第5話
ガンダムマイスター
【シナリオデモ1開始】
???(※スメラギ)「この反応…」「ヴェーダの予測は正しかった…ということね」
【シナリオデモ1終了】
【戦闘マップ1開始】
〔次元転移〕
〔味方戦艦出現〕
マリュー「衝撃が収まった…!? 本艦の状況をすぐに確認して!」
トノムラ「周辺に敵影なし!」」
ノイマン「現在位置をロスト! 電波攪乱などジャマーの類いはありませんが、地球連合軍の信号がキャッチできません!」
ナタル「なんだと…!? 故障の可能性もある、すぐにチェックを!」
ミリアリア「トゥアハー・デ・ダナンとの通信が途絶! 呼びかけを続けていますが、反応ありません!」
マリュー「どことも連絡が取れないということ…!?」
ムウ「おい、ディーダリオンはどうなった?」
トノムラ「反応はありません!」
ムウ「あいつも消えちまったのか?」
メグ「あ、あの!」
マリュー「あなたは…」
メグ「メラフディンのパイロット、大門恵留です! ディドを捜しに行かせてください!」
マリュー「ディド?」
ディド「その、なんていうか…! 彼がディーダリオンそのものなんです!」
マリュー「えっ…!?」
メグ「お願いです、メラフディンの発進許可を! ディドがこの近くにいるはずなんです!」
マリュー「………」
【戦闘マップ1終了】
【シナリオデモ2開始】
アークエンジェル ブリッジ
マリュー「こ、ここが並行世界の地球ですって…!?」
マオ「あたしも信じられないんだけどね。メグの話から判断すれば、その可能性が大ってわけ」
メグ「………」
ムウ「ま、荒唐無稽な話だが、辻褄は合うな。少なくとも、アークエンジェルが元いた所から跳ばされちまったのは事実だし」
ミリアリア「それに、トゥアハー・デ・ダナンどころか、地球連合軍とも連絡が取れません…」
ムウ「にも関わらず、ここが日本近海らしいってことは海図で判明してる」「つまり、俺たちは元いた世界と似た別の地球へ転移しちまったってわけだ」
メグ「確実なのは、ここはあたしやリナリアがいた世界ではないということです。相変わらず、MARTと連絡が取れませんから」「また、並行世界と言っても歴史や国家構成などは全然違う可能性があります。あたしたちの世界と皆さんの世界とではかなりの食い違いがありましたから」
ナタル「何の根拠があって、そのような話を信じろと?」
マオ「根拠は、ディドだね。人間を20メートルの巨人に変身させる技術や、別の並行世界へ転移する技術はあたしたちの世界にはないんだし」
ナタル「しかし、それだけで…」
ムウ「わからないことは調べるしかない。この世界に人間がいるとして、その連中にとっちゃ俺たちは突然現れた異邦人だからな…」「下手すりゃ、襲撃されるぜ?」
マリュー「…そうですね。ノイマン少尉、推進部の修理が完全に終わるまでの時間は?」
ノイマン「1時間程です」
マリュー「では、修理が終わったら日本へ向かいましょう。各機の補給と整備も急がせて」
ナタル「艦長!」
マリュー「この場に止まっていても、どうにもなりません。フラガ少佐の言葉通り、この世界の情報を集める必要があります」
ナタル「その前に、我々が並行世界へ来てしまったのなら、元の世界へ帰る方法を模索するべきでは?」
マリュー「無論それも同時進行で。でも、すぐに戻れるとは限らないから…」「この世界で私たちがどう行動すべきか、その判断を行うために情報を収集しましょう」
アークエンジェル 食堂
トール「その話、本当なのか?」
サイ「ああ…とりあえず、日本へ近づいてみるってさ」
トール「日本って言ったって…別の世界なんだろ、ここ」
カズイ「どうなっちゃうのかな、僕たちは…」
ミリアリア「………」
〔扉の開閉音〕
かなめ「あ、あの…こんにちは」
カズイ「誰?」
宗介「失礼する」
ミリアリア「あなたは、ミスリルの…」
宗介「ウルズ7、相良宗介軍曹だ」
かなめ「あたしは千鳥かなめ。よろしくね」
宗介「彼女は戦いに巻き込まれてな。ミスリルで保護している」
カズイ「そうなんだ…僕はカズイ・バスカーク」
サイ「サイ・アーガイルだ」
ミリアリア「私はミリアリア・ハウよ」
トール「トール・ケーニヒだ」「俺たちも君と似たような境遇だから、なんかあったら相談してくれ」
かなめ「似たような? あなたたちって、この艦のクルーなんじゃ…」
カズイ「僕らは正規の軍人じゃなくて、志願兵なんだ」
サイ「少し前までは、ただの学生。ヘリオポリスがザフトに教われた時、アークエンジェルに乗ることになってさ」
ミリアリア「あと、キラとフレイっていう友達もいるから今度紹介するね」
かなめ「「うん、ありがと。これからよろしく」
宗介「キラ…キラ・ヤマト。ストライクのパイロットだな」
トール「ああ。あいつが戦ってくれたから、俺たちは生き残れたんだよ」
かなめ「そう…なんだ。でも、学生だったのにパイロットだなんて…」
カズイ「…コーディネイターなんだ、キラは」
かなめ「え? じゃあ、どうして地球連合に?」
宗介「戦争を避け、中立国に身を置くコーディネイターもいる」
サイ「そう、あいつは俺たちを守るためにずっと戦ってくれてるんだ」
宗介「できれば、彼と話をしたいのだが」
かなね「珍しいわね、ソースケあんたから話があるなんて」
幸助「これから何があるかわからない。戦闘が発生する可能性も高いだろう」「だから、一緒に戦うことになるパイロットのメンタルを直接確認しておきたい。大佐殿からもそうしろと言われている」
かなめ「なんで、そんな…」
宗介「キラ・ヤマトが高い能力を保有していることはこれまでの戦闘で判明しているが…」「背中を預けられるかどうかについては、別問題だ」
かなめ(…いつものノリじゃないわね、ソースケ)(確かに、並行世界って言っても、あたしたちがいた世界とどこまで同じなのかわからないし…ここの方が危険かもしれない)(………)(並行世界の日本って、どんな所なんだろ…?)
アッシュフォード学園 生徒会室
ミレイ「こ~ら、ルルーシュ! 今、寝てたでしょ。また手止まってた!」
ルルーシュ「会長…だからって、頭叩かないでくださいよ」
シャーリー「ルル、最近疲れてる?」
リヴァル「だよな、付き合い悪いし。なんか俺たちに内緒で面白いことでもやってんの?」
ルルーシュ「ああ…いや、ここ最近事件が多いだろ。ついニュースとか調べてさ」
リヴァル「確かに気になるよな、あのゼロって奴、いったい何者なんだろう? クロヴィス殿下暗殺をあんなに堂々と宣言するなんて…」
シャーリー「えっ? ルルが興味あるのって、ソレスタルビーイングの方じゃない?」「戦争をなくしたいのはわかるけど、全世界に宣戦布告とか…」
ミレイ「はいはい、話を脱線させないの! 私たちアッシュフォード学園生徒会は今、大ピンチなの!」
リヴァル「って言っても、明日締め切りの書類の整理してるだけッスけど」
ミレイ「リヴァル、あんたもメンバーなんだから」
ニーナ「ミレイちゃんがもう少し早く気づいてたら…」
ミレイ「う…ニーナまで」
シャーリー「か、会長、私は頑張りますよ!」
ミレイ「さっすが、シャーリー! ほら、みんなも彼女を見習って、ジャンジャン片づけるわよ!」「ガーーッツ!!」
リヴァル「…またガッツの魔法ですかぁ?」
ルルーシュ(魔法、か。シンジュクゲットーであの女と出会って手に入れた力…うまく使いこなせば、武器となる…)「はず!?」
シャーリー「ど、どうしたの、ルル? いきなり変な声を出して」
ニーナ「窓の外に何かいるの?」
ルルーシュ「なんでもない! 会長、ちょっと席を外します!」
〔走り去る足音〕
ミレイ「サボるつもりだったら、承知しないわよ~!」
アッシュフォード学園 クラブハウス前
C.C.「随分と積極的なアプローチだな。こんな人気のない場所に連れ込んで」
ルルーシュ「馬鹿か、お前は! ふらふら出歩くな!」
C.C.「いいだろう、学校の中くらい。堅いことを言うな」
ルルーシュ「駄目だ、お前は部外者なんだぞ? それに、軍に追われている身だろう」
C.C.「追っていると言っても、軍のごく一部…普通に隠れてるだけなら、お前の家で充分だ」
ルルーシュ「緊張感のない奴だな、相変わらず」
C.C.「…用は済んだ?」
ルルーシュ「いや…前にした質問の答えを聞かせてもらおうか」
C.C.「またその話か。しつこいな」
ルルーシュ「…俺と出会った時、お前は額を撃ち抜かれ、死んだはずだ。どうやって助かった?」
C.C.「………」
ルルーシュ「何故、C.C.と名乗っている? あの時に言っていた契約とはなんだ?」
C.C.「…気に入ったようだな、私が与えた力は」
ルルーシュ「………」
〔ギアスの発光音〕
ルルーシュ「やはり、この左目の力はお前が…」
C.C.「不満か?」
ルルーシュ「いや、感謝してるよ。俺のスケジュールを大幅に前倒ししてくれたんだからな」
C.C.「スケジュール?」
ルルーシュ「ブリタニアをぶっ壊す予定表さ。世界の1/3を占める帝国が相手だ…動き出せるのは、もう少し後になると思っていた」
C.C.「壊せると思うのか、その力だけで?」
ルルーシュ「なくても、やるつもりだった」
C.C.「見込み通り、面白い男のようだ。特別にもうひとつプレゼントをっやろう」
ルルーシュ「なんだ、それは?」
C.C.「…こことは違う世界から来た者たちがいる。この情報をどう使うかは、お前次第だ」
ルルーシュ「………」
【シナリオデモ2終了】
サブタイトル
『ガンダムマイスター』
【戦闘マップ2開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〔味方ユニット出現済み〕
ノイマン「艦長、まもなく沿岸部です」
マリュー「ここまでは何事もなく来られたわね…」
ムウ「だから、余計に妙なんだよ。俺たちの世界から、とっくに領空侵犯で迎撃されてるところだからな」
チャンドラ「レーダーで船影や機影はキャッチしていましたから、文明が存在していないということはないでしょうが…」
ムウ「様子見だとしても、アークエンジェルをここまで接近させるってことは…」
〔レーダー反応〕
トノムラ「高熱源体、急速接近!」
チャンドラ「熱源反応からして、機動兵器だと思われます!」
ムウ「おいでなすったか!」
マリュー「総員、第一戦闘配備! ただし、命令あるまで攻撃を禁じます!」
〔敵ユニット出現〕
ムウ「見たことのないタイプだな。ASよりさらに小さいぜ」
メグ「日本軍のマークを付けてない…」
宗介「自衛隊でもないな」
マオ「これで、メグの並行世界説の信ぴょう性が高まったね」
ブリタニア騎士「所属不明艦に告ぐ! 武装を解除し、投降せよ! さもなくば、攻撃する!」
マリュー「こちらは地球連合軍強襲機動特装艦、アークエンジェル! そちらと交戦する意志はありません!」
ブリタニア騎士「地球連合…!? 何を言っている!?」
マリュー「事情は説明しますが、少なくとも日本の敵ではありません!」
ブリタニア「日本!? 敵ではないだと!? ならば、貴様らはイレヴンどもの仲間か!」
マリュー「えっ!?」
ナタル「イレヴン…!?」
ブリタニア騎士「各機へ! 武力行使であの艦を制圧するぞ!」
〔レーダー反応〕
チャンドラ「シーカー波を感知! 本艦がロックされました!」
マリュー「そんな!」
ナタル「待て! こちらに交戦の意志はない!」
ブリタニア騎士「地球連合などと、テロリスト風情が大層な名を…! イレヴンどもがつけ上がらぬよう、神聖ブリタニア帝国の力を思い知らせてやる!」
〔アークエンジェルの近くに爆発〕
ミリアリア「きゃああっ!」
ムウ「問答無用かよ!」
マリュー「ブリタニア帝国って…!」
ムウ「艦長、このままじゃやられるぜ!」
マリュー「わ、わかりました! 応戦します! 各機はただちに出撃を!」
〔味方ユニット出現〕
マオ「事情はわからないけど、向こうはこっちをテロリストだと認識してるみたいね」
キラ「そんな…!」
ブリタニア騎士「そ、そのモビルスーツは…ガンダムか!?」
キラ「えっ…!?」
クルツ「あいつら、ストライクを知ってんのか?」
ムウ「だが、ガンダムってのは坊主が付けた呼び名だぜ。あいつらが知ってるとは思えんが」
リナリア「推測。この世界にはガンダムという名の、別の機動兵器が存在」
宗介「敵はストライクを見ただけで、ガンダムと言った。形も似ている可能性がある」
マオ「なんにせよ、この場を切り抜けないとその疑問も晴らせない。みんな、応戦するよ!」
<戦闘開始>
<敵全滅・勝利条件達成>
トノムラ「現戦域内の敵反応、全て消えました!」
マリュー「すぐにこの場から離脱しましょう。回頭し、各機を…」
〔レーダー反応〕
トノムラ「新たな熱源反応、現戦域へ接近中!」
マリュー「…簡単には逃げられないってことね。各機は引き続き迎撃を!」
【戦闘マップ1終了】
【シナリオデモ3開始】
プトレマイオス ブリッジ
クリス「…イレギュラーとブリタニア軍が接触し、交戦中」
スメラギ「思っていたより遅かったわね」
ラッセ「エリア11の情勢は不安定だからな」
リヒティ「ヴェーダがハッキングした情報だと僕たちと勘違いされてるみたいッスけど」
ラッセ「どっちみち、宇宙にいる俺らにゃなんにもできねえだろ」
リヒティ「でも、うちらへの風当たりがまた強くなっちゃいますよ?」
スメラギ「悪行なのは覚悟してたでしょ、武力介入を始めた時から」
リヒティ「そりゃそうですけどね」
スメラギ「それより、エリア11に更なる混乱が起きる方が問題ね」
フェルト「エリア11…神聖ブリタニア帝国の属領となった敗戦国日本に付けられた名称」「かつての日本人は自由と伝統、権利と誇り、そして名前を奪われ、イレヴンと呼ばれている」「ブリタニアの第3皇子クロヴィスが統治していたが、暗殺事件が発生」「イレヴンから名誉ブリタニア人となり、軍に籍を置いていた枢木スザクに殺人容疑がかかるも…」「ゼロと名乗る者が真犯人として名乗り出たことで事件は未だ混迷中」
スメラギ「相変わらず熱心ね、フェルトは」
フェルト「任務ですから」
リヒティ「わざわざ犯人だと名乗り出るなんて…ゼロって、どんな奴なんスかね?」
スメラギ「それも含めて調査中よ、リヒティ。だから、刹那にはトウキョウ租界に入ってもらったんだけど…」「彼の状況は、クリス?」
クリス「イレギュラーとブリタニア軍の交戦区域へ向かっています」
スメラギ「対応プランはB2で」
クリス「ブリタニアへの武力介入…いいんですか?」
スメラギ「ええ。彼らがこの世界に何をもらたすにしても判断する材料は必要になるでしょうから。偵察も兼ねて、情報を集めるように伝えて」(ヴェーダが予測した異世界からの来訪者…彼らについても検証しなければならないわね…)
アッシュフォード学園 クラブハウス ルルーシュの部屋
ゼロ「…ああ、わかった。お前たちは、引き続きブリタニア軍の動向を探ってくれ。以上だ」
〔通信の閉じる音〕
ゼロ「C.C.、お前が掴んだ情報はあながち嘘ではなかったようだな」
C.C.「まったく…疑り深い奴だ」
〔ヘルメットを外す音〕
ルルーシュ「レジスタンスからの報告で確証が得られた。エリア11のブリタニア軍は、正体不明の艦が現れたと騒いでいる」「中にはソレスタルビーイングだと騒ぎ立てる輩もいるようだが…これも利用できそうだ」「後は、どうやって来訪者たちと接触するか…」
C.C.「大変だな、学生であるルルーシュと謎の革命家ゼロの使い分けは」「だいたい、イレブンならともかく、お前はブリタニア人だろう? 何故そうまでして戦おうとする?」
ルルーシュ「………」
【シナリオデモ3終了】
【戦闘マップ2開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
ブリタニア騎士「新総督の着任を控えて、失態を演じるわけにはいかん! なんとしてもテロリストどもの艦を制圧する!」
マリュー「この場に居続けるのは危険です。隙があれば、離脱します」
ノイマン「了解!」
〔レーダー反応〕
トノムラ「高熱源体、急速接近中! 数は1!」
マリュー「敵の増援!?」
〔味方ユニット出現〕
刹那「………」
ブリタニア騎士「ガンダム! やはり、奴らはソレスタルビーイングか!」
キラ「あれは…モビルスーツ?」
ムウ「ストライクと形は違うが、カラーが似てるな。もしかして、敵が言ってたガンダムってのはあいつのことか?」
メグ「っていうか、この世界にはモビルスーツがあるのは確定?」
クルツ「その前に、あいつは敵なのか、味方なのか…」
刹那「刹那・F・セイエイ、エクシア、目標を駆逐する!」
〔敵ユニット撃破〕
トノムラ「所属不明機が敵機を撃墜しました!」
クルツ「なら、味方か。誰だか知らねえけど」
〔刹那、キラへ接近〕
〔通信のコール音〕
キラ「これは、あの機体から!?」
刹那「お前も…」
キラ「えっ?」
刹那「お前もガンダムか?」
キラ「ガンダムって、君はいったい…!?」
刹那「行動で示せ。お前がガンダムだというのなら」
キラ「ど、どういうことなんだ…!?」
〔ノイズ〕
キラ「駄目だ、繋がらない…!」
マオ「とりあえず、敵じゃないってんなら、あいつは放っておきな!」
キラ「りょ、了解!」「行動で示す? ガンダムなら? 僕はただ、フレイを…みんなを…!」
<戦闘開始>
<敵全滅・勝利条件達成>
刹那「…敵勢力の全滅を確認」(あれが本当にガンダムならば…)
キラ「………」
刹那「ミッション終了。エクシア、離脱する」
〔味方ユニット離脱〕
キラ「あっ!」
トノムラ「所属不明機、現戦域から離脱!」
ムウ「…こっちを助けてくれたが、あれがガンダムだってこと以外はわからなかったな」
ナタル「むしろ、疑問が増えました」
マリュー「なんにせよ、この世界の日本は私たちが知る日本と大きく違いがあるようね…」
ムウ「成り行きとはいえ、ブリタニアって連中にい敵視されたしな」
マリュー「ええ、日本に近づくのは危険です。太平洋上へ離脱しましょう」
〔レーダー反応〕
ミリアリア「これは…」
ムウ「どうした?」
ミリアリア「暗号電文のような物をキャッチしました。発信源は不明です」
マリュー「暗号…? 解析できる?」
チャンドラ「やってみます」
トノムラ「もしかして、さっきのガンダムでは?」
ウウ「あいつはキラに通信を入れてきたんだぞ。わざわざ暗号を使う必要があるのか?」
トノムラ「確かに…」
チャンドラ「艦長、解析には時間がかかりますが、送信主に関係があると思われる語句が判明しました」
マリュー「なに?」
チャンドラ「ゼロ、です」
マリュー「ゼロ…?」
【戦闘マップ2終了】
【シナリオエンドデモ開始】
プトレマイオス ブリッジ
ラッセ「…並行世界にもソレスタルビーイングみたいな組織があるのかよ?」
スメラギ「そこまでは不明だけど…ヴェーダの予測によれば、彼らの存在は私たちのプランに影響を及ぼす可能性が高いそうよ」
ラッセ「なら、刹那に連中の監視を続けさせるのか?」
スメラギ「ええ。場合によっては、私たちで彼らを保護しなければならないかも」
〔通信のコール音〕
フェルト「クロヴィス第3皇子の追悼式典の放送を受信」
リヒティ「なんかタイムリーッスね」
ラッセ「ブリタニアにしてみれば、内外に向けて威信を保つためのアピールなんだろう」
スメラギ「戦争根絶を掲げるソレスタルビーイングにとっても三大国の動向は無視できない…」「特に神聖ブリタニア帝国の皇帝、シャルル・ジ・ブリタニアの意向は警戒が必要ね」
フェルト「ちょうど、皇帝の演説が始まりました」
シャルル「人は、平等ではない。生まれつき足の速い者、美しい者、親が貧しい者、病弱な身体を持つ者…」「生まれも育ちも才能も、人間は皆違っておるのだ。そう、人は差別されるためにある」「だからこそ、人は争い、競い合い、そこに進歩が生まれる。不平等は悪ではない。平等こそが悪なのだ」「それは平等を謳った結果、愚衆に満ちあふれたることになった国々を見れば明らかである!」「しかしながら、我がブリタニアと同盟国ユニオンは争い競い、常に進化を続けている」「戦争根絶を掲げる武装組織ソレスタルビーイングなど、理想のみを語る愚者に他ならない」「ブリタニアだけが前へ、未来へと進んでいるのだ。我が息子クロヴィスの死も我々が進化を続けているという証!」「戦うのだ! 競い、奪い、獲得し、、支配しろ! その果てに未来がある!」「オール・ハイル・ブリターニア!」
プトレマイオス ブリッジ
リヒティ「相変わらず強烈ですね、ブリタニアは…」
フェルト「エリア11の新総督は、第2皇女コーネリア・リ・ブリタニアと発表されました」
スメラギ「ブリタニアの魔女…彼女が着任するということは、エリア11のレジスタンス鎮圧に本腰を入れるということね」
【シナリオエンドデモ終了】
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● 第6話「誘う仮面」 へ進む
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