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No.39
消えない灯火、消える命


サブタイトル
「消えない灯火、消える命」


【シナリオデモ開始】
〔カーソル、オーブ近海を指定〕
連合軍旗艦
アズラエル「攻撃再開まで、後どのくらいですか?」
コルベット「まもなくですな。オーブからは、再三にわたって交渉の要望が来ていますが」
アズラエル「あ~あ、そんなのはダメダメです。あんな戦力を持ってる国や戦艦が連合以外にあるなんて、危なくてしょうがないじゃありませんか」
コルベット「いっそ消えてもらった方がいい、と」
アズラエル「当然です。いいですか、我々はこの後、グラドスや木星連合とも戦わなきゃいけないんですよ? あんな奴らを野放しにしておいて、安心して宇宙にいけますか」
コルベット「全ては、青く美しき世界のために・・・」
アズラエル「そういうこと。一休みしたら、次行きましょう。あそこの三人も、そろそろ反省したでしょうからね」
クロト「うわああああっ が、がああっ」
オルガ「はあ、はあ、はあ・・・ぐっ、ぐあああ」
シャニ「くら・・・く、薬・・・」
アズラエル「いいですか、君達。この次はありませんよ?」
〔カーソル、オノゴロ島へ移動〕
オーブ施設
エイジ「僕に会いたい人って・・・?」
カガリ「来ればわかる。いいか、驚くなよ」
エイジ「は、はあ」
〔扉の開閉音〕
ゲイル「エイジ」
ジュリア「エイジ・・・」
エイジ「え・・・・?」
シモーヌ「あ、あの二人は!?」
アンナ「ジュリアさん・・・お姉さんと、ゲイルさんよ!」
デビッド「お、おい、エイジ! エイジってばよ!」
エイジ「ほ、本当に・・・先輩と、姉さん・・・?」
ゲイル「ああ。すまなかったな、今まで連絡できなかった」
ジュリア「エイジ・・・元気そうね」
エイジ「ジュ、ジュリア姉さん! ゲイル先輩!」
アイナ「ぐすっ・・・」
アーサー「おいアンナ、もらい泣きかい?」
ロアン「アーサー、君こそ」
エイジ「生きてたんですね。よかった、本当に・・・」
ゲイル「エイジ、逞しくなったな、別人のようだ」
ジュリア「背が伸びたわ。肩も広くなって・・・髪も少し、短くしたのね」
エイジ「姉さん、先輩・・・二人は何故オーブに?」
カガリ「二人とも、最近までオーブの中央病院で入院してたんだ」
エイジ「そうだったんですか」
ゲイル「ミスリルという組織が、俺達の素性を隠して、中立国のここに運んでくれた。二人とも地球人に命を救われたんだ。エイジ・・・このオーブは、今危機に見舞われているな」
エイジ「はい」
ゲイル「私はこの国の力になりたい。エイジ、お前達に加勢させてくれ」
ロアン「本当ですか?」
シモーヌ「でも、私達はグラドス軍とも・・・」
ゲイル「祖国に弓引く立場になるのは、正直辛い。だが決心した。一度なくした命を、今度は地球のために使おうとな」
エイジ「先輩・・・」
アンナ「ジュリアさんは、どうなさるんですか?」
ジュリア「私は、平和を実現するために、地上で働き舞う。いつか争いがなくなるように、人々の訴えて行こうと思うの。それがわたくしの戦い」

アークエンジェル/格納庫
アスラン「正直に言ってくれ、キラ。いくら善戦したって結果はどうなるか、君も分かってるんだろう?」
キラ「・・・うん。多分、みんなもね」
アスラン「だったら・・・」
キラ「でも、勝ち目がないから黙って言いなりになるなんて、そんなことできないでしょ」
アスラン「キラ・・・」
キラ「この前、聞かれたっけ。何のために戦いのか」
アスラン「ああ」
キラ「ここに守りたい物があるから。戦わなきゃ守れない物があるから・・・かな」
アスラン「守りたい物があるから・・・」
キラ「ありがとう、アスラン。話せてうれしかった・・・それじゃ」
アスラン「・・・・・・」
ディアッカ「まいったねえ、どうも」
アスラン「ディアッカ?」
ディアッカ「やっぱまずいんだろうな、俺達ザフトが介入するのはよ」
アスラン「だけど、俺はあいつ・・・あいつらを死なせたくないんだ」
ディアッカ「そうかよ。珍しく・・・つうか、初めて意見が合うじゃんか」
アスラン「え? ディアッカ、お前・・・」
ディアッカ「ま、そういうこった」

ナデシコ/格納庫
統夜「何ですか、話って」
アラン「君に見せたい物がある。△△△△△△のサイトロン・コアシステムは破損していないな?」
カティア「中枢部は無事です。機体には大分ダメージが残っちゃってますけど」
フェステニア「アル=ヴァンの攻撃に耐えられなかったんだ」
メルア「昨日から、一所懸命整備してるんですけど・・・」
アラン「コアモジュールの下にスリットがあるな。このディスクをそこに入れるんだ」
統夜「え、何ですかこれは? どうしてそんなことをあなたが」
アラン「すぐわかる。いいから、早くしろ」
〔扉の開閉音〕
統夜「え!? フランツおじさん!」
カティア「こ、この人は!」
フェステニア「うそ!」
統夜「え? お前ら、この人を知っているのか?」
メルア「あった事があります。その・・・逃げてくる前に、フューリーの施設で」
アラン「ホログラムによる記録映像だ。記録したのは2年前」
フランツ「この映像が再生されたと言うことは、△△△△△△が無事地球に着いたと解釈される。喜ばしいことだ」
統夜「お、おじさん・・・」
フランツ「ここでの私は、初歩的なプログラムによる疑似人格にすぎない。会話と質問は具体的に言ってくれたまえ」
統夜「おじさん! これはどういうことですか? 何でおじさんが△△△△△△を?」
フランツ「質問は具体的に言ってくれたまえ」
アラン「落ち着け。本人ではない、プログラムなんだ」
統夜「は、はい。あなたは・・・フランツ・ツェッペリンですね」
フランツ「イエス」
統夜「なぜ・・・このディスクが△△△△△△に・・・」
フランツ「アラン・イゴール氏による行為だと思われるが、詳細はわからん」
統夜「そうじゃなくて。その・・・あなたは、△△△△△△とどういう関わりがあるんですか?」
フランツ「△△△△△△を開発したのが私だ」
カティア「何ですって? 統夜と△△△△△△って一体・・・」
フェステニア「そ、そうだったの?」
メルア「この方が、△△△△△△を・・・これ、全部偶然なんでしょうか・・・」
アラン「因縁と言ったのは、その事だ。偶然とは考えにくいな、おそらくは・・・」
統夜「フランツおじさん、あなたはフューリーだったんですか?」
フランツ「ノー。△△△△△△はフューリーの技術で作られているが、私自身は地球人だ」
統夜「そ、それじゃ、何故・・・くそ、頭が混乱して、何を聞きたいのか・・・」
アラン「無理もない、変わろう。ミスター・ツェッペリン、あなたは△△△△△△の運用に問題が生じた時、そのパイロットと共にディスクを再生するよう指示した。その目的を聞きたい」
フランツ「その声紋は記録にあるよ。アラン・イゴールだね? 元気だったか」
アラン「社交辞令をプログラムする程度の余裕はあったらしいな」
フランツ「質問に答える。△△△△△△には、開発中の強化パーツが存在する。アシュアリー・クロイツェルからモルゲンレーテに移行され、完成されているはずだ」
カティア「強化パーツ・・・それじゃ!?」
フェステニア「この子がパワーアップできるの!? じゃあ、アタシ達・・・今より強くなれるんだ!」
フランツ「イエス。それを換装する事によって基礎性能・武装共に強化される」
メルア「そうなんですか!? やった!」
アラン「モルゲンレーテにあったとはな。こいつはラッキーだ。統夜、話はわかったな?」
統夜「は、はい」
アラン「次の戦闘まで時間がない。統夜、まだ質問があるか」
統夜「ええ。最後に聞かせてください。おじさんは、セルダ・シューンという・・・フューリーを、ご存じ知ですか?」
フランツ「エ=セルダ・シューンのことだな。イエス。△△△△△△の基礎設計を行った人物だ」
統夜「彼に・・・子供はいましたか? もしいるなら、名前を・・・」
フランツ「エ=セルダには、地球人女性との間に男の子がいた。名前は、統夜」
統夜「・・・・・・」
フェステニア「え・・・」
カティア「・・・やはり・・・あの人の・・・」
メルア「え? え? ・・・え?」
アラン「・・・気が済んだか?」
統夜「はい・・・もういいです」
フランツ「質問があったら、いつでも再生したまえ。私はいつも、ここにいるよ」
統夜「父さんと、母さん・・・」
フェステニア「統夜・・・」
メルア「あ、あの・・・あの・・・えっと・・・」
カティア「統夜、あなたの気持ちは・・・」
統夜「・・・いいよ、大丈夫」
カティア「統夜・・・」
アラン「すまんな。酷な事をさせた」
統夜「いえ。それより・・・今は生き残らないと・・・それ以外のことは、今は考えたくない」
アラン「ああ」
統夜「モルゲンレーテに、行かなくっちゃ・・・」

〔カーソル、オノゴロ島を指定〕
オーブ官邸
オーブ兵「連合軍からの返答は、ありません」
ウズミ「ふん・・・言葉すら失ったか、連合軍は」
亮「そろそろ奴らの補給も終わった頃だろうな」
チボデー「第2ラウンドの開始ってか?」
忍「何度来たって、同じこった。何度でも追い返してやれば、そのうち諦めるだろうぜ」
フリーマン「だが、その度に国土は破壊され、人が傷つく」
忍「何だよ、じゃあ、どうすればいいってんだ!?」
鉄也「いっそこっとから討って出るか」
豹馬「なるほど、敵の大将を狙うんだな?」
ジュン「でも、どうやって・・・?」
甲児「それを考えるんじゃねえか。ちょっとでも有利になるんなら・・・」
ウズミ「敵と味方の争いを拡大しては、終わる戦も終わらなくなる」
甲児「え? だ、だけどよ・・・」
ウズミ「連合軍の背後にはブルーコスモスの盟主、ムルタ・アズラエルの姿がある。対してプラントは、コーディネイターこそが次世代の人類と考える。パトリック・ザラの手の内だ。このままでは世界は、認めぬ者同士が際限なく争うばかりの物となろう」
健一「ですが・・・今となっては、もう・・・」
ウズミ「そんな事で良いか!? 君達には、木星と和平を行うという使命があるのを忘れたか」
リョーコ「でも、このままじゃオーブが」
ウズミ「その気持ちは有り難く受け取ろう。心配するな、この国も君達も、奴らの好きにはさせん。ここは我らの国だ」
オーブ兵「ウズミ様! 連合軍艦隊からモビルスーツ部隊の発進を確認!」
Dボウイ「どうやら、これが連中の答えらしいな」
マオ「ウズミ代表、今は抵抗するしかありません。未来の話は、その後で」
マリュー「ミスマル艦長、行きましょう!」
ユリカ「了解です! ウズミ様、どーんと任せちゃって下さい! 行ってまいります!」
ウズミ「蹂躙されては、その未来をも失う、か。尊厳のためになら身をも捨てよう。だがそれは、君達にやらせるわけにはいかん・・・」

〔カーソル、オノゴロ島を指定〕
モルゲンレーテ
統夜「こ、これが・・・強化換装機?」
アラン「ほう・・・これは大した物だな」
〈機体名設定〉
統夜「△△△△△△・・・俺に扱えるかどうか、わからないけど・・・」
カティア「大丈夫、力を感じます。この子、統夜に乗ってもらいたがってますよ」
フェステニア「アタシ達がせいいっぱい助けるからさ。ね!?」
メルア「私も早く乗りたいです!」
統夜「・・・もう攻撃が始まってるんですよね」
アラン「らしいな。すぐにコアの移植を開始する。いいな、統夜」
統夜「はい!」
【シナリオデモ終了】

【戦闘マップ開始】

〔味方戦艦出現〕
〔敵ユニット出現〕

サイ「敵モビルスーツ部隊、第一次防衛ラインを突破します!」
マリュー「バリアント、イーゲルシュテルン、スタンバイ! モビルスーツ隊、出撃せよ!」
キラ「キラ・ヤマト、フリーダム出ます!」
ムウ「ムウ・ラ・フラガ、ストライク出るぞ!」
〔味方ユニット出現〕
ムウ「おーお、いるいる。またまた苦労しそうだな」
キラ「そうですね。だけど・・・」
アスラン「キラ!」
〔味方ユニット出現〕
キラ「アスラン!?」
アスラン「俺達だってわかってるさ、戦っても守らなきゃいけない物があるって!」
ディアッカ「ってなわけだ。さっさと片づけちまおうぜ」
ミリアリア「あいつ・・・」
〔味方ユニット出現〕
バルザック「俺にも手伝わせな!」
ノアル「ソルテッカマン・・・あ、あの野郎!」
Dボウイ「バルザック、やはり来たな。待っていた」
バルザック「ちょいと悔しいが、お前らの勝ちだよ。何から何まで・・・だが、ソルテッカマンの使い方に限っちゃ、俺が先輩だ。見本を見せてやるぜ」
ノアル「何だとう? ほざけ偉そうに!」
レビン「あ~もう、何言ってんのよ! セクシーなマシンがそんなに薄汚れちゃって! もどったらピカピカに磨きなさい、いいわね!」
バルザック「おっと。へいへい、ラーサ」
シモーヌ「ザフトのガンダムに、ソルテッカマンまで・・・みんなが力を貸してくれてるわ」
アーサー「な、何だか本当に奇跡が起こせそうじゃないか」
ユリカ「うんうん! 昨日の敵は今日の友!」
アンナ「凄く嬉しいです・・・」
ユリカ「やる気出てきましたよっ! こっちも発進して下さい!」
〈出撃準備〉
※※エイジ&ゲイル出撃の場合、セリフ追加※※
ゲイル「お前と並んで飛ぶ時がまた来るとはな。訓練生の頃を覚えているか?」
エイジ「はい! でも、もう遅れは取りませんよ!」
ゲイル「ふっ、どうかな? なら、見せてもらうとするか。付いてこい、エイジ」
エイジ「はい!」
※※ドモン出撃の場合、セリフ追加※※
ドモン「アレンビーはいない・・・昨日はなぜあいつが連合軍にいたんだ?」
レイン「ドモン、どうしたの? 集中して!」
ドモン「ああ、わかっている!」

<戦闘開始>

<敵8機以下・味方援軍1&敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
オルガ「機能の強い奴、どこだ!」
シャニ「あ~、いたいた。へへっ」
クロト「俺がやってやる! 滅殺!」
アスラン「あいつら・・・!」
キラ「あの新型が来たのか!」
甲児「くそっ、後から後から・・・きりがねえぜ」
鉄也「数で押して来るのはわかっていたがな・・・どれだけの部隊がいるというんだ」
〔オルゴン・クラウド発動〕
〔味方ユニット出現〕

統夜「間に合ったか! みんな、遅くなってごめん!」
忍「おっ! 統夜か!?」
雅人「助かった! 早く手伝ってよ。人手が足りなくってさ!」
亮「ほう、それが噂の新型機か」
沙羅「期待させてもらっていいんだろうね?」
統夜「まだ全部わかったわけじゃないけど・・・このエネルギー、今までと大違いだ。制御できるか、カティア!?」
カティア「は、はい、何とか・・・! 統夜は戦闘に集中して!」
統夜「わかった、頼む! 行くぞ!」
〔味方ユニット出現〕
アラン「藤原、合体だっ!」
忍「なんだよ合体って!?」
〔モニターの開閉音〕
葉月「ここは私から説明しよう。黒騎士のブラックウイングと合体することで、ダンクーガは真の力を発揮するようになるのだ」
忍「真の力だと!?」
葉月「そうだ藤原、名付けて『ファイナルダンクーガ』だ!」
葉月「ファイナルダンクーガだって? かっこいいじゃん!」
沙羅「忍、やってやろうじゃない!」
亮「フ、おもしろそうだな・・・」
アラン「よし、いくぞ!」
忍「おう、やってやるぜ!」
〔アラン、忍のいる地点へ移動〕
〔忍、合体〕


<統夜vsオルガ>
オルガ「何だってんだよ、その変なの!」
統夜「・・・行ける! この機体なら!」

<統夜vsクロト>
クロト「誰だかしらねえが、出てくる方が悪いんだからな!」
統夜「カティア、行けるな!?」
カティア「大丈夫です、この子なら!」

<統夜vsシャニ>
シャニ「うらあああああ!」
統夜「昨日みたいにはいかないっ!」

<キラvsオルガ>
オルガ「こいつ、もらうぜえっ!」
キラ「そんな無茶苦茶な攻撃でっ!」

<キラvsクロト>
クロト「消えろよ、この青い奴! 撃滅ぅっ!」
キラ「くそ、速い! だけど・・・!」

<キラvsシャニ>
キラ「これ以上好きにさせない!」
シャニ「邪ぁ魔すんなよおおお!」

<アスランvsオルガ>
アスラン「でえええい!」
オルガ「この野郎、うっぜえんだよお!」

<アスランvsクロト>
クロト「昨日は世話になったじゃん、赤いの!」
アスラン「くそっ、こいつ、また!」
クロト「滅・殺ぅぅぅ!」

<アスランvsシャニ>
アスラン「普通の射撃が効かないっていうなら!」
シャニ「・・・ふん」

<オルガ撃破>
オルガ「くそおおおっ、このボロモビルスーツ!」
〔敵ユニット離脱〕

<クロト撃破>
クロト「くそっ、お前! お前がああっ!」
〔敵ユニット離脱〕

<シャニ撃破>
シャニ「うがあああああ!」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
〔敵ユニット出現〕
ルリ「敵モビルスーツ部隊、防衛ラインに侵入。きりがないです」
ユリカ「がんばって! ここからは下がれないんですから!」
プロスペクター「どうも、太平洋艦隊を全部相手にしているような気がしてきました」
メグミ「艦長、ウズミ代表から通信です!」
ユリカ「は、はい!」
ウズミ「ミスマル艦長、ラミアス艦長。ここまで持ちこたえてくれた事を感謝する」
ユリカ「え・・?」
マリュー「ウズミ様、何を・・・」
ウズミ「おわかりであろう。オーブが失われるのは時間の問題だ。両艦はすみやかに戦闘地域から離脱してもらいたい」
エイジ「そ、そんな!」
鉄也「降伏するつもりですか!?」
カガリ「お父様!」
ウズミ「降伏などせん。オーブの国是を忘れたか。『恭順せず』だ」
甲児「だったら、何で俺達だけ逃げろなんて言うんですか!?」
ウズミ「人々は避難した。支援の手もある。後の責めは・・・我らが負う。カガリ、お前はその人達と行くがいい」
カガリ「い、いやです! そんなことよりお父様、一体何を・・・?」
ウズミ「例えオーブを失っても、失ってはならぬ物がある。諸君が担う平和への希望もその一つだ。創りたい未来があるならば、今ある小さな火を抱いて、そこに向かえ」
ドモン「だったらあんたも来るべきだ。今迎えに行ってやる!」
ウズミ「我らには我らの役目、君らには君の役目がある」
フリーマン「ウズミ代表、まさか・・・」
ユリカ「いけませんっ! 待ってて下さい、こんな人たちすぐに追い払っちゃいますから!」
カガリ「お父様! 一人でなど行けません、脱出は皆で!」
ウズミ「お前には仲間だけではない、兄弟がいる。ラミアス艦長に預けた物がある、形見だと思って受け取ってくれ」
カガリ「お父様!」
ウズミ「聞き分けよ! 後に続く者に託せないで何とする。想いを継ぐ者無くば、全て終わりぞ!」
マリュー「ウズミ様・・・」
ウズミ「またも過酷な道だが・・・わかってもらえような」
カガリ「お父様、お父様!」
ウズミ「カガリ・・・そなたの父で、幸せだったよ」
カガリ「お父様ーーーっ!」
マリュー「・・・くっ!」
サイ「艦長、オーブ中央付近からエネルギー反応!」
ミリアリア「上昇中です! 艦長、離脱しないと・・・!」
カガリ「う・・・うわあああああ!」
ユリカ「こんな・・・こんなのって、・・・私達、また・・・」
マリュー「・・・全機に告ぐ! 速やかに当戦闘地域を離脱! 繰り返す、全機戦闘地域を離脱せよ!}
アスラン「キラ!」
キラ「・・・オーブが・・・!」
〔味方ユニット離脱〕
〔味方戦艦離脱〕
〔オルゴン・クラウド発動〕
〔味方ユニット離脱〕

ウズミ「種子は飛んだ・・・これでよい。この国も、世界も・・・貴様らの好きなようにはさせん!」
〔画面、赤く発光〕
〔爆発音〕

【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

〔カーソル、オーブ近海を指定〕
連合軍旗艦
連合兵「突入部隊、通信途絶! 第17、18から撤退要請が・・・」
アズラエル「・・・やってくれるじゃないか」
コルベット「ウズミ・ナラ・アスカめ・・・まさか、ここまでやりおるとは」
アズラエル「もういい! 引き上げさせろ!」
〔カーソル、オノゴロ島へ移動〕

アークエンジェル/ブリッジ
サイ「制空離脱しました。連合軍の追跡、ありません」
ムウ「追ってこられたら厄介だったが・・・さすがに連中も毒気を抜かれたか」
マリュー「そうね。ナデシコに通信つないで」
〔モニターの開閉音〕
ユリカ「ラミアス艦長・・・」
マリュー「ミスマル艦長・・・残念だったわね」
ユリカ「はい。あの、カガリさんは」
マリュー「・・・今は少し落ち着いたけど」
ムウ「あんな事になっちまったんだ・・・泣くなとは言えないな」

アークエンジェル/一室
カガリ「・・・お父様・・・」

[イベントデモ「双子の写真」]
キラ「カガリ、いい?」
カガリ「え? あ、ああ」


アークエンジェル/一室
〔扉の開閉音〕
キラ「カガリ・・・」
アスラン「・・・・・・」
カガリ「お前ら・・・」
アスラン「その・・・何て言うか」
キラ「・・・大丈夫かい?」
カガリ「う、ううっ・・・うわあああああ!」
キラ「カガリ・・・」
アスラン「・・・・・・」

ナデシコ/ブリッジ
プロスペクター「さて、ふたたび行く当てがなくなってしまいましたが」
ユリカ「そんなことありません。ウズミ様がおっしゃってたじゃないですか。造りたい未来があるなら、そこへ向かえって」
〔モニターの開閉音〕
マリュー「想いを継ぐ者・・・ともおっしゃったわね」
ムウ「ああ。でかいものを託されちまった」
ルリ「大人っていつもずるいです」
メグミ「ルリちゃん・・・」
マオ「ルリルリ、いい子だから元気出しなさい。どうしてあたし達を行かせたのか。わかるわよね?」
クルツ「そうそう。落ち込んでると、可愛い顔が台無しだぜ。君が悲しんでるとオレだって辛い」
ルリ「・・・・・・」
ユリカ「私達にしか出来ないことがあります。そのために・・・木星に向かいましょう!」
マリュー「ええ、そうね」
ユリカ「木星で九十九さんにあって、今度こそ和平を結ぶんです。もうオーブみたいな事はあっちゃいけません!」
マサト「そうですね」
豹馬「賛成だ。そうと決まれば、急ごうぜ」
フリーマン「待ちたまえ。気持ちは分かるが、行く前に地上の状況を把握してからだ。背後を突かれないようにな」
亮「ああ、一理あるな。だがどうやって情報を収集する?」
アラン「ノヴィス・ノアとミスリルに連絡して協力を要請しよう。そぞれが孤立するのは避けないとな」
比瑪「ノヴィスは大丈夫なのかな? オーブみたいにされちゃったら・・・」
カント「オルファンの監視を続けている限り、むりやり接収はされないと思いますけど・・・」
ナンガ「リクレイマーの動きがないのが気になる。連中、連合軍と取引でもしたか」
勇「わからないよ。中のことはどうなってるか・・・」
ユリカ「なるほど。それじゃ、宇宙行きの前に色々準備しましょうか」
マリュー「そうね。詳しい相談は、また後で」
ルリ「・・・クルツさん」
クルツ「なんだい?」
ルリ「私、少女ですから」
クルツ「はあ」
ルリ「口説いても無駄です」
クルツ「な、何ぃ!? ちょっと待ってくれ、今のはオレにとっちゃごく普通の・・・」
かなめ「うわ・・・」
マオ「クルツ、あんた・・・」
クルツ「そっそんな目で見るな! 誤解だ!」
宗介「? どうかしたか?」
クルツ「どうもこうもねえ! 助けろソースケ!」
ミナト「ふふっ、ちょっと元気になったみたいね、ルリルリ。素直じゃないんだ」
ルリ「・・・子供ですから」
アンナ「どうかしたんですか?」
かなめ「あ~っ、アンナちゃん来ちゃダメ! 危ないわよ!」
宗介「よくわからないが、クルツに接近すると危険らしい」
クルツ「だああっ! やめろっつってんだろうが!」

〔カーソル、アラビア海へ移動〕

ノヴィス・ノア
アイリーン「話は聞いたわ。大変だったわね」
〔モニターの開閉音〕
比瑪「そうなんです。ブレン達も、オーブのこと気に入ってたのに」
アイリーン「連合軍は、地上の勢力を強引にまとめようとしているのね。ノヴィスにもそういった圧力はかかって来てるわ・・・このままじゃ、あなたたち帰るに帰れなくなるかもしれないわ」
ヒギンズ「洒落にならないわね・・・」
カナン「連合軍は、オルファンをどうするつもりなんでしょう」
アイリーン「最近ずっと、グランチャーと連合軍が戦闘を行なった形跡はない。どうやら、リクレイマーのトップで方針の転換があったと思われるわ」
ラッセ「やっぱり、奴らつるんでやがるか?」
勇「まさか。ガバナーが軍を受け入れるなんて考えられるか?」
ナッキィ「可能性なら、ないとは言い切れないぜ? 今までも、別に中立を宣言してたわけじゃないだろう」
ナンガ「ふうむ。どっちみち、ここであれこれ言っててもはじまらん。一度本格的に探ってみたほうがいいな」
アイリーン「近い内に宇宙に上がるなら、その前に一度連絡して。どうも気になるの」

〔カーソル、沖縄近海へ移動〕

海底/トゥアハー・デ・ダナン
テッサ「オーブのことは報告を受けました。何もできなくてごめんなさい」
〔モニターの開閉音〕
マリュー「いえ・・・」
ユリカ「私達、宇宙に出て和平を目指そうと思うんです。それで、地球をしばらく離れちゃいますから、ご挨拶しておこうって」
テッサ「そうですか・・・」
マオ「大佐、なにか?」
テッサ「ええ。言おうとかどうしようかって、迷っていたんですけど・・・」
カリーニン「話しておいた方がいいでしょうな」
テッサ「そうですね。先日、アジア近海の調査中に、大陸に向けて移動する巨大な物体が多数確認されました」
鉄也「巨大な物体?」
テッサ「分析の結果、ボアザンの鎧獣士およびデビルガンダムと特定。誤認の可能性は、ほぼありません」
ドモン「デビルガンダムだと!?」
アルゴ「しかし・・・やつは倒したはずだ」
レイン「再生したの? まさか、そうだとしてもこんなに早く・・・」
ジョルジュ「いや、ありえますね。ならば、アレンビーの事も説明が付く」
健一「それより、どうしてボアザン軍と一緒なんだ」
テッサ「不明です。ですが、今までのように姿を隠していないのが気になります。彼らの拠点と見られる地域も、既に特定できたのですが・・・」
ゲイル「あるいは罠かもしれない、と?」
ドモン「罠でもかまわん。俺達シャッフル同盟は、デビルガンダムを滅ぼすためにあるんだ。何度復活子葉が、必ず息の根を止めてやる」
サイ・サイシー「の故郷の近くであいつがでかい顔してるのは、ほっとけないね」
チボデー「俺達にとって、あいつは特別な敵なんだ。悪いが、止めてもむだだぜ」
ムウ「止めたりしないよ。しょうがない、手伝わせてもらおうか」
テッサ「やはり見逃すわけにはいきませんね。わかりました、後ほど座標を送ります。くれぐれも、気を付けて下さいね」

〔カーソル、オーブ近海へ移動〕

ナデシコ/格納庫
統夜(・・・父さん・・・父さんの造った、△△△△△△・・・俺、どうして今まで・・・)
フェステニア「あ、あのさ統夜。お腹空かない? 食堂いこうよ」
統夜「いや、俺はいいよ」
メルア「あ、じゃあチョコレート食べませんか? これ、オーブで見つけてたくさん買ってきたんですけど、とても美味しくて・・・」
統夜「いいから、気を遣うなって」
メルア「はい・・・」
カティア「テニア、メルア。統夜は疲れてるのよ、一人にしてあげましょう」
フェステニア「う、うん。ごめん統夜、うるさくして」
メルア「そうですね。あの、統夜さん・・・元気出して。それじゃ・・・」
統夜「ありがとう、みんな」
カティア「え?」
統夜「本当に気を遣わなくていいんだ。落ち込んでなんかいないから」
メルア「統夜さん・・・」
統夜「いつかこうなるんじゃないかって。ずっと思ってた。サイトロンって奴? たぶんあれのせいさ。みんなもそうだったんじゃないか?」
カティア「ええ・・・でも隠していたわけじゃ」
統夜「いいってば。それよりエ=セルダって・・・おれの父親だって人が、お前らを地球に逃がしたのか?」
フェステニア「うん、たぶんその人だと思う」
統夜「どんな人だったか聞かせてくれよ。知ってるだけでいいから」
カティア「ほとんど、言葉を交わしたわけでもありません。それでもよければ」
統夜「うん、どんなことでもいい。あ、それからメルア」
メルア「はい?」
統夜「やっぱり、一つくれないか。その・・・美味しいって奴」
【シナリオエンドデモ終了】


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