第19話
仄暗い火
昏睡状態の妹に
会いに行く勇気の出なかったアサヒ。
そんな彼の背中を押したのは、
親を亡くしたシャッテだった。
彼女の言葉にアサヒは
妹に会いに行く事を決意する。
そして、ふたりは互いにパートナーであると
再確認するのであった…
[エピソード1]
【シナリオデモ開始】
シャッテ「意外だったわね…。あのゼロが、妹さんに会いに行くのを認めてくれるなんて」「あの人から、『今はそんな事をしている場合ではない』とか言いそうなのに」
C.C.「あいつだって人の子だ。必死に頼むお前をみて、無下にはできんさ」
シャッテ「っ!? べ、別に必死なんて!」
C.C.「知っているぞ、こういうのを『つんでれ』と呼ぶのだろ。なぁ、カレン?」
カレン「…なんで、あたしに振るのよ」
アサヒ「シャッテが背中を押してくれたおかげで妹に会いに行けるよ。ありがとう」
C.C.「ほぅ…。私たちの預かり知らぬ内に、呼び捨てあうようになったのだな?」
シャッテ「い、いいじゃない! パートナーなんだから!」
C.C.「別に私は悪いとは言ってないぞ? ただ、仲間の変化が気になるだけだ。万が一の事があっては困るからな」
シャッテ「万が一なんて起こらないわよ!」
C.C.「いや、わからんぞ。何といっても、万が一だからな」「さぁ、根掘り葉掘り、仲間思いの私に聞かせるといい」
カレン「あんた…。仲間思いから程遠い顔してるよ」
〔軍の警報〕
〔画面、赤に明滅〕
シャッテ「これは一大事よ! 急いで出ないと!」
C.C.「待て! まだ話を聞いてないぞ!」
シャッテ「ほら! 行くわよ、アサヒ!」
アサヒ「ちょっと!? 急に引っ張られたら!」
〔扉の開閉音〕
C.C.「チッ! 逃げられたか」
カレン「遊んでないで、あたしたちも行くよ」
C.C.「まあ、いいさ。聞く機会はいくらでもあるのだからな」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
アサヒ「それじゃあ、ちょっと行ってくるッス」
ミリュー「本当にマシンを置いて行っちゃって、大丈夫ですか~?」
シャッテ「こんな大きいのが突然現れたら、街がパニックになっちゃうでしょ」
シャッテ「ちょっと行って帰ってくるだけなんだから、大丈夫よ」
スメラギ「とはいえ、用心に越したことはないわ。くれぐれも気を付けてね」
甲児「任せてくださいよ、スメラギさん。なんてったって俺たちが付いてるんですから。」「なあ、刹那!」
刹那「ああ…」
スメラギ「…なんだか心配になってきたわ。色んな意味で」
ゼロ「仕方あるまい。これ以上、戦力を減らすわけにはいかないのだからな」
スメラギ「よろしく頼むわね、シャッテ」
シャッテ「…できる限り頑張ってみます」
アサヒ「おっしゃ! 行ってきます!」
【シナリオエンドデモ終了】
[エピソード2]
【シナリオデモ開始】
刹那「いつまで、廊下に立っているつもりだ。妹に会いに来たのではないのか…?」
アサヒ「いや、あの…心の準備というか…」
シャッテ「はぁ…。さっきまでの元気はどこに行ったのよ?」
アサヒ「何年も会ってないんスよ。なんか、色々と考えちゃって…」
甲児「ああ、もうまどろっこしいな!」
シャッテ「ちょっと、あなたが開けたら!?」
〔ハッチの開閉音〕
[イベント「眠り続けるホノカ」]
ホノカ「………」
ホノカ(※画面オフ)「………」
アサヒ「あ…」「ホノカ…?」
ホノカ(※画面オフ)「………」
アサヒ「………」「…しばらく会わないうちに随分と大きくなったな」
甲児「へぇ、アサヒと違って、随分とカワイイ顔してるじゃないか」
刹那「………」
シャッテ「どうしたの。そんなに見つめて何か気になる事でも?」
刹那「いや、何でもない」
アサヒ「あのさ、ホノカ。あの…なかなか来れなくて…」
〔爆発音〕
〔画面、フラッシュ〕
〔画面、震動〕
アサヒ「!?」
甲児「なんだ!? 何が起こったんだ!?」
スメラギ「聞こえる、刹那!」
刹那「状況を説明してくれ…!」
スメラギ「GN-X部隊が、街に攻撃を仕掛けているわ」
シャッテ「なんでそんな事を!?」
スメラギ「わからないわ。だけど、放置しておく事はできない。すぐに彼らを止めるのよ」「機体はそちらへ射出するわ。ポイントD58に向かって!」
刹那「了解した」
シャッテ「アサヒ…」
アサヒ「ホノカ、お兄ちゃん行ってくるな。また、絶対に会いに来るから。その時は…」
【シナリオデモ終了】
[エピソード3]
【シナリオデモ開始】
甲児「くそッ! 好き勝手暴れ回りやがって!」
アサヒ「ヴァンアインはまだですか!?」
刹那「そこまで来ている。衝撃に備えろ!」
〔破裂音〕
〔画面、震動〕
シャッテ「うっ…!」
甲児「本当にマジンガーたちを飛ばしてきたのか…」
刹那「既にトレミーは戦闘状態だ。俺たちも急ぐぞ…!」
アサヒ「今度こそ、ホノカは俺が守るんだ…!」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
アサヒ「なんだこれ…? ヴァンアインの動きが…」
シャッテ「また出力が…!?」「できる限り調整してみるから、なんとか頑張って…!」
アサヒ「了解ッス!」
国連軍兵士「任務は完了した、撤退するぞ」
〔バーニアの噴射音〕
甲児「なんなんだ、アイツら…。やけにあっさりと帰っちまったな」
刹那「街の破壊が、狙いではなかったのか…?」
【戦闘マップ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
甲児「いいのかよ、アサヒ。もう少し一緒に居られるように、頼んでやろうか?」
アサヒ「ホノカの顔を見られたんだ。それだけで充分だよ」「それに、俺たちが長く留まれば、国連軍がまた襲ってくるかもしれないからな」
甲児「アサヒがそう言うなら、いいけどよ…」
シャッテ「科学は日々進歩してるわ。そう遠くないうちに目を覚ました妹さんと会えるわよ」
刹那「そうだな…。生きているのなら、また会える」
シャッテ「………」
甲児「珍しいな、刹那が人を励ますなんて」
刹那「俺は事実を言ったまでだ」
アサヒ「ありがとう、みんな…」
シャッテ(ヴァンアインの出力低下や、国連軍の攻撃…)(気になる事はたくさんあるけど、今はこれでいいのよね…)
[イベント「眠り続けるホノカ」]
ホノカ「………」「………」「…お兄……ちゃん」
【シナリオエンドデモ終了】
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