第8話
ナリタ攻防戦
【シナリオデモ1開始】
トウキョウ租界 街中
刹那(次の指示…監視対象が動きを見せるまで待機)(部屋に戻るか)
沙慈「あのう、隣の部屋の方ですよね? 最近、引っ越して来られた…」
刹那「………」
沙慈「あ、僕、沙慈・クロスロードって言います。姉とふたりで暮らしています」
刹那「刹那・F・セイエイ」
沙慈「セイエイ? 変わった名前ですね。これからもよろしくお願いします」
刹那(この男河口湖のニュース映像で見た。日本解放戦線の人質か)
〔歩き去る足音〕
沙慈「あっ…愛想ないなあ」
アッシュフォード学園 クラブハウス ルルーシュの部屋
ルルーシュ「…この男はブリタニア人か。スパイにしては堂々としてるな。主義者か」
C.C.「いつまでモニターを見ているつもりだ?」
ルルーシュ「黒の騎士団への入団希望者が多くてな」「ブリタニアは嫌いだが、テロという手段には賛成できない。それが大多数のイレヴンの意見だからな」
C.C.「つまり、ほとんどのイレヴンは黒の騎士団を支持する…」
ルルーシュ「ソレスタルビーイングは全世界を相手に武力介入を宣言し、戦争根絶を掲げたが…」「一般人は身近に感じる脅威を取り除いてくれる『正義の味方』を求める」「おかげで集団での行動が取りやすくなった。民衆が体制側に通報しないだけでも大助かりだ」「キョウトとかいうグループもナイトメアを回してくれるというし、情報提供も加速度的に増えている」「そして、高い戦力と機動力を持つアークエンジェル…彼らがいれば、計画はさらに前倒せる」
C.C.「いつまでも協力してくれるとは限らないぞ。ソレスタルビーイングのガンダムもな」
ルルーシュ「それはわかっているが、日本人って奴はスタンピードに弱いからな。肯定できる隙間さえ作ってやれば…」「みんな大好きだろ、正義の味方は?」
C.C.「フフ…それは正義の味方の顔ではないな」
トウキョウ租界 エリア11総督府
コーネリア「我々としては、いつまでもこのエリア11に足止めされているわけにはいかん」
ギルフォード「ソレスタルビーイングの活動も相まって、神聖ブリタニア帝国の領土拡大に対する抵抗が強まっています」
コーネリア「なればこそ、反政府勢力の撲滅は急務。そのためにも、まずは最大の抵抗勢力…日本解放戦線の本拠地、ナリタを討つ」
ダールトン「攻略方法は?」
コーネリア「協力メンバーのリストを手に入れるためにも、空爆で本拠地ごと潰すわけにはいかない」「4個大隊を分割し、ナリタ連山全体を取り囲む。そして、一気に包囲網を狭め、殲滅する」
ユーフェミア「…包囲網の外から敵が現れることはないのでしょうか」
コーネリア「黒の騎士団と例の大型戦艦…そして、ソレスタルビーイングか」
ユーフェミア「はい」
コーネリア「想定内だ。彼らとて、我が方の数には打ち勝てまい。下手に姿を現せば、その時が最期となろう」
ユーフェミア「………」
コーネリア「このエリアは私が綺麗にしてお前に渡す。だから、危ないことは考えるな」
ユーフェミア(…あの時、ゼロが話した意味はまだ続きがあるということかしら…)(朱雀、あなたならどう思うの…ゼロの行いを…。そして、私は…)
アッシュフォード学園 教室
スザク「本日付けを持ちまして、このアッシュフォード学園に入学することになりました枢木スザクです」
ニーナ「イレヴンが転校してくるなんて…」
リヴァル「違うって、ニーナ。名誉ブリタニア人だよ」
ニーナ「だって同じことだし…。まさか、テロリストじゃ…」
カレン「………」
シャーリー「怖がってるだけじゃ駄目よ。話してみなきゃ、どんな人かわからないわ」
ルルーシュ「スザクが転校してくるとはな…」
スザク「皆さん、よろしくお願いします」
シャーリー「こちらこそ!」
ルルーシュ(スザク…お前なら、このサインの意味がわかるはずだ)
スザク(あれは…!)
アッシュフォード学園 屋上
ルルーシュ「…7年ぶりに使ったよ、このサイン」
スザク「『屋根裏部屋で話そう』みんなには内緒の話をする時によく使ったね」
ルルーシュ「ああ」
スザク「安心した無事で」「名前、ルルーシュって呼んでも?」
ルルーシュ「前の俺は、記録上死んだことになってるから…ルルーシュ・ランペルージ。今はそう名乗ってる」
スザク「そう…」
ルルーシュ「そっちこそ、ここに入学って…」
スザク「僕も驚いたよ。まさか、ルルーシュがいるなんて」「その…君も知ってると思うけど、僕はクロヴィス殿下殺害の容疑者として取り調べを受けてね…」
ルルーシュ(そして、俺が…ゼロがお前を救い出した)
スザク「でも、その捜査を正しく行うよう取り計らってくれた人がいてね。その人が、17歳なら学校に行くべきだって」
ルルーシュ「ナナリーも喜ぶ。会ってやってくれ」
スザク「ごめん。今日はこの後、軍隊の仕事があるんだ」
ルルーシュ「まだ軍にいるつもりなのか」
スザク「うん、やらなきゃならないことがあってね」
ルルーシュ「………」
スザク「ごめん、下校する前に職員室へ行かなきゃならないんだ」
ルルーシュ「ああ、わかった」
スザク「じゃあ、また明日。ナナリーによろしく」
〔歩き去る足音〕
ルルーシュ(以前、お前はゼロの仮面を被った俺に言った…ブリタニアを中から変えると)(だが、そんな考えでは…)
〔歩み寄る足音〕
C.C.「あの男、私とお前が初めて会った時にいたブリタニア軍人だろう」
ルルーシュ「お前…! どこにいた?」
C.C.「そこの物陰だ」
ルルーシュ「ふらふら出歩くなと言っただろうが」
C.C.「誰にも見られていない。それより、いいのか?」
ルルーシュ「あいつは大丈夫だ。その…」
C.C.「?」
ルルーシュ「友達、なんだ」
C.C.「ほう…」
ルルーシュ「いいから、俺の部屋に戻れ」
C.C.「お前はどうする?」
ルルーシュ「アジトに行く。ある物が届くんでな」
カレン「これが…紅蓮弐式!」
ゼロ「ああ、キョウトから送られて来た完全な日本製ナイトメアフレーム」「これは君の物だ、カレン」
カレン「あたしが…? 今は人も増えたし…紅蓮の防御力ならば、あなたこそが…」
ゼロ「私は指揮官、戦闘の切り札は君だけだ。それに、君には戦う理由がある」
カレン「はい…!」(兄さん…母さん…あたしは、ブリタニアを倒して世界を変えてみせる…!)
扇「…ゼロ、ちょっといいか?」
ゼロ「なんだ?」
扇「変な情報が上がってきた。入団希望のブリタニア人からだ」「コーネリアが日本解放戦線の本拠地、ナリタ攻略作戦を発動したらしい」
ゼロ「ほう…」
扇「こちらを誘き出す罠じゃないのかな。裏を取ろうにも情報提供者と迂闊に接触するのは危険だし…」「かといって、無視するには大きすぎる情報だ。どうすればいい?」
ゼロ「…週末はハイキングかな。ナリタ連山まで」
カレン「それじゃ…!」
ゼロ「さっそくだが、紅蓮弐式で働いてもらうぞ、カレン」
カレン「はい!」
ゼロ(たとえ罠であったとしても、アークエンジェルを投入すれば、勝てる)(最悪の場合、あの艦は脱出手段にもなるからな)
アークエンジェル ブリッジ
ムウ「ゼロから次の依頼が来たって?」
マリュー「ええ」
ムウ「やれやれ、ずっと海の底で隠れてたからな。これでようやく陸の空気が吸える」
ナタル「呑気に構えてはいられません。ゼロの依頼は、かなり厄介なのです」
ムウ「どんな内容なんだ?」
マリュー「ブリタニア軍が日本解放戦線の本拠地、ナリタ連山の攻略作戦を発動したそうです」「そして、黒の騎士団はそこへ介入し、コーネリア総督の身柄を確保するつもりです」
ムウ「ほう、敵の大将に狙いを絞るのか」
マオ「で、あたしたちはその手伝いをするってわけ」
ムウ「なるほど。艦長、ゼロの依頼を受けるのかい?」
マリュー「ええ。黒の騎士団は、今の私たちにとって生命線ですから」
ナタル「自分は反対します。ブリタニアが大軍を投入してくるのが明白…ゼロは我々を切り札として使うつもりでしょう」
マリュー「彼は、ブリタニアと日本解放戦線を混乱させる秘策があると言っていたけど…」「私たちが勝敗の鍵を握ることになるなら、尚更行かなければならないわ」
マオ「異議なし。この艦と行動を共にする以上、艦長の命令に従うよ」
ムウ「ま、このまま海底に潜んでたって、しょうがないからな」
マリュー「ええ。これより本艦はナリタ連山に向かいます」
【シナリオデモ1終了】
サブタイトル
『ナリタ攻防戦』
【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現済み〕
ギルフォード「コーネリア様、各大隊の配置が完了しました」
コーネリア「わかった」
ギルフォード「それで、ユーフェミア様のことですが…」
コーネリア「予定通り、G1で後方支援。衛生班の指揮に当たらせよ」
ギルフォード「本来なら、総督府におられるべきでは?」
コーネリア「意外と強情なのだ、あれは。戦いの実際を見てみたいというのでな」
ギルフォード「承知致しました」
コーネリア「では、作戦開始!」
ギルフォード「イエス、ユアハイネス」
コーネリア(日本解放戦線…時に取り残されし者どもが…慈愛を忘れた者どもが…)(今こそ、まほろばの夢と共に朽ちて消えゆけ…!)
〔画面、震動〕
コーネリア「なんだ、この揺れは!?」
ギルフォード「まさか、このタイミングで地震など…!」
【戦闘マップ1終了】
【シナリオデモ2開始】
G1ベース 指令室
ユーフェミア「いったい、何が起きたのです!?」
ブリタニア騎士「ナリタ連山の各部で大規模な山崩れが発生! 多数のナイトメアが飲み込まれました!」
ユーフェミア「そんな…! お姉様は!?」
ブリタニア騎士「呼び掛けておりますが、電波障害のせいで応答がありません!」
ユーフェミア(もしや、これは…ゼロの策略…!?)
〔通信の開く音〕
ロイド「どうもどうも~! 特別派遣嚮導技術部でございま~す!」
ブリタニア騎士「無礼者! 従軍しているだけのイレギュラーは大人しくしていろ!」
セシル「確かに、そうなんですけど…」
スザク「ユーフェミア副総督、お願いします! 特派に命令を与えて下さい!」
ブリタニア騎士「白々しい…総督救援の功績が欲しいのだろう! たった1機で状況を変えられるなら、誰も苦労はせん!」
ロイド「いやいや、だからやってみてもいいじゃないですか。失敗しても、そちらの損失なんかじゃないでしょ?」
ユーフェミア「…わかりました。頼みます」
スザク「はい! 必ずや!」
【シナリオデモ2終了】
【戦闘マップ2開始】
〔味方ユニット出現済み〕
カレン「あそこまですごい山崩れが起きるなんて…!」
ゼロ(紅蓮弐式の輻射波動機構と貫通電極で起こした地滑りは予想以上の破壊力だったな)(日本解放戦線の無力化とコーネリア機の孤立には成功したが、もう少し緻密さは必要か)
カレン「ゼロ、こっちにナイトメアフレームが来る!」
ゼロ(!)
〔敵ユニット出現〕
ゼロ(このポイントにナイトメアが現れたということは、敵の布陣が大きく崩れた証拠だ)「カレン、お前はここを突破し、コーネリアを見つけ出せ」
カレン「はいっ!」
ゼロ「別動隊も行動開始だ。アークエンジェルが到着する前にコーネリアの居場所を突き止めろ」
カレン「いくぞ、ブリタニア! やっと…やっと、お前たちと対等に戦える! この紅蓮弐式こそが、私たちの反撃の始まりだ!!」
【戦闘マップ2終了】
【戦闘マップ3開始】
〔敵ユニット出現済み〕
コーネリア「ギルフォード、G1やダールトンたちとはまだ連絡が取れないのか?」
ギルフォード「はっ…」
コーネリア(この様子だと相当の損害が出たか。そして、我らは孤立…)(空軍に支援を要請できれば、この状況が打開できるものを…!)
〔レーダー反応〕
ギルフォード「コーネリア様、こちらへ近づいてくる物体が! 友軍ではありません!」
〔味方ユニット出現〕
カレン「こちら、カレン! コーネリアを発見したわ!」
ゼロ「よくやった。先程、アークエンジェルがナリタ連山に到着した。すぐにそちらへ向かわせる」
カレン「了解!」
コーネリア「なんだ、あれは…!?」
ギルフォード「ナイトメアだと思われますが、初めて見るタイプです。もしや、イレヴンが…」
コーネリア「彼らが独自にナイトメアを開発したとでも…!?」
〔レーダー反応〕
ギルフォード「今度は空中から…! もしや!?」
〔味方戦艦出現〕
コーネリア「くっ、このタイミングであの艦が現れるとは!」
ノイマン「人為的にあんな山崩れを起こすなんて…!」
ムウ「数の差を策でひっくり返したか。無勢でブリタニアに喧嘩を売るだけのことはあるな」
マリュー「各機は出撃し、コーネリア機の確保を!」
〔味方ユニット出現〕
ギルフォード「コーネリア様はお下がりください!」
コーネリア「ギルフォード、私をそこらの女と一緒にするなよ。お前はこの場を離れ、周辺にいる残存機をまとめろ」
ギルフォード「しかし!」
コーネリア「私がここに残れば、敵を引きつけられる。その間に我が方の戦力を立て直すのだ」
ギルフォード「はっ! 友軍を引き連れ、必ず戻って参ります!」
〔敵ユニット離脱〕
コーネリア「他の者は私に続け!」
<戦闘開始>
<カレンvsコーネリア>
カレン「コーネリア!!」
コーネリア「下衆の分際で!」
<コーネリアへダメージ・味方援軍1出現>
トノムラ「高熱源体、急速接近! 数は1! 識別…ソレスタルビーイングのガンダムです!」
〔味方ユニット出現〕
刹那「エクシア、監視対象を援護する」
キラ「また僕たちを助けてくれるのか…!?」
コーネリア「ソレスタルビーイングも現れたか…!」
<コーネリア撃破orHP40%以下・勝利条件達成>
コーネリア「くっ! そう簡単に私を討ち取れると思うな!」
カレン「まだ抵抗するのなら!」
〔カレン、コーネリアへ隣接〕
[イベント戦闘「カレンvsコーネリア」]
〔コーネリアに爆発〕
コーネリア「お、おのれ!!」
〔通信の開く音〕
ゼロ「聞こえているか、コーネリアよ。既にチェックメイトだ」
コーネリア「ゼロか!」
ゼロ「ああ、再会を祝うべきかな? しかし、その前に投降していただきたい。あなたには聞きたいこともあるしな」
コーネリア「私は投降はせぬ! 皇女として、最後まで戦うのみ!」
ゼロ「ふん、つまらん選択を…」
〔カレンに爆発〕
カレン「くっ! どこから撃ってきたの!?」
〔敵ユニット出現〕
スザク「総督、ご無事ですか?! 救援に参りました!」
コーネリア「特派だと! 誰の許しで!」
カレン「白カブト…!」
ゼロ「またか…また、あいつが!」
【戦闘マップ3終了】
【戦闘マップ4開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
ゼロ「紅蓮弐式は白カブトを破壊しろ! あいつの突破力は邪魔だ!」
カレン「はい!」
〔カレン、スザクヘ隣接〕
カレン「邪魔はさせない!」
[イベント戦闘「カレンvsスザク」]
カレン「かわした!?」
スザク「まさか…ランスロット並の速さ!?」
〔敵ユニット出現〕
ギルフォード「コーネリア様!」
コーネリア「ギルフォード、戻ったか!」
ギルフォード「ダールトンもまもなく到着します。姫様はお下がりください」
コーネリア「ああ、ここは任せるぞ」
〔敵ユニット離脱〕
カレン「逃がすか!」
〔カレンに爆発〕
カレン「くううっ!」
スザク「総督の後を追わせはしない!」
カレン「こ、こいつ!」
〔レーダー反応〕
艦長、さらなる敵機が現戦域へ接近中です!」
マリュー「白カブトの登場で流れが変ってしまったの…!?」
カレン「あたしは諦めない!このチャンスを逃してたまるものか!」
<戦闘開始>
<カレンvsスザク>
カレン「そこをどけ、白カブト!」
スザク「あいつは僕が止めてみせる!」
<スザクorギルフォード撃破orHP50%以下・勝利条件達成>
スザク「…これで総督が離脱する時間を稼げたはずだ」
〔警報〕
トノムラ「敵増援、30秒後に現戦域内へ到達します!」
マリュー「各機、警戒を!」
【戦闘マップ4終了】
【戦闘マップ5開始】
〔味方戦艦出現済み〕
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
トノムラ「敵増援、現戦域内へ侵入!」
〔敵ユニット出現〕
ダールトン「ギルフォード、よく持ち堪えたな」
ギルフォード「コーネリア様は?」
ダールトン「無事に後方まで下がられた」
ムウ「まずいな、このままだとこちらが包囲されかねないぞ」
ナタル「艦長、作戦は失敗です。すぐに撤退すべきかと」
マリュー「………」
ダールトン「よし、ここから巻き返すぞ!」
〔敵ユニット撃破〕
ダールトン「!?」
ギルフォード「上から撃ち抜かれた!?」
ダールトン「各機、散開しろ!」
〔敵ユニット撃破〕
ダールトン「おのれ!!」
宗介「戦域外からの狙撃か」
クルツ「誰だか知らねえが、なかなかの腕前だな」
〔レーダー反応〕
トノムラ「高熱源体、上空から急速接近! 数は1!」
〔味方ユニット出現〕
キラ「ガンダム…!?」
ロックオン「ブリタニアの精鋭相手じゃ、さすがの刹那も手を焼くか?」
刹那「ロックオン…」
ロックオン「加勢に来たんだぜ? ちょっとは嬉しそうにしろよ」
スザク「あのガンダムは…!」
メグ「もしかして、ソレスタルビーイング…」
マオ「たぶんね。こっちには攻撃してこなかったから」
ロックオン「刹那、ここにいるナイトメアを撃破した後、監視対象をここから撤退させるぞ」
刹那「了解」
ロックオン「さあて、さっさと戦闘を終わらせないとな」
クルツ「射撃戦用のガンダム…いいライフル持ってんじゃねえか」
ロックオン「デュナメス、目標を狙い撃つ!」
<戦闘開始>
<スザク撃破>
スザク「ま、まだ退くわけには…!」
〔通信の開く音〕
ロイド「そこまでだよ。君は役目を果たしたんだかね」
セシル「だから、機体が動く内に撤退して」
ロイド「そうそう、ランスロットを失いたくないからね」
スザク「は、はい…!」
〔敵ユニット離脱〕
<ダールトン撃破>
ダールトン「うぬっ、ここまで押し込まれるとは…!」
〔通信の開く音〕
コーネリア「退くのだ、ダールトン。これ以上、我が将兵の命を懸ける理由はない」「認めなくてはならん…今回は我々の負けだ」
ダールトン「イ…イエス、ユアハイネス…!」
〔敵ユニット離脱〕
<ギルフォード撃破>
ギルフォード「彼らの力がここまでとは…!」
〔通信の開く音〕
コーネリア「後退しろ、ギルフォード。日本解放戦線の生き残りが動き出した」「戦況はさらに混乱するだろう。ここでお前を失うわけにはいかない」
ギルフォード「イエス、ユアハイネス…!」
〔敵ユニット離脱〕
<敵全滅・勝利条件達成>
トノムラ「現戦域内の敵反応、全て消えました」
ミリアリア「艦長、ゼロから通信が入っています」
マリュー「わかったわ」
〔通信の開く音〕
ゼロ「ラミアス艦長、これ以上は消耗戦になる。今の内に撤退してもらいたい」
カレン「そんな! ゼロ、あたしはまだ戦える!」
ゼロ「難を逃れた日本解放戦線の兵たちが動き出し、ブリタニア軍と交戦を始めた。今ならば、追撃を受けずに済む」
カレン「コーネリアは! あそこまで追い詰めておきながら!」
ゼロ「残念だが、機会を改めよう。カレン、アークエンジェルと共に撤退するのだ。いいな?」
カレン「は…はい」
ロックオン「…さて、と。挨拶をするか」
〔通信のコール音〕
ミリアリア「艦長、ソレスタルビーイングのガンダムより通信が入っています!」
マリュー「えっ…!?」
【戦闘マップ5終了】
【シナリオエンドデモ開始】
アークエンジェル ブリーフィング・ルーム
ロックオン「俺の名はロックオン・ストラトス。ソレスタルビーイングのガンダムマイスターだ。で、こっちが…」
刹那「刹那・F・セイエイ」
ムウ「若いな。キラと同い年ぐらいか」
ロックオン「キラ?」
キラ「僕です。ストライクに乗っています」
刹那「ストライク…」
ムウ「お前さんのガンダムに似たモビルスーツだよ」
ロックオン「ああ、刹那が記録した戦闘映像を見た。中々の腕じゃないか」
キラ「いえ、そんな…」
クルツ「あんたもな。足場のない空中から、ナイトメアフレームっていう小さい的を撃ち抜いたんだからよ」
ロックオン「もしかして、あんたもスナイパーかい?」
クルツ「ああ。クルツ・ウェーバーだ、よろしくな」
マリュー「それで…ソレスタルビーイングが私たちに何の用かしら?」
ロックオン「結論から言おう。あんたたちにこの世界から消えてもらいたい」
ナタル「何…!?」
ムウ「それは、俺たちの存在を抹消するってことかい?」
ロックオン「いや、そうじゃない。監視の結果、ソレスタルビーイングが導き出した推論は…」「あんたたちが別の世界…たとえば、パラレル・ワールドから来たんじゃないかってことだ」
マリュー「…!」
刹那「事実か」
マリュー「え、ええ…」
ロックオン「そのことと、あんたたちが持つ戦力を知った奴は、自分の目的を果たすために利用しようとする」
マオ「ゼロのように?」
ロックオン「ああ、あんたたちは紛争の火種になるのさ。そいつは、俺たちにとって都合が悪い」「そこで…元の世界へ戻れる手段が判明するまで、ソレスタルビーイングがあんたたちを保護する」
マリュー「保護…?」
マオ「それで、何をしろっての?」
ナタル「紛争根絶のために戦えというのなら…」
ロックオン「何もしなくていいさ。この世界のどの勢力にも協力しないでほしいんでね」
マリュー「………」
ゼロ「それで、彼らの申し出を受けたのか?」
マリュー「ええ。私たちはこのまま日本から離れ、ソレスタルビーイングの案内で身を隠す場所へ向かいます」
ゼロ「鞍替えということかな?」
マリュー「…そう思われても仕方ありません。しかし、自分達の世界へ戻れる日まで、リスクは可能な限り避けたいのです」
ゼロ(自分たちとは無関係の争いを回避したいと思うのは当然だろうが…)(まさか、ソレスタルビーイングが彼らを抹消するのではなく、保護するとは…)(そのために監視していたというのか? いや、他にも理由があるはずだ)
マリュー「というわけで、申し訳ありませんが…」
ゼロ「了解した、ラミアス艦長。だが、こちらも礼を尽くさぬままといううわけにもいかない」「今まで協力していただいた感謝の証として、紅蓮弐式と紅月カレンを預けたい」
マリュー「えっ?」
ゼロ「道行き、あなたたちに火の粉が降りかかる可能性は大いにある」「せめて、安息の地へ姿を隠されるまで、カレンを護衛として同行させよう」
マリュー「お気遣いはありがたいのですが…」
ゼロ「これは以後も黒の騎士団があなたたちに刃を向けないという証でもある」「もし、ソレスタルビーイングの者たちがカレンの同行を拒否するのであれば、艦から降ろしていただいて結構
マリュー「………」
ゼロ(おそらく、拒否すまい。ソレスタルビーイングも我々についての情報を欲しがっているだろうからな)「では、これで」
〔通信の閉じる音〕
C.C.「…有無を言わさず通信を切ったな」
ゼロ「彼女は押しに弱いところがあるからだ」
C.C.ほう…女心がわかっているような口ぶりだな」
ゼロ「交渉術だよ」
C.C.「それより、良かったのか? せっかく手に入れた新型ナイトメアごとカレンを貸し出してしまって」
〔ヘルメットを外す音〕
ルルーシュ「ああ、アークエンジェルとのパイプは持っておきたい。うまくいけば、ソレスタルビーイングの情報も入る」
C.C.「黒の騎士団の戦力は低下するぞ」
ルルーシュ「今は構わん。いずれ、彼らとは再会することになるさ…。この世界は、争いで満ちあふれているのだからな」
【シナリオエンドデモ終了】
● 第7 話「黒の騎士団」 へ戻る
● 第9話「ガンダム鹵獲作戦」 へ進む
◆ 「ワールド3」 へ戻る
◆ メインワールド序章 へ戻る
◆ 「スーパーロボット大戦DD」 へ戻る
当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。