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No.22
決戦

【シナリオデモ開始】
マサキ「さて、戦うって決めたのはいいが、どうしたもんかね。直接王都にのりこむのは被害がふえるだけだろうし・・・」
テュッティ「フェイル殿下さえとめる事ができればなんとかなると思うわ。フェイル軍のみんなも、これまでの戦いで疲れきってるもの」
セニア「それだったら心配いらないわ。兄さんは戦いになれば、必ず先陣に立つ人よ。こそこそと人の陰から人を使ったりはしない」
マサキ「そうだな・・・とすれば、フェイル軍の本隊が、どこを目指しているかわかれば・・・」
セニア「それならまかせて。デュカキスにアクセスして調べておいたわ」
ショウ「そんな簡単に極秘情報を探り出せるのか?」
セニア「デュカキスは私が作り上げたコンピューターよ。私に隠しおおせる情報なんてないわよ」「兄さんが目指しているのはバルディアのナゴール湾。カークスの上陸作戦のあった所ね。多分、あのコースを逆から攻めこむつもりよ」
マサキ「そいつは都合がいい。ここからならさほど時間はかからねえ。先回りして、まちぶせといくか!」
ショウ「・・・ワナ罠の可能性はないのか?」
マサキ「なんで?」
ショウ「セニアがなみ外れたハッカーだって事は、むこうも知っているはずだ。なのにそんな情報をやすやすとぬすませるとは思えない」
テュッティ「おとり・・・」
セニア「そう言われると・・・」
マサキ「ワナだろうと、かまうもんか!」
マサキ「わかった、オレが様子を見て来る」

≪「ワナだろうと、かまうもんか!」を選択≫

ミオ「また、ムチャ言って!」
ガトー「いや、あながちそうとばかりも言えん。あのフェイルロードという王子、そのような策を弄する男ではないと私は思う」
※※シーラが仲間にいる場合のセリフ※※
シーラ「その通りだと思います。それに、もしかすると・・・」
※※エレが仲間にいる場合のセリフ※※
エレ「ガトー様の言う事に間違いはありません。ただ・・・」

マサキ「・・・こう言いたいのか? フェイルがすべてを承知で待っているかもしれない・・・って」
セニア「そんな・・・いえ、兄さんならそう考えても・・・」
マサキ「何にしてもここは行くしかないと思うぜ。こんなチャンスはそうあるもんじゃない」
テュッティ「そうね・・・行きましょう」
〔カーソル、ナゴール湾方面へ移動〕
クロ「北西より未確認機接近!」
マサキ「ちっ、やはりワナだったのか!?」
クロ「あ、ちょっと待って。この反応は・・・ゴーショーグンよ!」
マサキ「なんだ?」
クロ「通信が入ったわ」
真吾「ふう、何とかまにあったな」
レミー「助っ人に来てあげたわよ」
マサキ「ちょっと待て、お前等、今の状況がわかってんのか?」
キリー「もちろん。野望の虜になった覇王のたくらみをうちくだくために立ち上がった・・・て所かい」
レミー「へえ、キリー、意外と文才あるのねえ」
キリー「ダレに自伝を出してるわけじゃないぜ」
マサキ「うーん・・・まあ、いいや、その気があるんなら、一緒にきな!」
〔カーソル、ナゴール湾へ移動〕
クロ「ニャゴール湾についたわ。結構まちぶせには便利な地形ね」
マサキ「よし、展開しよう」
【シナリオデモ終了】

≪「わかった、オレが様子を見て来る」を選択≫
(→ No22B-1「野望、渦巻く」 へ)


サブタイトル
「決戦」


【戦闘マップ開始】
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
ミオ「そろそろ時間じゃないの?」
マサキ「そうだな。通信はとじろ。傍受されるかもしれない」
・・・・・・
ミオ「来た!!」
〔敵ユニット出現〕
ノボス「なんと!? まちぶせ!?」
フェイル「マサキ・・・そうか、セニアの仕業だな。いいだろう、この一戦に私の命運をかけよう! みんな、下がっていろ。これは私一人の問題だ!」「どうした、オールト? 撤退しろ。これは命令だぞ」
オールト「いえ、ひきません。どこまでもお供させていただきますぞ、陛下」
フェイル「ならん! このデュラクシールならともかく、貴公のブローウェルなどで歯の立つ相手ではない! 命をムダにするな」
オールト「かまいませぬ。陛下の理想と苦しみ、私は身にしみてわかっておるつもりです」「それに、このブローウェルは私が手にかけて改造したもの。魔装機神相手でも遅れはとりませぬわい」
フェイル「・・・すまん、オールト。では行くぞ、マサキ!! このラ・ギアスの命運をかけて!」
<戦闘開始>

<フェイルにダメージ>

フェイル「どうした! ここまで来て遠慮などいらん! 全力で来い!」
テュッティ「し。・・・しかし・・・殿下・・・」
フェイル「フ・・・ならば、いい事を教えてやろう。地上人をこの地に召喚し、混乱を引きおこした責任は私にあるのだ!」
マサキ「・・・なんだと!?」
フェイル「もっとも、言いわけに聞こえるかもしれんが、ここまで大量に召喚するつもりはなかった。召喚プログラムが事故で暴走してしまったのだ」「だが、そのためにこの世界を危機においやってしまったのは間違いのない事実だ。私は、その責任をとらねばならん」「私とて最初からこの統一計画を実行する気はなかった。だが、私の命が後わずかだと知った時・・・」「この命のある限りは責任をとって見ようと思ったのだ。これが私にできる唯一の責任の取り方だ」
セニア「命が残りわずかって・・・兄さん!?」
フェイル「フフフ・・・私は、理想の実現のために、何としても王座が必要だった・・・そのためには生来不足していた魔力を強化せねばならなかった」「かろうじて魔力テストには合格したが無理な修練と、薬物のために私のからだはすでにぼろぼろになっていた・・・」「それに加え、半年前のテロ事件で負った傷が致命的だったようだ。私の命は、持ってあと半年・・・」
セニア「そんな・・・兄さんが・・・」
マサキ「だからって、何もこれほど急いで、力で解決しようなんてのは・・・」
フェイル「言っただろう、私は本質的に軍人なのだと。軍人は力による解決を尊ぶものだ」「その私に対して手心を加えようなど、迷惑千万!! それは、私への侮辱以外の何物でもない!!」
マサキ「・・・いいだろう、手加減はしねえぜ!!」

<フェイル撃破・勝利条件達成>
フェイル「終わった・・・な・・・すべてが・・・これで・・・よかったのかもしれん・・・セニア・・・モニカわかってくれとは言わない・・・ただ、許してほしい」「・・・私も、君達と同じ時を・・・歩みたかった・・・さぞ楽しかったろうなあ・・・」
セニア「兄さん! 脱出して! 脱出装置があるでしょ!?」
フェイル「は・・・はは・・・セニア・・・強制脱出装置は、取り外しておいたよ・・・どっちにしろ私の命は・・・もう・・・」
セニア「だめぇっ!! 兄さん、だめよぉぉぉぉ!!」
フェイル「? ・・・モニカか? ・・・そうか・・・無事だったんだね・・・よかった・・・」
セニア「え!? 兄さん、何言ってるの、私は・・・まさか目が!?」
フェイル「モニカ・・・セニア・・・お前達で・・・ラン・・・ラングランを・・・」
〔敵ユニット撃破〕
セニア「に・・・兄さん!! ・・・」
※※まだオールト健在の場合、セリフ追加※※
オールト「陛下っ!!」

〔味方ユニット出現〕
ノボス「陛下!? ・・・遅かったか・・・」
マサキ「貴様・・・ノボス!」
ノボス「お待ちくだされ、マサキ殿。すでに事は終わりました。もう、我らに戦う意志はございません」
マサキ「・・・そうだな・・・もう・・・人が死ぬのは見たくねえ!」
ミオ「終わった・・・の?」
マサキ「ああ。だが・・・また混乱がおこっちまうかもな・・・」
ノボス「マサキ殿、その心配は無用です。陛下はこちらにこられる前に、すべての始末をつけておられました」「陛下が亡くなった時点で、ラングラン新政府は解散、新たな内閣が総選挙により決定されるようになっております」「同時に、シュテドニアスとの休戦協定も結ばれるはずです。陛下はすべてを見こした上での覚悟の死だったのです・・・」
マサキ「覚悟の死だと!! そんな言い方をするな!! フェイルは死ぬためにここに来たんじゃねえ! あいつは・・・最後まで自分の理想をつらぬいたんだよ」「それが、間違っていたとしても、あいつにはそれしかなかったんだ・・・死ぬために戦うなんてのは似合わねえよな・・・なあ、フェイルよ・・・」
【戦闘マップ終了】


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