第9話
ガンダム鹵獲作戦
【シナリオデモ1開始】
プトレマイオス ブリッジ
クリス「デュナメスより定時報告。プラン通りアークエンジェルはエリア11を離脱」
フェルト「暗号通信、人類革新連盟に動きあり。王留美のエージェントからの報告です」
スメラギ「ヴェーダからの推測通り、ブリタニア・ユニオンの勢力圏から出た途端にこれね」「ミッションプランをセカンドフェイズへ」「やはり、ブリタニア軍と渡り合った彼らの存在は、他の大国にとっても無視できない…」「あなたたちも護衛に付いてもらうわ」
アレルヤ「刹那とロックオンに加えて、僕とティエリア…」
ティエリア「ガンダムマイスター全員を投入してのミッション」「武力介入を一時中断してまで保護すべき存在なのか」
アレルヤ「ティエリア…」
スメラギ「彼らの技術を3大国のどこかが手に入れれば、ギリギリで保たれている各国のパワーバランスに大きな影響を及ぼす」
ティエリア「………」
スメラギ「ヴェーダも彼らの保護を優先すべきという結論に達しているわ」
ティエリア「ヴェーダが推奨しているのならば、従おう。プラン通りにミッションを遂行する」
〔歩き去る足音〕
スメラギ「………」
アレルヤ「…スメラギさん」
スメラギ「気を遣わなくていいわよ、アレルヤ。あなたもスタンバイを」
アレルヤ「わかりました。行ってきます」
〔歩き去る足音〕
スメラギ(ヴェーダから提示されたプランは、どれもガンダム4機をあのイレギュラーDDと接触させることが推奨されている)(あの存在に何が…。そして、ガンダム4機が必要となる事態がこのミッション中に起こるとでもいうの…?)
セイロン島 人革連基地
セルゲイ「特務部隊諸君! 諸君らは母国の代表であり、人類革新連盟軍の精鋭である」「諸君らの任務は、ソレスタルビーイングを名乗る武装組織の壊滅。並びに、その機動兵器群の鹵獲にある」「この任務を全うすることで我ら人類革新連盟は世界をリードし、人類の発展に大きく貢献することになるだろう」「諸君らの奮起に期待する!」
ピーリス「はっ!」
アークエンジェル 食堂
クルツ「あの赤いナイトメアフレームにこんな可愛い子ちゃんが乗ってたなんてな」
カレン「………」
クルツ「あらら、ご機嫌斜めだね」
かなめ「紅月さん、あたしは千鳥かなめ。前に一回会ったことがあるわよね? ほら、トウキョウ租界で」
カレン「…覚えてるわ、そこの彼も」
宗介「………」
カレン「まさか、アークエンジェルのクルーだったなんてね」
かなめ「正確には居候なんだけどね、あたし。本職は学生だし」
カレン「それがどうしてこんな戦艦に?」
かなめ「まあ、色々あったのよ、紅月さん」
カレン「カレンでいいわ」
かなめ「じゃ、あたしのことはかなめって呼んで」
クルツ「俺はクルツ。時間があるなら、艦内を案内するよ」
カレン「悪いけど、そんな気分じゃないの」
かなめ「日本のこと、仲間の人たちのことが気になってるんでしょ?」
カレン「まあね。日本を離れることになるなんて思ってなかったから」
宗介「指揮官の命令に従うのは、兵士として当然だ」
〔ハリセンで叩く音〕
宗介「痛いぞ、千鳥」
かなめ「この唐変木! カレンの気持ちをわかってあげなさいよ!」
カレン「ありがとう、かなめ」
かなめ「えっ?」
カレン「黒の騎士団は、ゼロがいるから大丈夫。だから、あたしはあたしの役目を果たさなきゃ」(そう、ゼロの信頼と期待に応えなきゃ…)
アークエンジェル 格納庫
メグ「ガンダムエクシアにガンダムデュナメス…かなり特殊な動力源を積んでるみたいね」
リナリア「切望。調べたい」
メグ「色んな世界の機体の動力源を調査すれば、ディーダリオンのディ・レヴのことも少しは…」
ロックオン「俺たちのガンダムに興味があるのか?」
メグ「ええ、まあ」
刹那「………」
ロックオン「ちょうど良かった。あんたたちに聞きたいことがある」
リナリア「何?」
刹那「胸部に星形のパーツを装着した白い機体はどこだ?」
ロックオン「俺は刹那のレポートで知ったんだが、格納庫の中に見当たらないと思ってな」
メグ「ああ、ディーダリオンは…」
リナリア「答え。あそこにいる」
ディド「………」
ロックオン「どういうことだ?」
メグ「信じてもらえないと思いますけど、彼がディーダリオンに変身するんです」
ロックオン「変身だあ?」
リナリア「その際、巨大化する」
ロックオン(あいつがイレギュラーDD…道理でマークしろという命令があるわけだ)(どういう技術を使えば、巨大化できるんだ? いや、以前に…あいつは人間なのか?)
〔警報〕
メグ「…!」
アークエンジェル ブリッジ
トノムラ「高熱源体多数、急速接近中!」
マリュー「ソレスタルビーイングから提供されたデータと照合を!」
トノムラ「了解!」
ムウ「何事もなく目的地へ辿り着けるとは思ってなかったが…」
トノムラ「合致あり! 人類革新連盟軍のモビルスーツ、ティエレンです!」
ムウ「どう見ても歓迎ムードじゃないな」
マリュー「迎撃します! 総員、第一戦闘配備!」
【シナリオデモ1終了】
サブタイトル
『ガンダム鹵獲作戦』
【戦闘マップ1開始】
〔味方枠外ユニット出現済み〕
〔味方ユニット出現〕
ロックオンこのタイミングで人革連が動いてくる理由は…」
刹那「ガンダム…」
ロックオン「だな。俺たちでアークエンジェルをエスコートするぞ」
刹那「了解」
〔敵ユニット出現〕
〔刹那、前進〕
刹那「アークエンジェルを護衛しつつ、目標を駆逐する」
<戦闘開始>
<敵全滅・勝利条件達成>
ハロ「テッキゼンメツ! テッキゼンメツ!」
ロックオン「よし、とりあえずは…」
〔警報〕
トノムラ「高熱源体、多数接近!敵の増援と思われます!」
〔敵ユニット出現〕
ロックオン「ったく…! 人革連の連中、今まで手が出せなかったんで張り切ってやがるな」
マリュー「このまま物量戦に持ち込まれたら、不利です。後退しましょう」
刹那「その必要はない」
キラ「どういうこと?」
刹那「時間だ」
〔警報〕
トノムラ「高熱源体、急速接近中! 数は2!」
メグ「敵とは逆の方向から…! それに、この反応は!?」
リナリア「エクシアやディナメスと同じ…!」
〔敵ユニット撃破〕
〔味方ユニット出現〕
アレルヤ「キュリオス、護衛目標を確認。アレルヤ・ハプティズム、サードフェイズに移る」
ティエリア「ティエリア・アーデ、作戦を遂行する」
キラ「ガンダムがもう2機…!」
ロックオン「これで勢揃いだな」
ティエリア「とは言え、状況は予断を許さない」
アレルヤ「そう、スメラギさんの戦術予報によれば」
ロックオン「敵はまだまだ来るってわけね…!」
【戦闘マップ1終了】
【シナリオデモ2開始】
セイロン島 人革連基地
セルゲイ「魚が網にかかった! 全モビルスーツ部隊、発進! ガンダムを包囲する!」「ピーリス少尉、新型機の具合はどうか?」
ピーリス「問題ありません、中佐。オールグリーンです」
セルゲイ(超兵一号…資料には体内にナノマシンを埋め込み、身体機能を保全。各神経系統の感覚を増幅処置し、反応速度を向上させたとある)(超人機関は自分たちの行為を何とも思っていないのか)
ピーリス「中佐?」
セルゲイ「…いや、何でもない。少尉の活躍には期待しているが、無理はするなよ」
ピーリス「はっ!」
【シナリオデモ2終了】
【戦闘マップ2開始】
〔味方枠外ユニット出現済み〕
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
〔敵ユニット撃破〕
トノムラ「戦域内の敵機反応、消えました!」
ムウ「助っ人のおかげで何とかなったが…これで打ち止めと願いたいね」
マリュー「ええ…今の内にここから離れましょう」
ノイマン「了解。針路の指定を…」
〔警報〕
トノムラ「こ、高熱源体多数、さらに接近!」
ミリアリア「ま、まだ来るの!?」
〔味方固定ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現〕
セルゲイ「ソレスタルビーイングのガンダム…このポイントに集まってくれたのは好都合だ」「各機へ! どの機体でも構わん、鹵獲せよ!」
〔脳量子波の感応〕
アレルヤ「くっ! な、なんだ…!?」
〔敵ユニット出現〕
ピーリス「配置につきました、中佐!」
〔脳量子波の感応〕
ピーリス「うっ! な、何、この感じ…!?」
アレルヤ「あ、頭が…!」
ピーリス「い、痛い…!」
セルゲイ「どうした、少尉!」
ピーリス「何かが…私の頭を…刺激して…!」
アレルヤ「う、ううっ!」
ハレルヤ「くそっ! どこのどいつだ!? 勝手に俺の中へ入ってくるのは!」
ピーリス「あ、あなたは誰!?」
ハレルヤ「てめえ、殺すぞ!」
〔アレルヤ、ピーリスへ接近〕
ピーリス「嫌ぁぁぁ! 来ないで!!」
セルゲイ「少尉!?」
ハレルヤ「くらいやがれ!」
〔ピーリスに爆発〕
ピーリス「嫌ぁ! 嫌ぁぁぁぁ!!」
〔アレルヤ、ピーリスへ接近〕
ハレルヤ「ハハハ! 死ねや!!」
〔ピーリスに爆発〕
ピーリス「あああっ!!」
セルゲイ「少尉!!」
宗介「あのガンダム、先程と動きが変わった」
メグ「で、でも、あれじゃまるで…!」
カレン「相手をいたぶってるかのような…!」
ムウ(戦闘中に動きが良くなるのは坊主でも何度も見ちゃいるが…)
アレルヤ「や、やめろ、ハレルヤ…!」
ハレルヤ「出しゃばるなよ、アレルヤ!」
アレルヤ「やめてくれ…!」
ハレルヤ「今、いいところなんだよ!」
アレルヤ「やめるんだ!!」
セルゲイ(動きが止まった…!?)
マオ「どうしたってのよ、今度は!」
リナリア「急制動…原因推測…機体かパイロットに異常発生?」
セルゲイ「今だ! すぐに少尉を回収しろ!!」
人革連兵「了解!」
〔ティエレン群、ピーリスへ隣接〕
〔敵ユニット離脱〕
アレルヤ「うっ…うう…」(頭痛が治まった…あのティエレンのパイロット…いったい何者なんだ?)
セルゲイ「各員! 羽付きのガンダムには細心の注意を持って当たれ! 生命を無駄にするな!」
<戦闘開始>
<セルゲイ撃破・勝利条件達成>
セルゲイ「ここまでか…! これ程の戦力を投入してもガンダムを抑えられんとは…!」「作戦中止! 全機撤退せよ!」
〔敵ユニット離脱〕
トノムラ「現戦域内の敵機反応、全て消えました!」
刹那「サードフェイズ終了…護衛対象の指定ポイントへの誘導を継続する」
ティエリア「了解、GN粒子最大散布」
ロックオン「ああ、とっととずらかるぞ!」
アレルヤ「………」
ロックオン「おい、アレルヤ!」
アレルヤ「…了解」(ハレルヤ…僕は…)
【戦闘マップ2終了】
【シナリオエンドデモ開始】
留美「改めてではありますが…おめでとうございます、アレハンドロ様」
アレハンドロ「その賛辞はガンダムマイスターたちに送られるべきものだな、王留美」「彼らは大国の威信をかけた軍事作戦を見事突破し、その力を改めて世界に見せつけた」
留美「異星から舞い降りた大天使も連れ立って…」
アレハンドロ「ああ、彼らが現れたことでソレスタルビーイングとは違った変革が世界にもたらされる可能性がある」「監視者としてそれを見極めなくてはならな」「そうだろう、リボンズ」
リボンズ「………」
トウキョウ租界 エリア11総督府
ダールトン「ソレスタルビーイングのガンダムと大型戦艦は人革連の追撃を振り切り、アフリカ方面へ向かった模様です」
コーネリア「人革連も煮え湯を飲まされたか。だが、今は先に片付けなければならない問題がある。ギルフォード、報告を」
ギルフォード「日本解放戦線はほぼ壊滅したものの、黒の騎士団が力を付けつつあります」
ダールトン「ナリタ連山に残っていた証拠から、山崩れはゼロによるものと判明しました。ですが、それ以上の情報は得られていません」
コーネリア「このままでは、国内はおろか同盟国のユニオンにまで笑いものにされる」「エリア11内の帝国勢力を徹底的に排除する。待っていろ、ゼロ…!」
ユーフェミア「………」
ブリタニア・ユニオン基地
グラハム「ふっ…人革連は賭けに負けたようだな」
ビリー「ソレスタルビーイングのガンダムはもとより、例の大型戦艦の力もかなりのモノだね」
グラハム「ああ、ブリタニアの魔女の手を逃れ、人革連の物量戦にも屈せぬとは…ますますもって興味を惹かれる!」
ビリー「僕らブリタニア・ユニオンの対ガンダム調査隊の編成も急がなくてはね…」
グラハム「待っていろ、ガンダム…このグラハム・エーカーが強引にでも口説いてみせる!」
南アフリカ 資源採掘場
〔通信の開く音〕
サーシェス「アリー・アル・サーシェスだ。おい、現地まで派遣しておいてキャンセルってのは、どういうこった?」「戦争屋ってのは、戦ってなんぼ…」「………」「ほお、そりゃ面白そうだ」「いいぜえ、その話に乗ってやるぜ」
〔通信の閉じる音〕
サーシェス「フフ、ようやく重い腰を上げやがった…AEU・ユーロピア共和国連合のお偉いさん方がな」
【シナリオエンドデモ終了】
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