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No.10
闇の胎動


サブタイトル
「闇の胎動」


【シナリオデモ開始】
〔カーソル、アフリカ大陸北部を指定〕
ラダム樹の森
甲児「うわ、こりゃひどいぜ」
さやか「ええ、遠くから見ているよりもっとすごいわね」
フェステニア「大きいし気味悪いよ」
アキト「いったいなんなんすか、これ」
アカツキ「だからいっただろう。エイリアン植物の森さ。あのエイリアンどもは、地球に降下してそのまま地中にもぐり、この植物になるんだよ。彼の言うようにあれがラダムというのなら、さしずめラダム樹の森とでも言ったところかな」
〔アラーム音〕
アキ「チェック終了よ」
ノアル「どうだ、アキ」
アキ「気圧、大気組成、ともに正常。放射能もなし。環境に異常はないわ」
アカツキ「だろう? 今は地球各地にこいつが生えてるが、今のところ侵食される地帯に住めなくなるという以外の実害は出ていないんだよ」
カティア「でも、いったい何が目的なのかしら」
アカツキ「彼がしゃべってくれればはっきりするんだけどね。相変わらず知らぬ存ぜぬで通す気らしいからねぇ、あのDボウイくんはさ」
ノアル「地球をじゃがいも畑にでもする気かもな。今ごろ奴らお空の向こうでじゃがいもの夢でも見てるんじゃないか」
メルア「・・・食べられるんですか、これ?」
ノアル「おいおい、冗談だよ冗談」
アキ「でもこれが地球の風景だなんて。まるで別の星みたい・・・」
甲児「気が滅入ってくるな。オレたちが火星にいってる間に、こんなことまで起こってたなんて」
※※統夜が主人公の場合、セリフ追加※※
統夜「・・・ああ、そうだな」
フェステニア「なに、どしたの? なんか朝から元気ないよ」
統夜「久々に変な夢見てさ」
フェステニア「夢? なにそれ」
統夜「前はよく見てたんだよ。同じ夢をさ。見たことない女の子が出てくる夢なんだけど、それを見た後っていつも頭が痛いんだ」
フェステニア「ふうん、そう」
統夜「なんだよ」
フェステニア「別にぃ」

アカツキ「さてと、楽しい見学ツアーはおしまいだ。納得いったらそろそろ戻るとしようか」

アークエンジェル/ブリッジ
マタル「マードック軍曹、アークエンジェルの船体のチェックは終了したのか。状況は」
マードック「思ったほどひどくありませんぜ。ナデシコの方の人手も借りれば応急修理にゃたいして時間はかからんでしょう」
ナタル「こちらの人員だけでできないのか」
マードック「そりゃ時間がかかってもいいってんなら、できますがね」
マリュー「いいわ、許可します。私からミスマル艦長にお願いしておくわ」
ナタル「しかしラミアス大尉、艦内の一部に立ち入りを許すのとは訳が違います」
マリュー「軍機だから? 今さら、気にしてもしかたないでしょう。いつザフトやエイリアン、木星トカゲの襲撃を受けるかわからない状態で時間はとれないわ。今は無事に連合軍の基地までたどり着くことを優先します」

アークエンジェル/ブリッジ
ウリバタケ「だからな、こんなもんはこことこことこうしてああして、これはこいつで代用してだな・・・」
マードック「へぇ、なるほどねぇ。たしかにそれなら予定よりだいぶ早く終わるか」
マリュー「問題はなさそうね。助かります」
ウリバタケ「なぁに、大人の魅力あふれる美人艦長さんに頼ってもらえるとは、うれしいねぇ」
マリュー「そ、それはどうも。マードック軍曹、頼むわね。ウリバタケ班長、それではお願いします」
ウルバタケ「おう、メカのことはメカ屋にまかせとけ。よぉし、お前ら、作業にかかるぞーっ!」

アークエンジェル/食堂
サイ「フレイ、きてたのか。食事は済んだの?」
キラ「・・・・・」
フレイ「ううん、これから。・・・キラ、あの時はごめんなさいね。あの時は私、パニックになっちゃって、ひどいことを」
キラ「フレイ・・・いいんだ」
フレイ「戦争って嫌よね。早く終わればいいのに」
キラ「・・・そうだね」
フレイ「キラ、お願いよ。頑張ってあいつらみんなやっつけて、パパの仇をとってね」
キラ「・・・うん」
フレイ(そうよ・・・どんなに嫌でもキラは戦って戦って、あいつらと殺し合って、みんなやっつけてもらわなくちゃいけないのよ。でないと・・・)

アークエンジェル/格納庫
ムウ「ふうん、大気圏内用の支援戦闘機か。こんなものまで開発してたとはね。なかなか楽しそうな機体じゃないか」
マードック「訓練用のシミュレーターもありますぜ。ただ飛ばす前にマニュアルはちゃんと読んどいてくださいよ」
ムウ「そりゃ、俺だって死にたくないからな。しかしストライカーパックもつけられるって? 確かに火力は高いだろうけど、俺は坊主の運び屋ってことか」
マードック「大尉なら単機でも十分やれますって。調整は一応終わってますが、後は実際に飛ばしてみないとわからんですよ」
ムウ「やれやれ、忙しいな」
ウルバタケ「お、なんだなんだ、面白そうなことやってるじゃないか」
マードック「お疲れさんです。一休みしましょうや」

アークエンジェル/格納庫
アカツキ「休憩中かい」
ウリバタケ「おや、スケコマシのアカツキさん。こっちに何の用なんだ? こっちにゃ妙齢の女性はラミアス艦長とあのきっつい少尉さんしかいないぜ」
アカツキ「人聞きの悪いことを言わないでくれ。ま、たしかにあの大尉さんの素敵な胸元には興味があるが・・・」
ムウ「おいおい」
アカツキ「いや冗談さ。例のお姫様を逃がした件でよくないことになってるんじゃないかとちょっと心配でね。探りにいれにきたってのが本当の所なんだ」
ムウ「あの件はとりあえずカタがついたよ。ウチの坊主もそっちの連中も、軍人じゃない。結果的に切り抜けはしたし、あんなことやりたくてやってたわけじゃないからな。坊主にも一応注意はしたが、それだけだ。もっともバジルール少尉は不満そうだったけどね」
アカツキ「彼女ならそうだろうね」
ムウ「しかしそっちの連中もやることが大胆だな。彼ら、軍に協力して戦うってことはどう思ってるんだ?」
アカツキ「もちろん喜んでいるのは一人もいない。しかしまぁ、彼らはなんとか折り合いをつけられるさ。それよりも僕は、あのコーディネイターの彼の方が心配だよ」
ムウ「まぁな。クルーゼ隊に知り合いがいるって話だったし、正直な所一刻も早くこの艦から降りたいってのがホントの所だろう。ただなにせこの状況だし、もう少しやる気になってくれればいいんだが・・・」
ウリバタケ「なんでそんなことをあんたが気にするんだ」
アカツキ「そりゃそうだろう。連合に協力して戦ってくれるコーディネイターは貴重だよ。特に彼ほどの能力があるならね。彼にはこれからも頑張ってほしいからさ」
ムウ「おい、頼むからあいつの前でそんなこと言わんでくれよ。ただでさえいろいろ問題があって困ってるんだ」

ナデシコ/ブリッジ
ユリカ「それで、一応はっきりさせておきたいんですけど、あなたはどうしたいんですか?」
Dボウイ「俺はただ、ラダムと戦うだけだ。他のことはどうでもいい」
豹馬「そればっかだな」
ユリカ「私たちもラダムとは戦わなくちゃならないですし、それなら私たちと一緒に戦ってくれてもいいんじゃないですか?」
ちずる「あなた、どこか行くあてでもあるの?」
Dボウイ「別に、あてなんかないさ」
ユリカ「じゃあ決まりです。一緒に戦いましょう! その方が絶対いいですよ。ね?」
Dボウイ「俺は誰からも命令を受けるつもりはない。それにあんたらは、他にも敵がいるんだろう」
エリナ「自分には関係ないというの? あなたが本当に地球人なら、グラドス軍だって連合とプラントの戦争だって、見過ごせないはずよ。今地球がどういうことになってるか、話は聞いてるでしょう」
Dボウイ「そんなことに関わっていられるか。戦うのはラダムだけで十分だ」
ノアル「ラダムラダムか。嫌だねぇラダムオタクは」
アキ「でもDボウイ、ラダムと戦うのだって1人では大変だわ。少なくとも私たちと一緒なら、あなただっていろいろと助かるはずよ」
十三「最初に会うた時はやられてもうて、わいらが回収したわけやしな」
Dボウイ「・・・・・・」
ルリ「私たちがラダムについてわかっていることはほとんどありません。あなたが一緒にいてくれれば私たちも助かります。それに、別にどこへいっても自由だけど、この情勢下でどうするつもりなの?」
Dボウイ「俺は・・・」
エリザベス「記憶喪失だというのなら、何か思い出したことがあればラダムと戦うのも役立つのよ。ラダムとはそもそも何なのか。敵にもいたテッカマンとは何なのか。なぜ通常の地球人とかわらない肉体をもつあなたが、テッカマンとなれるのか」
Dボウイ「どうせテッククリスタルも調べたんだろう」
イネス「全然ダメね。今のところわかったことはないわ」
Dボウイ「・・・そうか。俺も知りたかったんだが」
ユリカ「へ?」
エリナ「とにかく、あなたがラダムと戦うにしてもバックアップは必要でしょ。なんといっても普段は生身なんだし。結局連合軍に協力するなら、私たちと一緒の方がいいわよ?」
Dボウイ「連合軍などラダムと戦うのにたいして役に立たない。あんたらは別のようだが・・・」
〔通信のコール音〕
ルリ「・・・艦長」
ユリカ「なに?」
ルリ「近くで戦闘が発生しているみたいです。たぶん木星トカゲです」
<<統夜>>
ジュン「相手は?」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「さっそくか。どこが戦っているのかわかる?」

ルリ「ごめんなさいちょっとわかりません。エイリアンじゃないのは確かです。なんらかの機動兵器と思われます」
リョーコ「連合軍かな」
イネス「ここがザフトの勢力圏内と言うなら、可能性は低いわね」
ユリカ「様子がわからないとどうにもなんないね。メグミちゃん、一応ラミアス艦長にも連絡いれてください。誰か偵察に出てもらえませんか?」
<<統夜>>
甲児「オレがマジンガーでちょっと見てくるぜ。統夜、お前も来いよ」
統夜「俺も? ・・・わかった、出るよ」
甲児「お、珍しく素直じゃないか」
アキト「甲児くん、俺もつきあうよ」
ユリカ「アキト、また私のために頑張ってくれるのね!」
アキト「ちがぁう!」
リョーコ「ったく、頼りない面子だな。艦長、オレもいくよ。こいつらだけじゃ危なくってしょうがない」
ヒカル「へぇ~」
イズミ「ふ~ん」
リョーコ「な、なんだよお前ら!」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「あたしが出るわ。何人か連れて行きたいけど?」
ユリカ「じゃ、人選はおまかせします。無理は禁物ですよ」
カルヴィナ「わかってる。大丈夫よ」

【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ1開始】

〔味方ユニット出現〕
ムウ「戦闘が確認されたのは、確かこの辺りだったな」
<<統夜>>
リョーコ「なんであんたまでついて来てるんだよ。オレたちにはまかせられないってか」
アキト「ちょ、ちょっとリョーコちゃん」
ムウ「やけにうがった見方をするんだな。俺はただ、こいつのテストと調整をしなきゃならんから、ついでに来ただけさ」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「フラガ大尉、なぜあなたまで。あたしたちにまかせるのがそんなに不安ってわけですか」
ムウ「もちろん違うさ。そんなうがった見方をするなよ、少尉。俺はただ、こいつのテストと調整をしなきゃならんから、ついでに来ただけさ」
カルヴィナ「あたしはもう少尉じゃないと言ったはずよ」
ムウ「そう怒るなよ。そっちの方が呼びやすいんだから、つい出ちまうのはしかたないだろう。じゃあカルヴィナとでも呼ぶかい?」
カルヴィナ「ッ!」
ムウ「どうした?」
カルヴィナ「・・・絶対にやめてください。冗談じゃないわ」
ムウ「そこまでいうことはないだろう」
カルヴィナ「あたしをそう呼んでいいのは1人だけよ」
ムウ「ふうん、恋人か。今はどこにいるんだ」
カルヴィナ「・・・いないわ。もうどこにも」
ムウ「・・・そいつは悪いことを聞いちまったな。すまん」

〔爆発音〕
<<統夜>>
統夜「爆発? あの向こうだ」
<<カルヴィナ>>
ムウ「っと、こんな話をしている場合じゃなかったな。今のは・・・向こうか」

甲児「誰だか知らないが、まだ戦闘してるってわけだな」
リョーコ「よおし、行こうぜ」
【戦闘マップ1終了】

【戦闘マップ2開始】

〔敵ユニット出現〕
〔オルゴン・クラウド発動〕
〔敵ユニット出現〕

ジュア=ム「チッ、しつこい奴らだな、まったく」
〔敵ユニット撃破〕
〔敵ユニット出現〕

ジュア=ム「勝ち目なんてないのによくも向かってくる。無人機ってのは始末が悪いな」
〔オルゴン・クラウド発動〕
〔敵ユニット出現〕

アル=ヴァン「ジュア=ム、何をやっている。我々が調査のために出たことを忘れたのか」
ジュア=ム「アル=ヴァン様、しかしこいつらが」
アル=ヴァン「余計なことをしている時間はない。やるなら一気に叩け」
ジュア=ム「はっ、申しわけありません」
アル=ヴァン「ラースエイレムを使う。さっさと片付けて引き上げるぞ」
ジュア=ム「了解であります」
アル=ヴァン「残りは6機か。サイトロン・サイティング終了。オルゴン・エクストラクター出力上昇。ラースエイレム駆動開始」
〔ラースエイレム発動〕
ジュア=ム「止まりやがったか、無人機どもめ」
アル=ヴァン「・・・ステイシス確認。ジュア=ム、始末しろ」
ジュア=ム「ハッ! お前たち、かかるぞ」
〔ジュア=ム隊、バッタ群へ接近〕
甲児「あそこか。さぁて、グラドスの無人兵器と戦ってるのは、どこのどいつなんだ」
ムウ「おい、ありゃ連合軍でもザフトでもないぜ」
アキト「じゃあ、あいつらいったい何なんすか」
ムウ「俺に聞かれたってわかるわけないだろう」
リョーコ「それより、なんでか知らないがバッタども全然動いてないみたいだぜ」
〔敵ユニット撃破〕
アル=ヴァン「ん・・・? 発見されたか。となれば、逃がすわけにはいかん。ジュア=ム、いいな」
ジュア=ム「アル=ヴァン様、あれは・・・」
〔カーソル、主人公を指定〕
アル=ヴァン「ほう、あの時逃がした機体か。まだ無事だったとはな。どうやら例の実験体もいるようだが・・・妙だな。あれは相当実戦を重ねてきたようだ」
ジュア=ム「も、申しわけありません。自分のミスで・・・」
アル=ヴァン「いや、いい。これで確実に捕獲できるのだ。あの方が何のために命を賭してまであれを残したのかはわからぬが、それはこえrから確認させてもらうとしよう。他はすべて始末する」
〔主人公に精神コマンド「偵察」のエフェクト〕
<<統夜>>
統夜「な、なんだよこれ・・・」
※※カティアがサブパイロットの場合のセリフ※※
カティア「ッ!? いけない、彼らは・・・」
※※フェステニアがサブパイロットの場合のセリフ※※
フェステニア「あいつら・・・あいつらは・・・」
※※メルアがサブパイロットの場合のセリフ※※
メルア「あれは・・・うぅっ」

甲児「おい統夜、どうした」
統夜「わからない・・・けど、たぶんあれは俺たちを攻撃してくる・・・」
<<カルヴィナ>>
※※カティアがサブパイロットの場合のセリフ※※
カティア「ッ!? いけない、あれは・・・」
カルヴィナ「なに、どうしたのカティア」
カティア「逃げてください、私たちだけでは・・・」
※※フェステニアがサブパイロットの場合のセリフ※※
フェステニア「あうっ、あいつら・・・あいつらは・・・」
カルヴィナ「テニア? いったい何なの?」
フェステニア「ダメクーランジュ、逃げなくちゃ! あいつら、あいつら・・・」
※※メルアがサブパイロットの場合のセリフ※※
メルア「うっ、これは・・・」
カルヴィナ「メルア、どうしたの」
メルア「嫌・・・あんなことは嫌。お願い、逃げて!」

カルヴィナ「どうしたっていうの、いったい」

ムウ「あの連中は敵だっていうのか?」
<<統夜>>
甲児「そうか、どこかで見たことあると思ったら、あの時学校に出た奴と同じか!」
統夜「なんだって? じゃ、あいつらがそうなのか・・・」
※※カティアがサブパイロットの場合のセリフ※※
カティア「ええ・・・そうよ。統夜、すぐに逃げて」
※※フェステニアがサブパイロットの場合のセリフ※※
フェステニア「・・・そうだよ。あいつらが、アタシたちを・・・。ダメ、統夜逃げてっ!」
※※メルアがサブパイロットの場合のセリフ※※
メルア「嫌・・・お願いです統夜さん、逃げてください」

統夜「なんだって? だけど・・・」
アキト「いったい何の話をしてるんだよ」
<<カルヴィナ>>
リョーコ「お前ら知ってるのかよ」
カルヴィナ「ッ!? あれは、あの機体は・・・まさか、そんなはずは・・・」

アル~ヴァン「サイティング終了。許せよ、この場に居合わせたお前たちが不運だったのだ。せめて苦しみや恐怖もなく終わらせてやろう」
〔ラースエイレム発動〕
<<統夜>>
統夜「うっ、なんだ今の・・・」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「なに、今のは・・・」

ジュア=ム「ではアル=ヴァン様、さっさと片付けましょう」
<<統夜>>
統夜「来る!? みんな、来るぞ!」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「やっぱり仕掛けてくる気か。あんたは逃げろっていうけど、やらなきゃ逃げるのも大変そうよ。みんな、いいわね。まずは様子を見るわよ」

甲児「・・・」
アキト「・・・」
リョーコ「・・・」
ムウ「・・・」
<<統夜>>
統夜「なんだ・・・みんな動きが止まってる!? 甲児! リョーコさん! アキトさん! フラガ大尉!! ・・・くそっ、いったいどうしたんだ! なんだよこれは!?」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「!? なぜ誰も動いていないの!? 甲児、アキト、リョーコ! フラガ大尉、返答してください! ・・・嘘でしょう、なによこれ!? どうしてこんな・・・」

〔主人公に精神コマンド「偵察」のエフェクト〕
<<統夜>>
※※カティアがサブパイロットの場合のセリフ※※
カティア「勝手に動く? ・・・そう、そういうことだったのね△△△△△△。これが彼らのやっていることなら、私たちにはそれを止める力がある。だから、あの人は・・・」
統夜「カティア、いったいなんだ!?」
カティア「統夜、私にまかせて。なんとかできると思うわ。エクストラクターの出力を臨界まであげます」
統夜「・・・わかった。俺はどうすればいい」
カティア「あの敵、一番手前のあの期待に意識を集中して」
※※フェステニアがサブパイロットの場合のセリフ※※
フェステニア「なに、アタシたち何もしてないのに、なんで動くの!?」
統夜「テニア、どうしたんだこれは!?」
フェステニア「・・・そっか。そういうことなんだ。わかったよ統夜。あの人がこれを守れっていった意味。みんなが止まったのがあいつらのせいなら、△△△△△△には、アタシたちには、それを止める力がある! △△△△△△ならそれができる! 出力を臨界まであげるよ! 止められるはずなんだ、アタシたちなら!」
統夜「・・・わかった。俺はどうすればいい」
フェステニア「あいつ、あの一番手前の奴に集中してて!」
※※メルアがサブパイロットの場合のセリフ※※
メルア「え・・・? わたし、何もしてない。それなのにどうして・・・」
統夜「メルア、いったい何が起きてるんだ!?」
メルア「・・・そうなんですね。わかりました。だからあの人はわたしたちに△△△△△△を・・・」
統夜「メルア・・・?」
メルア「統夜さん、わかりませんか? 甲児さんたちが動かないのがあの人たちのせいなら、わたしたちにはそれをやめさせることができるんです」
統夜「いや・・・俺はただひどく嫌な感じがあるだけだ。でも、わかったよ。まかせる。俺は何をすればいい。」
メルア「エクストラクターの出力を臨界まであげます。統夜さんは、あの手前の機体に意識を集中させていてください」

<<カルヴィナ>>
※※カティアがサブパイロットの場合のセリフ※※
カティア「勝手に動く? ・・・そう、そういうことだったのね△△△△△△。これが彼らのやっていることなら、私たちにはそれを止める力がある。だから、あの人は・・・」
カルヴィナ「カティア、何なの!? いったいこれは・・・」
カティア「私にまかせてください。わかるんです。みんなが動かなくなったのは。彼らのせいだってこと。私たちと△△△△△△なら、それを止められるってことが。私にはわかるんです。急がないとみんな殺されてしまうわ」
※※フェステニアがサブパイロットの場合のセリフ※※
フェステニア「なに、アタシたち何もしてないのに、なんで動くの!?」
カルヴィナ「いきなり何!? テニア、どういうことなの!?」
フェステニア「・・・そっか。そういうことなんだ。わかったよクーランジュ。あの人がこれを守れっていった意味。みんなが止まったのがあいつらのせいなら、△△△△△△には、アタシたちには、それを止める力がある! △△△△△△ならそれができる! 出力を臨界まであげるよ! クーランジュにはわからないかもしれないけど、アタシを信じて!」
※※メルアがサブパイロットの場合のセリフ※※
メルア「え・・・? わたし、何もしてない。それなのにどうして・・・」
カルヴィナ「これはどういうこと!? 何なのメルア!?」
メルア「・・・そうなんですね。わかりました。だから、あの人はわたしたちと△△△△△△を・・・」
カルヴィナ「メルア、あんた・・・」
メルア「カルヴィナさん、みなさんが動かないのはあの人たちのせいで、△△△△△△はそれをやめさせることができるんです。カルヴィナさんにはわからなかったのかもしれませんけど、でもわたしは・・・」

カルヴィナ「サイトロンが何かを見せた・・・そういうことね? いいわ、あんたにまかせる。あたしは何をすればいい」
※※カティアがサブパイロットの場合のセリフ※※
カティア「あの敵、一番手前のあの機体に意識を集中してください」
※※フェステニアがサブパイロットの場合のセリフ※※
フェステニア「あいつ、あの一番手前の奴に集中してて!」
※※メルアがサブパイロットの場合のセリフ※※
メルア「エクストラクターの出力を臨界まであげます。カルヴィナさんは、あの手前の機体に意識を集中させていてください」

<<<<>>>>

〔ラースエイレム発動音〕
※※カティアがサブパイロットの場合のセリフ※※
カティア「くっ・・・これでいいはず!」
※※フェステニアがサブパイロットの場合のセリフ※※
フェステニア「くっ・・・これでいいはず! お願い!」
※※メルアがサブパイロットの場合のセリフ※※
メルア「うぅっ・・・たぶん、これで・・・」
※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※

〔画面、発光〕
〔アル=ヴァンにスパーク〕

アル=ヴァン「なに? なんだ、今のは」
〔ジュア=ム隊、前進〕
アル=ヴァン「・・・まてジュア=ム。ステイシスが確認できん。どういうことだ、これは」

<<統夜>>
※※カティアがサブパイロットの場合のセリフ※※
カティア「うぅっ・・・」
統夜「カティア、大丈夫か」
カティア「ありがとう、私は大丈夫。少なくともこれでみんなは動けるはずよ。でも・・・この数で戦って勝てるかどうか・・・」
※※フェステニアがサブパイロットの場合のセリフ※※
フェステニア「うぐっ・・・」
統夜「テニア? おい、大丈夫か!?」
フェステニア「く・・・ごめん。だ、大丈夫。もう消えてる。止められたんだ。はやく逃げないと・・・」
※※メルアがサブパイロットの場合のセリフ※※
メルア「くぅ・・・」
統夜「メルア、大丈夫か」
メルア「もう感じない・・・。大丈夫です、なんとか止められたみたいです。でもわたしたちだけじゃ。あの人たちに勝てない。逃げてください」

統夜「ダメだ、みんな待ってくれ!」
<<カルヴィナ>>
※※カティアがサブパイロットの場合のセリフ※※
カティア「うぅっ・・・」
カルヴィナ「カティア、どうなったの」
カティア「大丈夫です。あいつらがしようとしてたことは、今ので止められたはず。でも、それでも私たちだけでは・・・」
※※メルアがサブパイロットの場合のセリフ※※
メルア「くぅ・・・」
カルヴィナ「メルア?」
メルア「もう感じない・・・。大丈夫です、なんとか止められたみたいです。でもわたしたちだけじゃ。あの人たちに勝てない。逃げてください」
甲児「こっちにくる? あいつらやっぱりやる気かよ」
リョーコ「どうするんだよ大尉」
ムウ「どうするったって、やらなきゃ逃げることもできんでしょうよ」

<<<<>>>>

ジュア=ム「バカな、あいつら何で動く! アル=ヴァン様、どういうことです」
アル=ヴァン「やはりか。どうやらラースエイレムが正常動作していないようだな。古い機体だ。調整が完全でないのかもしれん。戻ったら確認しなければな」
ジュア=ム「なら、どうしますか」
アル=ヴァン「いいさ、あの程度の数なら我々の敵ではない。戦って叩くだけのこと。だが油断はするなよ。お前たちの機体も大事なことにかわりない」
ジュア=ム「ハッ!」
従士「了解であります、騎士様」
〔ヴォルレント、アキトへ隣接〕
アキト「速い!?」
〔アキトにダメージ〕
アキト「うわぁっ!! なんだ、そんなのありかよ!?」
リョーコ「テンカワ!? ちきしょう。兜、そっちにもいったぞ!」
〔ヴォルレント、甲児へ隣接〕
甲児「まかせとけ!」
〔ヴォルレント、攻撃を回避〕
甲児「はずした!? この野郎っ!」
〔甲児にダメージ〕
<<統夜>>
甲児「くそっ、気をつけろ統夜! こいつら手ごわいぜ!」
<<カルヴィナ>>
甲児「くそっ、気をつけてくれクーランジュさん! こいつら手ごわいぜ!」

〔ジュア=ム、主人公へ接近〕
<<統夜>>
統夜「きた!? このぉっ!」」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「くっ、動きがとらえきれない・・・」

ジュア=ム「あの時は許可されてなかったから見逃したが、相手にならないんだよ、そんな偽者と実験体ごときがッ! そら、墜ちなッ!」
<<統夜>>
統夜「うわあぁぁぁぁぁっ!」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「うっ、直撃されたというの、あたしが!? これ以上はっ!」

ムウ「こいつはまずいな。なら、これでどうだ!」
〔ムウ、アル=ヴァンへ接近〕
〔アル=ヴァンにオルゴン・クラウド発現〕

ムウ「おい、効いてないのかよ」
アル=ヴァン「この程度の攻撃ではオルゴン・クラウドは抜けん。すまないが墜ちてもらう」
〔ジュア=ムの周辺に爆発〕
〔画面、振動〕

ジュア=ム「チッ、まだ他にもいやがったのか!?」
〔味方ユニット出現〕
沙羅「ちょっと忍、なにやってんだい! 全部はずれじゃないか! もっとよく狙いなっ!」
忍「うるせぇっ! 注意をひきゃいいんだろうが!」
アル=ヴァン「1機だけだと?」
ジュア=ム「アル=ヴァン様、ここは俺にまかせてください。あんな奴、すぐに片付けます」
〔ジュア=ム、忍へ接近〕
アキト「あいつ、助けてくれたのか」
ムウ「また見たことのない機体だな。援護してくれたってことは、敵じゃないんだろうが・・・」
〔ジュア=ム、忍へ接近〕
忍「おい、来たぜ。ホントにちゃんとしかけてあるんだろうな」
雅人「そうだよ。様子見てたかぎりじゃ、まともに相手をするのはちょっと面倒そうだからさ」
亮「確かにな」
カガリ「大丈夫だ。信用しろ」
ジュア=ム「ふん、逃げないのか。なら一発で仕留めてやる!」
〔ジュア=ム、忍へ接近〕
〔ジュア=ムの周辺に爆発〕
〔画面、フラッシュ〕
〔ジュア=ムにダメージ〕

ジュア=ム「なにぃっ!?」
雅人「やったぁ!」
ジュア=ム「チッ、トラップか! やってくれるじゃないかよッ!! だがこの程度のダメージで俺が止められるかぁっ!!」
アル=ヴァン「ジュア=ム、退け」
ジュア=ム「しかしッ!」
アル=ヴァン「ここで無理をすることはない。もとはといえばラースエイレムが働かなかったことが原因だ。早急にチェックする必要もある」
ジュア=ム「ではあの機体も放っておくというんですか!?」
アル=ヴァン「君の報告通り、さして強力ともいえんようだ。いずれまた機会もあろう。退くぞ」
ジュア=ム「・・・はっ」
アル=ヴァン(しかしあの機体のパイロット、連れ出された実験体だけではないな。サイトロンが使える人間がいるというのか? ・・・まさかな)
〔オルゴン・クラウド発動〕
〔敵ユニット離脱〕

アキト「消えた!?」
リョーコ「まさか、空間転移したっていうのか!?」
ムウ「おいなんだよそれは。そんなもん聞いたこともないぜ」
※※カティアがサブパイロットの場合のセリフ※※
カティア「・・・・・・」
※※フェステニアがサブパイロットの場合のセリフ※※
フェステニア「あいつら・・・」
※※メルアがサブパイロットの場合のセリフ※※
メルア「・・・・・・」

<<統夜>>
甲児「最初に見た時もそうだったぜ」
統夜(あれが△△△△△△を作ってこいつらを逃したって人の仲間か。敵・・・なんだよな。それにしてもさっきのはなんだったんだ。みんな覚えていないみたいだけど・・・)
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「退いてくれた・・・か。それにしてもさっきのあれを誰も覚えていないとはね・・・」(でも間違いない。改修されているけど、あのうちの2機は間違いなくあのプロジェクトの機体だった。だけど、今の転移とさっきの あれは・・・。どうして、いったいどういうことなの。あいつらは、この機体は、いったい何なの。あのプロジェクトと何の関係があるの・・・)

ムウ「やれやれ、どうもやっかいな敵らしいなあれは。それにしても助かったな。で、あっちのはいったいどこの機体なんだ」
沙羅「さてと。とりあえず助けちゃみたけど、ホントによかったんだろうね、カガリ」
カガリ「ああ。あいつらがナデシコとアークエンジェルの連中なのは間違いない。斥候がその2艦を確認してるんだ」
【戦闘マップ2終了】

【戦闘マップ3開始】

〔味方ユニット出現済み〕
甲児「レジスタンスだって?」
カガリ「さっきのあれは、もともとザフトの奴らに使うためにしかけてあったものなんだ」
ムウ「そっちのごついロボットもそうだって言うのか? そいつはちょっと信じられないな」
亮「あんたはどこかで見たことがあるな」
ムウ「この辺に知り合いはいないはずなんだがね。ムウ・ラ・フラガ、連合軍大尉だ」
亮「なるほど、“エンデュミオンの鷹”か」
リョーコ「へぇ、やっぱりあんた有名人なんだな」
ムウ「よしてくれよ。それでどうなんだ。あんなもの、いっちゃ悪いがこんな所のレジスタンスがつくれる代物じゃないだろう」
忍「ああ、俺たち獣戦機隊は違う。レジスタンスじゃないぜ」
沙羅「そう。あたしたちはここいらのレジスタンスの支援に派遣されただけさ」
ムウ「獣戦機隊ね。派遣されたって、どこがそんなことをするんだ? 連合じゃないだろう」
忍「・・・“ミスリル”だ」
<<統夜>>
ムウ「ミスリル? ほんとかよ。まさか実在する組織だったとはね」
統夜「なんです、それ」
ムウ「どこの国からも軍からも独立した軍事組織が存在するらしいって噂は、以前からあったんだよ。なんでも正義の味方だそうだが」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「へぇ・・・まさか実在する組織だったとは知らなかったわ」
アキト「なんすか、それ」
カルヴィナ「どこの国からも軍からも独立した軍事組織が存在するらしいって噂は、あたしが軍にいた頃からあったのよ。なんでも正義の味方ってことで、誰も信じちゃいなかったけど」

亮「ま、そんなところだ」
〔味方戦艦出現〕
アキト「ナデシコ?」
ユリカ「ちょっとみなさん、こんな所で何やってるんですか! 上からラダムが降りてきてるんですよ! 迎撃します。いいですね!」
忍「おい待てよ。ラダムってのは何なんだ」
リョーコ「エイリアンだよ。あの森になっちまう宇宙生物。知ってるだろ」
雅人「そりゃ知ってるけどさ、なんで“ラダム”なの」
〔敵ユニット出現〕
忍「チッ、エイリアンどもめ、片っ端から撃ち落としてやる! やってやるぜッ!」
沙羅「カガリ、あんたは離れてなよ!」
カガリ「・・・わかった」
〔味方ユニット出現〕
キラ「フラガ大尉、大丈夫なんですか」
ムウ「へぇ、お前さんも来たのか。少しはやる気になってくれたってことかな」
キラ「大尉が言ったんでしょ。できることをやれって。戦いたいわけじゃないけど、あんなことはもう嫌なんです」
Dボウイ「いくぞ、ラダムめ! テックセッタァァーッ!」
[イベントデモ「テックセッター(A)」]
〔味方ユニット出現〕
ブレード「テッカマンブレードッ!」
ノアル「ラダムが出たとたんにはりきりやがって。Dボウイ、せいぜい頑張るんだな」
ブレード「言われるまでもない。ラダムは俺が倒す!」
〈出撃準備〉
<戦闘開始>

<敵全滅・敵増援1出現>

ルリ「降下したラダム獣はすべて撃破」
ユリカ「みなさんお疲れ様でした。ねぇアキト、あのロボットは何なの?」
アキト「なんかミスリルってとこの人たちらしいけど。この辺りのレジスタンスを手伝ってるって」
エリナ「ミスリルですって? 本当にそう言ったの?」
<<統夜>>
統夜「ええ、確かにそう言ってましたよ。ミスリルから派遣されたって」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「そのようね。少なくとも彼らはそう言っていたわ」

アカツキ「へぇ、それはそれは。まさかこんな所にまで出張ってきてるとはね」
ユリカ「知ってるんですか?」
アカツキ「ま、噂だけはね」
ルリ「艦長、何か接近してきます」
〔敵ユニット出現〕
ユリカ「なにあれ。モビルスーツ?」
ロペット「イエ、ソレニシテハヨウスガヘンデス」
ゾンビ兵「ウオォォォォーッ!」
豹馬「ああ、どうやらこいつらやる気らしいぜ。みんな気をつけろ!」
リョーコ「おいロンゲ。お前物知りだろ。あいつらが何か知らないのかよ」
アカツキ「残念だけどね。期待されるのは嬉しいが、僕にだって知らないことはたくさんあるんだよ。だが友好的な雰囲気じゃないって葵くんの意見には賛成だ」
デビッド「まったく、いったい地球はどうなっちまってるんだ。次から次へとおかしなことになって来やがる」
※※まだブレード健在の場合、セリフ追加※※
ブレード「・・・・・・」
ノアル「おい、Dボウイ! お前まさか、ラダムをやっつけたらはいおしまいってわけじゃないだろうな!?」
ブレード「・・・いいだろう。食ったメシの分くらいは、やってやるさ」


<敵3機以下・味方援軍1&敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
甲児「また来たぜ!?」
リョーコ「なんだよあの化け物は!」
沙羅「忍、あいつは・・・」
忍「ああ、葉月のおっさんがいってた奴だ。こんなところで出くわすとはな」
キョウジ「・・・・・・」
〔味方ユニット出現〕
エイジ「もう1機います」
ドモン「見つけたぞ、キョウジィィッ! 今日こそ貴様を叩きつぶしてやる! レイン、下がっていろ! うおぉぉぉぉーっ!!」
〔ドモン、気力130〕
[イベント戦闘「ドモンvsデスアーミー」]
〔敵ユニット撃破〕
レイン「ちょ、ちょっとドモン! もっと周りを見て! あれは確かネルガルの戦艦だわ」
ドモn「知ったことか! いいかお前たち、デビルガンダムは俺がこの手で倒す! わかったら引っ込んでいろ! もし邪魔をする気なら構わん! まとめて相手になってやるッ!」
レイン「ドモンッ!」
豹馬「なんだと!?」
甲児「いったなこの野郎!」
沙羅「はん、上等じゃないさ!」
忍「てめぇも敵ってわけかよ。なら望み通りやってやるぜ!」
ちずる「ちょっとみんな何言ってるのよ!?」
ルリ「だそうですけど」
イネス「デビルガンダム・・・?」
ユリカ「みなさん、落ち着きなさぁぁぁい! そっちのあなたもいきなりケンカ売るなんて何考えてるんですか! だいたいあなた誰なんですか!?」
ドモン「俺はキング・オブ・ハート、ドモン・カッシュだ。いくぞ、デビルガンダムッ!」
ユリカ「ちょ、ちょっとあなた!」
ルリ「どっかで見たパターンね」
ノアル「チッ、冗談じゃない。みろよDボウイ。お前みたいなこと言ってる奴がまた出たぜ。やだねぇ、周りの見えない奴ってのは」
ブレード「・・・・・・」
ムウ「ということは、後の展開も同じってことか」
ノアル「でしょうね。こっちはこっちでやる分には、構わないってことだ」
甲児「やってやろうぜ。オレたちの力をあの野郎に見せてやるぜ!」

<統夜vsキョウジ>
統夜「なんだよ、この化け物はっ!」

<カルヴィナvsキョウジ>
カルヴィナ「化け物め。でかければいいってもんじゃないってこと、教えてあげるわ!」

<ドモンvsキョウジ>
ドモン「キョウジィィッ!!」
キョウジ「クックックッ!」

<ムウvsキョウジ>
ムウ「まいったな。こんなのとどう戦えっての」

<キョウジ撃破orHP10%以下・勝利条件達成>
キョウジ「クククククッ、ハーッハハハハハッ!!」
ドモン「なに!?」
〔キョウジ、HP全回復〕
ルリ「再生した・・・?」
イネス「そのようね。それも、ものすごい勢いで」
ユリカ「感心してる場合じゃないですよ!」
ドモン「くっ、待てキョウジッ!!」
〔敵ユニット離脱〕
ルリ「デビルガンダムっていう化け物、急速離脱。追撃しますか?」
ユリカ「・・・やめておきましょう。みなさんお疲れさまでした。帰還してください。アークエンジェルの所に戻ります」
アキト「待てよユリカ。あいつはどうするんだよ」
ドモン「レイン、奴を追うぞ!!」
レイン「待ってドモン。シャイニングももう限界なのよ。無茶はしないで」
ドモン「だがここで奴を逃がしてはっ!」
レイン「ドモン、わかって。いまの地上を単独で行動するのはもう無理だわ」
ドモン「そんなことはない!」
〔ドモンにスパーク〕
ドモン「チッ、これしきのことでっ!」
レイン「ちゃんとした整備をしないとシャイニングも動かなくなってしまうわ。事情を話せばあの人たちだって、協力してくれるかもしれないでしょう?」
ドモン「だがっ!」
レイン「もう! ドモン、いい加減にして!! これ以上聞き分けのないことを言うなら絶交よ!」
ドモン「・・・勝手にしろ!」
ルリ「なんだか勝手に盛り上がってますね」
ユリカ「あのぉ、全然話が見えないんですけどぉ?」
【戦闘マップ3終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ナデシコ/ブリッジ
忍「・・・ま、そういうわけだ。俺たちゃここらの連中の支援に来てたんだが、なにしろザフトの奴らどことかエイリアンだの木星トカゲだのが出て、抵抗運動どころじゃなくなっちまったもんでな」
雅人「俺たちが支援してた連中の街ってさ、迎撃しきれなくてエイリアンの森になっちゃったんだよね。おまけに補給物資はザフトに焼かれちゃうしさ。まいっちゃうよホント」
ユリカ「はあ、なるほど」
ムウ「で俺たちを助けてくれたのは何でなんだ?」
沙羅「ギブ・アンド・テイクさ。さっきのはサービスしとくけどね。あたしたちはここいらの情報を提供できる。代わりにここから逃げるのに便乗させてもらおうってことさ。この辺はNジャマーの電波干渉も特にひどくてね。仲間と連絡もとれないんだよ」
プロスペクター「なるほど、妥当な取引かもしれませんな。そちらのお嬢さんもミスリルの方ですか」
カガリ「いや、私は・・・」
沙羅「ま、似たようなもんさ。そうでしょ、カガリ」
カガリ「あ、ああ・・・」
エリナ「艦長、どうするつもり?」
ユリカ「そういうことなら、同行を許可します。詳しい話はアークエンジェルと合流してからお願いしますね。それで、あなたたちは・・・?」
ドモン「・・・・・・」
レイン「ちょっとドモン。あ、すみません。私たちはデビルガンダムを追っているんです」
イネス「さっきも言っていたわね。そのデビルガンダムというのが何なのか、聞かせてもらえないかしら」
レイン「もともとはドモンのお父さんがコロニーで開発していた、地球環境再生のためのものだったんです。でも・・・」
小介「何かトラブルが発生したんですね。それで暴走してしまったんじゃないですか?」
レイン「ええ・・・そうよ」
小介「さっき彼の名前を聞いて思い出したんです。四谷博士から聞いたことがあります。カッシュ博士が進めていたアルティメット計画のことを」
豹馬「小介、なんだそれは」
小介「はい、自己再生・自己進化・自己増殖を可能とする自動機械による、地球環境再生のためのプロジェクトです。確かその自動機械というのが・・・」
レイン「ええ、アルティメットガンダム。でも、今のあれは地上に破壊をまき散らす悪魔のマシーンになってしまった」
イネス「それでデビルガンダム、ね」
亮「ミスリルの作戦本部でもその存在は認知している。デビルガンダムという名前を聞いたのは初めてだが、奴の被害はすでに相当出ているんでな」
イネス「いったい何があったの、そのコロニーで」
レイン「私も詳しくは知らないんです。ただ、キョウジさんが・・・」
ユリカ「キョウジ?」
レイン「ドモンのお兄さんなんです。私たちは、彼がアルティメットガンダムを暴走させ、逃亡したと聞かされています。私とドモンはそれを止めるために・・・」
アンナ「そんな、兄弟で戦うなんて・・・」
Dボウイ「・・・・・」
ドモン「奴のせいで母は死に、父は責任を追及され捕まった。あんな奴はもう兄でも何でもない。俺は奴をデビルガンダムごと叩きつぶすだけだ!」
Dボウイ「・・・・・」
アキ「あ、ちょっとDボウイ」「どうしたのかしら・・・」
ノアル「ほっとけよアキ。近親憎悪って奴だろ」
ユリカ「お話はわかりました。それで、あなたたちはどうしたいんですか?」
レイン「私たちは連合の指示でデビルガンダムを追っていたんです。でも、こんな状況ですからデビルガンダム以外とも戦わなくてはならないことが多くて。シャイニングも・・・ドモンが乗っている機体ですが、かなり状態が悪くなっているんです。ちゃんとした整備をしなくてはならないし、それに補給も受けられる状況ではなくて・・・」
プロスペクター「しかしそうは言われましても、私どもにも事情というものが・・・」
ドモン「フン、もういい。レイン、時間の無駄だ。デビルガンダムを追うぞ」
レイン「ドモン、ちょっと待ってよ」
ユリカ「プロスペクターさん」
プロスペクター「失礼、話は最後まで聞いてください。私どもにも事情がありますので、慈善事業というわけにはいきません。同行するならば相応の働きは期待したいと、そういうわけでして。それでいいですかな、艦長?」
ユリカ「はい、バッチリです」
レイン「では・・・。ありがとうございます。ほら、ドモン」
ドモン「・・・お前たちが何をしていようと、デビルガンダムが見つかれば俺はそっちを優先する。文句は言わせん。それでいいんだろうな」
ユリカ「もちろんです。それまでは一緒に戦いましょう!」
ドモン「・・・いいだろう。世話になる。レイン、シャイニングの整備は頼んだぞ」
レイン「もう、ドモンったら」

ナデシコ/ブリッジ
ムウ「よくあの連中をその場で受け入れる気になったな、ミスマル艦長」
エリナ「まったく次から次へと。あなたってホントに何を考えているのかしら」
アカツキ「いまさら文句を言ってもしかたないんじゃない、エリナくん」
エリナ「・・・・・」
ユリカ「でもこういう状況ですから。それに悪い人たちには見えませんし、それが私のやり方です。今は大変な時ですから、一緒に戦ってくれる仲間は大いにこしたことありません」
ムウ「・・・なるほどねぇ。そいつは俺たち軍の人間にゃできない発想だな」

アークエンジェル/格納庫
マードック「お、ストライクとスカイグラスパーも戻ってきたな」

アークエンジェル/格納庫
フレイ「あ・・・キラ!」
キラ「フレイ? どうしたの」
フレイ「キラが心配で。大丈夫だった? ケガとかしてない?」
キラ「フレイ・・・。うん、ありがとう。大丈夫だよ」
フレイ「よかった」
キラ「・・・サイたちは?」
フレイ「みんなブリッジにいってるわ。キラ、食堂に行って何か飲みましょう」
沙羅「へえ、すごい艦じゃないのさ」
カガリ「連合軍の新型艦アークエンジェルだ。モルゲンレーテで開発したものだ。図面を見たことがある」
マードック「何だ? 合流したレジスタンスってのは、お前さんたちかい」
沙羅「ああ、獣戦機隊さ。よろしく頼むよ」
カガリ「あっ!? お前!」
キラ「君・・・あの時モルゲンレーテにいた」
カガリ「お前がストライクのパイロットなのか!? なぜお前があんなものに乗っているっ!!」
キラ「え・・・?」
〔殴打音〕
キラ「うっ、いきなり何するんだよ!?」
カガリ「うるさいこのバカ! お前、自分が何をやってるかわかってるのか!?」
フレイ(なによ、この子・・・)

ナデシコ/ブリッジ
ユリカ「というわけなんです」
マリュー「・・・ふぅ。いいわ、情報は必要だものね」
ナタル「・・・・」
ムウ「そんで、獣戦機隊だっけ? 詳しい話を聞かせてくれよ」

ナデシコ/ブリッジ
忍「・・・ま、だいたいそんなとこか」
亮「そうだな。お前にしては上出来だ」
忍「・・・亮、てめぇケンカ売ってんのかよ」
沙羅「およしよ忍。みっともないったらありゃしないじゃないか」
豹馬「なんだよ、短気な奴だな」
十三「ほー、人のこといえるんかいな」
マリュー「でも・・・予想以上に厳しい状況ってわけね。ジブラルタル基地のある大西洋方面へ抜けるのはほぼ無理か」
亮「そうなるな。もともとアフリカ共同体はプラント寄りだ。南アフリカ統一機構も連合に見捨てられ、アフリカ一体は完全にザフトの勢力圏だ。もっとも連中も、エイリアンや木星トカゲには手を焼いている。Nジャマーのこともあって、全域に目が届くわけでもないがな」
ムウ「だが東か北に抜けるにしても大変だぜ。やっかいだね、どうも。ザフト軍とチューリップの配置は、さっきの話でいいんだろうな?」
沙羅「あたしたちが調べた時点ではね。チューリップはともかく、ザフト軍は確実じゃないさ」
マリュー「ミスマル艦長、どう考えます?」
ユリカ「うーん、難しいですね」
ナタル「自分はザフト軍を突破し、インド洋から赤道連合を抜け、太平洋へ出ることを提案します。現状で我々が目指すべきはアラスカ基地です。内陸部を通るよりはるかにリスクが少ないと考えます」

ナデシコ/ブリッジ
カガリ「おい。さっきは悪かったな。殴るつもりはなかった・・・わけでもないが、あれははずみだ。許せ」
キラ「ああ・・・そうだね。いいよ、気にしてない」
カガリ「ずっと気になっていた。あのあと、お前はどうしたのかって。なのにあんなものに乗ってるなんて」
キラ「いろいろあったんだよ・・・いろいろね。君こそなんでこんなところでレジスタンスなんて」
カガリ「あ、ああ・・・ちょっとな」
ルリ「それで、結局どうするんです?」
ユリカ「じゃあ、こうしましょう。ナデシコは囮になってザフト軍を引きつけて、地中海方面から内陸部を通り東アジアへ向かいます。ナデシコだけなら、なんとかなるはずです。ナデシコがザフト軍の注意をひいている間に、アークエンジェルはインド洋まで抜けるんです」
ジュン「分かれるっていうのかい、ユリカ。戦力は集中させておいた方がいいことだってあるよ」
ユリカ「でも一緒に動けばザフトも戦力を集中してくるから、アークエンジェルも危険だよ。私たちが囮になった方が、突破できる可能性は高いんじゃないかな」
マリュー「でも・・・こちらの戦力はフラガ大尉とキラくんだけよ。大丈夫かしら」
ムウ「確かにな。俺は不可能を可能にする男だが、できればあんまり無茶なことはしたくない」
ユリカ「それもちゃ~んと考えてあります。ぶいっ!」
忍「・・・あん?」
雅人「アハハッ、なんだか楽しい艦長さんじゃない。かわいい子も一杯いるし、俺ナデシコが気に入ったよ」
ユリカ「はい!」
カガリ(・・・お前ら、火星から帰ってきたんだろ。よくあの艦長の下で今まで生きてたな)
デビッド(まぁ、常々疑問ではあるんだがな。なぜか意外といつもうまくいくんだよ)
ナタル「・・・ゴホン」
ムウ「えーと・・・それで、その考えってのは?」
ユリカ「はい、アークエンジェルが太平洋へ抜けるならオーブ近海を通りますよね。ナデシコにはオーブの民間人の人たちが乗ってます。その人たちをアークエンジェルに乗せてもらって」
ナタル「あれはそちらが勝手に収容したのだ。我々がオーブに送り届けねばならない義務などない」
ユリカ「ですから、その代わりに外宇宙開発機構のみなさんとエイジくんたちはアークエンジェルに同行してもらうんです。ドクター・エリザベスやノアルさんたちは、オーブか本部のある大西洋連邦に向かいたいって言ってましたし」
ノアル「確かにな。俺たちはその方がいいし、オーブの連中も東アジアで降ろされたって、この情勢下じゃいつオーブに帰れるかわかったもんじゃない。エイジにも同行してもらいたいしな」
アキ「ええ」
エイジ「おまかせします」
マリュー「そうすると、ブルーアース号はもちろんだけど、エイジくんやデビッドくんたちのSPTも戦力になるわね」
ナタル「艦長、この上まだ民間人の子供に頼るおつもりですか。しかも彼は話が事実なら敵の異星人なのですよ」
ムウ「そうはいうけどさ、少尉。しょうがないだろう? そうなっちまうのは俺たちが弱いからなんだ」
ナタル「・・・・・」
デビッド「エイジは俺たちの仲間だ。それにキラだってコーディネイターだけど一緒に戦ってるじゃないか」
キラ「・・・・」
シモーヌ「今までだってエイジは一緒にやってきたんだし、いまさらそんなこと言うなんて変だわ」
マリュー「彼らのいう通りよ。私たちは何よりもアークエンジェルとストライクを守ることを優先しなくてはならないわ」
ユリカ「じゃ決まりですね」
マリュー「ええ、それでやってみましょう。いろいろありがとう、ミスマル艦長」
アキ「Dボウイ、あなたにも一緒に来てほしいの。あなたのことはエイジくんと一緒に、外宇宙開発機構が保護する形にしておいた方がいいのよ。ラミアス大尉、よろしいですか?」
マリュー「テッカマンの彼ね。こちらは別に構わないけど」
ナタル「・・・艦長が許可されるなら構わんが、勝手な行動は慎んでもらいたい。アークエンジェルは連合軍の艦だ。命令には従ってもらおう」
Dボウイ「俺は軍の命令をきく気はないし、仲間もいらん。保護してもらう必要もない」
ノアル「チッ、おいDボウイ。いい加減に・・・」
Dボウイ「だが、ラダムと戦うにはお前たちと一緒にいた方がよさそうだ。メシは食わせてもらえるんだろうな」
アキ「Dボウイ・・・」
リョーコ「素直じゃねぇなぁ、こいつも」

≪カルヴィナ≫
ナデシコ/居住区/通路
ルリ「あ・・・」
フェステニア「ルリルリ交替時間?」
ルリ「ええ」
カルヴィナ「・・・なに?」
ルリ「いえ、カルヴィナさんちょっと雰囲気がかわったなって。地球圏に戻ってきてからも前と違ってましたけど、またちょっと違う感じです」
カルヴィナ「そう?」
ルリ「そうですよ」
フェステニア「うん、アタシもそれ思ってた」
カルヴィナ「そう。・・・そうかもね」

ナデシコ/食堂
プロスペクター「ああ、みなさんこちらでしたか」
さやか「どうしたんですか?」
プロスペクター「獣戦機隊のみなさんやカッシュさんたちは、ナデシコに同行することになりました。こちらの戦力はだいぶ整っていますので、できればもう少し軍に恩を売っておいた方が後々のためと思いましてね」
甲児「悪いけどオレたちは研究所に帰るのを優先するぜ」
ちずる「ええ、みんな心配しているでしょうし」
プロスペクター「わかっています。ですから、ここはあなたにお願いしたいと」
<<統夜>>
統夜「・・・俺が?」
甲児「ちょっと待ってくれよプロスペクターさん。統夜はもともと・・・」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「契約だからね。そうしろと言うなら構わないけど」
フェステニア「うん、アタシたちも別に」
カティア「そうね」
カルヴィナ「でも、あっちじゃちょっとやりにくそうね。艦長やフラガ大尉はともかく、バジルール少尉がね」

プロスペクター「はい、ですからあくまでお願いです。いかがですか」
フェステニア「どうすんの? アタシたちはアンタにまかせるよ」
アークエンジェルに乗艦する
ナデシコに残る

≪「アークエンジェルに乗艦する」を選択≫

ナデシコ/食堂
<<統夜>>
さやか「えっ!?」
フェステニア「統夜、それって・・・」
甲児「本気かよ。どういう風の吹き回しなんだ?」
統夜「・・・ちょっとね。考えてたんだ。俺に何ができるかって」
甲児「そりゃ今のお前ならオレたちが一緒じゃなくても大丈夫だろうけど、だからってアークエンジェルに乗ってくのかよ。こっちなら帰ったらナデシコ降りて、光子力研究所で一緒にやることだってできるんだぜ。弓教授に頼もうって思ってたんだぜ、オレたち」
さやか「そうよ。なにも自分から軍艦に乗らなくたっていいのよ?」
豹馬「なんなら俺たちのトコに来たっていいぜ。おまえらなら歓迎するよ」
統夜「ありがとう。でも俺、決めたから」
甲児「そうか。どうやらお前も、やる気になってきたってわけか。わかった、気をつけろよ。また会おうぜ」
統夜「ああ、必ずね」
<<カルヴィナ>>
カルヴィナ「・・・いいわ、アークエンジェルに乗艦しましょう。こっちはリョーコとアカツキがいれば大丈夫でしょう」
甲児「なんだ、クーランジュさんいっちまうのかよ」
さやか「カティアたちもだから、寂しくなるわね」
カティア「また会えるわ、きっと。みんなも気をつけてね」
十三「せやけど獣戦機隊やドモンってのも、あら一筋縄じゃいかん連中やで。あんたおらんでまとまるかいな」
カルヴィナ「大丈夫じゃない? 逆にああいう連中の方が、艦長のペースに巻き込まれやすいと思うわ」
ちずる「ふふっ、それはそうかもしれませんね」

プロスペクター「そうですか、行ってくれますか。ではラミアス大尉には話をしておきます。ボーナスも期待しておいてください。よろしくお願いしますよ」

≪「ナデシコに残る」を選択≫
ナデシコ/食堂
※※統夜が主人公の場合、セリフ追加※※
統夜「・・・俺は、こっちに残らせてください。どうせ戦うなら、俺はみんなと一緒に戦いたい」
甲児「へへっ、やる気になってきたみたいじゃないか」
統夜「茶化すなよ」
甲児「わりぃりぃ」

プロスペクター「そうですか。わかりました、しかたありませんな。出発は明朝の予定です。みなさんよく休んでおいてくださいよ」

≪統夜≫
ナデシコ/居住区/通路
カティア「統夜」
統夜「お前たちか。どうしたんだ?」
カティア「聞かせて。さっき言ったことの意味」
統夜「・・・俺さ、ずっとこんなことはもうやめたいって、思ってたよ」
カティア「・・・・・・」
統夜「火星にいくはめになった時は、生きて帰るために戦った。こんなとこで死んでたまるかって、必死だった。でも地球圏に帰ってきて、やっぱり無理だと思った。みんなを見ていてわかったんだ。俺には守るべきものもなければ、戦う理由なんてどこにもないんだってこと」
カティア「それは・・・」
統夜「でもさ、前みたいな生活に戻りたいって思ってたけど、あの頃の俺に大事なものがあったかっていうと、それもなかったんだよな。元に戻れたってどうにもならないってこと、それを本気で望んでたわけじゃないってこと、ホントはとっくにわかってた。俺はただ、逃げたかっただけだった」
フェステニア「統夜・・・」
統夜「火星でグラドスと戦って、フクベ提督やガイさんが死んだ。地球圏に帰ってきて、ザフトの奴らがヘリオポリスを破壊するのを見た。アキトさんのことや、キラのこと見てさ、それから、いまの地球のひどい状況を思い知らされた。このままでいいはずはないってさ、俺も思ったよ。俺は、俺に何ができるのか、本当に俺にできることがあるのか、見てみたい。こんなひどい地球の状況を少しでも変えられるなら、その力が俺にあるのなら、俺も甲児や豹馬たちみたいに戦わなきゃいけないんじゃないかって、そう思った」
フェステニア「統夜、じゃあ・・・」
統夜「ああ、今度は本気で覚悟を決めたよ。こうなったらつきあってやるさ、お前たちと△△△△△△に。お前たちがいないと、俺は戦えないしな」
フェステニア「やったぁ、そうこなくっちゃ!」
メルア「よろしくお願いします」
カティア「いいの、本当に?」
統夜「なんだよ。お前たちがそうして欲しがってたんじゃないか」
カティア「ええ。でも、彼らと遭遇した。これからはもっと覚悟が必要になるもの」
統夜「・・・わかってる。だからでもあるんだ。あの時俺にも少しだけ見えたものがある。俺は・・・違うな、俺たちは、あいつらと戦わなくちゃいけないんだ」
フェステニア「あいつらか・・・」
統夜「たぶんそれが、前にカティアが言ってたことなんだ、そうだろ?」
カティア「かもしれない。私たちにもよくわからないの。でも、たぶんそう」
統夜「俺は、もっと強くならなくちゃいけないんだ。それでザフトとも、グラドスとも、エイリアンとも、あいつらとも戦ってみせる。お前たちと一緒にさ」
フェステニア「・・・うん」
メルア「はい。頑張りましょう」

〔カーソル、アフリカ大陸北東部を指定〕
丘陵地帯
バルトフェルド「どうかな、噂の戦艦2隻の状況は」
ダコスタ「補修作業でもしているようですね。まだ動く気配はないようです。こちらの監視に気づいた様子もありません」
バルトフェルド「ん?」
ダコスタ「なにか問題が?」
バルトフェルド「いや、コーヒーがね。またブレンドを変えてみたんだが、こりゃいいな」
ダコスタ「はあ・・・」
バルトフェルド「コーヒーがうまいと実に気分がいい。さてと、ダコスタくん。そろそろ帰って準備を始めるとしようか」
ダコスタ「はっ、では・・・」
バルトフェルド「クルーゼ隊が逃したという2艦だ。僕はあいつが嫌いだが、実力まで過小評価するわけじゃない。彼らの戦力は相当なものってことだろう。放ってはおけんさ。まずは戦力評価のため攻撃をかける」

????
アル=ヴァン「問題はないだと?」
従士「はい、騎士様。すべて正常に動作しております。念のためデータをフー=ルー様とグ=ランドン様の機体のものと比較いたしましたが、差異はありませんでした」
アル=ヴァン「しかし、確かにあの時ステイシスフィールドは発生しなかったのだ。どういうことだ」
従士「申し訳ありません。我々にはわかりかねます」
アル=ヴァン(まさか、あの機体・・・。あの方がしようとしたことは、それだったというのか・・・? だが・・・)
【シナリオエンドデモ終了】


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