No.49
憎悪の果て
サブタイトル
「憎悪の果て」
【シナリオデモ開始】
〔カーソル、プラント周辺宙域を指定〕
アークエンジェル/ブリッジ
ミリアリア「戦艦ナデシコ、応答して下さい、こちらアークエンジェル。戦艦ナデシコ・・・」
アーサー「オルファンが宇宙を飛んでるって事はだよ、地球上はエネルギーが吸い取られて死滅したって事なんじゃないのか?」
サイ「ユウ達の言ってたのが本当なら・・・」
ロアン「ですが、地球軍の動きにそれらしい様子は無かったように思えましたけどね」
アーサー「こっちはこっちで大変だったもの。ひょっとして今頃、地球じゃ誰も・・・」
アンナ「落ち着いて、アーサー」
統夜「そんな事にはなってないよ。オルファンが原因で人類が滅びることは無い」
アーサー「そ、そう?」
デビッド「やけに自信たっぷりに断言したな、統夜」
エイジ「何か知ってることでもあるのかい?」
統夜「え? い、いや・・・何となくそう思ったんだけど」
シモーヌ「あら、それだけ?」
統夜「はい・・・自分でも不思議だな、どうして言い切れるんだろ」
カティア「・・・・・・」(統夜、もしかしてサイトロン・エナジーの影響が強くなってるんじゃ?)
メルア(あ、やっぱり・・・私もそうなんじゃないかって思ってました)
フェステニア(うん。本人は気付いてるかどうかわからないけど)
カティア(これがどういう影響を及ぼすのか・・・気になるわ)
フェステニア(わからないの?)
カティア(だって、前例がないもの。まして統夜のお父さんは・・・)
フェステニア(あ、そっか)
メルア(も、もしかして・・・統夜、フューリーに近づいていってるんでしょうか?)
カティア(ある意味、そうかもしれないわね)
フェステニア(ちょっとメルア、地球人だろうがフューリーだろうが統夜は統夜じゃない。変なこと言うと、怒るよ)
メルア(そんなんじゃないです! ただ・・・)
フェステニア(ただ、何よ?)
メルア(そうしたら私達のこと、必要じゃ無くなるんじゃないかって思って。そんなの・・・)
フェステニア(え? ちょっと、バカ言わないでよ。それこそあり得ないよ)
メルア(そ、そうかな?)
フェステニア(決まってるわよ! ね?)
カティア(え? そ、そうね・・・そんなこと・・・)
アーサー「おーい、そっちで何やってんの?」
カティア「え? べ、別になんでもないです。ちょっと、その・・・」
デビッド「何でえ、気になるな。統夜、何だと思う?」
統夜「さ、さあ」
シモーヌ「こら! デリカシーってものが無いの、あんた達。女の子の内緒話を詮索するなんて。ねえ?」
アンナ「いけないと思います」
ミリアリア「こちらアークエンジェル、戦艦ナデシコ応答して下さい」
〔モニターの開閉音〕
メグミ「はい、こちら戦艦ナデシコ。現在位置お知らせ下さい」
ミリアリア「あ、メグミさん! 無事だったんですね!」
アークエンジェル/ブリッジ
勇「ジェネシスがオルファンを狙ってるって、本当ですか!?」
フリーマン「確かだ。パトリック・ザラはオルファンが地球側の兵器として利用されるのを恐れている」
ラッセ「兵器だって? それを地球が利用? はっ、事情を知らないとはいえ、よくもまあ」
ロアン「現実に宇宙に飛び立ったことで、危機感を持ったんでしょうね」
比瑪「そんなこと! 何もわかってない!」
ジョナサン「ふん、ガバナーのポーズが裏目に出たかよ」
依衣子「所詮、利用するか、されるしか思いつかない連中だね。どうする、ジョナサン?」
ジョナサン「俺はあんたに従う。やるんだろ?」
依衣子「オルファンを守らないわけにはいくまい。せっかくあたしらを認めてくれたって言うのに」
勇「姉さん・・・」
依衣子「ふふ、勇の手伝いってのも、悪くないかもね」
アラン「協力してくれると言うのか、クインシィ・イッサー?」
依衣子「伊佐未 依衣子と呼んで。そのつもりだ、あたしは今でもオルファンの守り人なんだから」
ユリカ「ジェネシスって、そんなに凄い破壊力なんですか?」
マリュー「ええ。二度の射撃で連合宇宙艦隊と月面基地が壊滅したわ。それほどの威力よ」
ジュン「連合宇宙艦隊が壊滅!?」
鉄也「話の桁が違うな。俺達がオーブで戦った部隊、あれの何百倍って規模だろう」
プロスペクター「いやはや、物騒な。それほどの物であれば、いくらオルファンと言えども無事では済まないでしょうな」
フリーマン「そしてそのエネルギーは地上にも達し、少なくとも半径数百キロは、何もかもが破壊される」
ユリカ「そんなの撃たせちゃ、絶対ダメですね! オルファンとだって、せっかくお友達になったのに!」
バルトフェルド「その、友達になったという話だが。どうも俺なんかの常識じゃ理解しきれないな」
比瑪「そうですか?」
カント「無理ないかも知れませんけど。でも、ありのままをちゃんと話しましたよ」
ラクス「心があれば通じ合えると考えるのが、自然なのかも知れませんね。むしろ今の私達が、道に迷い、物が見えなくなっているのでしょうか」
ジュン「そうだ! 木連の無人機が攻撃してきたって、本当なんですか!?」
シモーヌ「ええ、残念ながら」
ユリカ「そんな~、秋山さん約束してくれたのに・・・」
エイジ「まだ何もわかりませんよ、艦長。僕はむしろ、無人機しか出て来なかったことが気になる」
ロアン「僕もだよ、エイジ。裏に何か、単純じゃない事情があると思う」
アーサー「それって、どんな?」
ロアン「さあ、そこまでは・・・。だけど、停戦の約束が無効になったと判断するのは、まだ早いよ」
ナデシコ/ブリッジ
アカツキ「いよう、ただいま諸君」
ジュン「はいはい、お疲れ」
エリナ「あ~、やっぱり広いブリッジはいいわね~」
アキト「ごめん。ちょっと、聞きたいことがあるんだけど」
エリナ「え、何?」
シロー「あのさ、ムウさんの姿が見えないんだけど。どうしたの?」
エリナ「あ・・・」
アカツキ「ムウ・ラ・フラガ君は、MIA登録されたよ」
甲児「MIA・・・って、まさか、戦闘中行方不明ってやつか!?」
アカツキ「文字通り言えばそうだがね。ま、なんていうか・・・立派な去り際だったよ」
〔扉の開閉音〕
甲児「あ、おい!」
アキト「ムウさんが・・・」
エリナ「アークエンジェルで、あんまり口にしちゃだめよ」
アキト「・・・え?」
エリナ「特にラミアス艦長の前では。わかるでしょ」
アキト「あ、ああ・・・わかった」
エリナ「もう、大変だったんだから・・・何よ?」
アキト「いや、いいところあるなって思って」
エリナ「バ・・・バカ、何言ってるの。そうそう、イネス先生知らない?」
さやか「あの人ならメディカルルームだと思うけど」
エリナ「そう、ありがと」
アークエンジェル/ブリッジ
フリーマン「ジェネシスの発射タイミングだが、およその予想は付く。 軌道上のオルファンを撃つ場合、入射角が垂直に近くなった所を狙うだろうからな」
マオ「でしょうね。一発で仕留めるつもりなら、当然だわ」
フリーマン「それを前提に推測するなら、今から約2時間後。19;45標準時に発射される可能性が最も高い」
ラクス「それは何故ですの?」
ユリカ「ミラー換装するだけなら、もっと早く撃てるんじゃないですか?」
フリーマン「その時刻には目標付近に、北米大陸ワシントン基地がある」
ユリカ「あ・・・」
バルトフェルド「地球連合軍、最後の基地か。なるほど、狙うに違いなかろうぜ」
カガリ「最後の基地って言ったって、もう宇宙で戦う戦力なんて残ってないだろう!」
アスラン「いや・・・父ならそうする」
カガリ「アスラン・・・」
アラン「加えて人工密集地でもある。発射されたら新大陸は南北とも壊滅だな」
マリュー「まさに悪意のシミュレーションね・・・」
ラクス「人の悪意が・・・自らの故郷までもを、その手で葬ろうとしているのでしょうか・・・」
キラ「・・・僕は、ムウさんに言ったんだ。 何のために、何と戦うか、 僕にはわかったって」
アスラン「キラ?」
キラ「力だけでも、 想いだけでもだめなんだって。 今でもそれは変わってない、だけど、 ムウさんも、フレイも・・・僕は・・・」
ラクス「キラ・・・」
マリュー「・・・・・・」
〔モニターの開閉音〕
イネス「何のために戦うのか? 戦いに疲れたとき、ふと自問自答してしまったりしませんか?」
マリュー「え?」
カガリ「な、何だいきなり?」
ユリカ「イネス先生? 何やってるんですか!?」
イネス「今日はそんな疑問に答えるために、乗組員の人たちの生の声に当たってみたいと思います。中継のルリちゃ~ん!」
ナデシコ/食堂
ルリ「はい、レポーターのルリです。緊急意識調査、『あなたは何のために戦うのか?』ナデシコ食堂で聞きました。それじゃどうぞ」
イズミ「誰のためかと問われたら・・・みんなのためよと答えよう・・・」
健一「ジェネシスが発射されたら、何億人って人が犠牲になるんだろう?」
豹馬「近くで戦えるのは俺達だけなんだ。ま、結果がどうあれ、何かやるしかないよな」
宗介「傭兵にも倫理がある。裏切りと虐殺は、死んでもやるなと教えられた」
忍「黙って好き勝手にやられるのは我慢ならねえからな」
ドモン「俺は師匠と兄さんに教えられた。拳で殺すにあらず、拳で活かす。すなわち活人拳こそが武闘家の目指すべき境地だと」
Dボウイ「地球には俺の家があるからな。庭に大事な物が埋めてあるんだ。焼かれるわけにはいかない」
比瑪「地球は、色んな命がある場所だから!」
甲児「まあ、人それぞれに言い方があるがな。要するに」
ルリ「要するに『地球を守るため』でいいんじゃないでしょうか、私達らしくて。 以上、現場でした」
甲児「ああっ、一番いいセリフを!」
アークエンジェル/ブリッジ
キラ「・・・・・・」
ユリカ「え、え~っと」
ラクス「ふ、ふふふ・・・」
バルドフェルド「くくく、はーっはっはっはっはっは! こいつは参った! 『地球を守るため』か、いいねえ!」
アラン「ふふ・・・かなわんな」
カガリ「お前らも、あいつらを見習ったらいいんだ。一人で頭ぐるぐるさせてないでさ」
アスラン「かもな」
キラ「・・・そうだね」
マリュー「ミスマル艦長」
ユリカ「はい?」
マリュー「あなた達と一緒に戦えて、本当によかったと思うわ。ありがとう」
ユリカ「え? な、何ですかもう、今さら! 照れちゃいますよ~!」
バルトフェルド「ようし、そろそろ行くかね、紳士淑女諸君! いざ地球を守るために!」
ユリカ「はいっ!」
マリュー「各要員は所定の配置に! アークエンジェル、機関始動!
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
〔味方ユニット出現〕
バルトフェルド「周りの敵を一掃してヤキン・ドゥーエに取り付く! いいな!」
ユリカ「パイロットのみなさんは発進スタンバイ!」
ルリ「待って下さい艦長、前方にボソン反応」
ジュン「ボソン反応!?」
ルリ「目標、ジャンプアウトします」
〔敵ユニット出現〕
ユリカ「木連無人機じゃないですか!」
メグミ「木連がまた攻撃して来るって、やっぱり本当だったの!?」
ミナト「そんな・・・」
シモーヌ「エイジ、あれ見て!」
ロアン「SPT・・・? グラドス軍が、今頃?」
デビッド「おい、どういう事だ!? 何だって今さら連中が出てくるんだ!」
エイジ「わからない! だけど、まだ地球を攻撃するって言うんなら! ミスマル艦長、レイズナーで出ます!」
〔味方ユニット出現〕
ユリカ「と、とにかく、考えてもしょうがないですよね。みなさん、発進して下さい!」
〈出撃準備〉
ルリ「モビルスーツ接近、ザフト軍です」
ユリカ「はい、こっちも来ましたね!」
〔味方ユニット出現〕
イザーク「俺の目の前で、勝手な真似をするな!」
マリュー「デュエル! ザフトが、やはり・・・各機、迎撃用意!」
イザーク「うおおおおっ!」
〔イザーク、バッタへ攻撃〕
[イベント戦闘「イザークvsバッタ」]
〔敵ユニット撃破〕
ユリカ「え?」
ディアッカ「イザーク!? お前・・・!」
イザーク「言ったはずだ、貴様らは俺の敵ではないとな! どうした、何をグズグズしている!」
マリュー「デュエルが援護を・・・共闘するというの!?」
アスラン「イザーク・・・」
イザーク「こんな奴ら、蹴散らしてやれ!」
ルリ「艦長、これって?」
ユリカ「ええっと・・・敵じゃないって言ってますから、敵じゃありません!」
バルトフェルド「ふっ、そいつはもっともだ! 各機、デュエルと連携して敵を排除しろ!」
<戦闘開始>
<敵全滅・敵増援1&第3軍増援1出現>
ルリ「艦長、敵の増援を感知しました。戦艦クラス1、及びSPT多数」
ユリカ「・・・木連軍、本格的に攻撃してくるつもりなんですね!」
レビン「しつこいわね! 何だってあいつらがこんな所に来るわけ!?」
フリーマン「狙いはおそらく、ジェネシスだな。その存在と威力を知って、奪取しに来たのだろう」
ノアル「たく、どいつもこいつも!」
〔敵ユニット出現〕
〔ボソンジャンプ〕
〔敵ユニット出現〕
草壁「ジェネシスを奪取せよ! 我ら、木連絶対正義同盟に、妥協も敗北も許されない!」
ギウラ「そうだ、ジェネシスさえ手に入れば、まだこちらにもチャンスはあるのだ!」
ユキナ「草壁中将! あんたお兄ちゃんを騙しておいて、まだ反省してないの!?」
草壁「白鳥の妹か」
ユキナ「何とか言いなさいよ!」
草壁「教えてやろう。正義は勝たねばならん。いや、勝てぬ正義はもはや正義ではないのだ! 故に、あらゆる手段は正当化される!」
ユキナ「何だと、この悪人~っ!」
雅人「どういう理屈?」
亮「とうとう開き直ったらしいな」
ユリカ「しかたありません。残念ですけど・・・和平のことは一時忘れましょう」
アキト「ユリカ・・・」
ユリカ「だって、ここで死ぬわけにはいかないから! それに、私まだ信じます! 火星で私達、一度は分かり合ったんだから!」
ギウラ「ル・カイン様を失ったいま、このまま手ぶらでグラドス本国に帰還できん! ここでやつらとの決着を付けるぞ、カルラ!」
カルラ「わかりました、ギウラ様!」
ゴステロ「エイジィーッ!」
エイジ「ゴステロか!?」
ゴステロ「俺は貴様を殺すまで、死なねぇぜ! 行くぜ、野郎ども!」
ゲティ「てめぇ! 俺に命令するなって言っただろうがっ!!」
ボーン「きっとバカだから覚えてねぇんだぜ!」
マンジェロ「ふん、お前に言われなくてもやってやる!」
甲児「おいおい、死鬼隊のやつらもいるのかよ!?」
忍「ああ、まったくしつこいやつらだぜ・・・」
ゴステロ「う、うるせえ! 皆殺しにしてやるぜぃ!」
〔敵ユニット出現〕
デビッド「何だ、あれはまさか!」
シモーヌ「金色のSPT!」
ル・カイン「エイジよ! 貴様に言ったとおり、私は帰ってきたぞ!」
エイジ「ル・カイン・・・生きていたのか!」
カルラ「ル・カイン様、よくご無事で!」
ギウラ「ル・カイン様が帰還された・・・これでまたグラドスは蘇る!」
リョーコ「おいアキト! お前、こないだあの野郎をどっかに飛ばしたんじゃなかったのか?」
アキト「そうしたつもりだったんだけど・・・」
ル・カイン「確かに私は貴様らに飛ばされた。幾星霜の前とも知れぬ、あの遺跡の作られた時代にな」
イネス「遺跡が作られた時代・・・?」
ル・カイン「そうだ。そして遺跡を創造した科学者共の手によって、再びこの時代へ送り返されたのだ」
デビッド「何だってえ!? くそっ、それで帰って来やがったのか!」
ヒカル「あー、何で余計なことするかな」
ウリバタケ「まあ、引き取ってくれとも言えねえしなあ」
ル・カイン「エイジよ、既に私は知った。いや、認めた。グラドスの創世、父上が隠そうとなされた火星の遺跡。あれが何故、グラドス人によって刻印と呼ばれているのか」
エイジ「全てを認めて、そしてまだ戦おうというのか!?」
ル・カイン「貴様と決着を付けるためだ、エイジ! もはやグラドス本星が私をどうしようとかまわぬ! 私は貴様と戦うためにここに来た!」
エイジ「いいだろうル・カイン、受けて立ってやる! 最後の勝負だ!」
ル・カイン「参るぞ、エイジ!」
〔ボソンジャンプ〕
〔第3軍ユニット出現〕
元一朗「草壁中将、いや草壁! 見苦しい真似は止めろ!」
アキト「あんたは!?」
源八郎「ミスマル艦長さんよ、加勢させてもらうぜ」
ユリカ「秋山さん!? も、木連の人たちがどうして!?」
鉄也「その戦艦は、お前らの仲間なんじゃないのか!?」
元一朗「草壁元中将は、特別背任罪で告発され既に軍役を失っている。軍内の過激派を扇動してジェネシス奪取を目論んだのだ」
ユキナ「そうだったんだ・・・」
アンナ「木連の人は、やっぱり敵じゃなかったのよ!」
ユリカ「信じてましたよ、秋山さんっ!」
草壁「貴様らこそ木連の裏切り者だ! 過去の屈辱を忘れ、地球人などに与するつもりか!?」
元一朗「我らの正義はもとより一つ! 天地神明とゲキ・ガンガーに恥じないことだ!」
草壁「ええい、奴らも悪だ! 迎撃しろ!」
源八郎「ふっ、しょうがねえ。ひと暴れするか、三郎太!」
三郎太「了解であります!」
<アキトvsかぐらづき>
草壁「正義とは唱えるだけではだめだ、示さなければならんのだ! 悪を討つことによってな!」
アキト「それは違う! 正義ってのはそんなんじゃない!」
草壁「何が違うというのだ!」
アキト「勝とうが負けようが、正義っていうのは信じる物なんだ! 勝つために曲がった正義なんて、なんの価値もないっ!」
ユリカ「か、かっこいい! そうだよ、さすがアキト!」
<源八郎vsかぐらづき>
源八郎「往生際よくしなせえよ、草壁元司令!」
草壁「おのれ、裏切り者めがああっ!」
<かぐらづき撃破・敵増援2出現>
木連兵「重力波砲被弾! 推進機出力も低下します!」
草壁「ええい、まだだ! これしきのことで!」
木連兵「だ、だめです!もはや操艦不能であります!」
草壁「何だと・・・な、何ということだ、我々の正義が・・・」
木連兵「退艦の準備を!」
元一朗「どうやらここまでのようだな」
源八郎「この後どうするかは任せるぜ。これ以上は俺達の仕事じゃない」
ユリカ「秋山さん・・・」
源八郎「評議会の方針で、そちらさんのゴタゴタに手を出すことはできねえ。だが、近い内にゆっくり会って話がしたいもんだな」
三郎太「その時まで死ぬなよ!」
〔ボソンジャンプ〕
〔第3軍ユニット離脱〕
アキト「・・・その日を楽しみにしてますよ」
〔かぐらづきに爆発×3〕
〔画面、振動〕
草壁「う、うおおおっ! 何だ、どこからの攻撃だ!?」
アラン「木連艦が!?」
ユリカ「わ、私達何もしてませんよね!?」
サイ「モビルスーツ接近、ブルー52、チャーリー!例の新型です、艦長!」
マリュー「迎撃用意! 進路は!?」
サイ「そ、それが・・・木連艦に向かっています!」
マリュー「え?」
〔敵ユニット出現〕
クルーゼ「君の悪あがきも、楽しませてもらったがね、だが世界は、正義と悪だけで語れる物とは思えんな」
草壁「貴様、何者だ!?」
クルーゼ「信じていた物に裏切られるのは辛いだろう? 楽になりたまえ」
草壁「何だと!? た、退避だ! 退避・・・」
〔かぐらづきにダメージ×3〕
〔敵ユニット撃破〕
リョーコ「あ、あの野郎!」
キラ「クルーゼエエエッ!」
アスラン「キラ!」
クルーゼ「ふ・・・キラ君か。君にもそろそろ消えてもらわないとな」
キラ「あなたは・・・あなたはそうやって、一体いくつの命を!」
クルーゼ「これが運命さ! 知りながらも突き進んだ道だろう!」
甲児「何だとっ!」
クルーゼ「正義と信じ、わからぬと逃げ! 知らぬ、聞かず!」
豹馬「誰のことを言ってやがる!」
クルーゼ「その果ての終局だ! もはや止める術などない!」
ブレード「いや、止めてみせる! 貴様の願望に付き合う義理など、誰にもない!」
クルーゼ「義理がなくとも、付き合うことになるさ! それが嫌だというのなら、今ここで死ぬのだな!」
キラ「誰が! 誰があなたの思い通りなんかにっ!」
イザーク「どうやら俺の仕事は終わったようだな・・・」
ディアッカ「イザーク・・・」
イザーク「撤退する!」
〔味方ユニット離脱〕
<統夜vsクルーゼ>
統夜「フューリーに踊らされて人類を滅ぼして、それで満足なのか!?」
クルーゼ「彼らはきっかけの一つさ、そして私が結果というわけだ! だから知る、滅びは全て人類の業ゆえだと!」
<統夜vsル・カイン>
統夜「どうして支配することにこだわった!? あんたの力は、もっと良い方向に使えたはずなのに!」
ル・カイン「力ある者のより良き支配、それ以上の理想がどこにある!? それすらも今となっては、私の戦う目的ではないがな!」
<キラvsクルーゼ>
クルーゼ「君はいてはいけない存在なのだよキラ君! そろそろ消えてもらいたいな!」
キラ「それはあなたの方だ! そんなにこの世界が憎いって言うなら!」
<アスランvsクルーゼ>
クルーゼ「決意だけでどうにか出来るほど、この世界は優しくはない!」
アスラン「だけど俺は決めたんだ、この世界を守るために戦うと! あなたともだ!」
<ディアッカvsクルーゼ>
ディアッカ「俺にだって守りたい物ができたんだ! あいつらは俺が死なせねえ!」
クルーゼ「遅きに失したな、ディアッカ! 今の君に何が出来る!」
<エイジvsル・カイン>
ル・カイン「どうしたエイジ、私を倒せ! それが貴様の望みだろう!」
エイジ「言われなくても! 貴様の野望、貴様の思い上がりを俺は許さない! ここで本当の決着を付けてやる!」
ル・カイン「小癪な! 血の汚れた貴様ごときがあっ!」
<ゲイルvsル・カイン>
ゲイル「あなたの野望は潰えたのだ、ル・カイン! 剣を納められよ!」
ル・カイン「野望ではない! 我が理想こそが宇宙に秩序をもたらす唯一の物だ! それがわからぬ貴様は、所詮一介の武人にすぎぬ!」
<アキトvsル・カイン>
アキト「何であんたが木連軍なんかと!」
ル・カイン「あの草壁の言うことは、間違いではあるまい。力こそが正義、正義こそが力! そこに優れた物の支配がある!」
アキト「そんな正義、ゲキ・ガンガーでも何でもねえーーっ!」
<クルーゼ撃破>
クルーゼ「くくく、ははははは!」
キラ「クルーゼ! うわあああっ!」
〔キラ、クルーゼへ隣接〕
統夜「キラ!?」
キラ「あなただけは! あなただけは、この僕が!」
クルーゼ「そうだキラ君、私が憎いだろう? それが人だよ!」
キラ「何を!?」
クルーゼ「その憎しみの目と心と! 引き金を引く指しか持たぬ者達の世界で、人は滅ぶ! 滅ぶべくして!」
アスラン「聞くな、キラ!」
キラ「違う! 人はそんなものじゃないっ!」
クルーゼ「どう違う? それだけの業を重ねておきながら!」
キラ「守りたい世界があるんだーっ!」
クルーゼ「ふ、ふふ・・・だがそれは虚しいさ。何故なら、終局の幕は、もう・・・」
カガリ「あいつ・・・?」
エイジ「危ない! 離れろ、キラ!」
キラ「う、うわあああっ!」
〔味方ユニット撃破〕
〔第3軍ユニット撃破〕
アスラン「キラーーーッ!」
ユリカ「フリーダムは!?」
ルリ「わかりません、爆発にまぎれて・・・今は、信号の抽出が困難です」
カガリ「そんな、キラ!」
ユリカ「サーチ続けて下さい、諦めちゃだめです!」
アスラン「くそっ! 無事でいろよ、キラ!」
<ギウラ撃破>
ギウラ「お、おのれ、貴様ら!」
<カルラ撃破>
カルラ「くっ! この私もここまでか・・・」
<ル・カイン撃破>
※※エイジが撃破の場合のセリフ※※
ル・カイン「わ、私の夢、私の理想・・・貴様ごときに・・・うおおおっ、エイジィィィ!」
※※エイジ以外が撃破の場合のセリフ※※
ル・カイン「わ、私の夢、私の理想・・・貴様等ごときに・・・うおおおっ!」
エイジ「ル・カイン・・・」
〔味方ユニット撃破〕
※※エイジが撃破の場合、セリフ追加※※
デビッド「や・・・やった! やったぞ、ル・カインを倒したぜ!」
シモーヌ「エイジ!」
アンナ「・・・エイジ・・・」
<ゴステロ撃破>
※※エイジが撃破の場合のセリフ※※
エイジ「これで最後だ、ゴステロ! ようやくお前を眠らせてやれる!」
ゴステロ「ぐあああああ、エイジィィッ! お、お前は、お前だけは! お、俺の獲物・・・」
※※エイジ以外が撃破の場合のセリフ※※
ゴステロ「ぐあああああ、エイジィィィ! さ、最後に、もう一度・・・お、俺の獲物・・・」
エイジ「ゴステロ・・・さらばだ!」
〔敵ユニット撃破〕
※※まだマンジェロ健在の場合、セリフ追加※※
マンジェロ「・・・ゴステロめ、情けねえ」
※※まだゲティ健在の場合、セリフ追加※※
ゲティ「ゴステロ!? けっ、あのドジ野郎!」
※※まだボーン健在の場合、セリフ追加※※
ボーン「何!? ゴステロの野郎、く、くたばりやがったか!」
※※まだル・カイン健在の場合、セリフ追加※※
ル・カイン「あやつ・・・最後まで見苦しい男よ。その執念もここまでか」
<ゲティ撃破>
ゲティ「うぎゃっ! うぎゃぁぁぁぁぁーっ!」
<マンジェロ撃破>
マンジェロ「し、しまった!? うおぉぉぉーっ!!」
<ボーン撃破>
ボーン「お、俺がこんなところで・・・おわぁぁぁーっ!!」
<敵&第3軍全滅・勝利条件達成>
ザフト兵「エターナルとその僚艦、第一ラインまで接近します!」
パトリック「あんなナチュラルや小娘共の船など、さっさと叩きおとさんか!」
バルトフェルド「PS装甲と言っても無限じゃあるまいが・・・」
ユリカ「ルリちゃん、グラビティブラストスタンバイ!」
マリュー「ローエングリン照準!」
バルトフェルド「撃てーーーい!」
〔ジェネシスに爆発〕
〔画面、爆発〕
ルリ「全弾命中・・・隔壁損傷、認められず」
ブレード「無傷だと!?」
本田「予想はしていたが、これほどとはな・・・」
鉄也「くそ、やっかいな物を!」
マリュー「マオ曹長、例の作戦しかないみたい。頼みます!」
マオ「はいよ、これが本当に最後の最後! あんた達、準備OK!?」
アスラン「ヤキン・ドゥーエに突入して、コントロールを潰す!」
ドモン「ふっ、やはりこれしかないか。いつでもいいぞ!」
ユリカ「気を付けて下さいね!」
カガリ「大丈夫、まかせろ」
バルトフェルド「よし、作戦は第二段階に移行する! 突入部隊は前進、残りの者は援護しろ!」
パトリック「第三射カウントダウンはまだか!?」
ザフト兵「・・・・・・」
パトリック「急げ! これで全てが終わるのだぞ!」
ザフト兵「議長! この戦争、既に我らの勝利です!」
パトリック「何だ? だからどうした」
ザフト兵「今度撃てば、地上の生命の半数以上が死滅します、どうかこれ以上の犠牲は・・・」
パトリック「貴様・・・」
〔銃声〕
ザフト兵「ぐああっ!!」
パトリック「愚か者め!」
マオ「ミッションスタート、突入!」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
〔カーソル、ヤキン・ドゥーエを指定〕
ヤキン・ドゥーエ/通路
ザフト兵「第2デッキより侵入者、各警備隊は排除に当たれ! 繰り返す、第2デッキより侵入者!」
ドモン「はあああああっ!」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、振動〕
ザフト兵「うわああっ!」
〔機関銃の銃声〕
宗介「発見されたな。残りは強行突破だ」
マオ「アスラン、ルートは!?」
アスラン「司令室はこのまま、まっすぐ上だ!」
アルゴ「早く行け! 後ろは押さえる!」
ザフト兵「くそおおっ、止まれ!」
クルツ「おっと」
〔銃声〕
ザフト兵「ぐわあっ!」
クルツ「道は開けてもらうぜ。付き合ってる時間は無いんでね!」
〔カーソル、ヤキン・ドゥーエを指定〕
ヤキン・ドゥーエ/司令室
ザフト兵「・・・く・・・ぎ、議・・・長・・・」
ザフト士官「ザラ議長! な、何を・・・」
パトリック「奴らが・・・敵がまだそこにいるというのに、何故それを撃つなと言う!? 撃たねばならんのだ! 撃たれる前に、敵は滅ぼさねばならん! 何故それがわからん!? そこをどけ!」
ザフト士官「お待ち下さい、議長! 射線上にはまだ、我が軍の兵が!」
パトリック「勝つために戦っておるのだ! 覚悟があろう!」
ザフト士官「議長!」
ザフト兵「・・・く、くくっ・・・」
〔銃声〕
パトリック「ぐっ! ・・・な、何・・・」
〔銃声〕
パトリック「ぐあ・・・」
ザフト兵「・・・・・・」
パトリック「う、裏切り者が・・・だが、このままでは・・・敵は・・・」
ザフト士官「議長、それは・・・何ということを!」
〔カーソル、ヤキン・ドゥーエを指定〕
ヤキン・ドゥーエ/司令室
宗介「突入と同時にガスを散布する。ドモン達は血路を開け。アスラン、我々の制圧と同時にシステムを掌握しろ」
アスラン「わかった」
ドモン「承知!」
宗介「では行くぞ。3,2,1!」
〔扉の開閉音〕
宗介「む?」
サイ・サイシー「な、何だあ?」
カガリ「待て、あれは!」
アスラン「ち、父上!? 父上!?」
アルゴ「パトリック・ザラだと!?」
パトリック「・・・・・・」
アスラン「・・・父上・・・」
パトリック「・・・ジェネシス・・・我らの世界を・・・まも・・・」
アスラン「父上・・・!」
パトリック「・・・・・・」
ザフト士官「う、うわあっ!」
ドモン「待ていっ! 答えろ、ここで何が起こった!?」
ザフト士官「放せ! ヤキン・ドゥーエは自爆する!」
クルツ「なんだとう!?」
〔警報〕
AI「総員スミヤカニ施設内ヨリ退去シテクダサイ総員スミヤカニ・・・」
ザフト士官「も、もうだめだ! 離してくれ、逃げないと!」
ザフト兵「急げ! みんなここから逃げるんだ! うわああああっ!」
チボデー「何がどうなったかわからねえが・・・」
ジョルジュ「長居は無用のようですね」
マオ「どうも引っかかるけど・・・考えてる時間もないわ。ウルズ7、アークエンジェルに打電!」
宗介「了解した!」
マオ「あたしらも逃げるよ!」
カガリ「アスラン、行こう!」
アスラン「・・・・・・」
カガリ「アスラン!?」
アスラン「・・・ヤキン・ドゥーエの自爆シークエンスに、ジェネシスの発射が連動している!?」
〔カーソル、ヤキン・ドゥーエを指定〕
ヤキン・ドゥーエ宙域
ザフト士官「撤退だ、急げ!」
ザフト兵「で、ですが命令は・・・」
ザフト士官「そんな物はいい! 散開してヤキン・ドゥーエから離れろ!」
バルトフェルド「ザフトの連中がヤキンを離れる・・・」
ラクス「ヤキン・ドゥーエは放棄されたのですか?」
ユリカ「ひょっとしてこれで、ジェネシスを止められたんでしょうか?」
アラン「あっけない結末・・・と、喜んでいいものかな」
フリーマン「潜入班はまだ出てきていないのかね?」
〔カーソル、ヤキン・ドゥーエを指定〕
ヤキン・ドゥーエ/司令室
カガリ「待て、アスラン! どうするつもりだ!?」
アスラン「ジェネシス内部のNジャマーキャンセラーを破壊する」
カガリ「な、何!? そんな事したら、お前が!」
アスラン「それしか方法は無い! お前は戻れ!」
カガリ「バカ言うな、私も」
アスラン「ダメだ!」
カガリ「アスラーーーン!」
〔カーソル、ヤキン・ドゥーエを指定〕
ヤキン・ドゥーエ宙域
メグミ「艦長、潜入班と連絡つながりました!」
〔モニターの開閉音〕
マオ「ナデシコ? 任務終了したわ。って言うか、着いたらもう終わってた」
アラン「中でパトリック・ザラが死んでいたって?」
ドモン「ああ。そこにいる奴らは、全員司令室を捨てて逃げた。自爆装置が作動していると言ってな」
ユリカ「わかりました! 何だか結果オーライじゃないですか?」
マリュー「・・・そうね。部隊を収容して、私達も離れましょう」
ディアッカ「おい、ちょっと待て。ジャスティスとルージュが一緒だったんじゃないのか!?」
マオ「そうよ。え、まさか・・・付いて来てないの!?」
サイ・サイシー「本当だ、いないよ!」
ラクス「アスランとカガリさんが!?」
ミリアリア「ジャスティス、ストライクルージュ、応答せよ! アスランさん、カガリさん!?」
アラン「まだヤキン・ドゥーエの中か・・・?」
〔モニターの開閉音〕
カガリ「こちらストライクルージュ、カガリだ! みんな、早くここから離れろ!」
ユリカ「カガリさん! どうしたんですか!? アスランさんは!?」
カガリ「ヤキン・ドゥーエの自爆と、ジェネシスの発射が連動していたんだ! このままじゃ発射されちまう!」
バルトフェルド「何だと!?」
マオ「しまったーっ! そんな仕掛けだったなんて・・・!」
ラクス「カガリさん、あなたは今どこにいるのですか?」
カガリ「・・・ジェネシスの内部だ」
ドモン「何だと!? 馬鹿な、何をしてる! 早く出てこい!」
カガリ「だめだ、アスランが中にいるんだ! ジェネシスのNジャマーキャンセラーを暴走させて、止めるって言って!」
バルトフェルド「何だとお!? あいつ、ジェネシスごと吹っ飛ぶ気か!」
ラクス「アスラン・・・」
マリュー「そんな・・・」
ラクス「・・・カガリさん、あなただけでも逃げて下さい」
カガリ「そんなこと出来るか!」
ラクス「アスランはあなたまで死ぬことを望んではいませんよ!」
カガリ「わかってるよ! でも、あいつが死んじゃダメなんだ!」
ラクス「カガリさん!」
メグミ「カガリさん!? もしもし、カガリさん!?」
甲児「何とかならねえのかよ!?」
鉄也「だめだ。とてもじゃないが時間が足りん」
エイジ「レイ、V-MAXでジェネシス中央部に到達できるか!?」
レイ「到達ハ不可能。予想サレル必要時間ハ臨界マデノオヨソ450パーセント」
勇「くそ、V-MAXでもダメなのか!?」
アキト「エリナさん! ナデシコに残ってるCCを全部出してくれ!」
エリナ「何ですって!? あなたまさか・・・!」
アキト「俺がボソンジャンプで迎えに行く!」
ユリカ「アキト!」
イネス「無理よ! アキト君、あなたアスラン君達がどこにいるかわからないでしょ!?」
アキト「それは・・・」
イネス「場所がイメージ出来ないと、いつのどこに転送されるかわからないのよ!」
アキト「くっ・・・」
マサト「待って下さい! ミスマル艦長、CCをゼオライマーの周りに散布してもらえますか?」
アキト「マサト!?」
エリナ「ちょっと、何をするつもり?」
マサト「アキトさん、ゼオライマーをボソンジャンプさせてください」
アカツキ「おいおい、何を言い出すんだ!?」
マサト「次元連結システムを使えば、場所と空間をトレースできる。ゼオライマーに搭乗していれば、原理的に生体ボソンジャンプと同じ事ができるはずです。そうだろ、美久?」
美久「ええ。理論上は問題ないはずよ」
マサト「臨界に近いエネルギー量の場所に見当をつければ、アスラン達を見つけられる。そこに次元を連結すれば」
レビン「ちょっと、大ざっぱすぎるわよ! 炉心にでも飛び込んだらどうする気!?」
マサト「そこまでドジじゃないですよ」
ユリカ「無茶です! 大体、行ったはいいけど、出るときはどうするんですか!?」
マサト「今はそんなこと・・・」
アカツキ「一か八かで、適当な次元に穴を開けてみる気じゃないだろうね?」
マサト「・・・・・・」
美久「マサト君・・・」
マサト「待て、何か・・・何か方法が・・・」
統夜「そうだ! マサト、ゼオライマーはフューリーや△△△△△△のサイトロンに反応するよね?」
マサト「ああ。木原マサキの作ったシステムと共通点があるらしいから」
統夜「だったら、△△△△△△を目標にしたらいい。同時間軸の、残留サイトロンと干渉パターン、それを頼りに次元を連結できるか?」
マサト「美久、どうなんだ?」
美久「え・・・た、多分。不可能じゃないと思うわ」
統夜「大丈夫、きっと出来るよ。カティア、オルゴン・クラウドのジェネレータをバイナリからマニュアルに。リミッターも解除して、最大放出するんだ。断続的でいい」
カティア「え、え・・?」
統夜「どうした!?」
カティア「す、すいません! バイアス起動、出力系統を・・・」
フェステニア「統夜・・・急に、どうしたの・・・」
メルア「わからないです。でも・・・ずっと前から知ってたみたいに・・・」
豹馬「くそ、何言ってるのかさっぱりわからねえ」
小介「統夜さんにあんな知識があったなんて・・・」
ちずる「今まで隠してたのかしら?」
アキト「何だかわからないけど、やっちゃっていいんだな!?」
マサト「・・・危ない賭けには違いないけどね」
統夜「大丈夫だって。パートナーを信用しなくちゃ」
美久「やってみるわ。お願い、アキトさん」
アキト「ユリカ!」
ユリカ「わ、わかった! エリナさん、CC散布して下さい!」
エリナ「あ~もう、どうなっても知らないわよ!」
〔画面、エネルギーの収束〕
マサト「頼む!」
アキト「いっけえええ!」
〔エネルギーの収束音〕
〔画面、緑に発光〕
バルトフェルド「帰って来いよ、お前ら!」
マリュー「全機、安全地帯まで退避!」
ナデシコ/ブリッジ
ルリ「エネルギー反応、終息・・・」
ユリカ「ルリちゃん、サーチして! メグミちゃんも!」
メグミ「ゼオライマー、ジャスティス、ストライクルージュ、応答して下さい! マサトさん、美久ちゃん、アスランさん、カガリさん!」
ボス「・・・無事でいるよな?」
さやか「決まってるじゃない!」
メグミ「こちらナデシコ! 生きてたら返事して!」
フェステニア「統夜・・・」
統夜「大丈夫、きっと生きてる」
フェステニア「うん・・・」
〔モニターの開閉音〕
マサト「こちらゼオライマー、秋津マサト・・・無事、生還しました・・・!」
エイジ「マサト君か!」
メグミ「艦長!」
ユリカ「マサトさん、大丈夫でしたか!? アスランさんとカガリさんは!?」
マサト「二人とも無事です!」
アキト「よ・・・よかった!」
〔カーソル、ヤキン・ドゥーエを指定〕
ヤキン・ドゥーエ宙域
カガリ「・・・野郎」
アスラン「え?」
カガリ「この・・・馬鹿野郎!」
アスラン「カガリ?」
カガリ「お前・・・逃げるな! 生きることの方が戦いだ!」
アスラン「カガリ・・・ごめん、悪かった・・・」
カガリ「くっ、うう・・・うううう・・・」
アスラン「・・・・・・」
アークエンジェル/ブリッジ
トリィ「トリィ!」
ミリアリア「え?」
トリィ「トリィ、トリィ!」
サイ「か・・・艦長、モビルスーツから救難信号! ブルー10、識別グリーン・・・フリーダムです! キラ!」
マリュー「キラ君!?」
ミリアリア「キラ、生きてるの!?」
マリュー「位置を出して! 整備班、収容準備!」
サイ「キラ・・・!」
トリィ「トリィ!」
〔カーソル、ヤキン・ドゥーエを指定〕
エターナル/ブリッジ
ラクス「わたくしたち人は、おそらくは、戦わなくても良かったはずの存在・・・。なのに、戦ってしまった者たち。何のために? 守るために? 自らを、未来を?」
ダゴスタ「ラクス様・・・」
バルトフェルド「無くした物も、ちと多かったな・・・アイシャ・・・」
〔モニターの開閉音〕
ザフト士官「宙域のザフト全軍ならびに全ての軍に告げます。現在プラントは、地球軍および地球連合理事国家との停戦協議に向けて準備を行っています・・・」
〔カーソル、ヤキン・ドゥーエを指定〕
ヤキン・ドゥーエ宙域
ザフト士官「それに伴い、われらプラント政府臨時内閣は、全ての戦闘行為の中断を地球軍に申し入れます・・・」
豹馬「聞いたか、マサト」
マサト「ああ、聞こえた・・・」
美久「終わったんですね。長かった戦争・・・」
ちずる「そうね。長かった・・・長すぎたわ」
キラ「死ななくてもいい人間が、数え切れないほど死んで・・・」
アスラン「キラ・・・」
キラ「互いに憎み合い、滅ぼし合って・・・こんな所に来るまで・・・」
甲児「だけどな、地球は守ったぜ」
キラ「・・・そうだね」
鉄也「かろうじて、だがな。確かに守った」
統夜「今はそれで、十分だ」
カティア「はい・・・」
健一「さあ、帰ろうか」
アスラン「そうだな、帰ろう。キラ、カガリ」
カガリ「うん」
キラ(これからどこに行くんだろう・・・僕たちの世界は・・・)
【シナリオエンドデモ終了】
● 宇宙ルート → No48A「終末の光 後編」 へ戻る
地球ルート → No48B「飛翔」 へ戻る
● No50「百億の夜と千億の闇」 へ進む
◆ 「スーパーロボット大戦J」 へ戻る
当館に記載されている作品名・製品名などは、各社の登録商標です。
当館の内容は、各社からの正式許可を受けてはおりません。