No.38
道を選ぶとき
サブタイトル
「道を選ぶとき」
【シナリオデモ開始】
〔カーソル、プラントを指定〕
プラント/劇場前
アスラン「歌劇場・・・ラクスが初めて舞台に立った場所・・・。そう言えば、ニコルも彼女の歌が好きだったっけ。第一級国家反逆者ラクス・クラインはじめ、クライン派に関わった人物の口を全てふさげ・・・か・・・ラクス・・・あなたが、何故?俺は・・・俺には信じられない」
〔物音〕
アスラン「誰だ!」
ハロ「オマエゲンキカ?」
アスラン「ハ、ハロ? ハロじゃないか!」
ハロ「ミトメタクナイ!」
アスラン「こんな所に・・・まさか、ラクス!?」
ハロ「テヤンデ~イ」
アスラン「こ、こら! 待つんだ!」
〔カーソル、プラントを指定〕
プラント/劇場内
ハロ「マイド、マイド! ラクス~!」
ラクス「まあ、ピンクちゃん。もう、どこに行ってらしたのですか?」
アスラン「ラクス・・・!」
ラクス「ごきげんよう、アスラン。やはりあなたが連れてきて下さったのですね」
アスラン「ラクス・・・どういうことですか、これは!」
ラクス「お聞きになっているのではありませんか?」
アスラン「では、本当だったのですか!? スパイを手引きしたというのは!」
ラクス「ふふ、銃など向けなくても、わたくしは逃げたりいたしません」
アスラン「答えて下さい! 何故、そんな裏切りを!」
ラクス「スパイを手引きしたのではありません。わたくしはあれをキラに手渡しただけ・・・新しい剣を。今のキラに必要な、彼が持つにふさわしい物だと」
アスラン「キ、キラですって!? 何を言ってるんです、キラは・・・」
ラクス「あなたが殺しましたか?」
アスラン「え・・・」
ラクス「大丈夫、キラは生きています」
アスラン「う、嘘だ! どういう企みなんです、あいつが生きているはずが・・・」
ラクス「言葉が信じられませんか? なら、アスランが信じて戦っている物は何ですか? 頂いた勲章ですか? お父様の命令ですか? それなら、キラは再びあなたの敵となるでしょう。そしてわたくしも」
アスラン「あ、あなたは・・・」
ラクス「わたくしを撃ちますか? ザフトのアスラン・ザラ」
アスラン「・・・俺は・・・」
ザフト士官「そこまでにしてもらいましょう、アスラン・ザラ。ラクス・クライン、第一級国家反逆罪で貴様を逮捕する」
アスラン「な、何? お前達は・・・!」
ザフト士官「ご苦労様です。さすがは元婚約者ですな、おかげで犯罪者を発見できました」
アスラン「まさか、俺に監視を?」
ザフト士官「命令でしてね、悪く思わないで頂きたい。そこをおどきください」
アスラン「命令・・・?」
ザフト士官「連行しろ!」
アスラン「止せ!」
〔銃声〕
ザフト士官「な、何をするか! ええい、全員逮捕だ! 抵抗する者はかまわんから射殺しろ!」
ザフト兵「はっ!」
アスラン「ラクス、下がって!」
ザフト士官「この裏切り者が!」
〔銃声〕
ザフト兵「うわあっ!」
アスラン「何!?」
ダコスタ「ラクス様、ご無事ですか!」
ザフト士官「な、仲間がいたのか!? くそ、応援を・・・」
アスラン「くっ!」
〔銃声〕
ザフト士官「ぐわっ!」
アスラン「・・・・・・」
ラクス「アスラン・・・」
アスラン「監視・・・命令だって・・・?」
ダコスタ「二人とも、怪我はありませんか?」
ラクス「ええ、どこにも。ありがとうございました。アスランも」
アスラン「え?」
ラクス「わたくしを守って下さって」
アスラン「あ、ああ・・・」
ダコスタ「ラクス様、急いでここを離れましょう。我々の元へ」
ラクス「はい。その前に・・・アスラン」
アスラン「え?」
ラクス「キラは、地球にいます。行って、お話されてはいかがですか? あなたのお友達と」
アスラン「地球に、キラが・・・」
〔カーソル、オーブ近海を指定〕
≪アラスカルートを通った≫
アークエンジェル/ブリッジ
マリュー「逃亡艦のアークエンジェルを受け入れて下さって、ありがとうございます」
〔モニターの開閉音〕
ウズミ「大変だったようだな。アラスカのことは我々も聞いた。こちらに来られたら、せめてゆっくり休むがよかろう。そして考えればいい、貴殿らの着ている制服の意味を」
マリュー「・・・はい」
ムウ「感謝します」
ウズミ「こちらでは諸君の友人も待っている」
マリュー「友人?」
ユリカ「ラミアス艦長! やっぱり無事だったんですね!」
マリュー「ミスマル艦長!?」
ミリアリア「ナデシコが、オーブに?」
ユリカ「心配だったから、来ちゃいました!」
マリュー「あ、ありがとう・・・でも、聞いたかも知れないけど、私達はもう連合軍じゃないの。もし私達と会ったことが上層部に知れたら、あなたたちも・・・」
ユリカ「その事なら心配無用です! 私達も、軍をクビになっちゃいましたから」
サイ「何だって!?」
ウズミ「積もる話もあるだろう。まずは入港してくれたまえ」
≪和平交渉ルートを通った≫
ナデシコ/ブリッジ
ミナト「まもなくオーブ領海に到達しまーす。艦長、一応挨拶した方がいいんじゃない?」
プロスペクター「そうですな。ミスリルの方から連絡は行っているはずですが、ここは念を入れて」
ユリカ「わかりました! メグミちゃん、通信開いて下さい」
メグミ「はあい、了解です」
ウズミ「待っておったよ、ナデシコの諸君」
メルア「あ、あの人・・・」
カティア「オーブ前代表のウズミ様ですわ、艦長。まさかあの方が直接お出になるなんて」
[イベントデモ「ミスマル・ユリカ登場」]
ユリカ「ウズミ・ナラ・アスハ様ですね! ナデシコ艦長のミスマル・ユリカです! よろしくお願いします、ぶいっ!」
アキト「だぁっ! こらユリカ、何て事を!」
ウズミ「ふむ? 変わった挨拶だな」
リョーコ「あっちゃあ・・・やっちまったか」
ジュン「よりによって、国家元首を相手に・・・」
ルリ「はぁ・・・つくづくバカ」
ユリカ「え、えーと・・・まずかったですか?」
マリュー「く、くくっ・・・」
ムウ「ぶわ~っはっはっはっは!」
フェステニア「あ、あの声は!?」
ユリカ「あーっ、フラガ少佐にラミアス艦長!? アークエンジェルは無事だったんですね!」
ムウ「すまん、心配かけたようだな。俺達も今、オーブに向かっているところだ。それに、もう一つ良い知らせがある」
キラ「お久しぶりです、ミスマル艦長」
ユリカ「キラさんじゃないですか!」
忍「キラだと!?」
健一「キラ君、やはり生きていたのか!」
ウズミ「積もる話もあるだろう。両艦の入国を許可する、まずは入港してくれたまえ」
ユリカ「ありがとうございます!」
マリュー「そっちも大変だったそうね。ウズミ様から大体の事は聞いたけど」
ユリカ「そうなんですよ~! 後で詳しくお話しますね!」
〔カーソル、オノゴロ島へ移動〕
オーブ官邸
甲児「よう、お前ら! 畜生、心配かけやがって!」
さやか「アラスカ基地が全滅して、アークエンジェルも行方不明だって言うから」
鉄也「聞いた限りじゃ、相当ひどいやられようだったらしいな」
デビッド「実際、紙一重だったぜ。逃げるのが後一歩遅けりゃ、こんな話も出来なくなってる所だった」
リョーコ「それよりキラ! お前、無事なら無事って最初から言っとけ!」
キラ「ごめん。色々あってさ」
〔扉の開閉音〕
カガリ「キラ!」
キラ「カガリ?」
カガリ「こ、この・・・バカ野郎! お前、死んだと思って・・・」
ヒカル「おっ?」
クルツ「ヒューッ、これはこれは」
キラ「カ、カガリ・・・」
カガリ「あ・・・ご、ごめん!」
ウズミ「どうやらそろったようだな。諸君、オーブへようこそ。事が事ゆえ、あまり歓待する事はかなわんが、それは了承してもらいたい」
マリュー「ウズミ様、この度は・・・」
ユリカ「本当にありがとうございました!」
ウズミ「礼は良い。まずは座ってくれたまえ、諸君から直接話を聞きたい」
〔カーソル、オノゴロ島を指定〕
ウズミ「・・・なるほど、それで両艦共に現在は逃亡艦になったというわけだ」
エイジ「ナデシコまでそんなことになっていたなんて」
ロアン「アカツキ・ナガレという人物、何か知っているんじゃないかと思っていましたが・・・本人がネルガルの会長だったとは。予想を超えていましたね」
アキト「あいつ、今度会ったら・・・」
ヒカル「どうどう。ま、今は置いといて」
マオ「でもおかげで、ネルガルの目的が火星の古代遺跡だって事はわかったわ。近い内に、連中は火星を目指すでしょうね」
マサト「宇宙にいるザフトとグラドス軍、それに木星連合がどう動くか。それしだいでしょう」
忍「ザフトと言やあ、アラスカの一件だ。連合軍がサイクロプスで敵も味方も吹っ飛ばしたってのは本当か?」
ムウ「ああ、事実だ。この目で見た」
シモーヌ「信じられないことだけど・・・」
一平「何て奴らだ。そこまで腐っていやがったとはな」
ウズミ「結果、地上におけるザフト軍の勢力は激減した。上層部にとっては理想的な犠牲でな」
ヒギンズ「机の上の、冷たい計算ですね」
ウズミ「地上の有利を確保した連合軍は、今後はプラントへの直接攻勢を強めるはずだ。さしずめその後は、月のグラドスと木星連合をと考えているだろうが」
勇「そんなに上手くいくもんですか。地球にいるのはザフト軍だけじゃないってのに」
比瑪「うん。オルファンやラダムの事だって、ほったらかしだもんね」
健一「そういえば、Dボウイ達の姿が見えないな。本部に帰ったきりなのか?」
カガリ「フリーマンから連絡はもらっている。今は動けないらしい。何だか、賭けに成功したら合流するって言ってたけど」
デビッド「賭けだ? 相変わらず訳のわからねえ事やってやがるな」
夢の中
[イベントデモ「祈りを捧げる少女」
???(※シャナ=ミア)「・・・・・・」
統夜(悲しそうだ・・・何故、そんな顔でこっちを見てる)
???(※シャナ=ミア)「・・・・・・」
統夜「何が言いたいんだ? 君はだれだ?」
???(※シャナ=ミア)「統夜・・・」
統夜「俺の名前を・・・」
〔カーソル、オノゴロ島を指定〕
オーブ/格納庫
カティア「統夜!?」
統夜「え・・・あ、カティア。俺、何してた?」
カティア「しっかりして下さい。またこんな所で居眠りですか?」
統夜「寝てたつもりはないんだけど・・・」
フェステニア「夜ちゃんと寝てる? アタシと乗ってる時に、居眠り運転なんかごめんだよ」
統夜「わかってるよ。それより、駆動系の調子は?」
メルア「やっぱり、これが限界です。これ以上タイトにしたら、バランスがとれません」
カティア「最近の統夜の反応速度が速すぎるんです。ある意味、うれしい誤算ではあるのでしょうけど」
統夜「そうか、やっぱり難しいか・・・」
フェステニア「前にフー=ルーって奴とやった時から思ってたんだけどさ。統夜、やっぱり思い詰めてない? 昔と違った意味で」
メルア「フューリーの事、気になるんですね?」
統夜「え? 何だよ、それ」
カティア「隠してもわかります。どれだけ一緒にいると思ってるんですか?」
メルア「顔見たらわかっちゃいますもん」
統夜「そんなことないよ。俺は・・・」
アラン「失礼、ちょっといいかな」
統夜「え?」
メルア「あ、黒騎士・・・さん」
アラン「アランでいい。統夜、聞きたいことがある。君の父上は、月の事故で亡くなられたそうだな?」
統夜「は、はい」
アラン「父上は、フランツ・ツェッペリンという人物と懇意だったか?」
統夜「フランツおじさんですか? ええ、父の友人でした。俺も可愛がってもらって・・・何故あなたがおじさんの事を?」
アラン「やはりそうだったか」
統夜「どういう事です?」
アラン「私も彼とは知り合いでね。偶然・・・いや、因縁かな。近い内に詳しいことを話そう」
〔カーソル、オーブ近海へ移動〕
連合軍旗艦
アズラエル「ふうん、やはり連中はオーブに逃げ込みましたか。しかも同時にね」
コルベット「少々予定が狂いましたな」
アズラエル「ま、よしとしましょう。余計な手間が省けたと思えばいいじゃないですか」
コルベット「ですが、戦力が集中しています。今仕掛けるのは危険では?」
アズラエル「放っておく事の方が危険でしょ。また和平なんてくだらない事言い出されちゃ、迷惑この上ない」
コルベット「では、計画通りオーブを」
アズラエル「ええ、むしろこっちが本命です。中立なんて甘いことを許してられる時はもう終わりました。我々は一丸となって戦っているのですからね、人類の敵と」
コルベット「青き清浄なる世界のために、ですな」
アズラエル「そういうこと。では司令長官どの、さっそく通告を。念のため言っておきますけど、今までみたいに優しく言ってちゃあダメですよ?」
〔カーソル、オノゴロ島へ移動〕
オーブ官邸
ウズミ「連合軍から通告だと?」
オーブ兵「は、はい」
ウズミ「・・・来るべき時が来たか。どうあっても世界を二分したいと見える」
カガリ「どういうことです!?」
ウズミ「読み上げろ」
オーブ兵「は。『地球連合軍よりオーブ政府に通達。貴国に対して以下のことを要求する。一つ、現政権の即時退陣。二つ、国防軍の解体と連合軍への無条件編入。三つ・・・』」
〔カーソル、オーブ近海へ移動〕
連合軍旗艦
アズラエル「三つ、ナデシコ及びアークエンジェル、搭載する機動戦力の引き渡し。以上のことが24時間以内に行われない限り、連合軍は貴国を敵対国と見なし、武力を持って対峙する物である・・・上出来じゃないですか」
コルベット「どう出ますかな」
アズラエル「ウズミ・ナラ・アスハが噂通りの頑固物なら良いんですけどね。そうでなくっちゃ、せっかく用意した新型を試す機会がない」
〔カーソル、オノゴロ島へ移動〕
オーブ官邸
ユリカ「連合軍が攻めて来るんですか!? そんな・・・」
ウズミ「聞いたとおりだ。今までも再三圧力をかけて来ておったが、もはやなりふり構わずだな」
ムウ「連中、遠慮する必要がなくなったからってここまでやるか」
ドモン「どこまで恥をしらんやつらだ!」
豹馬「くそ、コルベットの野郎・・・」
アラン「連合軍の背後には、ブルーコスモスの盟主アズラエルがいる。奴のやりそうことだ。どうやら表に出てくる気らしいな」
キラ「ウズミ様は、どうなさるおつもりですか?」
マリュー「キラ君?」
カガリ「父上、オーブは・・・」
ウズミ「地球軍に下ったとしても、ザフトに頼ったとしても、この国、いや地球圏に未来はない。このような要求をのむわけにはいかんな」
比瑪「ウズミ様・・・」
マオ「ですが・・・失礼ですが、理想と現実は異なります。オーブ一国で連合軍を敵に回すことになりますよ」
ウズミ「理想かもしれん。だが、敵か味方かで世界を見てしまっては、この世は際限なく殺し合うだけの世界となるだろう。そんな未来を認めて良いものか? 例え目の前の戦いが回避されたとしても、明日はアラスカの二の舞だ」
キラ「ウズミ様・・・」
エイジ「はい。僕もそう思います」
ウズミ「君達には、木星との和平という目的があろう。自身で判断し、どう行動するか決めたまえ。そう時間はないがな」
ユリカ「・・・でも・・・」
ウズミ「我らも出来るだけの事をやるとしよう。時間稼ぎにしかならなくとも、座して待つわけにはいかん」
〔カーソル、オノゴロ島を指定〕
オーブ官邸
ムウ「自分で判断、か。そう来られても、さっさと見捨てて逃げるわけにはな」
カズイ「で、でも木星との和平が・・・」
アキト「そりゃ、和平のことが大事なのは確かだけど」
デビッド「ここで宇宙に出たところで、寝覚めが悪いのは目に見えてるってか」
キラ「僕は残ります」
カガリ「キラ、お前・・・!」
サイ「キラ・・・」
キラ「オーブの取った道は一番大変だけど、一番正しいって思うから」
忍「ふん、理屈じゃねえ。尻尾巻いて逃げられるか」
クルツ「ま、世の中損得だけじゃねえからな。傭兵のオレが言うのも何だけど」
プロスペクター「さて、どうなさいますかな、艦長?」
ユリカ「私はオーブを見捨てたくありません! 一宿一飯の恩義って、昔から言うじゃありませんか!」
イズミ「うむうむ」
ヒカル「よっ! 千両役者!」
ユリカ「でも、私はみなさんに命令したくもありません。だってそれじゃ、向こうと同じになっちゃいますから。決めるのはみなさん自身だと思うんです。ラミアス艦長、どうでしょうか?」
マリュー「・・・私も同じ意見です、ミスマル艦長」
ユリカ「ですよね!」
マリュー「乗組員全員に告げます。もし連合軍と戦闘になった場合、アークエンジェルはオーブに止まり、連合軍と敵対する立場をとります。ですが、これは私の独断であり命令ではありません。この際に退艦を希望する者は、オーブの指示に従って避難してください」
ムウ「ふっ、そう気張るなって。いいな、みんな。一旦解散だ。各自、自分の決定に基づいて準備を行うように。以上!」
メルア「統夜さん、どうするんですか?」
統夜「決まってるさ。言わなくたってわかるんだろ?」
メルア「はい! そうですよね!」
フェステニア「そうこなくっちゃ! 統夜、いい男になったよね!」
統夜「お、おい・・・」
カティア「何言ってるの、こんな時に!」
フェステニア「あはは、冗談!」
カズイ「・・・・・・」
アークエンジェル/通路
ディアッカ「どういうことだよ?」
ミリアリア「だから、さっき言ったでしょ。もうすぐ戦闘になるから、あんたに構ってられないの。勝手にどこでも行って」
ディアッカ「勝手にって・・・バスターは?」
ミリアリア「あれは元々こっちの物よ。モルゲンレーテが持っていったわ」
ディアッカ「げ・・・マジかよ」
ミリアリア「それじゃ」
ディアッカ「お、おい待てよ! その・・・お前は良いのかよ? 俺を・・・」
ミリアリア「あんたを殺したら、トールが帰ってくるの!?」
ディアッカ「・・・・・・」
ミリアリア「・・・そんな訳ないじゃない」
ディアッカ「あ、あのな・・・一つだけ聞いていいか? その・・・お前の彼氏って、何に乗ってた?」
ミリアリア「スカイグラスパー。青と白の戦闘機よ。それが何?」
ディアッカ「・・・・・・じゃなかった」
ミリアリア「え?」
ディアッカ「いや、何でもねえよ」
ミリアリア「それじゃね」
ディアッカ「あ・・・お、おい!」
〔カーソル、オノゴロ島を指定〕
モルゲンレーテ/格納庫
キラ「見せたい物って、何?」
カガリ「ああ、これだ」
マユラ「あ、カガリ様!」
ムウ「こ、これは・・・」
キラ「ストライク!?」
カガリ「ああ、回収した奴をモルゲンレーテで補修したんだ」
ムウ「使えるのか・・・そいつはありがたい」
マリュー「こっちのM1アストレイのモビルスーツ部隊は・・・?」
ジュリ「キラさんが以前協力してくれたおかげで、何とか私たちが操縦できるまでにこぎ着けました!」
カガリ「正直、危なっかしいんだけどな」
ジュリ「あー、非道いですわ、その言い方」
ムウ「いや、頼りにさせてもらうよ。それじゃ、あのストライクは、俺達に?」
マユラ「そうです、アークエンジェルで運用してください」
アサギ「それと、ストライクの新装備、統合兵装ストライカーパック『IWSP』もありますよ」
ジュリ「これは、エール、ソード、ランチャー各ストライカーパックの性能が組合わさったパックです」
カガリ「もちろん、私が使うんだけどな!」
ムウ「悪いが、そいつはだめだな」
カガリ「な、何でだよ!」
ムウ「俺が使わせてもらう」
カガリ「ずるいぞ! 作ったのはオーブなのに! 使うのは私だ!」
ムウ「いや、ゆずれんな」
マユラ「あー、やっぱりこうなったか」
アサギ「予想通りですね」
マリュー「ま、まあまあ二人とも。後でゆっくり話し合ってきめましょ、ね?」
アークエンジェル/通路
カズイ「サイ、俺・・・」
サイ「何も言うなって。自分で決めたことだろ?」
カズイ「だ、だけど・・・みんなが残るのに俺だけ降りるなんて・・・ねえ、本当に降りないの? 千鳥さんも、女の子で民間人なのに」
サイ「カズイ、もうよせって」
カズイ「でも・・・」
かなめ「はいはい、そこまで! カズイ君、どっかの誰かみたいに、銃で戦うことだけに意味があるんじゃないわよ?」
カズイ「千鳥さん・・・」
かなめ「あはは、何もできない私が言っても説得力ないか。でも、私が残るのは、ここが外より安全だって思うからよ。役にたたなくても、せめて迷惑かけないようにって。ね?」
宗介「一部否定だ。俺は迷惑を感じた事はない」
かなめ「ふふーん、そーだった? ありがと、宗介。でもね、カズイ君? 戦場じゃなくたって、誰かの役に立つことはできるじゃない。それで良いと思うよ」
宗介「俺もその意見に同感だ。銃後の戦いは、その重要性において前線のそれに劣る物ではない」
カズイ「サガラ君・・・君がそう言ってくれるなんて」
サイ「平和になったら、また会おうぜ。元気でな」
カズイ「う、うん!」
アークエンジェル/ブリッジ
マリュー「カズイ君が退艦か。またブリッジから人が減っちゃったわ」
ムウ「だが正直、意外なほど残ってくれたな。みんな今までのこと、腹に据えかねてんのかね」
マリュー「少佐は、なぜアラスカで戻ってきたんです?」
ムウ「あら? おいおい、いい加減に気付いてくれてるもんだと思ってたけどな」
マリュー「え? あ、あの・・・少佐」
ムウ「もう少佐じゃないだろ? マリューさん」
マリュー「わ、私はアーマー乗りは嫌いだって・・・」
ムウ「そいつも違うな。今はモビルスーツだって乗れる」
マリュー「あ・・・・」
甲児(おい、どうだ?)
デビッド(もう一押しだ。よし、そこで行け!)
アンナ(ちょっと、良くないと思うわ、こんな事)
デビッド(しっ! いいから、黙って見てろって)
シモーヌ(ちょっとデビッド、さっきから何どさくさにまぎれて人の肩に手を回してんの? 変な事したら、横っ面はり倒すわよ)
アンナ(ねえ、止しましょうよ)
甲児(何言ってんだ、これからが)
アーサー「あれえ? みんな何してるの?」
甲児「どわっ!」
〔扉の開閉音〕
デビッド「あ・・・」
ムウ「お、お前ら!」
マリュー「な、なな何かしら? ブリッジの用?」
シモーヌ「い、いえ何でもないんです。ちょっと通りがかっただけで」
甲児「そうですそうです。ははは」
ムウ「ふうん・・・通りがかっただけね」
アンナ「ご、ごめんなさいっ!」
甲児「す、すまねえ少佐! この通りだ!」
シモーヌ「ごめんなさい、私達すぐ失礼しますから」
ムウ「遅いよ。ったく・・・」
マリュー「・・・・・・」
アーサー「? 何で謝ってるの?」
デビッド「ああもうアーサー、お前って奴は・・・何でそんなに空気が読めねえ?」
〔カーソル、オーブ近海へ移動〕
連合軍旗艦
コルベット「“要求は不当な物であり、従う事は出来ない。オーブは今後も中立を貫く意志に変わりは無い・・・”事態は確定しましたな」
アズラエル「さすがオーブの獅子王なんて言われるウズミ・ナラ・アスハ。期待通りですね。いやお見事」
コルベット「例の部隊を使いますか?」
アズラエル「もちろん、そのためにわざわざ持ってきたんですから。いやあ、正直、降伏なんかされたらどうしようかって心配しちゃいました」
コルベット「全軍に告ぐ! オーブは現時点を持って敵性国家と確定した! 全軍出撃、総攻撃をかける!」
アズラエル「ぜひとも最後まで、がんばり通してもらいたいですね、ふふふ」
オルガ「は、総攻撃だってよ」
シャニ「ふーん、やっちゃっていいんだ。へへっ」
クロト「めんどくせ。待つことなかったっつーの」
???「・・・戦いたい・・・どこ? ドモン、どこにいるの・・・」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
オーブ兵「敵機動部隊接近!」
ウズミ「来おったか・・・連合軍め、有無を言わせぬ」
ムウ「ムウ・ラ・フラガ、ストライクで出る!」
カガリ「頼んだぞ!」
キラ「キラ・ヤマト、フリーダム出ます!」
〔味方ユニット出現〕
ムウ「前衛は俺達に任せろ。決して無理はするなよ」
〔モニターの開閉音〕
マユラ「はい!」
アサギ「そちらもお気を付けて」
ジュリ「後ろは任せて下さい!」
ユリカ「私達も行きますよ!」
〔味方戦艦出現〕
〈出撃準備〉
<戦闘開始>
<2PP・味方援軍1&敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
ユリカ「新手ですかっ!?」
ルリ「モビルスーツ接近・・・何でしょうこれ。データにありません」
プロスペクター「ほう、連合軍の新型ガンダムの様ですな。開発中との噂は聞いておりましたが」
〔オルガ、ユリカorルリへ攻撃〕
〔ユリカorルリ、ディストーションフィールド展開〕
オルガ「何だあ? 効いてねえのかのこのタコが!」
シャニ「くくくくっ。バーカ」
クロト「うっぜえんだよ、おらあ! 滅殺!」
ルリ「すごく柄が悪い。こういうタイプ嫌いです」
ユリカ「同感ですね! アークエンジェル、気を付けて下さい!」
マリュー「了解した!」
サイ「艦長、もう一体来ます!」
マリュー「何!?」
〔敵ユニット出現〕
サイ「敵影確認、モビルスーツ・・・モビルスーツ?」
ミナト「ちょっと、何あれ!?」
ユキナ「か、かわいいかも・・・」
レイン「あ、あれは!? ドモン、ノーベルガンダムよ! どうしてこんな所にいるのか、わからないけど・・・」
ドモン「ああ、見間違えるはずがない! ミスマル艦長、あいつは敵じゃない。仲間のガンダムファイターだ!」
ユリカ「ほ、本当ですか!?」
ルリ「・・・冗談みたいですけど本当です。記録にありました。ノーベルガンダム、搭乗者はアレンビー・ビアズリー。所属はネオスウェーデン」
メグミ「え? 何でスウェーデンでセーラー服?」
ルリ「本人の趣味だと思われます」
ドモン「アレンビー!」
アレンビー「ドモン! そこにいたの!」
〔アレンビー、ドモンへ攻撃〕
〔ドモン、回避〕
ドモン「な、何!?」
レイン「アレンビー! 何するの!?」
アレンビー「ドモン! 会いたかったドモン! さあ、私と戦って!」
ドモン「な・・・何だと!?」
アルゴ「どうした!」
チボデー「シット! こいつは・・・DG細胞か!?」
サイ・サイシー「操られてるんだ! いつかのオイラ達みたいに!」
ジョルジュ「大丈夫ですか、ドモン!?」
ドモン「だ、大丈夫だ! それよりミスマル艦長!」
ユリカ「はい、聞こえてました! あの人、操られてるんですね!?」
レイン「そうなんです! 何とか助けてあげないと、このままじゃ・・・」
ユリカ「わかりました! みなさん、なるべくその機体は撃墜しないでください! いいでしょうか、ラミアス艦長!?」
マリュー「了解した!」
〔敵ユニット出現〕
カガリ「敵第3波、侵入した!」
ムウ「くそっ、さすがに大した物量だぜ」
オルガ「あれやるぜ、白いの!」
シャニ「ああ?」
〔オルガ&クロト&シャニ、マリューへ接近〕
サイ「モビルスーツ。艦に接近します!」
マリュー「回避! 振り払え!」
クロト「おっせえんだよ! 抹殺!」
キラ「アークエンジェルが・・・!」
ミリアリア「だ、だめ・・・!」
〔味方ユニット出現〕
ディアッカ「うおらああ!」
〔ディアッカ、オルガへ攻撃〕
〔オルガ、回避〕
オルガ「何ぃ!? 誰だよ邪魔すんのはよ!」
シャニ「何だぁ、あれ?」
ミリアリア「あいつ・・・何で?」
ディアッカ「もたもたしてんな!」
サイ「バスターが、援護を・・・?」
ディアッカ「ナチュラルは何考えてんだ!? 敵も地球軍だなんて、聞いてなかったぞ!」
〔オルガ&クロト&シャニ、後退〕
<敵全滅or4PP・味方援軍2&敵増援2出現>
〔敵ユニット出現〕
ムウ「ええい、まだ来るってのか?」
オーブ兵「敵第4波、防衛ラインを突破!」
カガリ「くそっ、このままじゃ・・・」
ウズミ「弱音を吐くな。指揮台に立っている者がそれでどうする」
カガリ「ですが、父上・・・」
〔モニターの開閉音〕
???「キラ・ヤマト! 聞こえるか!」
キラ「え・・・?」
カガリ「こ、この声は?」
ディアッカ「おいおいおい、何であいつまで来るんだ?」
キラ「ア、アスラン!?」
〔味方ユニット出現〕
統夜「ガンダム!?」
鉄也「キラ、今アスランと言ったな! そいつはイージスのパイロットだった奴か?」
忍「ザフト軍だとお? くそっ、あいつらまで来やがるとはな!」
アラン「待て、藤原。奴は敵とは限らん」
沙羅「え? あんた何言ってんの?」
キラ「アスラン・・・」
アスラン「キラ、君を援護する!」
忍「あぁ? 何だと!?」
アラン「ふっ。やはりな」
カガリ「あ、あいつ・・・!」
キラ「アスラン・・・どういうつもりだ!? ザフトがこの戦闘に介入するのか?」
アスラン「ザフトからは何の命令も受けていない。ここにいるのは俺個人の意志だ。キラ、君に話があって来た」
キラ「アスラン・・・」
アスラン「その前にこいつらだ、蹴散らすぞ!」
キラ「・・・ああ!」
<敵8機以下・第3軍増援1出現>
〔オルゴン・クラウド発動〕
〔第3軍ユニット出現〕
アル=ヴァン「おろかな・・・フー=ルーの仕掛けに踊らされたとはいえ、何故かくも同胞同士で殺し合うか、種としての未来を自ら閉ざすか。地球人よ・・・」
ジュア=ム「あはははは、地球人はやはり滅びたがっているのですよ。おかげで俺達は楽が出来る」
アル=ヴァン「自ら手を汚さぬ戦いを、喜ぶ気にはなれぬ」
ジュア=ム「なるほど、それでこうして最後の仕上げに出て来られる。さすが我が敬愛する師にして主、アル=ヴァン様」
アル=ヴァン「騎士なら軽口を叩くな。行くぞ」
ジュア=ム「ははっ!」
統夜「あの機体! アル=ヴァンって奴か!」
アル=ヴァン「統夜か。逞しくなったな」
統夜「あんたに言われる筋合いはない! 今日こそ聞かせてもらう、あんたは俺の何を知ってるんだ!?」
アル=ヴァン「そろそろ自分でも気付いているのではないかね。これだけサイトロンの波動を受け入れてるからにはな」
統夜「何だと・・・」
アル=ヴァン「良かろう、今日は君と決着を付けてやる。ここまで生き延びてきた君だ。私の剣と名誉を賭けるにはふさわしい。知りたくば私を倒せ、運命の鍵を己が手にして見せよ」
統夜「その言葉、忘れるな! カティア、行くぞ!」
カティア「はいっ!」
<ジュア=ムと戦闘>
ジュア=ム「図に乗るんじゃねえ! くそ、カワサキの時と違う…俺達の策が、こいつらを強くしたって事か。笑っちまうぜ、ちくしょう!」
<統夜vsジュア=ム>
ジュア=ム「お前なんぞがアル=ヴァン様と勝負だと? 付け上がるな、お前!」
統夜「あんたに言われる理由は無い!」
ジュア=ム「こっちはあるんだよ! 身の程を知らせてやる!」
統夜「侮るのは勝手だけど、俺だって! カティア、仕掛けるぞ! 奴の動き、補足できるな!?」
カティア「お任せ下さい、統夜。仕損じはありません」
<アル=ヴァンorジュア=ムHP50%以下or7PP・味方援軍3出現>
エイジ「まだ落ちない! 何て強さだ」
豹馬「くっそう、一機だけでもやっかいだってのによ」
ちずる「何とか数を減らさないと、支えきれないわ。△△△△△△が落とされたら・・・」
[イベントデモ「ブラスターテッカマンブレード」]
〔味方ユニット出現〕
ブレード「そこをどけえっ!」
健一「な、何だ?」
ブレード「ボルテッカァァ!」
アル=ヴァン「いかん! ジュア=ム、引け!」
ジュア=ム「な、何だと!? うおおおっ、しまったあ!」
〔画面、フラッシュ〕
ジュア=ム「うわああっ!」
〔ジュア=ムの周囲に爆発〕
〔画面、振動〕
〔オルゴン・クラウド発動〕
〔第3軍ユニット離脱〕
アル=ヴァン「何と!?」
統夜「ボルテッカ!? 今のはテッカマンか!?」
〔味方ユニット出現〕
ブレード「アークエンジェル、ナデシコ! みんな無事か!?」
ノアル「遅れてすまんね!」
勇「Dボウイ、戻ってきたのか!」
比瑪「ねえ、ちょっと形違ってない?」
フリーマン「Dボウイは自らを進化させることに成功した。進化したテッカマン、すなわちブラスターテッカマンなのだ」
勇「進化、ブラスター化・・・テッカマンにもそんな事が」
デビッド「賭けってのはこの事だったのか」
ブレード「話は後だ!」
<統夜vsアル=ヴァン>
アル=ヴァン「良い動きだ、統夜。その闘志もいい」
統夜「戦いの最中に何を言ってる! 余裕でも見せたいのか!?」
アル=ヴァン「君はどうやってその戦い方が身に付いたか、わかっているか?」
統夜「死にたくないから覚えただけだ!」
アル=ヴァン「そう思うか? 天与の才もあったかも知れぬ、だが何の修行もしていない者が、何故かくも私と同等に切り結ぶ!?」
統夜「そんなこと…」
カティア「聞いちゃダメです、統夜! 集中して!」
<ドモンvsアル=ヴァン>
ドモン「フューリーとやら、尋常に勝負!」
アル=ヴァン「正面から挑むか、よかろう! 我はアル=ヴァン・ランクス、その名を抱いてあの世へ行け!」
ドモン「俺の名はドモン・カッシュ、キング・オブ・ハート! 行くぞっ!」
<キラvsオルガ>
オルガ「はっはあ! 何だよてめえ、割と強えじゃん!」
キラ「こいつ、この火力! モビルスーツの限界まで行ってるんじゃないか!?」
<キラvsクロト>
キラ「速い!連合軍の新型が、ここまでの性能だなんて!」
クロト「どおりゃああ! 撃・滅ぅぅぅっ!」
<キラvsシャニ>
キラ「ビームを曲げるっ!?」
シャニ「おらおらおらおら~~~!」
キラ「何考えてるんだ、こいつ!」
<キラvsアル=ヴァン>
キラ「オーブを守るって決めたんだ。そのためになら…」
アル=ヴァン「意気は買う。だが私とて、与えられた任務は絶対」
キラ「何からだって守ってみせる!」
アル=ヴァン「よかろう、ならば来い!」
<アスランvsオルガ>
オルガ「うっぜえええ! 死んでろっつーの、おらぁぁ!」
アスラン「何だ、でたらめな撃ち方だ! 周りも全部破壊する気か!?」
<アスランvsクロト>
クロト「うっがあああ! 滅・殺ぅぅぅっ!」
アスラン「可変フレーム! イージスの同系統か!?」
<アスランvsシャニ>
シャニ「へっへっへ~、消ーえちまえよ、おらぁぁぁ!」
アスラン「くっ! こいつが一番、まともじゃないな」
甲児VSアル=ヴァン
甲児「このやろう!どんなに強い敵かしらねえが、この俺がいる限り好きにさせねえぞ!」
アル=ヴァン「やるものだ。そういう戦い方は嫌いではないな」
<アスランvsアル=ヴァン>
アスラン「あんな性能の奴、見たこともないぞ」
アル=ヴァン「なぜあの機体がここにあるのか…興味がないでもないがな。だが出てきたからには」
アスラン「くそ、やるしかないのか!」
<甲児vsアル=ヴァン>
甲児「このやろう! どんなに強い敵かしらねえが、この俺がいる限り好きにさせねえぞ!」
アル=ヴァン「やるものだ。そういう戦い方は嫌いではないな」
<鉄也vsアル=ヴァン>
鉄也「行くぞ!この俺が相手になってやる!」
アル=ヴァン「来るがいい! 武人の敬意を持って迎えよう、全力でな!」
<豹馬vsアル=ヴァン>
十三「フューリーとやらの中でも、あいつは別格やな」
豹馬「へっ、それがどうしたってんでえ、面白えじゃねえか!」
小介「予測計算、完了しました!」
大作「思いっ切り行くんじゃ、豹馬!」
豹馬「おうよ!」
アル=ヴァン「来るか、地球人達よ!」
<健一vsアル=ヴァン>
大次郎「強か! 兄さん、あいつはどうやら特別たい!」
一平「油断するなよ、健一!」
健一「わかってる!」
アル=ヴァン「挑んでくるか!? ならば相手をしてやろう!」
めぐみ「余裕見せてると、痛い目見るわよ!」
<忍vsアル=ヴァン>
沙羅「好き勝手にはさせないよ!」
亮「行け、忍! いくら装甲が厚かろうが、攻撃を重ねれば倒せる!」
雅人「当たればだけどね。ちゃんと狙いなよ!?」
忍「ごちゃごちゃうるせえ! やあってやるぜ!」
アル=ヴァン「威勢だけはいいようだな、来るか!?」
<エイジvsアル=ヴァン>
アル=ヴァン「異星での戦いに何を見いだすというのか?」
エイジ「仲間がいる! 地球と地球人を狙うって言うんなら、誰が相手でも戦う!」
アル=ヴァン「それも騎士道か、見事な覚悟だ! では参る!」
<アキトvsアル=ヴァン>
アキト「通用するかどうか、やってみないとわからないっ!」
アル=ヴァン「良い踏み込みだ。度胸は買おう」
アキト「うるっせぇぇぇ!」
<比瑪vsアル=ヴァン>
比瑪「怖がらないで! 私と君なら、きっと大丈夫!」
アル=ヴァン「いい動きだ! 地球の物にあらざるというのに、よくもそこまで駆る!」
<マサトvsアル=ヴァン>
アル=ヴァン「木原マサキの遺産か。危険な代物だな」
マサト「確かにね。だけど、あんたに言われたくもないよ」
アル=ヴァン「ふ…道理かも知れん。ならば撃ち合うか」
マサト「望むところだっ!」
<ブレードvsアル=ヴァン>
ブレード「うおりゃあああああ!」
アル=ヴァン「ジュア=ムをやっただけのことはある。だが奇襲は一度限りしか通用しない!」
<ボン太くんvsアル=ヴァン>
ボン太くん「ふもふもふもっ!」
アル=ヴァン「そんなもので、こちらが油断すると思うか! 全力で行かせてもらう!」
<アレンビー撃破>
〔敵ユニット離脱〕
<オルガorクロトorシャニ撃破>
オルガ「はあ、はあ、はあ・・・がっ・・・! く、薬・・・?」
クロト「ぐあぁぁっ・・・く、くそぉ・・・っじ、時間切れかよ・・・!」
シャニ「が、があああっ・・・! おあああ・・・ち、畜生・・・」
〔敵ユニット離脱〕
ムウ「な、何だ?」
ミリアリア「敵新型モビルスーツ、撤退します!」
サイ「ど、どうしたんだ?」
ミリアリア「そんなこと聞かないでよ!」
<敵全滅>
※※まだアレンビー健在の場合、セリフ追加※※
アレンビー「ドモン、ドモーン!」
ドモン「アレンビー、待つんだ・・・!」
〔敵ユニット離脱〕
ドモン「アレンビー・・・! くっそおお! 待っていろアレンビー、必ず元に戻してやる!」
レイン「ドモン・・・」
<アル=ヴァン撃墜>
アル=ヴァン「統夜、騎士の約定を果たそう! 貴殿に一騎打ちを申し込む!」
統夜「望むところだ!」
カティア「統夜、まさか正面から!?」
統夜「あと一撃でいいんだ! 頼むぞ!」
アル=ヴァン「参るッ!!」
〔統夜、アル=ヴァンへ攻撃〕
〔アル=ヴァンにダメージ〕
〔アル=ヴァン、統夜へ攻撃〕
〔統夜にダメージ〕
アル=ヴァン「ぬおおおっ!」
〔アル=ヴァンにスパーク〕
統夜「くっ・・・」
〔統夜にスパーク〕
マリュー「統夜君!」
ユリカ「統夜さん!?」
アル=ヴァン「く・・・み、見事だ。だが、相打ちなら討てるのと策ならば、未熟の証」
フェステニア「統夜、カティア!」
メルア「い、いやああ!」
統夜「だ、誰が相打ちを狙ったって・・・? 俺の背負ってる△△△△△△はそんなに安い物じゃない」
カティア「そうです! 統夜と私達を見くびらないで!」
アル=ヴァン「ふ・・・よ、良かろう。今こそ全てを話す。統夜、いや統夜・セルダ・シューン」
統夜「セルダ・シューン・・・?」
アル=ヴァン「我らフューリーの目的は地球人類の排除・・・地球は我らが民の約束の地であったのだ」
健一「勝手なことを!」
甲児「誰が決めたって言うんだ!」
アル=ヴァン「人類を創世したのが、我々フューリーであってもか?」
エイジ「何!?」
アル=ヴァン「岩と水の不毛な惑星に、生命の種を撒いたのは我々だ。だが・・・エ・セルダ殿はその人類を愛してしまわれた・・・」
キラ「生命の、種・・・」
アル=ヴァン「共に来い、統夜・・・君にはその資格がある」
マサト「聞くな、統夜!」
カティア「統夜!」
アル=ヴァン「な、何故なら・・・君は」
〔オルゴン・クラウド発動〕
〔第3軍ユニット出現〕
〔ジュア=ム、アル=ヴァンへ隣接〕
ジュア=ム「それ以上は言わせませんぞ!」
アル=ヴァン「ジュア=ム! 貴様、乱心したか!?」
ジュア=ム「御乱心はアル=ヴァン様にこそ! 何を血迷われて、地球人ごときに・・・」
統夜「ジュア=ム! 何をするんだ、こいつ!」
アル=ヴァン「離せ! この機体は長くは持たぬ、巻き込まれたいか!」
ジュア=ム「離しません! お連れ参らせる!」
アル=ヴァン「うおおおっ!」
〔爆発音〕
〔画面、赤く発光〕
〔第3軍ユニット消失〕
統夜「・・・・・・」
<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
〔カーソル、オノゴロ島を指定〕
オーブ/戦場跡
ボス「あ~あ、こいつは非道えなあ」
ジュン「そうとうやられちゃったわね。きれいな町だったのに」
甲児「おい、あいつら・・・」
さやか「あ・・・。あれが、イージスのパイロット? キラ君の友達・・・」
キラ「アスラン・・・」
アスラン「キラ、君と話がしたい」
キラ「援護には感謝する。だけど、改めて真意を聞きたい。何故、ここに来た?」
アスラン「俺は、フリーダムの奪還もしくは破壊という命令を受けている」
キラ「・・・・・・」
アスラン「だが、今、君や君の友軍に敵対する意志はない。キラ、君は一体、何のために戦っている?」
キラ「僕は・・・」
カガリ「お前らーーっ!」
キラ「カガリ?」
アスラン「お、お前」
カガリ「この、バカ野郎! お前ら・・・お前ら!」
キラ「うわっ」
アスラン「お、おい・・・」
カガリ「何でそうなんだ! お前ら二人とも・・・!」
キラ「カガリ・・・」
アスラン「ふっ・・・」
〔カーソル、オノゴロ島を指定〕
オーブ/格納庫
メルア「ひどくやられちゃったね・・・可哀想に」
カティア「幸い、ラースレイエムキャンセラーの中核は無事みたいだけど」
フェステニア「やっぱり限界だったのかなあ。敵もパワーアップしてくるし・・・せめて統夜の反応速度に付いて行ければいいんだけど」
メルア「でも、私達の知識じゃ・・・」
カティア「そうね。モルゲンレーテに相談してもいいんだけど、どこまで期待できるかしら」
アラン「取り込み中すまんな。統夜はいるか」
メルア「アランさん」
フェステニア「それが・・・一人にしてくれって」
カティア「アル=ヴァンに言われたこと、気にしてるみたいで・・・心配です」
アラン「そうか、今日の所は無理もないだろうな。出てきたら知らせてくれ。△△△△△△の事について話がある」
ナデシコ/ブリッジ
フリーマン「戦列を離れていて、すまなかったな」
ユリカ「いいえ! Dボウイさん、もう大丈夫なんですか?」
レビン「ばっちりよ。チーフったら、さんざん脅かすんだもの」
アキト「賭けって言ってましたよね。やっぱりDボウイさんの事だったんすか」
フリーマン「ああ。Dボウイの肉体は、テックセットの負担で破壊される寸前だった。だが、テックシステムを逆に利用して、自らを進化させる事に成功したんだ。幸運だったよ」
リョーコ「パワーアップまでしちまったのかよ。それじゃ、エビルなんかにも楽勝だな」
メグミ「ミユキさんの具合はどうなんですか?」
レビン「それは・・・」
ミリー「あまり良くないの。このままだと・・・持たないかも知れないって」
ユリカ「そんな! 何とかならないんですか!?」
本田「Dボウイに試した方法を応用できればいいんだが、まだデータが不足してるんだ。ラダムの開花がいつ始まるのか、そいつも気がかりだしな」
イネス「それで、肝心のDボウイ君、本人は今どこにいるの?」
レビン「それが、ノアル達とどこかに行っちゃったのよ。久しぶりなんだから、挨拶ぐらいしてからでも良いのに」
ミリー「誰かを見たって言ってたんだけど・・・何の事かなあ?」
〔カーソル、オノゴロ島を指定〕
オーブ/戦場跡
ノアル「どの面下げて、ここにいやがるんだ?」
???「・・・・・・」
ノアル「何とか言ったらどうだ、おい!」
アキ「ノアル・・・」
ノアル「けっ! エビルにやられたショックで、口でも利けなくなったのかよ。ええ、バルザック!?」
バルザック「・・・元々俺はここにいた。後から勝手にやって来て、戦争を始めたのはお前らだ」
ノアル「何ぃ!?」
バルザック「迷惑な話だぜ。俺はもう、ドンパチはこりごりだってのによ」
ノアル「貴様、どこまで勝手なことを!」
アキ「ノアル、やめて! 今さら彼を攻めてもしょうがないわ」
ノアル「・・・ちっ」
バルザック「とにかく、俺は戦いから足を洗ったんだ。昔のことは・・・すまなかったな」
ノアル「何だと? バルザック、お前・・・」
バルザック「それじゃ、あばよ。もう会うこともねえだろう」
Dボウイ「・・・それでいいのか?」
バルザック「どういう意味だ?」
Dボウイ「ここで戦いをやめてしまって、いいのかと言っている」
アキ「Dボウイ・・・」
バルザック「・・・俺はお前とは違う。あの日、そう思い知ったんだ」
Dボウイ「それがお前の本心なら、何を言わない。だが、もし戦う気があるなら俺達と来てくれ。それを伝えたかった」
ノアル「おい、Dボウイ!」
Dボウイ「ノアル、アキ、行こう」
バルザック「・・・くっ、俺は・・・!」
〔カーソル、オノゴロ島を指定〕
オーブ施設
オーブ兵「あ、ああ・・・痛・・・」
???「もう少しの辛抱ですよ。じきに楽になります」
オーブ兵「み、水を・・・頼む、水をくれ」
???「待っていて、すぐに」
オーブ兵「・・・・・・」
???「さあ、水です。慌てないで、ゆっくりお飲みなさい」
オーブ兵「せ・・・聖女様・・・」
???「もう大丈夫。安心してお休みなさい」
オーブ兵「・・・・・・」
???「眠ったわ。何とか助かりそう」
※※ゲイル仲間フラグ成立の場合のセリフ※※
???「君も少し休んだらどうだ、ジュリア」
ジュリア「ええ、ゲイル。そうします」
ゲイル「まだ、エイジには会わないのか?」
※※ゲイル仲間フラグ不成立の場合のセリフ※※
カガリ「ありがとう。少し休んだらどうだ、ジュリア」
ジュリア「ええ、そうさせて頂きます」
カガリ「まだ、エイジには会わないのか?」
ジュリア「この戦いが終わったら、と思っていました。ですが・・・」
※※ゲイル仲間フラグ成立の場合のセリフ※※
ゲイル「仲間のはずだった地球人から攻撃されるとはな。あいつが命がけで守ろうとしているのは、地球のはずなのに」
ジュリア「ゲイル・・・あなたが行ってあげて下さい。あの子にはあなたが必要です」
ゲイル「だが、君は」
ジュリア「私もあなたも、地球人に命を救われました。ここの人たちを少しでも助けたい。私は、私の戦う場所を見つけたのです」
ゲイル「ジュリア・・・」
ジュリア「ウズミ様から返していただいたブラッディカイザルは、モルゲンレーテにあるそうです。ゲイル、エイジ達を頼みます」
ゲイル「わかった。行って、エイジに君のことを伝えよう」
ジュリア「それから、もう一つお願いがあります。ゲイル、どうか・・・」
ゲイル「わかっている。もう二度と、いなくなったりはしない」
ジュリア「ゲイル・・・」
ゲイル「約束だ」
※※ゲイル仲間フラグ不成立の場合のセリフ※※
カガリ「会ってやれよ。あいつ、平気な振りして戦ってるけど、すごく辛いと思うんだ」
ジュリア「ええ・・・そうだと思います」
カガリ「私だって、これ以上隠してるのは嫌だからな」
ジュリア「私は、地球の人に命を救われました。ここの人たちを少しでも助けたい。私は、私の戦う場所を見つけたのです」
カガリ「ジュリア・・・」
ジュリア「カガリ様、エイジに伝えて下さい。姉は生きていると。恋でも復讐でもない、生きる道を見つけた、と」
カガリ「わかった、すぐに伝えてやる!」
〔カーソル、オノゴロ島を指定〕
オーブ官邸
ウズミ「連合軍に再三、会談要求を出してはいる。だが返事は一切なしだ」
マオ「敵と見なしたら一言の会話も認めません、ですか。いっそわかりやすいかもしれませんね」
アラン「まもなく再度の攻撃があると見て、間違いないでしょうな」
ウズミ「君達に頼みがある」
マリュー「何でしょうか?」
ウズミ「いずれ戦闘は、我が国の中枢に及ぶだろう。そうなった時、万一の場合だが・・・カガリをお願いしたい」
マリュー「ウズミ様・・・」
ウズミ「民を預かる身でありながらこんな事を頼むのは、元首にあるまじき事だと承知している。笑ってくれてかまわん」
ムウ「そんな事は・・・」
マリュー「わかりました、ウズミ様。お引き受けします」
ウズミ「・・・すまんな。国の命運を前にして、バカな娘を生かそうとする。これも人間の愚かさということか」
ユリカ「愚かだなんてとんでもないです、ウズミ様。そこが人間のいいところじゃないですか!」
ウズミ「ふふ・・・人が常に、そのように認め合えればいいのだがな・・・」
【シナリオエンドデモ終了】
● アラスカルート → No37A「舞い降りる剣」 へ戻る
和平交渉ルート → No37B「『故郷』と呼べる場所」 へ戻る
● No39「消えない灯火、消える命」 へ進む
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