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No.09
敵軍の歌姫 後編


サブタイトル
「敵軍の歌姫 後編」


【シナリオデモ開始】
〔カーソル、デブリ帯付近を指定〕

アークエンジェル/居住区/兵舎
トール「キラのやつ、大丈夫かな」
サイ「ブリッジにいれば、どれだけ大変かわかるものな。しかたないさ。みんな必死で戦っていたんだから」
カズイ「ナデシコの人たちはそうでも、本当にキラはそうだったのかな」
トール「何が言いたいんだよ」
カズイ「あのラクスって子と話してるの、俺聞いちゃったんだ。ザフトに盗られたモビルスーツに乗ってるコーディネイターに、キラの昔の友達がいるんだってさ。仲のよかった奴なんだって。戦いたくないって言ってたよ、キラ」
ミリアリア「そんな・・・」
サイ「・・・だからって、キラが命がけで戦ってるのに違いないよ」
トール「あいつ・・・つらいだろうな」
ミリアリア「カズイ、フレイの前では絶対言わないでよ。そんあこと知ったら、あの子またショックでなんて言い出すか」
フレイ(・・・ザフトのパイロットが、友達・・・?)

アークエンジェル/ブリッジ
マリュー「キラくんもそうだけど、ナデシコの方は特に不満が大きかったみたいね。この次同じことをしたら、もう彼らの協力は得られないかも知れないわ。結局、あまり状況はかわっていないということね」
ナタル「少なくとも当座の危機を回避し、体制をたてなおす時間ができました。あの時点では他にやりようはなかったと考えます」
マリュー「ええ・・・わかっているわ」
〔モニターの開閉音〕
ジュン「やっぱりザフト艦はまだ後ろについてきますね。別の艦隊と合流して戦力も増加しているようです。これからどうするおつもりですか、ラミアス大尉」
ナタル「君は確か、もと連合軍少尉の副長だったな。艦長はどうされたのだ」
ジュン「それが、その・・・艦長は現在多忙につき、自分が代理を・・・」
マリュー「・・・嫌われてしまったかしらね。とにかく、現状ではこのまま第8艦隊との合流を目指す他はないわ。それから彼女がどうなるのかは、あまり考えたくないわね」

ナデシコ/メディカルルーム
〔カーソル、月へ移動〕

アキ「失礼します」
ノアル「眠り姫の様子はどうです、ドクター」
エリザベス「異常はないわ。目を覚まさないのは衰弱しきっていたからだと思うけど・・・」
アンナ「あ・・・ドクター・エリザベス。彼が・・・」
シモーヌ「あら、どうやらお目覚めみたいね」
ノアル「これでようやく少しは話が聞けるってわけか」
謎の青年「・・・・ッ!?」
アンナ「キャァッ!?」
シモーヌ「アンナッ! ちょっとアンナに何するのよ! 離して!」
謎の青年「動くなっ! おかしな真似をすればこいつを殺す。お前たちはラダムか!? それとも地球人か!? 答えろ!」
ノアル「ラダムだ? なんだそりゃ」
謎の青年「エイリアンだ。地球へ降下している異星生命体だ」
ノアル「ラダムねぇ。奴らと名刺交換でもしたのか。それともお前、やっぱりエイリアンの仲間かよ」
アキ「あなた、エイリアンと戦っていたわよね。あたしたちは意識をなくしたあなたを収容したのよ」
謎の青年「そうか・・・お前たちはラダムじゃなく、あの時の・・・」
アキ「あたしたちはあなたを助けたと言ってもいいんじゃない? いい加減にアンナを離しなさい」
謎の青年「・・・・・」
アンナ「シモーヌ!」
シモーヌ「大丈夫よアンナ。まったく、いきなりなんてことするのよ」
ノアル「で、おたく何者だ。俺たちの言葉はちゃんとわかってるみたいだが。地球人か」
謎の青年「見ればわかるだろう」
ノアル「あのなぁ。今はそうでも、パワードスーツみたいになってエイリアンと戦ってただろうが。そんな奴をどう見たら地球人だって信じられるかよ」
謎の青年「・・・俺は地球人だ」
アキ「とりあえずそういうことにしておくわ。じゃあなた、名前は? どこの人なの?」
謎の青年「・・・覚えていない。忘れちまった」
エリザベス「なんですって?」
ノアル「おいおい」
謎の青年「ここは軍艦だったな。ラダムと戦っている。そうだな?」
アキ「エイリアン・・・そのラダムとも、よ。今はザフト軍に追われながら月へ向かっている所なの」
謎の青年「月か・・・。地球はラダムと戦わなくてはならない。今はまだ第一波だ。奴らが本格的に侵攻を開始する前に・・・くっ」
エリザベス「まだ回復しきっていないのよ。あなたが地球人だというのなら、無理できる状態ではないわ。安静にしていなさい」
ノアル「お前さんが地球人だとして、なんであのエイリアンどものことなんて知ってるんだ。お前が戦っていた時のあの姿、ありゃいったい何だ。答えろよ」
謎の青年「・・・俺はラダムを叩きつぶす。それだけだ。もう行かせてもらう」
アキ「ちょっと待ちなさい!」
謎の青年「離せっ!」
アキ「きゃっ」
ノアル「てめぇっ!」
謎の青年「どけっ! うっ・・・くそっ・・・」

ナデシコ/メディカルルーム
ノアル「どうです」
エリザベス「大丈夫、気を失っただけね。無理をするから」
シモーヌ「いったい何なのかしらね、この人」
ノアル「まったく、いきなりあばれやがって。このDボウイが」
アンナ「Dボウイ?」
ノアル「デンジャラスボウイさ」

ナデシコ/ブリッジ
アキ「というわけなの。自分ではそう言っていたけど、彼が本当に地球人なのかも確かではないわ。敵か味方かも」
ノアル「あの野郎、覚えてないなんてぬかしやがって」
ユリカ「でも記憶喪失じゃしかたないですね」
デビッド「艦長、本当かどうかわからないですよ」
リョーコ「ま、とりあえず敵の敵ってのは確かみたいだけどな」
ユリカ「じゃあ味方ですよ」
エリナ「あのねぇ。その単純な思考なんとかしてくれない」
<<統夜>>
アカツキ「とにかく彼はエイリアンの正体と目的を知っているってことだね。それは重要だよ」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「ラダムか。彼はあのエイリアンの正体を知ってるってことでしょう。その目的も」
カティア「そうとしか思えないわ」
フェステニア「でもさ、わけわかんないね」

プロスペクター「次に目を覚ました時には、もっと詳しいお話を聞かせてもらいましょう。逃げないようにしてから、ですが」
ジュン「ところで、いつもまっさきに話を聞きにくる人たちがいないんだけど。彼らどうしたの?」
ルリ「あの人たちなら、アークエンジェルに行ってます。何考えてるんだか」

アークエンジェル/居住区/通路
キラ「・・・・・・」
甲児「よう、どこ行くんだよ」
ラクス「まぁ、みなさんお揃いでどうされたのですか?」
キラ「あなたたちは・・・どうしてここに」
豹馬「サイって奴から聞いたんだよ。お前の様子が変だって」
甲児「お前、その子逃がそうってんだろ」
キラ「行かせてください。こんなの、嫌なんだ」
甲児「わかってるって。やっぱ女の子を人質にとるなんて、冗談じゃないよな」
豹馬「まったくだぜ。おい、何ボケっとしてんだよ。見つかったらマズイだろ。急ごうぜ」
キラ「え・・・?」
<<統夜>>
十三「あんなんは悪党のやるこっちゃ。そんなん戦う気も起きんで」
統夜「手伝うよ。俺たちも。その子逃がすって言ったって、向こうは敵なんだし、1機じゃ危ないだろ」
<<カルヴィナ>>
十三「女の子人質に取るなんて悪党のやるこっちゃ。そんなん戦う気も起きんやろ。せやからわいらも行ったる言うとんのや。逃がす言うても1機じゃ危ないやろ」
大作「おいたちも手伝うたい」


アークエンジェル/格納庫
統夜「アキトさん」
アキト「まだ大丈夫。こっちはいつでもいいよ。キラくん、急いでくれ」
サイ「ストライクの用意、できてるから」
キラ「サイ・・・僕は・・・」
サイ「わかってる」
ミリアリア「キラ、気をつけてね」
ラクス「みなさんありがとうございます。またお会いしましょうね」
サイ「・・・それはどうかな」
マードック「あっ! おいお前ら、何やってんだ!?」
甲児「やべっ、見つかっちまったか。みんな行くぜ!」
サイ「行けよ、キラ。でも、戻ってくるんだよなお前」
キラ「うん・・・必ず」
豹馬「ちゃんと連れ帰るからまかせとけって。あの子逃がすのはいいけど、さすがにモビルスーツまで渡しちまったらこっちが困るからな」
マードック「ブリッジ、ブリッジ! 坊主どもがあの嬢ちゃん連れだしちまった!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕

クルーゼ「ほう・・・人質を盾にしかけてくる気かな」
イザーク「チッ、ナチュラルめなめた真似を」
ディアッカ「そうでもしなきゃ逃げられないってか。笑っちゃうね」
アスラン「・・・・・・」
マリュー「あの子たち・・・」
ナタル「くっ、ばかな。キラ、キラ・ヤマト! 戻れ! お前たち、何をしているかわかっているのか!」
甲児「へへん、もう遅いぜ」
アキト「人質なんてそんなの認められるかっ!」
エリナ「あれはいったいどういうこと! 彼ら何をするつもりなの!?」
<<統夜>>
ルリ「ストライクにエステバリス・テンカワ機、マジンガーZ、コン・バトラーV、△△△△△△もいますね」
<<カルヴィナ>>
ルリ「ストライクにエステバリス・テンカワ機、マジンガーZ、コン・バトラーVもいますね」

キラ「ザフト艦、聞こえるか。今からラクス・クラインを引き渡す」
アスラン(キラ? あいつ、何を・・・)
キラ「イージスのパイロットが一人で来い。他に機影を確認した場合、彼女の命は保証しない」
ニコル「アスランを指名した?」
ディアッカ「はあ? あいつら何言ってんの。バカバカしい。罠だろこんなの」
アスラン「・・・隊長、行かせてください」
イザーク「アスランッ! 貴様何を考えてるッ!」
クルーゼ「・・・いいだろう、許可する」
アスラン「ありがとうございます」
※※カルヴィナが主人公の場合、セリフ追加※※
フェステニア「うわ、みんな無茶するね」
カルヴィナ「何をやっているのかと思えば、これか」

リョーコ「ははっ、あいつらやってくれるじゃねぇか」
ヒカル「そこまでストレートにくるかぁ」
アカツキ「やれやれ、若いねぇ彼らは」
エリナ「あの子たち、勝手なことを。ちょっと待ちなさい! いったいどういうつもりなの! 艦長、はやく彼らを止めなさい!」
ユリカ「いいんです。私が許可しました。やっぱりああいうのってよくないですから」
エリナ「なんですって!? よくないって、艦長、あなた自分がなに言ってるかわかってるの!?」
ユリカ「わかってます。女の子人質になんかしてたら、みんなも戦う気になれないです。士気に影響する問題は解消しとくべきです!」
ルリ「・・・でもそれで敵が襲ってきたら私たちどうなるわけ」
ミゲル「いいんですか隊長」
クルーゼ「チャンスであるのは確かさ。向こうのパイロットたち、まだ若いようだな。出撃準備だ。私のシグーも用意しろ」
アスラン「アスラン・ザラ。イージス、出る」
〔敵ユニット出現〕
〔キラ、アスランへ接近〕
〔アスラン、キラへ隣接〕

ナタル「あれは彼らが勝手に言っているだけです。艦長、攻撃を。いまならイージスを墜とせます」
ムウ「そんなことしたら、二度と俺たちのために戦ってくれなくなるぜ、あいつら」
ナタル「く・・・」
アスラン「キラ・・・」
キラ「・・・」
アスラン「彼女がそこにいることを確認したい」
〔扉の開閉音〕
ラクス「こんにちは、アスラン。お久しぶりですわ」
アスラン「・・・確認した。ラクス・クライン、こちらへ」
ラクス「ありがとう、キラ。みなさんも」
甲児「へへっ、いいってことよ」
アスラン「ナチュラルか・・・。キラ、ストライクの機動力なら離脱できるはずだ。お前も一緒に来い。お前が連合軍にいる理由がどこにあると言うんだ」
キラ「・・・僕だって君と戦いたくなんてない。でもあの艦には友達がいるんだ。僕が守らなくちゃいけないんだ!」
アスラン「・・・ならばしかたがない。次に戦うときは、俺がお前を撃つ」
〔アスラン、後退〕
キラ「・・・僕もだ、アスラン」
豹馬「知り合いだってのは、ホントみたいだな」
ちずる「ええ・・・つらいわね、キラくんも、彼も」
クルーゼ「アスラン、ラクス嬢は保護したのか」
アスラン「はい、隊長」
クルーゼ「そうか。ならば・・・」
〔敵ユニット出現〕
キラ「え・・・?」
アキト「なんだよ、あいつら! 汚いぞ!!」
<<統夜>>
アカツキ「ま、当然こうなるってわけだ」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「当然こうなるでしょうね」
フェステニア「でもあいつら、ずるいよ!」

ムウ「くそ、そうだと思ってたぜ」
クルーゼ「君は下がりたまえ、アスラン。向こうから人質を手放してくれるとは、ありがたいことだな。全機、ここで一気に沈めるぞ」
アスラン「待ってください、隊長!」
ムウ「坊主ども、持ちこたえろよ! 今こっちも出る!」
キラ「フラガ大尉!?」
ムウ「連中はしかけてくるぞ。何もしてこないとでも思ってたのか!?」
キラ「くっ・・・」
十三「ま、やらなしゃあないやろな」
豹馬「ああ、蹴散らしてやるぜ!」
マリュー「こうなってしまった以上はしかたがないわ。応戦します!」
ナタル「ローエングリン、照準!」
ユリカ「ルリちゃん、フィールド展開。グラビティブラストスタンバイ!」
ルリ「了解。グラビティブラスト、チャージ」
ラクス「聞こえますか、ラウ・ル・クルーゼ隊長。戦闘はやめてください。追悼使節団代表のわたくしのいる場所を、戦場にするおつもりですか」
アスラン「ラクス・・・?」
クルーゼ(ちいっ、こんな時に何を)
ラクス「そのようなことは許しません。すぐに戦闘行動を停止してください。聞こえませんか、クルーゼ隊長」
クルーゼ(困ったお嬢さんだ。やむをえん。後は木星トカゲに期待しておくか)「了解しました、ラクス・クライン。全機、帰投しろ」
〔敵ユニット離脱〕
ルリ「ザフト軍、撤退したみたいですね」
十三「見かけと違うてやるもんやないか。お姫さんだけのことはあるで」
甲児「ラクスちゃんすごいぜ」
アカツキ「意外とくせ者だったみたいだねぇ、彼女もさ」
マリュー「・・・」
ムウ「なんだか知らんが、とりあえず助かったみたいだな。坊主ども、全員戻れよ。まったく、とんでもねぇお姫様だったな」
キラ「アスラン・・・」
甲児「ま、とりあえずあの子も帰して敵もいなくなったことだし、みんな引き上げようぜ」
〔警報〕
エリナ「何なの!?」
ユリカ「ルリちゃん?」
ルリ「これは・・・エイリアン接近中です」
〔敵ユニット出現〕
マリュー「エイリアン・・・」
ナタル「こんな時に!」
ムウ「ちっ、こいつはやらなきゃ逃げられそうにないな」
キラ「あれが、エイリアン・・・?」
<<統夜>>
リョーコ「オレたちも行くぜっ!」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「結局、やらなきゃならないのは一緒ってわけね。艦長、出るわ」

〈出撃準備〉
<戦闘開始>

<敵3機以下・味方援軍1&敵増援1出現>

謎の青年「!? これは・・・」
エリザベス「気がついたのね。ダメよ、動いては」
謎の青年「奴だ。奴がいる」
シモーヌ「奴? なによ、それ」
アンナ「あっ」
シモーヌ「ちょっと、待ちなさいよ! あなた何をするつもり!?」
謎の青年「俺は行かなくちゃならないんだ!」
ウリバタケ「おい、なんだあいつは! エアロックにはいっちまったぞ!」
ルリ「エアロック解放されます」
ユリカ「ちょっとあなた、何をするつもりなんですか。死んじゃいますよ!」
謎の青年「死なないさ。いや・・・死ねないんだ、俺は!」「テックセッタァァァァーッ!!」
[イベントデモ「テックセッター(A)」]
〔味方ユニット出現〕
ブレード「テッカマンブレードッ!!」
アキ「あれは・・・」
ノアル「あいつだ。また変身しやがった」
〔敵ユニット出現〕
ナタル「く、まだ来るのか」
ダガー「やはりいたか。お前の存在は感じていたぞ、裏切り者ブレードよ。今度こそ息の根を止めてくれるわ」
ブレード「テッカマンダガー、死ぬのはお前の方だ!! お前たちの野望は、この俺が叩きつぶす!!」
甲児「なんだあいつ!? 同じのが出やがったぜ!」
ルリ「・・・テッカマン?」
ノアル「おい、こいつはいったいどういうことだ!? 答えろ!」
ブレード「俺は奴らと戦わなければならない。邪魔をするなっ!」
※※カティアがサブパイロットの場合のセリフ※※
カティア「敵の敵は味方、ですか?」
※※フェステニアがサブパイロットの場合のセリフ※※
フェステニア「そいつらこっちだって襲って来るんだ。邪魔なんかするわけないじゃない。一緒にあいつらやっつければいいんでしょ」
※※メルアがサブパイロットの場合のセリフ※※
メルア「味方・・・なんですか、あの人」

<<統夜>>
統夜「・・・前もこっちには攻撃してこなかったものな、あいつは。敵にも同じのがいるのが気になるけど・・・」
ユリカ「話は後で聞きましょう。とりあえず敵じゃないならいいです。まずは敵をやっつけましょう!」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「そういうことにしといた方がよさそうね。艦長、それでいい?」
ユリカ「はい。なんだかわからないけど、敵じゃないならいいです。とりあえずそういうことでみなさんよろしく!」

ムウ「おい、なんだよ。誰か説明してくれ」
マリュー「ミスマル艦長、あれはいったい・・・」
ユリカ「ヘリオポリスに入る前に拾った名無しの魔人さんです。あのエイリアンと敵対してるらしいです」
ルリ「・・・それだけ?」
ノアル「チッ。おい、俺はお前を信じたわけじゃないからな。こっちを襲って来やがったら遠慮なく撃つぜ」
ブレード「俺は俺で戦う。勝手にするがいい。行くぞダガー!」
ダガー「ふん。来いブレード! 地球人どもとまとめて始末してくれる!」
ブレード「うおぉぉぉぉぉぉーっ!!」

<主人公vsダガー>
ダガー「どけ、地球人! 貴様の相手は後でゆっくりしてくれるわ!」
※※統夜が主人公の場合のセリフ※※
統夜「くそっ、こいつちょこまかと!」
※※カルヴィナが主人公の場合のセリフ※※
カルヴィナ「くっ、こいつがエイリアンを指揮している? ならっ!」


<ブレードvsダガー>
ダガー「逃がさんぞテッカマンブレードッ! 死ねぃっ!!」
ブレード「俺は負けん! 貴様たちをすべて倒すまではッ!」

<ダガー撃破>
ダガー「バカな!? うわあぁぁぁーっ!!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
マリュー「ふう。どうにか撃退できたようね」
ナタル「ええ。ですが、あれはいったい・・・」
ルリ「・・・艦長、周辺に木星トカゲ増大中。包囲されてます」
ユリカ「どのくらい?」
ルリ「正確に聞きたいですか?」
ユリカ「うーんと、だいたいで」
ルリ「すごい数です」
ムウ「こいつはあの野郎にはめられたかな」
ナタル「どういうことですか大尉」
ムウ「生きてるチューリップの近くに追い込まれたんじゃないかってことさ」
マリュー「木星トカゲにエイリアン・・・。わかってはいたけど、つらいわねこれは」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始」

〔カーソル、地球を指定〕

ナデシコ/ブリッジ
〔モニターの開閉音〕
マリュー「ミスマル艦長、突破は可能と思いますか?」
ユリカ「かなり厳しいですけど、なんとかするしかないです」
マリュー「・・・わかったわ。では残る道は1つだけということね」
ユリカ「へ?」
マリュー「大気圏へ降下するしかないわ。キラくん、フラガ大尉、帰還してください」
エリナ「待って、大気圏には」
ユリカ「そうですよ。なんとかの悪魔っていうのがいるんじゃないですか?」
マリュー「そんなことを言っている場合ではないわ!」
アカツキ「確かに、あの木星トカゲの大群を相手にするくらいなら降下しちゃった方がましかもね」
ルリ「敵艦に重力波反応。グラビティブラスト来ます」
ユリカ「わかりました。ラミアス大尉、地球に降りましょう。全機大至急戻ってください。アークエンジェルとナデシコはこれより大気圏に突入します!」

ナデシコ/格納庫
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕

デビッド「くそっ、またグラドスの奴らに追い込まれるとはな」
ロアン「なつかしの地球にとんだ帰郷になりましたね」
ウリバタケ「急げよ! 成層圏で攻撃を受けるかもしれないんだ!」
ブレード「・・・・・・」
リョーコ「あいつ、なんだかんだいいながらも戻ってきたじゃねぇか」
ノアル「ああ。おい、お前いったい何者なんだ!? 答えろ!」
〔画面、光が収束〕
さやか「また変身した・・・」
謎の青年「うぅっ・・・」
アキ「Dボウイ! しっかりして!」
謎の青年「な、何か食い物を・・・」
フェステニア「食べ物って、こんな時に何言ってんのよ!」
謎の青年「テッカマンシステムはめちゃくちゃ体力を消耗するんだ。その分腹も減る」
<<統夜>>
カティア「テッカマン・・・さっきも言ってたわね」
統夜「ああ、そういやそんなこと言ってたよな。ダガーとかブレードとか」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「ええ」

ノアル「あの魔人はテッカマンっていうのか、Dボウイ」
謎の青年「ああ。・・・そのDボウイってのは何なんだ」
ノアル「お前の名前だよ。デンジャラスボウイ、略してDボウイだ。名無しじゃ困るんでな。嫌ならさっさと本当の名前を言えよ」
Dボウイ「いや、それでいい」
豹馬「おい、ごまかそうったってそうはいかないぜ!」
十三「せやな。しっかり聞かせてもらうで」
ノアル「お前の正体、あのエイリアン、ラダムとは何か。それからテッカマンってのは一体何なのか。洗いざらいしゃべってもらおうか」
アカツキ「君と敵対しているテッカマンって奴のこともね。あれがエイリアンを統率してるのかい? だとしたら、君は当然その仲間なんだよな。なんで僕たちに味方する」
甲児「ああ。あんたが地球人だってんなら、何がどうなってるのかオレたちにもちゃんと説明してくれよな」
Dボウイ「俺は地球人だ。だがそれ以外のことはわすれちまった。記憶喪失という奴だ」
リョーコ「はぁ? 冗談だろ。何言ってんだお前」
ヒカル「子供でも、もっとましな嘘つくよねぇ」
Dボウイ「忘れちまったもんはしょうがないだろう。覚えているのは、俺はテッカマンで、ラダムと戦わなくてはならないってことだけだ」
ノアル「てめぇっ!」
Dボウイ「本当のことを言ったまでだ」
アキ「ノアル。忘れたものはしょうがないでしょう」
アキト「本当に忘れてるんならそうだろうけど」
デビッド「嘘くさいよな」
ロアン「ですね」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕

ウリバタケ「おい、そいつの尋問なんか後にしとけ! それどころじゃねぇんだぞ!」

ナデシコ/ブリッジ
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕

ユリカ「ルリちゃん、フィールドは」
ルリ「まだ大丈夫です」
〔扉の開閉音〕
<<統夜>>
シモーヌ「どうなってるの?」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「艦長、状況は?」

ユリカ「これから大気圏に突入するところです。アークエンジェルはどう?」
ルリ「ちゃんとついてきてます。敵艦隊停止。こっちはなんとか振り切れそうですね」
プロスペクター「問題はエイリアンですな」
ミナト「成層圏に入るわよ」

ナデシコ/ブリッジ
ルリ「エイリアン確認。これが成層圏の悪魔?」
ユリカ「うわ、こんなにいるんだ・・・」
エリナ「感心してる場合じゃないわよ艦長」
プロスペクター「ですな。このナデシコはともかく、アークエンジェルは現在退避行動がとれる状況ではありません」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕

ユリカ「グラビティブラストでなぎ払っちゃいましょう。ルリちゃんお願い!」
ルリ「でも連射出来ないですよ。・・・アークエンジェル被弾。降下予定軌道をはずれます」
ユリカ「アークエンジェルのルート上にグラビティブラスト、てーっ!」
〔画面、光の収束〕
〔グラビディブラストの発射音〕

エリナ「アークエンジェルの降下予想ポイント出たわよ。アフリカね。あそこはザフトの勢力圏で、エイリアンの森や生きているチューリップもある危険地帯だわ。どうするつもり、艦長」
プロスペクター「困りましたなぁ」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕

ルリ「フィールド出力低下」
ユリカ「軌道あわせてください。アークエンジェルの前に出ます!」
ジュン「ユリカ! ナデシコまで一緒にアフリカへ降ろすつもりかい?」

〔カーソル、アフリカ大陸北部を指定〕

アークエンジェル/ブリッジ
ナタル「ナデシコから通信。周囲に敵影は発見できないそうです」
マリュー「そう。少尉、被弾状況を確認してちょうだい」
ナタル「了解」
ムウ「くそ、まさかこんなところに降りるはめになるとはな。こいつはやっかいだぜ。ナデシコが付き合ってくれたのがせめてもの救いだが、ここから逃げるのも骨が折れるぜ?」
マリュー「そうね・・・」

アークエンジェル/居住区/兵舎
トール「そっか。あいつの友達って、イージスのパイロットなんだ」
ミリアリア「そうみたい。甲児さんに聞いたんだけど、キラに一緒に来いって言ってたって。キラは断ったみたいだけど・・・。あっ、フレイ」
フレイ「・・・サイ、あのコーディネイターの子、逃がしたって聞いたけど・・・」
サイ「・・・うん。ナデシコの人たちも、嫌だったみたいで。フレイ、大丈夫? 食堂に行こうか?」
フレイ「ううん、いい。キラは?」
サイ「・・・格納庫にいるよ。あいつも、つらいみたいでさ」
フレイ「そう・・・」(このままには、しないわ・・・)

〔カーソル、デブリ帯付近を指定〕
ヴェサリウス/士官室
アスラン「大丈夫ですか、ラクス」
ラクス「ええ、わたくしは元気ですわ。あちらの艦でもあなたのお友達がよくしてくれましたから」
ハロ「テヤンデェ」
アスラン「・・・そうですか」
ラクス「キラ様はとてもやさしい方ですのね」
ハロ「オマエモナー」
アスラン「あいつは馬鹿です。連合軍とは関係ないと言っていたのに、まだあんなものに。あいつはナチュラルに利用されているだけなんだ。友達とかなんとか」
ラクス「あなたと戦いたくないとおっしゃってましたわ」
アスラン「僕だってそうです。誰があいつと」
ラクス「つらそうなお顔ばかりですね、最近のあなたは」
アスラン「・・・ニコニコ笑って、戦争はできませんよ」
ラクス「・・・何と戦わねばならないのか。戦争は難しいですわね」
【シナリオエンドデモ終了】


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