第4話
さよならの赤い星
【シナリオデモ開始】
イサリビ 食堂
オルガ「…つまり、キリコは正真正銘の宇宙人で、お前は地球人とグラドス人のハーフってわけだな」
エイジ「ええ…」
オルガ「どう思う、ドクター・エリザベス?」
エリザベス「心理学は専門じゃないけど、エイジが嘘を言っているようには見えないわ」「ただ、本当に彼の遺伝子情報を調べるなら、この船の設備では少し難しいわね」
オルガ「ふうん…」
雪之丞「エイジとキリコの機体を調べたが、やはり地球の物じゃねぇようだな」
オルガ「そうか」「エイジ…とりあえずお前の話、信じてやるぜ」
エイジ「本当ですか…!?」
オルガ「とりあえず、だ」
キリコ「………」
オルガ「なんだ? 不服か?」
キリコ「いや…想定していたより理解が早いと思ってな」
オルガ「フッ…こっちにも別世界から来た人間や、巨人に変身する宇宙人がいるんでな」
エイジ「えっ…!?」
オルガ「だから、突拍子もねぇ話はお互い様ってわけだ」
ユージン「おいおい、ちょっと待て!」「遠く離れた別の銀河でドンパツやってて、グラドスってのが地球を狙ってるなんて話、まんま受け入れんのかよ?」
オルガ「とりあえずと言ったろ?」
ユージン「じゃあ、宇宙人が攻めてくるって話を聞いて、どうしようってんだ? 俺たちでなんとかなることじゃねぇだろ」「いっそ、輸送ポッドにでも詰めてギャラルホルンに引き渡しちまえよ。地球のことは地球で解決してくれってさ」
エイジ「ギャラルホルンは、地球の治安維持のための武力組織…でしたよね」
雪之丞「そうだ」
エイジ「僕たちを彼らに紹介してもらえませんでしょうか」
オルガ「そいつはダメだ。こっちもワケありでな」
キリコ「…地球への直接通信は?」
ビスケット「それも色々な事情で難しいですね…」
オルガ「こっちの素性を知ったら、どこの勢力もまともに取り合っちゃくれねぇさ」(そう、今の俺たちじゃあな。だから、鉄華団の名を上げなきゃならねぇ)
エイジ「なら、僕たちがギャラルホルンの所へ直接行くしかないのか…」
ビスケット「あまりお勧めできないけどね」
エリザベス「下手をすれば機体を取り上げられ、あなたたちは監禁されるかもしれない」
エイジ「それは覚悟の上です」
エリザベス「地球人にとって、異星人は興味深い調査対象よ。身体に何をされるかわからないわ」
シノ「つーかさ、宇宙人って言っても俺たちと変わらねぇのな。こうやって、普通に会話してるしよ」
エリザベス「…ええ、驚きだわ。エイジがハーフであることもね」(種の起源が同じだとでも言うの…?)
キリコ「ギャラルホルンが情報の伝達先として相応しくないのであれば、どこを当たればいい?」
エリザベス「…地球はひとつにまとまっているわけではないわ」「グラドス軍による地球侵攻の話を聞いても、各勢力が一丸となって対応するかどうか…」
エイジ「だからと言って、黙っているわけにはいきません。はるばるここまで来たんですから」
クーデリア「あの…私たちも地球に向かっていることですし、私からアーブラウの有力者を紹介できます」
キリコ「アーブラウ…」
クーデリア「地球の大きな経済圏のひとつです」
エイジ「…実は、僕たちはそこに向かうつもりだったんです」「蒔苗幸之助という人物に会うために」
クーデリア「え?」
ビスケット「その人って、クーデリアさんが会おうとしている人じゃ…」
オルガ「どうしてお前がその名前を知ってんだ?」
エイジ「地球人である父がグラドス軍に連行される間際、僕のアーブラウの蒔苗氏を頼れと言ったんです」
キリコ「それで、俺たちはその男に会い、グラドスの目論みを伝えようと考えた」
クーデリア「…確かに、蒔苗氏の影響力があれば、それは可能かもしれませんが…」
ビスケット「エイジの父親が蒔苗さんの名前を出したのは、何かしらの繋がりがあってのことなのかい?」
エイジ「父は蒔苗氏と面識はないそうですが…彼は自分の名前を知っているはずだと言っていました」
オルガ「…何にせよ、いきなりギャラルホルンに駆け込むよりは現実的ってことか」
エイジ「クーデリアさん…もしあなたが蒔苗氏と繋がりがあるのなら、どうか僕も連れて行ってほしい」
クーデリア「………」「団長さん、彼らもこの旅に同行してもらうことは可能でしょうか?」
オルガ「………」
エリザベス「それだと、私たちもグラドスの追跡者に狙われることになるわ」
ユージン「だな。これ以上、面倒事を背負い込むのはどうかと思うぜ」
オルガ「…エイジ、どうしてお前はそこまで地球のことを想う? お前はグラドスで生まれ、育ったんだろうが」
エイジ「僕の父、、ケン・アスカは外宇宙探査任務中にグラドスの地球探査隊と接触し、連行された」「そして、父はグラドスで生きることになり、母と出会って、僕が生まれた」「僕は常々父から聞いていた…地球は、青く輝く美しい星だと」「その星が、母の生まれのグラドスに狙われていることを知り、黙っていられなかった…」
オルガ「…キリコ、あんたは?」
キリコ「俺が受けた依頼は、エイジを守り、地球まで送り届けることだ」
オルガ「雇われの身ってことか。クライアントは?」
キリコ「ケン・アスカの協力者だ」
オルガ「…いいだろう。エイジ、キリコ。俺たち鉄華団があんたたちを地球へ送り届けてやる」
ユージン「お、おい!」
オルガ「お嬢さん、あんたが言い出したことだ。追加料金を払ってもらうぞ」
クーデリア「ええ」
ユージン「待て、安請け合いしていいのかよ!?」
オルガ「リスクはわかってる。だが、この仕事は俺たち鉄華団が名を上げるチャンスだ」
ビスケット「そうだね。クーデリアさんは良くも悪くも有名人だし…」「コズミック・カルチャー・クラブの生徒やエイジとキリコさんを無事に地球へ送り届ければ、鉄華団の名前は一気に知れ渡る」
オルガ「そうなりゃ仕事もどんどん入って、少しでもまともな生活が送れるようになるかもしれねぇ」
ビスケット「リスクは高いけど、それだけの価値はある」
オルガ「この仕事の目的は金だけじゃねぇ。俺たちの将来がかかってんだ」
ユージン「将来、ねぇ…」
オルガ「ドクター・エリザベス、そちらにも承諾してもらいますよ」
エリザベス「…わかったわ」
エイジ「ありがとう、オルガさん」
オルガ「だが、条件がある。俺たちと一緒にいれば、グラドス以外の連中にも狙われることになる…」「戦闘になった場合は、お前たちにも出てもらうぞ。こっちの戦力は少ないんでな」
キリコ「いいだろう」
エイジ「………」「自分の身とこの艦の皆さんを守るためならば…」
オルガ「持って回った言い方だな?」
エイジ「できれば、人に向けて引き金は引きたくない…」
キリコ「………」
シノ「おいおい、何言ってんだ。俺たちゃ生命のやり取りをやってんだぞ」
オルガ「その甘っちょろい考えのせいで俺たちがヤバくなったら…ただじゃ済まさねえぜ?」
エイジ「それでも構いません」
オルガ「…そうかい。じゃあ、話はこれで終わりだ」
ビスケット「あの、オルガ…ついでで悪いんだけどさ」
オルガ「なんだ?」
ビスケット「戦闘でゴタついたせいで報告できなかったんだけど…実は密航者がいたんだ」
オルガ「誰だ、そいつぁ?」
ビスケット「今、三日月が呼びに行ってて…」「あっ、来たみたいだね」
〔扉の開閉音〕
三日月「連れてきたよ」
アトラ「………」
オルガ「密航って、お前か…」
アトラ「わ、私を炊事係として鉄華団で雇ってください!!」「おかみさんには事情を話して、お店はやめてきました」!
オルガ「はぁ…ったく、仕方がねぇな」
ビスケット「どうする? 今からじゃ、送り返すことはできないし」
オルガ「ま、いいんじゃねぇの、なぁ、ミカ?」
三日月「アトラのご飯は美味しいからね」
アトラ「あ、ありがとうございます! 一所懸命頑張ります!」
ギャランホルン艦 ブリッジ
マクギリス「問い合わせてみたが、あの2機に関するデータは一切ないそうだ」
ガエリオ「例の火星独立に絡んだ組織の物ではないのか? 戦闘後、CGSが所有していた艦に収容されたんだろう?」
マクギリス「いや…もしそうであれば、細やかながらでも我らに情報が入ってくるはずだ」
ガエリオ「ふむ…確かにそうか。所属不明機同士で交戦していた事実もあるわけだしな」
マクギリス「そして、モビルスーツらしからぬ白い巨人と同じくデータが存在しない2機も気になる」「まったく秘密裏にあのような物を用意していたとは思えん」
ガエリオ接収して調べたいところだな。出自を明らかにするためにも」
マクギリス「ともあれ、我らはクーデリア嬢をどうにかしなければ、だ」
ガエリオ「地球への航路は押さえてある。とすれば、彼らは限られた道でしか進めない。泥船にしか過ぎんよ」
マクギリス「ああ」
ガエリオ「前回の戦闘…中断し、先回りして正解だったな。もうすぐ連中の予定航路だ」
マクギリス「………」
グラドス艦 ブリッジ
グレスコ「作戦の開始前に損害が出るとはな…
ゲイル「試作型のSPTが強奪されただけでなく、スコープドッグに搭乗した協力者がいましたので」
グレスコ「…ATごと密航していたのか?」
ゲイル「はっ。その者がエイジを手引きしたようです」
グレスコ「素性は?」
ゲイル「不明です」
グレスコ「ふむ…今回の件は少人数で成せることではない。おそらく、レイズナーの関係者であるケン・アスカも無関係ではあるまい」
ゲイル「………」
グレスコ「さらに、裏でギルガメスが関わっているかどうかも調べる必要がある」
ゲイル「…これは、大掛かりな陰謀なのでしょうか」
グレスコ「現時点ではなんとも言えん。…ゲイル中尉…君は反逆者を追い、処分するのだ。手心を加えることは許さんぞ」
ゲイル「…はっ」(ケン・アスカが関わっていたとしたら、ジュリアは…)
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
『さよならの赤い星』
【戦闘マップ1開始】
〔味方枠外ユニット出現済み〕
クーデリア「火星がもう、あんなに遠く…」
マイコ「まさか、この目であの星を見られるなんて…」
メグ「そうね。あたしたちの世界じゃ、無人探査機を送り込んでるだけだもんね」
アーサー「へえ、そうなんだ」
メグ「地球のお隣の惑星とは言え、あたしたちにとっては遠い存在だったのよ」
アンナ「…さよなら、赤い星…」
ロアン「名残惜しいような気もするけど…」
アーサー「今となっては、一刻も早く地球に帰りたいよ」
シモーヌ「同感ね」
ディド(地球、か。メグの話だと、俺はそこにいた…)
三日月「…地球に行けば、月って見えるかな」
クーデリア「月、ですか?」
三日月「三日月って名前、そこから取られたらしいからさ」
クーデリア「月は…厄祭戦で大きな被害を受け、今では霞んでしまったと聞いています」「この目で見たわけではありませんが」
三日月「なら、見れるといいな」
クーデリア「はい…本当に…」
〔レーダー反応〕
ビスケット「エイハブ・ウェーブの反応、確認! ギャラルホルンに先回りされたみたいだ!」
オルガ「なんだと!?」
〔味方ユニット出現〕
マクギリス「さて…君たちの力をじかに見せてもらおうか」
シノ「あのグレイズ、他のと違うぞ!」
オルガ「出せる機体は全部出せ! 油断してると、こっちが痛い目見るぞ!」
〔味方ユニット出現〕
オルガ「早速で悪いが、エイジよ…働いてもらうぜ。うちには遊ばせとく戦力はねぇからな」
エイジ「わかっています」(でも、できることなら戦闘は…!)
〔エイジ、前進〕
オルガ「エイジ!?」
マクギリス「1機だけ突出してきたか」
エイジ「あなたたちも地球の人なら、聞いてください!」「地球はグラドスに狙われています! 僕たちで戦っている場合じゃないんです!」
マクギリス「グラドス…?」
ガエリオ「やはり宇宙ネズミは姑息だな、そんな妄言で我々を惑わそうとは」「大人しく投降すれば、然るべき手段で貴様らを処分してやるぞ」
三日月「投降はしない」
ガエリオ「!?」
三日月「する理由がない」
ガエリオ「その生意気な声…あの時のガキか!」
三日月「そう言うあんたはチョコレートの隣の人」
ガエリオ「ガエリオ・ボードウィンだ! 宇宙ネズミが!!」
エイジ「もう一度言います! グラドスは地球への侵攻を目論んでいます! だから、一刻も早く…」
〔三日月、エイジへ接近〕
三日月「もういいよ」
エイジ「三日月!?」
〔三日月&エイジ、後退〕
三日月「あんたがあいつらにやられたり、捕まったりするとオルガが困る」
エイジ「僕は戦闘を回避しようと思って…!」
三日月「無駄だよ。あいつらにその気はない」
マクギリス(地球への侵攻か。穏やかではないな)
ガエリオ「マクギリス!」
マクギリス「ああ…各機、攻撃を開始せよ」
オルガ「来るぞ! 迎撃しろ!!」
三日月「ほらね」
エイジ「くっ、戦うしかないのか…! レイ、照準制限!」
レイ「アラーム・メッセージ。照準制限ノ 続行ハ 危険。戦術ヲ 変更セヨ」
エイジ「いや、急所は外す!」
<戦闘開始>
<ガエリオと戦闘>
ガエリオ「ギャラルホルンに刃向かったその罪、身をもって知るがいい!」
<三日月vsマクギリス>
マクギリス「君とこのような形で再会するとはな」
三日月「チョコレートの人か」
<エイジvsマクギリス>
エイジ「僕の話を聞いてください! こうしている間にもグラドスは地球侵攻の準備を進めているんです!」
マクギリス「興味深い話ではある…。だが、その詳細が捕らえた君から聞き出すとしよう」
<マクギリスorガエリオHP30%以下・勝利条件達成>
※※マクギリスHP30%以下の場合のセリフ※※
マクギリス「ほう、思っていた以上だな…!」
※※ガエリオHP30%以下の場合のセリフ※※
ガエリオ「くうっ、不覚!」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※
〔レーダー反応〕
ビスケット「オルガ、何かがこっちに近づいてくる!」
オルガ「もしかして、そいつらは…!」
〔敵ユニット出現〕
マクギリス「例の所属不明機…いや、グラドスの機体か。潮時だな」
ガエリオ「マクギリス!」
マクギリス「彼らの戦力と出方は計れた。それに招かざる客も現れたことだしな…余計な消耗は避けたい」「撤退するぞ、ガエリオ」
ガエリオ「くっ…了解」
〔敵ユニット離脱〕
ゲイル「エイジ…」
エイジ「あ、あれは…あの機体は!」
【戦闘マップ1終了】
【戦闘マップ2開始】
〔味方枠外ユニット出現済み〕
〔味方ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
三日月「エイジ、知ってる相手?」
エイジ「あ、ああ…」
キリコ「………」
三日月「なんにしたって敵だよね」
エイジ「ま、待ってくれ! 僕が話をする!」
オルガ「お前、まだそんなことを!」
ビスケット「オルガ、こっちはギャラルホルンと戦ったばかりなんだ」「体勢を立て直す時間を稼ぐためにもここはエイジに任せた方がいいと思う」
オルガ「一理あるか…ただし、警戒を怠るんじゃねぇぞ!」
エイジ「その機体…ゲイル先輩! ゲイル先輩なんですか!?」
ゲイル「エイジ…大人しく投降しろ。グレスコ艦隊での密航はともかく、SPT強奪の罪は重い」「しかも、追撃隊と砲火まで交えている」
エイジ「………」
ゲイル「私は君の味方だ。できるだけ穏便に済むよう取り計らってやる」
エイジ「すみません、ゲイル先輩…! 見逃してください!」
ゲイル「投降は嫌だというのか?」
エイジ「はい…!」
ゲイル「何故だ? その理由は?」
エイジ「………」
ゲイル「言えないのか…グラドスへの反逆者と見なされていいのか?」
エイジ「………」
ゲイル「エイジ、最後の警告だ投降しろ。10秒待つ」
エイジ「………」「パイロットを殺したくない…レイ、あの機体の機構データを調べてくれ。どこを壊せば、動きを封じされるか知りたい」
レイ「レディ」
三日月「敵なら、やることは決まってるけどね」
ゲイル「10秒経ったぞ、エイジ!」
レイ「敵SPTヲ 行動不能ニスル 攻撃ポイントヲ 提示」
エイジ「よし…! レイ、戦闘モード! 反撃準備!」
レイ「レディ」
ゲイル「それが答えか! 各機、攻撃開始! 地球人の機体を撃墜せよ!」
<戦闘開始>
<エイジvsゲイル>
ゲイル「エイジ! 反逆者の弟を持つ義兄の気持ちを、私の気持ちを考えたことがあるのか!」「今からでも間に合う! 我々に投降しろ!」
エイジ「できません!」
<ゲイルHP30%以下・勝利条件達成>
ゲイル「エイジ…っ」
エイジ「ゲイル先輩…!」
ゲイル「…お前の身体の半分に地球人の血が流れていたことを忘れていた。すっかりとな…」「それが、我らに反旗を翻した理由か…」
エイジ「許してください、ゲイル先輩」
ゲイル「聞け、エイジ。お前の祖国はグラドスだ。お前はグラドス人として育ったはずだ」「グラドスの陽の光、大地、空気がお前を育て上げたのだ」
エイジ「それでも…! 僕の血の半分は、地球人の血です! 父さんは地球人です!」
ゲイル「…我らグラドスが何故地球に侵攻するか、その理由をよく考えろ」
エイジ「僕の意志は…変わりません!」
ゲイル「エイジ…これで私とお前の行く道は決まったようだな」「次に会った時は容赦しない」
〔敵ユニット離脱〕
エイジ「ゲイル先輩…」
【戦闘マップ2終了】
【シナリオエンドデモ開始】
イサリビ 食堂
オルガ「早速やってくれたな、エイジ」
エイジ「………
オルガ「俺たちは軍隊じゃねぇが、規律ってもんを無視されちゃ、下に示しがつかねぇ」
エイジ「はい…」
三日月「あのさ…あんな戦い方をしてたんじゃ、そのうち死ぬよ」
エイジ「でも…ゲイル先輩は、僕の…」
三日月「あんたが死んだら、あんたの目的は果たせないんじゃないの?」
〔歩き去る足音〕
エイジ「………」
アンナ「あの…」
エイジ「君は…」
アンナ「アンナ・ステファニーです。これを…どうぞ」
エイジ「食べ物…?」
アトラ「私とアンナさんで作ったんです。口に合うかどうかわかりませんけど…食べて元気を出してください」
アンナ「それは、私も…」
エイジ「え?」
アンナ「私たちを守るために戦ってくれて、ありがとう…
エイジ「…それは僕だけじゃないよ」
アンナ「もちろん、他の人にも感謝しています」「…けど、あなたは違う星の人なのに、私たちを守ってくれた」「だから…ありがとう」
エイジ「………」
イサリビ ブリッジ
ユージン「…これでギャラルホルンだけじゃなく、ガチでグラドスに追われることになっちまったな」
シノ「そんなの、オルガがエイジとキリコをこの艦に乗せるって決めた時点でわかってたことじゃねぇか」
オルガ「…ビスケット、頼んでたデータはどうだ?」
ビスケット「一応、引っ張り出したけど…本気なのかい、オルガ?」
オルガ「ああ。真っ当なルートじゃ、またギャラルホルンに捕捉される」「だから、決まった航路には乗らねぇ。その方が、俺たちらしいじゃねぇか」
ビスケット「…了解。それじゃ、針路を修正するよ」
オルガ(切り抜けてやるさ、なんとしてもな…!)
【シナリオエンドデモ終了】
● 第3話「彼の名はエイジ」 へ戻る
● 第5話「ヒューマン・デブリ」 へ進む
◆ 「ワールド4」 へ戻る
◆ メインワールド序章 へ戻る
◆ 「スーパーロボット大戦DD」 へ戻る
当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。