第4話
噂の破嵐万丈
【シナリオデモ開始】
シン・ザ・シティ 破嵐万丈邸
万丈「…戻ったよ、ギャリソン」
ギャリソン「お帰りなさいませ、万丈様。お連れの皆様も、ようこそいらっしゃいまいsた。執事のギャリソン時田と申します」
ユキ「ご丁寧にありがとうございます。私は、地球連合軍の界塚ユキ准尉です」
ギャリソン「お話は伺っております。ご入浴の準備が整っていますので、よろしければどうぞ」
韻子「お風呂!?」
ユニス「わあ~、嬉しい!」
ギャリソン「その後でお食事を。共に場所は地下でございますが、守りは強固ですので」
耶賀頼「色々とお気遣い、ありがとうございます」
万丈「まあ、遠慮せずにくつろいでくれたまえ」
ニーナ「広すぎて、かえって緊張します…」
カーム「でっかい屋敷にカタフラクトが入る地下格納庫…万丈さんって、半端ねえ金持ちなんだな」
万丈「蓄えがあっただけさ」
ユキ(いくらお金持ちと言っても、あんな巨大ロボットを持っているなんて…)
セラム(破嵐という名前…やはり、この方は…)
万丈「みんな、風呂と食事の後は…」
〔走り寄る足音〕
ビューティ「もう、万丈ったら! あたしたちを置いて行くなんて!」
トッポ「そうだよ! ダイターン3で出る時は一緒に行くって言ってたじゃないか!」
レイカ「初めての戦闘で何かあったら、どうするつもりだったのよ」
伊奈帆「初めて?」
万丈「ああ。実は、先程の戦闘がダイターンの初陣だったのさ。ぎりぎりまで調整をしていたんでね」
伊奈帆「万丈さんがあれを開発したんですか?」
万丈「そういうわけではないけどね。じゃあ、みんな…客人たちに自己紹介を」
ビューティ「あたしはビューティ…ビューティフル・タチバナよ」
トッポ「おいら、戸田突太。トッポって呼んでくれよ」
レイカ「三条レイカよ。みなさん、よろしく」
万丈「この3人は僕のアシスタントなんだ」
ユキ「あの、万丈さんのお仕事はいったい…?」
万丈「そうだね…投資家とでも言っておこうか」
耶賀頼「もしかして、シン・ザ・シティの建設に多額の資金援助を行ったのは…」
万丈「そんなころより、ギャリソン…みんなを大浴場へ案内してくれ」
ギャリソン「かしこまりました」
ライエ「…伊奈帆」
伊奈帆「わかってる。後で話そう」
セラム「………」
破嵐万丈邸
万丈「…他のみんなは?」
伊奈帆「眠っています」
万丈「そうか。さて、ここにいるのは例の件を知っている者だけ…」
セラム「………」
万丈「その上で、君に聞きたいことがある」
セラム「わかっております」
〔画面、フラッシュ〕
アセイラム「改めまして、私はアセイラム・ヴァース・アリューシア…ヴァース皇帝の孫娘です」
ライエ「………」
ユニス「い、今の、いったいどうやって…!?」
アセイラム「先程のはホログラムを利用した光学迷彩の一種だそうです」
伊奈帆「…皇女はパレードの日に暗殺された。僕は中継映像で一部始終を見ていた」
アセイラム「それは…」
エデルリッゾ「影武者です。姫様はあの日、お身体の調子を崩されたのです。それを理由に、護衛隊長が強引に影武者を…」
伊奈帆「なるほど」
万丈「だが、ヴァース側にそのことは伝わっていないようだね」
伊奈帆「それどころかあの火星カタフラクトは君を救おうとしなかった」
万丈「僕が邪魔をしたせいかもしれないけど…彼は戦闘を続行したからね」
アセイラム「皇帝であるお爺様が私の無事を知れば、この戦争はすぐにでも終わります。私はできるだけ早くヴァースと連絡を取りたいのです」
伊奈帆「少なくともここからは難しい。ジャミングで遠距離通信はできない。通信基地が破壊されて、ネットも使えない」
アセイラム「………」
ユニス「万丈さんの方で何とかならないんですか?」
万丈「伝手を頼って、ヴァース政府と連絡が取れる機関に通達することはできるが…」「そこが今も機能しているという保証はない」
伊奈帆「なら、連合軍に…ユキ姉に相談してみよう」
エデルリッゾ「いけません! 地球人の中にヴァースのスパイが紛れ込んでいます!」
ライエ「………」
エデルリッゾ「おそらく暗殺者の仲間です! 姫様は、そのスパイに生命を狙われたのです!」
万丈「スパイ、ね…」
アセイラム「私たちの問題に巻き込んでしまって申し訳ありません。この件は引き続きどうかご内密に…」
万丈「君がヴァースの、信頼できる人物に連絡が取れるようになるまで、そうしておいた方がいいね」
アセイラム「あの…私からもあなたに質問があります。あなたの名前から察するに、もしや破嵐創造博士とご関係が……」
万丈「………」
ユニス「破嵐創造?」
伊奈帆「ヴァースの初代皇帝、レイレガリアの盟友で優秀な科学者。レイレガリアと共に火星古代文明の解析を行い…ヴァースの帝国の建国にも協力した」「ただ、破嵐博士は政治には加わらず、自分の研究に没頭…過酷な環境下での開拓に耐えられるサイボーグ、メガノイドの開発を進めていた」
万丈「………」
伊奈帆「その後、破嵐博士はヘブンズ・フォールの時に行方不明になった…と、授業で教わった」
ユニス「つまり、その人は火星側の重要な人物だったのね」
アセイラム「私は、破嵐博士とお会いしたことはありませんが…お爺様から話を聞かされておりました」
万丈「………」
伊奈帆「あの火星騎士は、あなたとダイターン3のことを知っていた。その理由は?」
万丈「僕にも詮索されたくない事情があるんだが…いくつか答えておこう」「まず、僕は破嵐創造と浅からぬ因縁がある。そして、あの男が生み出したメガノイドを憎んでいる」「僕のダイターン3は、奴らと戦うための物だ。長い時間をかけて改造と調整を行い、ようやく完成した」
伊奈帆「あなたの敵は、あくまでメガノイドだと?」
万丈「ヴァース帝国が奴らを利用して地球へ侵攻するなら、僕は彼らとも戦うつもりだ」
アセイラム「………」
万丈「だが、こうして君たちと出会ったのは何かの縁…僕の目的はメガノイドの打倒だが、ヴァースとの戦争続行を望んでいるわけじゃない」「君の願いを叶えるため、助力しよう」
アセイラム「…ありがとうございます」
万丈「というわけだ、伊奈帆。アセイラム姫が然るべき所に到達するまで…君たちが連合軍と合流するまで、僕も付き合おう」「もっとも、情勢が落ち着くまで僕の屋敷にいてくれてもいいがね」
ユニス「あたしは、そういうわけには…」
伊奈帆「ここにいれば安全かもしれませんが、出られなくなる可能性が高いと思います」
万丈「ま、そうだね。じゃ、ここを出て、まずは那須にある宇宙科学研究所へ行こうか」
伊奈帆「何故、そこに?」
万丈「理由は3つある。ひとつめは、まだ制圧されていない連合軍の基地へ行くには北を目指した方がいいと思ったからだ」「そしてふたつめは、宇宙科学研究所所長の宇門博士なら、ユニスが遭遇した時空跳躍について何かわかるかもしれないということ」
ユニス「!」
万丈「もっとも、君が見た巨人たちについてはさしもの博士も見当が付かないと思うが」
ユニス「それでも…手掛かりが少しでも得られるなら」
万丈「3つめの理由は、僕と宇門博士が親しい仲だからだ。あの人ならば、何かと力になってくれるだろう」
伊奈帆「わかりました」
万丈「今晩はゆっくりと休んでもらって…明日、準備ができたら出発しよう」
伊奈帆「その前に、お願いしたいことがあります」
万丈「なんだい?」
伊奈帆「途中で敵と遭遇する可能性は高い…アセイラム姫を守るためにも、戦力が多い方がいいでしょう」「なので、ユキ姉と韻子用のアレイオンが欲しいんですが」
万丈「なるほど。街の近くに放棄された機体がいくつかある。それを回収し、修理しよう」
伊奈帆「お願いします」
破嵐万丈邸
ユニス「じゃあ、伊奈帆、ライエ。おやすみ」
伊奈帆「うん」
〔歩き去る足音〕
ライエ「…ねえ、さっきの話。本当に黙っているつもり?」
伊奈帆「いつ敵が来るかわからない極限状態で、人間が理性的でいられるとは限らない」「もし火星人だとわかったら、あの人がどうなるか…」
ライエ「…優しいのね。敵の心配をするの?」
伊奈帆「あの人は敵じゃない。あの人を暗殺しようとした奴らだ」
ライエ「…!」
伊奈帆「この話が本当なら、セラムさんを無事に連合本部に送り届ける必要がある」
ライエ「近くの基地じゃなくて?」
伊奈帆「ああ。場合によっては直接、ね」
ライエ「私はそこまで付き合うつもりなんてないわ。それに、危ないと思ったら全部ばらす」「火星人はみんな…敵よ」
宇宙科学研究所 観測室
宇門博士「…大介、昨日の晩に私の友人である破嵐万丈君から連絡があってな。避難民を連れて明日にでもここへ来る」
大介「破嵐万丈…どんな人なんです?」
宇門博士「火星と因縁がある青年でな…今だから言うが、私は彼が所有するスーパーロボット、ダイターン3の調整作業を少し手伝ったことがある」
大介「…彼は、そのロボットで何を?」
宇門博士「どうやら、ヴァース帝国と戦う決意をしたようだ。この地球を守るために…」
大介「…父さん、僕は…」
宇門博士「わかっている。お前はもう私の息子だ…大介だ」「もうあれに乗って戦う必要はない。万丈君にもお前の過去は話さない」
大介「………」
シン・ザ・シティ 破嵐万丈邸
ギャリソン「万丈様、ユキ様と韻子様用のアレイオンの修理が完了しました」
万丈「相変わらず仕事が早いね、ギャリソン」
伊奈帆「ユキ姉、操縦はできる?」
ユキ「ええ、ギャリソンさんの治療のおかげでね」
万丈「じゃあ、みんな…出発しようか」
ギャリソン「皆様のお見送りをしたいところなのですが…先程、シン・ザ・シティにメガノイドが現れたようです」
万丈「!」
ギャリソン「彼らはまだ何もしておりませんが、暴挙に出るのは時間の問題かと」
万丈「そうだね。みんなはもうしばらくここにいてくれ」
ユキ「いえ、私も出ます。街の人たちを避難させるためにも」
ユニス「あたしも手伝います!」
ライエ「相手がヴァースなら、私も」
伊奈帆「戦力は少しでも多い方がいいでしょう」
韻子「事を早く終わらせるためにもね」
万丈「わかった、君たちの力を借りよう。だが、セラムとエデルリッゾはここに残るんだ、いいね?」
セラム「…はい」
ライエ「………」
【シナリオデモ終了】
サブタイトル
『噂の破嵐万丈』
【戦闘マップ1開始】
〔敵ユニット出現済み〕
ベンメル「ハハハハ! やれ、コマンダーども! 街を破壊し、人間どもが作ったメカを奪うのだ!」
〔マップ上に爆発〕
???(※万丈)「そこまでだ、卑劣なメガノイドども! この僕が相手になるぞ!」
ベンメル「む!?」
万丈「ダイターン! カムヒア!!」
〔味方ユニット出現〕
万丈「ダイタァァァン! スリー!!」
ベンメル「あれが噂の破嵐万丈!」
万丈「そう! 世のため、人のため、メガノイドの野望を打ち砕くダイターン3! この日輪の輝きを恐れぬならば、かかってこい!」
ベンメル「う、美しい!あれぞメカニックの究極の美しさだ!」
万丈「何…!?」
〔味方ユニット出現〕
ユニス「あいつが敵部隊の指揮官ね!」
伊奈帆「ユキ姉、そっちの状況は?」
ユキ「レイカさんと一緒に民間人の避難誘導中よ」
レイカ「こっちは任せてちょうだい。ビューティとトッポは、皆さんの足を引っ張らないようにね」
ビューティ「もう、失礼しちゃうわ」
トッポ「そうだい! おいらだって役に立ってみせるさ!」
ユキ「ナオ君、無理はしないでね」
伊奈帆「了解。そっちも気を付けて」
ベンメル「ほほう…」
〔画面、ユニスを表示〕
ベンメル「あやつは地球の最新鋭メカか? ならば…」
ユニス「何なの、あいつ…!」
ベンメル「聞こえるか、そこなパイロット! 貴様のメカを差し出せ! このコマンダー・ベンメルのコレクションに加えてやる!」
ユニス「はぁ!?」
ベンメル「もっとも、返答がどうあれ、貴様の生命はもらい受けるがな!」
ユニス「あのねぇ! そんなことを言われて、グラフディンを大人しく差し出すわけがないでしょ!」
伊奈帆「あいつ、ロジックがちょっと変だ」
韻子「目的は街の破壊じゃないの…!?」
万丈「あれがメガノイドのコマンダーだ。自分の欲に、ひとつの感情に支配され、周りを顧みようとしない」「エゴの塊…メガノイドはロボット以下、人間にとっては悪魔だ!」
ベンメル「ならば、力ずっくで手に入れるまでよ!」
万丈「させるものか! いくぞ、コマンダー・ベンメル!」
<戦闘開始>
<ユニスvsベンメル>
ベンメル「美しい! 人間という下等動物が、これ程の物を作り出せるとはな!」
ユニス「あんたなんかにあたしとリナリアで仕上げたこの機体を渡すもんか!」
<万丈vsベンメル>
ベンメル「その素晴らしいメカを傷つけたくはない! 万丈君、ダイターンを大人しく差し出すのだ!」
万丈「メガノイドの戯言など聞く耳を持たん!」
<ベンメル撃破・勝利条件達成>
ベンメル「やるな、ダイターン3…! それでこそ、我がコレクションに相応しい!」
万丈「強がりはよすんだな、ベンメル」
ベンメル「フフフ、それはどうかな?」
〔レーダー反応〕
ユニス「ば、万丈さん! 敵の増援が装甲車に!!」
万丈「!」
〔敵ユニット出現〕
ニーナ「ああっ!」
ビューティ「ば、万丈!」
ベンメル「まんまと吾輩の策にはまりおったな、万丈君!」
ユニス「あ、あいつ!!」
ベンメル「さて、改めて吾輩の要求を述べようか。人質の生命が惜しくば、ダイターン3とグラフディンを差し出せ」
万丈「ベンメル…」
伊奈帆「………」
【戦闘マップ1終了】
【戦闘マップ2開始】
〔味方ユニット出現済み〕
〔味方枠外ユニット出現済み〕
〔敵ユニット出現済み〕
ベンメル「もう一度言うぞ。ダイターン3とグラフディンを吾輩に差し出せ」
ユニス「ど、どうすれば…!」
万丈「………」
ベンメル「何をしている、万丈君? 人質がどうなってもいいのかな?」
万丈「だから?」
ユニス「え!?」
伊奈帆(万丈さん…)
万丈「僕にそんな脅しが通用すると思っているのか」
ユニス「な、何を言ってるんですか!?」
ビューティ(万丈…!)
ベンメル「ほほう、仲間の生命がどうなってもいいのだな」
伊奈帆「…さっきユニスに言った通り、僕らがどうしようと人質を無事に帰すつもりはないんだろう?」
ユニス「伊奈帆まで!?」(あっ、もしかして…!)
ベンメル「ふん、これ以上の手間を掛けたくなかったのだが…まあいい」「ソルジャーよ! 車から人質を引きずり出し、処刑しろ!」
ソルジャー「さあ、手を上げて車の外に出ろ!」
ライエ「!」(こいつら、お父様たちを襲った…!)
耶賀頼「子供たちに手を出すな! 私だけを連れて行け!」
ソルジャー「黙れ、全員一緒に処刑だ!」
ビューティ「今よ! 魔球、メガノイド殺し!!」
〔殴打音〕
ソルジャー「うおっ!?」
ビューティ「ライフルはもらったわ! それっ!」
〔人の倒れる音〕
ソルジャー「ぐわあっ!」
トッポ「おいらもいくぞぉ! この、このっ!!」
〔殴打音〕
カーム「ライエ、俺たちも銃を!」
ライエ「わかったわ!」
ベンメル「お、おのれ! あやつら!」
伊奈帆「…狙いはもう付いてる」
〔ベンメルの近くに爆発〕
ベンメル「ぬうっ!?」
伊奈帆「今の内に退避を」
〔味方枠外ユニット離脱〕
ベンメル「しまった!!」
ユニス「…こうなるってわかってたのね、伊奈帆」
伊奈帆「うん、万丈さんが焦っていなかったから」
ユニス「隙を作るための時間稼ぎだったってわけか」
万丈「そう。僕の意図をよく理解してくれたね」
ベンメル「ええい、これだからソルジャーどもは! 帰ったら処刑してくれる!」「だが、その前に! 破嵐万丈、貴様を血祭りに上げてくれる!」
万丈「己の欲望を満たすため、いたずらにメカを集めて楽しむ不届き者!」「この僕の胸に宿る熱き血潮と怒りに懸け、貴様を野放しにしておくことはできん!」「メガボーグ・ベンメル、覚悟!」
<戦闘開始>
<ユニスvsベンメル>
ベンメル「ええいっ! かくなる上は、その機体だけでも手に入れてやるわ!」
ユニス「諦めが悪いってのも、コマンダーの特徴ね!」
<万丈vsベンメル>
伊奈帆「お前には聞きたいことが色々ある」
トリルラン「黙れ、小癪なネズミがぁぁぁ!!」
<ベンメル撃破・勝利条件達成>
ベンメル「ぐぬうう…! お、覚えてくれ、破嵐万丈! 次こそは、ダイターン3を我が物に…!」
〔敵ユニット離脱〕
ユニス「逃げた…!」
万丈「追う必要はない。避難民の救助や誘導を優先しよう」
伊奈帆「わかりました」
万丈(ヴァース帝国の陰で奴らに好き放題暴れられては、被害が増える一方…)(醜いエゴと欲におぼれるメガノイド…僕は奴らを絶対に許さない)
【戦闘マップ2終了】
【シナリオエンドデモ開始】
シン・ザ・シティ
レイカ「ビューティ、今回はお手柄だったみたいね」
ビューティ「当り前よ。あたしだって、万丈のアシスタントなんだから」
トッポ「ちょっとちょっと! おいらも頑張ったんだぜ!」
カーム「ホントに助かったよ。伊奈帆があんなことを言い出した時はどうなることかと思ったぜ」
伊奈帆「ごめん」
ユキ「でも、万丈さんの態度だけでよくわかったわね、ナオ君」
伊奈帆「それ以外にもあるんだ」
ユキ「何?」
伊奈帆「万丈さんが普通の女性と子供をアシスタントとして選びはしないと思った」
ビューティ「あら、嬉しいことを言ってくれるじゃない」
トッポ「ヘヘッ、照れるや」
〔歩み寄る足音〕
万丈「…みんな、残っていた街の人たちはシェルターに避難して被害は最小限で食い止められたようだ」
ユニス「これで一安心…なのかな」
万丈「後のことはギャリソンに任せて、僕らはセラムやエデルリッゾと合流し、宇宙科学研究所へ向かおう」
ユキ「わかりました」
ザーツバルム揚陸城
ザーツバルム(ベンメルはしくじったか…。さりとて、トリルランを再び送り込むわけにもいかぬ)(破嵐万丈もいきなり火星へ乗り込むような真似はすまいが…)(あの男とアセイラム姫を放置すれば、地球側の中枢に真実を知られる)
ヴァース帝国兵「ザーツバルム様!」
ザーツバルム「何か?」
ヴァース帝国兵「月近海で重力異常現象が発生! その後、所属不明の物体が多数出現しました!」
ザーツバルム「!!」
【シナリオエンドデモ終了】
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