第22話
勇気の証明
アサヒたちの活躍と、
ガオガイガーへと合体した獅子王凱によって
国連軍の脅威は去る。
だが、事態はまだ収まってはいなかった。
相手の出方をうかがうように
無言で睨み合う、凱とアサヒたち。
その時GGG長官、大河幸太郎からの通信が入り
直接話がしたいと告げられるのであった…
[エピソード1]
【シナリオデモ開始】
アサヒ「宇宙開発公団の地下に、こんな場所があったなんて…」
シャッテ「キョロキョロしてないで、しゃんとしてなさいよ」
アサヒ「仕方ないじゃないですか。秘密基地ですよ! 少年のロマンですよ!」
シャッテ「あんたはホントに…」
スメラギ「ほら、来たわよ」
大河「お待たせして、申し訳ない。私がGGG長官の大河幸太郎です」
スメラギ「お招きいただき光栄です、ミスター大河」
大河「ほう。あのソレスタルビーイングの戦術予報士が、これ程若い方だったとは」
アサヒ「総裁、ご無沙汰してます」
大河「よく戻ってきたな、アサヒ君。積もる話はあとでしよう」
アサヒ「はい」
ゼロ「その方がこちらとしても助かる。大河長官、我々はあなたに頼みたいことあり、ここへとやってきた」
大河「その事なら知っているよ。宇宙へと上がりたいのだろう?」
アサヒ「!?」
大河「驚く程の事でもあるまい」「君たちの今までの行動と、進行ルート。それと機体の状況から考えれば、導き出される答えはひとつだけだ」
スメラギ「既にお見通しだったとは…」
大河「このビルを守ってもらった恩もある。私個人としては力を貸したいところだが、さすがに組織としてはそういうわけにもいかない」
ゼロ「それなりの対価はお支払いしましょう」
大河「いや、そういったものは不要だ。私が欲しいのはただひとつだけ」「ここはひとつ見せてもらおうか」
シャッテ「見せるって何をですか…?」
大河「君たちの勇気だよ」
【シナリオデモ終了】
【戦闘マップ開始】
シャッテ「なるほど、疑似戦闘システムってわけね」「五感まで再現されてるなんて、とんでもない技術だわ…」
麗雄「僕の頭脳にかかれば、これくらい朝飯前だ」
大河「ただのシュミレーターだと甘く見ない方がいい」「宇都木君、開始してくれたまえ!」
命「了解しました! プログラムスタート!」
【戦闘マップ終了】
[エピソード2]
【シナリオデモ開始】
竜馬「機体の損傷まで再現するとは、いい性格してやがるぜ」
甲児「で、何をやったら勇気を見せられるんだ?」
カレン「そもそも、勇気なんて形のないモノを、どうやって見せるっていうのよ」
ゼロ「彼の言葉の中に、我々が見落としている部分でもあるというのか…」
アサヒ「「いや、そう言う事じゃない気がします」
ミリュー「じゃあ、どうしたらいいんですか~?」
アサヒ「それはわかんないッスけど、本当に勇気を見せるしかないと思うんスよ」
シャッテ「だから、その勇気をどうやって見せるのかって話をしてるんじゃない」
鉄也「答えがわからない以上、とにかく倒し続けるしかあるまい」
藤堂「根競べという事か、面白い…! 自らの限界。ここで試させてもらう!」
【シナリオデモ終了】
[エピソード3]
【シナリオデモ開始】
ボス「まだ出てくるのかよ…」
玉城「いつまで続けりゃ終わるんだよ!」
朝比奈「さてね。50までは数えてたけど、途中で馬鹿馬鹿しくなっちゃったよ」
千葉「まさか、私たちをここで殺すつもりじゃないだろうな?」
スメラギ「だとしたら、もっと簡単な方法がいくつもあるわ」
竜馬「わからねぇ事をグダグダ考えたところで、時間の無駄だ」「奴らの想い通り、延々と戦い続けてやろうじゃねぇか!」
甲児「鉄也さんの特訓に比べたら、こんなの屁でもねえ。どんどんかかってきやがれってんだ!」
玉城「元気過ぎんだろ、お前ら…」
甲児「生憎、この程度でへこたれるほど、ヤワな鍛え方はしてないんでね」「それに…」
シャッテ「反応が遅れてきてるわよ! もっと集中して!」
アサヒ「了解!」
甲児「アサヒたちが頑張ってるのに、俺たちが休んでいられるかよ!」
玉城「ったく、しょうがねぇな…。黒の騎士団、アサヒたちを援護するぞ!」
【シナリオデモ終了】
【シナリオエンドデモ開始】
アサヒ「こいつでトドメだ! ズエアアアッ!」
〔機体の倒れる音〕
シャッテ「ようやく、終わったの…?」
ミリュー「まだですよ~! 敵さんがワラワラと湧いてきました~!」
鉄也「なるほど。ここからが本番というわけか」「お前たち、まだいけるか?」
竜馬「まだ暴れたりないくらいだぜ!」
甲児「お爺ちゃんの作ったマジンガーが、コンピューター相手に負けてたまるかよ!」
ゼロ「奴らの行動パターンは全て理解した。総員、指定のポイントに移動せよ!」
スメラギ「私たちの戦術を、彼らに見せてあげましょう」
シャッテ「まさか臆病風に吹かれてるなんて事はないわよね?」
アサヒ「むしろ、ワクワクしてるッスよ。ヴァンアインを上手く操れるようになってる、そんな実感があるんだ」
シャッテ「あんたって、トンデモないバカね」「いいわ、パートナーとして、とことん付き合ってやろうじゃない!」
シャッテ「えっ!?」
さやか「これは…」
大河「もう充分だ。君たちの勇気は存分に見せてもらった」
アサヒ「どういう事ですか?」
大河「どんな危機的状況に陥っても決して諦めない心。それこそが、まさに勇気!」「言葉だけの者には持つ事のできない、輝きだよ」
アサヒ「それじゃあ!」
大河「ああ。GGGの総力をもって、君たちに協力させてもらおう」
【シナリオエンドデモ終了】
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