
キラ「………」
フレイ「ん…キラ…もう起きてたの?」
キラ「あ、ごめん。起こしちゃった?」
フレイ「ううん、大丈夫」
キラ「………」
フレイ「どうしたの?」
キラ「フレイ、あの時も言ったけど…僕さ、戦うよ。フレイの想いの分もさ」「もう逃げない。決めたんだ、もう誰も死なせないって…」
フレイ「…それでいいのよ、キラ」(そう、私は賭けに勝ったんだから…)

アークエンジェル 格納庫
かなめ「ふ~ん、トゥアハー・デ・ダナンでは雰囲気が違うのね」
クルツ「そりゃまあ、アークエンジェルは宇宙戦艦だからな」
かなめ「あっちのあれは?」
マオ「モビルスーツの発進カタパルトよ」
かなめ「へー、すごそう」
宗介(どうやら、機嫌を直してくれたようだ。大佐殿に感謝しなくてはな)
ムウ「お客さんが来るとは聞いていたが、こんな可愛い子も一緒だったとはな」
かなめ「あなたは?」
ムウ「ムウ・ラ・フラガだ」
かなめ「えっと…千鳥かなめです。初めまして」
マオ「ムウ・ラ・フラガ…エンデュミオンの鷹とこんな所で会えるとはね」
ムウ「へえ、ミスリルでも名が知られてるとは光栄だね」
かなめ「有名な人なの?」
宗介「ああ、地球連合軍のモビルアーマー乗りでムウ・ラ・フラガ少佐の名を知らぬ者はいない」
〔警報〕
かなめ「!?」
ムウ「チッ、向こうの動きの方が早かったか」
マオ「出るよ、クルツ、ソースケ!」
クルツ「了解!」
宗介「フラガ少佐、千鳥を艦の安全な場所へ」
ムウ「ああ、わかった」
かなめ「ソースケ…!」
宗介「千鳥、安心してくれ。君は…この艦は、俺たちが守る」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
『混迷への扉』


【戦闘マップ1開始】
〔味方戦艦出願済み〕
テッサ「アークエンジェルの推進部の修理が完全に終わるまでの時間は?」
マデューカス「およそ30分ほど…現状でも原速での航行は可能です」
テッサ「アームスレイブとDTの足場を考慮すれば、ここで敵を迎え撃った方がいいのですが…」
カリーニン「それは、多少危険な賭けになりますな」
テッサ「ここであの艦を守り切らなければ、私たちはアラスカへ行けません。出撃可能な機体は、全て出してください」「そして、ラミアス艦長に現戦域から離脱できる準備を整えておくよう伝えてください」
カリーニン「了解です」
トノムラ「接近中の敵機の識別終了! イージスとジンです!」
マリュー「ブリッツがいない…!?」
ムウ「妙だな」
チャンドラ「前の戦闘で受けたダメージを直しきれなかったとか…」
マリュー「ともかく、今は目の前の敵に集中しましょう。ストライクも出撃させて」
ミリアリア「了解! ストライク、発進どうぞ!」
〔味方ユニット出現〕
マオ「もう少し時間があれば、カナメだけでもダナンに戻せたんだけどね」
クルツ「言い出しっぺは俺だからな。エンジェルもアークエンジェルもしっかり守ってみせるぜ」
宗介「ああ」
メグ「ディドも頼むわよ?」
ディーダリオン「…わかった」
トノムラ「敵機、戦域内へ侵入!」
〔敵ユニット出現〕
アスラン「各機、手はず通りに」
ザフト兵「了解!」
キラ「アスラン…君が何度来たって、僕は!」
<戦闘開始>

<2PP>

テッサ「…敵機が動きませんね」
カリーニン「こちらの機体を誘き出すつもりかもしれませんな」
テッサ(なら、別働隊がいる…?)「アークエンジェルに現戦域から離脱するよう伝達。何機か直掩に回してください」
カリーニン「了解です」
ムウ「イージスすら突っ込んで来ないとはな。こいつは怪しいぜ」
ナタル「敵の目的は、陽動…?」
ミリアリア「デ・ダナンより通達! アークエンジェルはただちに現戦域から離脱せよとのことです!」
マリュー「わかったわ。推進部の修理を中断! 艦を動かせるようになるまでの時間は!?」
ノイマン「あと60秒です!」
マリュー(それまで、なんとしても凌がなければ…!)

<アスラン撃破orHP50%以下・勝利条件達成>
アスラン「くっ! だが、目的は果たしたぞ!」
キラ「なんだって!?」
〔敵ユニット出現〕
トノムラ「ちょ、直近に敵機が出現!」
マリュー「なっ…!」
ムウ「ブリッツ! ミラージュコロイドか!」
ニコル「この距離なら!」
〔アークエンジェルに爆発〕
ミリアリア「きゃああっ!!」
マリュー「弾幕を展開つつ、後退! 急いで!!」
ノイマン「りょ、了解!」
〔味方戦艦離脱〕
キラ「くっ、アークエンジェルを守らなきゃ!」
テッサ「イージスは本艦で牽制します。アークエンジェルの近くにいる機体は援護に向かってください」
マオ「ウルズ2、了解! みんな、アークエンジェルを追いかけるよ!」
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方戦艦出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕

ニコル「逃がすものか!」
〔アークエンジェルに爆発〕
マリュー「くうっ! もっと速度を上げて!」
ノイマン「駄目です、スラスターに直撃を受けました! 航行がままなりません!」
マリュー「な、なんてこと…!」
〔味方ユニット出現〕
キラ「なんとか追いついた!」
メグ「敵が1機だけなら…!」
〔敵ユニット出現〕
チャンドラ「ああっ!」
ムウ「伏兵か!」
ナタル「我々はまんまと誘き出された…!?」
クルツ「しかも、サベージかよ!」
マオ「ザフトの連中がASを使うとは思えないね。協力者がいるってこと?」
宗介(この状況で…?)
メグ「あのサベージを送り込んで来たのは、どこの国なんです!?」
クルツ「さあな。乗ってるのがテロリストだったら、ザフトの連中は何考えてんだか」
マオ「ともかく、サベージを突破して、ブリッツを! でなきゃ、アークエンジェルを沈められるよ!」
キラ「ブリッツは、僕が止めてみせる!」
<戦闘開始>

<ニコル撃破orニコル以外の敵全滅or2PP・勝利条件達成>

ニコル「くっ…! あの男は、何故動かないんだ…!?」
アスラン「ニコル、奴は俺たちを捨て駒にするつもりだったようだ」「これ以上、付き合う必要はない。撤退しろ」
ニコル「わ、わかりました」
〔敵ユニット離脱〕
トノムラ「戦域内の敵反応、消えました!」
マリュー「…今回もなんとかなったようね」
ナタル「艦長、この場に留まるのは危険です。各機を艦に戻し、現戦域から離脱すべきかと」
マリュー「そうね、今の内に弾薬を補給させましょう」
ミリアリア「各機へ。ただちに帰艦してください」
マオ「ウルズ2、了解。みんな、行くよ」
〔味方ユニット離脱〕
メグ「ディド、何してるの? 早く戻って」
ディーダリオン「ああ」
〔敵ユニット出現〕
ディーダリオン「…!」
ガウルン「ハハハハ! この時を待ってたぜぇ!」
〔ガウルン、ディーダリオンへ攻撃〕
〔ディーダリオンに爆発〕

ディーダリオン「ぐああっ!!」
宗介「ガウルンか!?」
ガウルン「悪いな、カシム! 優先度はこいつの方が上になったんだよ!」
ディーダリオン「ぐ、うううっ!」
メグ「ディド!!」
ガウルン「もう逃げられねえぜ!」
〔ガウルン、ディーダリオンへ隣接〕
〔ガウルン、ディーダリオンへ攻撃〕

[イベント戦闘「ディーダリオンvsガウルン」]
〔ディーダリオンにスパーク〕
ディーダリオン「ぐっ! がはっ!!」
メグ「ディ、ディドォッ!!」
ガウルン「ハハハハ! これでもう見動き取れねえだろう! いただいていくぜ!」
〔ディーダリオン、発光〕
ガウルン「なんだぁ!?」
メグ「あ、あの光は!?」
ディーダリオン「ううう! ううあああああぁぁぁl!!」
マリュー「な、何が起きているの!?」
チャンドラ「ディ、ディーダリオンから高エネルギー反応が!!」
ディーダリオン「うおああああああああ!!」
リナリア「暴走…!?」
ガウルン「チイッ! こいつはヤベえぜ!」
〔ガウルン、マップ端へ移動〕
〔敵ユニット離脱〕

ディーダリオン「おおおおああああああ……!!」
〔画面、震動〕
〔画面、発光〕

【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ザフト艦 ブリッジ
クルーゼ「ガウルンの本命は、白い巨人だったか…」
アスラン「隊長のご存じなかったのですか?」
クルーゼ「裏があるとは思っていたがね。ガウルンは何か言っていたか?」
アスラン「ビジネスの話はいつでも聞く、と」
クルーゼ「そうか」
アスラン「これから我々はどうすれば?」
クルーゼ「こちらから指定する地上の友軍と合流し、待機してくれたまえ」
アスラン「了解です」
クルーゼ(報告通りならば、白い巨人の力は実に興味深い)(そして、あの男はそのことを知っていたようだな…)

トゥアハー・デ・ダナン 中央発令所
カリーニン「アークエンジェル、及び周辺にいた機体の反応は全てロスト。残骸なども確認できませんでした」
テッサ「つまり、彼らは地上から忽然と消えてしまったと?」
カリーニン「にわかには信じがたいですが」
テッサ「直前に観測したディーダリオンの光と空間歪曲現象…」「そして、メグさんから聞いた話を踏まえると…彼らは別の世界へ行ってしまったのかもしれませんね」
マデューカス「二度あることは三度ある、と…」
テッサ「四度目が発生するかもしれません。ですので、観測は引き続きお願いします」
マデューカス「アイ・マム。観測を続行します」
カリーニン「大佐殿、上と連合軍側への報告は?」
テッサ「ミスリルはともかく、それ以外のところへありのままを伝えても混乱を招くだけでしょう」
カリーニン「しかし、敵は気づいています」
テッサ「それで、どうなると? 今の私たちに並行世界間の移動を可能とする技術はありません」「しかも、空間跳躍能力を有していると思われるディーダリオンも消えてしまったのですから」
カリーニン「………」
テッサ「残された側から見たら、まるで神隠し…」
カリーニン「それは…」
テッサ「忽然と姿を消してしまう現象を、昔の日本の人々は神様が隠したと表現したそうです」「…大天使を消してしまう神様だなんて、とんだ皮肉もいいところだわ」
【シナリオエンドデモ終了】


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