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第48話
オリビー・クライシス


サブタイトル
「オリビー・クライシス」


【シナリオデモ1開始】
サージェ・オーパス ブリッジ
ギャブレー「失礼します! ギャブレット・ギャブレー、反乱軍撃滅のため、馳せ参じました!」
クワサン「ギャブレット・ギャブレー、お前はギワザの配下であったな?」
リョクレイ「貴様! ギワザから何を命令されている!」
ギャブレー「これは私の意志です」「どうか私をお使いください。クワサン・オリビー殿!」
リョクレイ「フン! それを信じろというのか?」
クワサン「フフフ…面白い事を言う…」「いいだろう。お前を使ってやる」
リョクレイ「なっ…何を言われるのです!」
クワサン「私の意識は常にポセイダル様とつながっている。私の判断はポセイダル様の意志である」
リョクレイ「はっ!」
クワサン「フ…わかれば良い」「ギャブレーよ、今回の人事は特例である。他の兵にそしられぬよう励むがよい」
ギャブレー「はっ!」
クワサン「ヤーマンの血が反乱軍を呼び寄せ、ペンタゴナに戦乱が巻き起こっている」「奴らの立てこもる基地をつぶし、我らに逆らう事の無意味さを示すのだ」
リョクレイ「御意!」「ただちに反乱軍基地を制圧します!」

ホワイトベース 食堂
モンド「なぁ、ビーチャ。俺、前から思ってたんだけどさ、この部隊って妹率高くないか?」
ビーチャ「そう言やぁ、そうだな。リィナにリンダにセイラさん、あと、プル達やおちゃめも妹みたいなもんだ」
ミケル「アイナさんもそうだよね」
剴「メリーだっているぜ?」
ビート「確かバーディとライラも兄さんか姉さんがいるって言ってたな」
モンド「それに比べて弟と言ったら、エイジさんと次郎達ぐらいか…」
仁「船には載ってないけど、大介やワッ太にも妹がいたはずだぜ」
ケーン「タップ、お前も確か…」
タップ「おうよ。ニューヨークに可愛い妹がいるぜ」
ライト「あのベン軍曹にも妹がいるって話だぜ」
仁「怖わっ! ちょっと想像しちゃったよ…」
剴「こらこら、失礼な事を言うもんじゃないぞ。意外と似てないかもしんないからな」
ビート「実は俺も故郷に妹がいるんだよなぁ」
ミケル「そう考えると、兄妹って組み合わせが多いって事ですね」
雅人「妹かぁ…。ちょっとうらやましいかも」
タップ「いや、これが結構大変なんだ。悪い虫がつかないように見張ってなきゃなんないしな」
ケーン「やれやれ、兄貴ってのはみんな、こうなのかねぇ」
剴「お前は、それで苦労してるもんな」
ケーン「ほっとけ!」
ビート「よし、こうなりゃよ、ミス妹コンテストでもやるか?」
雅人「いいねぇ」「イモコンだとダサいから、妹って字を分解して…」「にょみコンとか?」
ビーチャ「いや、そのネーミングはちょっと…」
ライト「けど、コンテストってのは面白いと思うぜ。サリーも参加させればいい気晴らしになるんじゃねえの?」
雅人「んじゃ、一発本格的に企画してみますか!」

ホワイトベース ブリッジ
〔戦艦の警報〕
〔画面、点滅〕

リンダ「敵の大部隊を捕捉しました!」
ローズ「これまで捕捉してきた偵察艦隊とは規模が違います!」
プラート博士「むう、この進撃速度…かなり訓練された動きだな…」
クリス「それに艦隊編成も大き…。正規軍の機動部隊ではないでしょうか」
クワトロ「おそらくそんなところだろう…。どうやら敵が食いついてくれたようだ」
セムージュ「フン、正規軍め…。ついに本腰をあげて来たか…!」
ブライト「各部隊、発進スタンバイ!」
フラウ「館長、敵艦から全軍に向けて通信が入っています!」
ブライト「なに!?」
〔通信のコール音〕
クワサン「私はポセイダル近衛軍総司令官、クワサン・オリビーである」「反乱軍に告げる! すみやかに武装を解除し投降せよ!」「どう抵抗しようと、お前達に勝ち目はない!」「武装を解除し投降せよ!」
ブライト「近衛軍だと!?」
レッシィ「ポセイダル直属の部隊よ。ゴワハンド宙域戦の時より数が多いようね…」
マイヨ「真正面から来るとは…よほど自信があると見えるな…」
レッシィ「一般兵に至るまで精鋭揃いよ」
ダバ「…………」
アム「どうしたの? ダバ?」
ダバ「…………」
〔通信のコール音〕
クワサン「返答はまだか?」「もう一度だけ言う! すみやかに武装を解除し投降せよ!」
ダバ「…この声…」「間違いない…オリビーだ…」
キャオ「あ! そうだよ! あのオリビーだ! クワサン・オリビーだろ?」
ダバ「でも、なぜ…」
アム「ねぇ、ダバ! 誰よ、それ!」
キャオ「ダバの義妹で幼馴染なんだよ!」
アム「ええーっ!?」
キャオ「ダバ、どうする!?」
ダバ「打って出る!」
〔走り去る足音〕
アム「わあっ! 待って、ダバ!」
〔走り去る足音〕

ホワイトベース デッキ
ダバ「よし、出るぞ!」
キャオ「ダバ! 本当にやるのか?」「お前…昔、あの子と結婚の約束までした仲なんじゃないかよ!」
アム「ええーっ!?」
リリス「け、け、結婚の約束したの?」
ダバ「昔の事さ…」
アム「本当なの? ダバぁー!」
ダバ「発進する!」
【シナリオデモ1終了】

【戦闘マップ1開始】

〔敵ユニット出現〕
〈出撃準備〉
〔味方ユニット出現〕
キャオ「ダバ! カッカして出んのはよくないよぉ!」
アム「ああーん! 待ってよ、ダバ~!」
〔味方ユニット出現〕
アム「ダバは戦えっこないわ…。幼なじみを撃てるわけないもの! そんな冷たい人のはずない!」
ダバ「…………」
リリス「ダバ!」
シロー「みんな、ダバを援護するんだ! このままじゃ危ない!」
〈出撃準備〉
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

クワサン「愚かな…抵抗するというのか」
リョクレイ「ギャブレー、やれるか?」
ギャブレー「私はあの艦隊に借りがある! やらせてもらう!」
クワサン「ギャブレーとやら…。貴公の働きを疑っている者がいる。見事、働いてくれねば私が困る」
ギャブレー「もちろん、その覚悟であります!」
クワサン「フフフ…期待しているよ、ギャブレー」
ギャブレー(クワサン・オリビー…このいたいけな少女がポセイダルの人形にされているのか…)(私はクワサンを守り、いつか自由にしてみせる!)(そして彼女を我が妻としよう…)
〔走り去る足音〕
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔戦闘マップ1から継続〕
ギャブレー「ギャブレット・ギャブレー、出る!」
〔敵ユニット出現〕
ハッシャ「張り切っちゃってまあ…」「クワサン・オリビーに完全にイカれちまってるな」「それにしてもうまく取り入ったもんだぜ…」「ま、近衛師団の方が給料がいいからな…ついて行かせてもらうぜ、ギャブレーさんよ!」「ハッシャ・モッシャ、出るぜ!」
〔敵ユニット出現〕
ギャブレー「ダバ・マイロード。私の宿敵…反乱軍の旗頭か…」「しかし、私とて!」「ハッシャ、遅れるなよ!」
ハッシャ「へい! 頭!」
〔ギャブレー&ハッシャ&カルバリー・テンプル、前進〕
クワサン「全機突撃! ポセイダル様に楯突く者どもを誅滅せよ!」
<戦闘開始>

<リョクレイ(サージェ・オーパス搭乗)撃破・敵増援1出現>

〔リョクレイにスパーク〕
ポセイダル兵「さらに被弾! これ以上は戦闘不能です!」
リョクレイ「ぬう…奴らの力がこれ程とは!」
クワサン「旗艦は撤退し合流地点で待機!」「ヘビーメタルを用意しろ! 私が出る!」
リョクレイ「では私もお供致します」
クワサン「頼むぞ、リョクレイ。敵の戦力を把握するための出撃だ。無理はするな」
リョクレイ「承知しました」
〔敵ユニット離脱〕
〔敵ユニット出現〕

リョクレイ「さて…反乱軍の戦士よ…どう出てくる?」
クワサン「敵の本陣に強襲をかける!」「腕に自信のある者はついて来い!」
〔敵ユニット出現〕

<光珠vsギャブレー>
ギャブレー「オリビー殿の意に背く不逞の輩は私の命に代えてでも倒してみせる!」
光珠「な~んかこの人、前に比べて熱血度がパワーアップしてるんですけど…」
フェアリ「気を付けてください。守るべき者を得た人間は思いがけないパワーを発揮するものですから」

<光珠vsクワサン>
クワサン「ポセイダル様に弓引く愚か者め! 覚悟するがいい!」
光珠「ダバさんの妹が相手じゃ本気で攻撃するわけにはいかない…」「もう! いったい、どうすればいいのよ!?」

<アムロvsギャブレー>
アムロ「こいつ、以前とは違うぞ…!」
ギャブレー「見るがいい! お前達を倒して戦いを終わらせる事こそ私の愛の形だ!」

<カミーユvsクワサン>
クワサン「ポセイダル様に楯突く者は私が倒す!」
カミーユ「何だ? あのパイロットから別の人間の意思を感じる…!」

<ジュドーvsクワサン>
ジュドー「コックピット以外を狙えばパイロットの命は助かる…! そうすれば!」
クワサン「そんな甘い考えで、ポセイダル近衛軍総司令官であるこの私を倒せると思っているのか?」

<クリスvsクワサン>
クリス「戦いをやめて、オリビーさん! こちらにはあなたのお兄さんがいるのよ!」
クワサン「兄だと? 何を言っているのだ、お前は?」

<シローvsギャブレー>
ギャブレー「貴様達を倒し、私はオリビー殿の愛をこの手に掴んでみせる!」
シロー「戦場で愛を叫ぶか…! こいつ、手ごわい相手だ!」

<甲児vsクワサン>
甲児「こうなりゃ力尽くで止めるしかねえ! 少し痛いかもしれないが我慢してくれよ!」
クワサン「何を思って手加減しようとしているのか知らぬが…その甘い考えが命取りになると教えてやろう!」

<號vsギャブレー>
ギャブレー「オリビー殿に無様な姿は見せられん! 恥をさらすくらいなら死んだほうがマシだ!」
號「そうかい、そうかい、覚悟はできてるわけだな!」「それじゃ心置きなく宇宙の藻屑になりやがれ!」

<剣人vsギャブレー>
ギャブレー「私の敗北はすなわちオリビー殿の窮地! だから、負けられぬのだ!」
剣人「負けられねえのはこっちも同じ! 色ボケになったあんたにやられてたまるかよ!」
ギャブレー「色ボケだと!? 貴様、私の崇高なる愛を馬鹿にするか!」

<ワッ太vsギャブレー>
ギャブレー「今日の私を以前の私と同じと思うなよ! この身体には愛という力が満ち溢れているのだ!」
ワッ太「うわ…ホントだ。鬱陶しさが5割り増しくらいになってらぁ」

<ミト王子vsクワサン>
クワサン「エドワード・ミト王子。これ以上、ペンタゴナに干渉するのは止められよ」「それがペンタゴナとエドン、両国にとって最も賢明な道となりましょう」
ミト王子「エドン国に軍を派遣しておいて今更、何を言うか!」「ポセイダル殿の真意を聞くためにも、ここは退くわけにはいかぬ!」

<ダバvsギャブレー>
ギャブレー「我が宿敵…反乱軍の旗頭! 会いたかったぞ、ダバ!」
ダバ「邪魔だ、ギャブレー! 今はお前に構っている時間はない!」

<ダバvsリョクレイ(カルバリー・テンプル搭乗)>
ダバ「用があるのはお前じゃない! そこをどけ!」
リョクレイ「そうはいかん! 貴様をクワサン・オリビーに近づけさせはしない」

<ダバvsクワサン>
ダバ「オリビー!」
クワサン「お前が反乱軍のリーダー、ダバ・マイロードか!」「何故ポセイダル様に逆らう!」
ダバ「オリビー、俺だ! わからないのか!?」
リリス「ダバ! 撃って!」「オリビーはもう…ダバの知ってるオリビーじゃないのよ!」
ダバ「…………」
リリス「ああ! なぜ撃たないの? 死んじゃうーっ!」
クワサン「ダバ・マイロード! ヤーマン族のその匂い! ここで消してやる!」
ダバ「ううっ! やめるんだ、オリビー!」

<アムvsギャブレー>
アム「ギワザの配下のあんたが何でポセイダル近衛軍にいるのよ!?」
ギャブレー「すべては愛のため…とでも言っておこう!」
アム「お~、嫌だ嫌だ! 周りが見えないまま突っ走る男ってホント嫌よねぇ!」
ギャブレー「年がら年中、ダバの尻を追いかけているお前が言えたセリフか!」
アム「何言ってんのさ! ダバを追っかけてんのはあんただって同じじゃない!」「そっちの事情はわかんないけどダバの邪魔はさせないんだから!」

<アムvsクワサン>
クワサン「来たか、エルガイム!」
アム「あなたを討てばダバが悲しむのはわかってる…」「だから、あたしがやる! あたしがあなたを止めてみせる!」

<レッシィvsギャブレー>
レッシィ「ポセイダルの犬になって満足かい? ギャブレーくん」
ギャブレー「私とて好きでポセイダル軍に属しているわけではない」「生きていく上で仕方がない事だと心得ているからだ…」
レッシィ「小さい男だね! そんなんじゃダバには一生勝てないよ!」
ギャブレー「黙れ! 私は誰にも負けん! ここでダバを倒し、すべてを手に入れてくれる!」
レッシィ「やっと本音が出たみたいだね! だけどダバはやらせないよ、ギャブレーくん!」

<レッシィvsクワサン>
レッシィ「ダバのおかげで反乱軍の士気は上がってるんだもの! 今ならば、正規軍にも勝てるはず!」
クワサン「そうか…。あの男にはそれだけの力があるのか」「ならば、ますますダバ・マイロードを討つ必要があるというものだ!」
レッシィ「そんな真似、絶対にさせないわよ!」

<ケーンvsクワサン>
クワサン「こちらの忠告に従わなかった事を後悔するがいい!」
ケーン「こんな高飛車な女が本当にダバの妹なのかよ!? 似てねえにも程があるぜ!」

<忍vsクワサン>
忍「俺達だって以前よりパワーアップしてんだ! 今度こそポセイダルの野郎を倒してみせるぜ!」
クワサン「そうはいかん! ポセイダル様の住まうガストガルには近付けさせはせん!」

<エイジvsギャブレー>
エイジ「近衛軍まで出てくるとはついにポセイダルが動き出したか!」
ギャブレー「勘違いするな! 私はオリビー殿のために働いているのだ! ポセイダル近衛軍になった覚えはない!」
エイジ「この男…個人的な事情で戦っているのか!?」

<キッドorボウィーvsクワサン>
キッド「おおかた無理やり戦わされてんだろ?」「もうすぐ白馬に乗った王子様があなたをお救いしますからね。それまでの辛抱ですよ、お姫様」
クワサン「面白い奴だ。楽しませてもらった礼と言うわけではないが、苦しまぬよう一撃で仕留めてやろう」

<士郎vsギャブレー>
ギャブレー「私の目の黒いうちはオリビー殿に指一本触れさせん!」
ライラ「戦う事で愛情を示すなんて不器用というか何というか…」
ディーゴ「ま、そういう真っ直ぐな性格は嫌いじゃねえ。敵にしとくには惜しい野郎だ」
シュテッケン「だが、こんな世の中じゃそんな悠長な事も言ってられねえ」「世の中、殺るか殺られるかの2つに1つしかねえんだからな」

<ロックorビートvsギャブレー>
ギャブレー「かわいそうだが、我が心の想いを伝えるための生け贄となっていただこうか」
バーディ「可憐な乙女のため、一心不乱に戦うその姿…ご立派、ご立派」
ロック「でも、それに伴う実力がなければ言葉ってのはただの飾りになっちまうんだぜ」
ビート「その辺をよ~く覚えておいてちょうだい」

<仁vsギャブレー>
ギャブレー「真実の愛も知らぬ子供が私の邪魔をするな!」
仁「うるせえ! 女子の前で格好つけるのなんざ幼稚園で卒業だぜ!」

<ギャブレー撃破>
〔ギャブレーにスパーク〕
ギャブレー「ぬううう! またしても不覚!」「ええい、次こそは必ず!」
〔敵ユニット離脱〕

<ハッシャ撃破>
〔ハッシャにスパーク〕
ハッシャ「おっと、やべえ…」「ここいらでずらかるぜ!」
〔敵ユニット離脱〕

<リョクレイ(カルバリー・テンプル搭乗)撃破>
〔リョクレイ(カルバリー・テンプル搭乗)にスパーク〕
リョクレイ「む…やるな…!」「なるほど…この強さは尋常ではない。これが他の宇宙から来た精鋭部隊の実力か…」「フ…反乱軍の主力部隊はどこかに温存されていると見た」「情報収集はここまでだ。撤退する!」
〔敵ユニット離脱〕

<クワサン撃破>
〔クワサンにスパーク〕
クワサン「う…なんて事だ…。こんなダメージを…」
〔ダバ、クワサンへ接近〕
ダバ「オリビー、聞こえるか! オリビー!」
クワサン「く…!」
ダバ「オリビー! 聞こえないのか!? オリビー!」「お兄ちゃんだよ! なんで俺とお前が戦わなくちゃならないんだ?」
クワサン「ううう…」
ダバ「オリビー! 聞こえないのか!?」
クワサン「うう…お…おにいちゃん…?」「ううう…」「…………」
ダバ「どうしたんだ、オリビー!」
クワサン「…………」「世が乱れれば…悪意が湧き出る」
ダバ「な、なに!?」
クワサン「世の中が混乱すれば悪しきウミが吐き出される」「新たな世界をつくるため…常に混乱の渦は起こさねばならんのだ」
ダバ「こ、これは…ポセイダルの意思…?」
リリス「ダバ! オリビーの中にポセイダルがいるよぉ!」
ダバ「くっ! どうなっているんだ!」
クワサン「世を治めるためには、常に正義だけを振りかざしているわけにはいかぬ!」
ダバ「ヤーマン族を根絶やしにするのもそのためだというのか!」
クワサン「ヤーマンは我が種族を抑圧し、多くの民を殺した!」
ダバ「ウソだ!」「神の名を騙り、人々をコントロールするならば…お前は完全な独裁者だ!」「ポセイダル! いや、オリビー!」「ポセイダルの言葉は使うな! お兄ちゃんのところに帰れ!」
クワサン「はっ…お兄ちゃん…?」
ダバ「オリビー! お前はポセイダルの生贄はさせない! 連れて帰る!」
〔クワサンにスパーク〕
クワサン「ああっ!」「私はいったい…」
〔ダバ、クワサンへ隣接〕
ダバ「気が付いたのか? オリビー!」
クワサン「なにを…私はいったい…」
ダバ「オリビー!」
クワサン「うう…ううううう!」「私は近衛隊、総司令官クワサン・オリビー…」「ダバ・マイロード! お前の指図は、受けない…!」
〔クワサン、前進〕
ダバ「オリビー!!」
〔ダバ、クワサンへ隣接〕
ダバ「気が付いたのか? オリビー!」
クワサン「なにを…私はいったい…」
ダバ「オリビー!」
クワサン「うう…ううううう!」「私は…近衛隊総司令官…クワサン・オリビー…」「ダバ・マイロード! お前の指図は受けない…!」
〔クワサン、前身〕
ダバ「オリビー!」
〔ダバ、クワサンへ接近〕
キャオ「ダバ、戻れ! ダバ!」
アム「ダバ、退いて! この場は退いて!」
ダバ「ダメだ! オリビーが!」
レッシィ「ダバ! あなたは、反乱軍のリーダーなのよ! しっかりして!」
アム「ダバ! 退いて! これ以上、追っちゃダメぇっ!」
〔アム、ダバへ隣接〕
〔機体の拘束音〕

ダバ「離せっ!」
リリス「戻って! ダバ!」
ダバ「オリビーーーー!」
〔クワサン、マップ端へ移動〕
〔ダバ、クワサンへ隣接〕
〔敵ユニット離脱〕


<敵全滅・勝利条件達成>
ブライト「なんとか撃退できたようだな」
レッシィ「敵の動きも本格的になってきたわ。どうやら時間稼ぎもここまでのようね」
ブライト「敵の指揮官とダバくんの関係も気になる。一旦、基地へ戻って今後のスケジュールを再検討するべきだろうな」
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ホワイトベース デッキ
忍「ダバの奴、大丈夫かよ…」
ミト「あんな顔したダバは初めて見たよ…。ちょっと心配だなぁ」
弾児「こんなご時世だ。奴にも事情があるんだろうさ…」
剣人「だろうな…」
雅人「今はそっとしといた方がいいよ」
モンド「ミス妹コンテストとか言ってる場合じゃなさそうだね…」

ホワイトベース ブリッジ
ジュドー「じゃあ、あのクワサンってのがダバの義妹で同じヤーマン族の末裔だってのか?」
アラン「ああ…。ダバを育ててくれた恩人の娘で数年前に行方不明になっていたらしい」
ジュドー「だったらポセイダルは共通の敵だろ? なんで兄妹で戦わなきゃなんないんだよ! そんなの、おかしいじゃないか!」
エル「もしかしたら騙されてるのかも知れないよ? プルやプルツーみたいにさ」
エイジ「リリスの話だとクワサンの中にポセイダルの意思を感じたらしい」「騙されている…と言うより、操られていると見るべきだろうな」
アール「ポセイダルめ…! ダバ殿が反乱軍のリーダーと見るや、心理攻撃に来たか…」
レッシィ「ええ…実際、ダバには相当こたえているわ…」「クワサン・オリビーが出て来た事…偶然ではないって事ね」
光珠「いくらポセイダルでもまさか今回のために相手の妹を拉致しておいたなんて事はないんじゃない?」
レッシィ「どうかしら? ペンタゴナのすべてをコントロールする…そこがポセイダルの恐ろしいところよ」
光珠「じゃあ、こっちの作戦もお見通しかもしれないって事?」
レッシィ「だとしても、ホワイトベース隊の存在はイレギュラーのはずよ」「だからこそ、揺さぶりをかけて来たのよ」
セイラ「でも、リーダーのダバがふさぎこんでいたのでは作戦計画に影響が出るのではなくて?」
セムージュ「その通りだ…」「だが、急速に大きくなった反乱軍は正規軍のように統制が取れているわけじゃない」「ここまで動き出した作戦を今更、延期をする事はできん…」
隼人「高まった士気を落とすわけにはいかないという事か…」
ディーゴ「血気盛んな若い連中も多い。下手に流れを止めちまったら、かえって混乱するかもしれねえな」
シロー「ダバにはつらいかもしれないが、ここは踏ん張りどころだ」
ブライト「では、スヴェート攻撃の作戦計画は、このまま実行するという事でいいですね?」
セムージュ「うむ…」
プラート博士「ダバくんには、しばらくホワイトベースから出ないようにしてもらおう」「反乱軍のメンバーに会わせてはならんぞ」
ブライト「みんな聞いての通りだ。各自、部署に戻てくれ」

ホワイトベース 個室
ジーク「いよいよポセイダルとの決戦だ…」「それにしても…星間連合を相手に攻めに転じるとは、こいつらも大きく出たもんだぜ…」
サリー「ポセイダルを倒せれば、星間連合の一角を崩せる…」「協力する価値はあるけど…」
ジーク「そういう事だ」「うまくいえば星間連合と異次元同盟の二極構造が崩れる」「戦局が大きく動く予感がするぜ…」
サリー「そううまくいくかしら…」
ジーク「俺は自分の直感を信じて動く。うまくいかせてやるさ」

ホワイトベース 通路
〔物音×6〕
アム「ダバ! ダバ! 開けてよ!」
キャオ「よせって! 今はそっとしておいてやれよ!」
アム「うう…でも…」
キャオ「レッシィだって、何も言わずに作戦のために動いてる!」「いよいよポセイダルとの決戦なんだぞ! アムもしっかりしてくれよ!」
アム「うう…そうだね…。こんな時だからこそ、私達がダバを支えないと…」
キャオ「そうだ、アム! 格納庫行って整備始めるぞ!」
アム「ラジャー!」

ホワイトベース 個室
ダバ「…………」
リリス「ダバ…オリビーさんは気づいてくれたと思う?」
ダバ「教えなければ何にもならない…」
リリス「ダバ…」
ダバ「…………」

サージェ・オーパス ブリッジ
ネイ「ギワザ様、反乱軍の動きが気になるのですか?」
ギワザ「いよいよ反乱軍どもがスヴェートに向けて動く…」「これに乗じて、我が部隊をスヴェートに展開するぞ!」
ネイ「なるほど…味方への援軍という事であれば、不自然ではありませんね」
ギワザ「そういう事だ」「ガストガルに到着するのは戦端が開かれてからだ」「この間に少しでも多くの戦力を動員しろ」
ネイ「はっ!」

ガストガル首都 スヴェート
クワサン「申し訳ありません、ポセイダル様」「ダバ・マイロードを取り逃がしました…」
ポセイダル「もうよい…。世界の情勢は我の思う方向へと動いている」「もうじき反乱軍どもと私に反旗を翻そうとする愚かな野心家がここに来る」「これを迎え撃ち、我が意に背く愚か者どもを誅滅するのだ」
クワサン「はい…」
ポセイダル「オリビー…お前はヤーマンの王族として汚名をそそぐのだ…」「やがて厚く遇されるお前の姿は、ヤーマンのみならず、他の残党の恭順をも誘う事になる…」「民も我が寛容なる心をうかがい知る事になろう」
クワサン「ポセイダル様のご意志のままに…」
【シナリオエンドデモ終了】


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