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No.17A
月の民

【シナリオデモ1開始】
現在位置 北アメリア大陸・北西部

ジャミル「テクス、ティファの容態はどうだ?」
テクス「もう問題はない。だが、彼女が気になることを言い出してな…」
ティファ(………)
ジャミル「何かあったのか、ティファ?」
ティファ「…夢を見ました…」
ジャミル「夢?」
ティファ「スケッチブックとペンを…」
テクス「わかった。用意しよう」

キッド「ったく、あのガンダム坊やも困ったもんだぜ」「よりによってGXを持って逃げやがるなんてよ。まだ解析も済んでねえってのに」
フォウ(………)「…大丈夫よ。あの子はここへ戻ってくると思う」
キッド「何でそんなことがわかるんだ?」
フォウ「あの子、真っ直ぐな目をしてたもの。きっと自分の守るべき人が誰だかわかれば、ここへ戻ってくるわ」
キッド「ふ~ん…あのティファって子みたいなことを言うね」「もしかして、あんたもニュータイプ?」
フォウ(………)

ティファ「私の夢の中に出てきたのは…これです」
ジャミル「人形…? いや、モビルスーツか。それに…蝶の羽?」
テクス「蝶の羽を持ったモビルスーツ……まさか…」
ジャミル「∀か……」
テクス「!」
ジャミル「あれが現存しているというのか…」
テクス(………)「…GX-9900ですら、可動可能な状態で保管されていたのだ」「あのモビルスーツが地球に残っていたとしても不思議ではない」
ジャミル「だが…GXを違い、∀は一機しか存在していない機体だ」「あの大惨事を生き延びたとは到底思えん…」
テクス(………)「しかし、調べてみる必要はあるだろう」
ジャミル(………)「ティファ、場所はわかるか?」
ティファ「……南の街…石像がある南の街…です」
テクス「南……サンベルト地帯の向こう側か」「しかし、あの周辺に住む人々は…シビリアンでもなければ、イノセントでもない」
ジャミル「…すぐにその街へ向かおう。もし、あれがブレーカーやムーンレィスの手に渡れば…」
テクス「ああ…我々は同じ悲劇を繰り返すことになる…」

カミーユ「この反応は…間違いなく戦艦クラスですね」
トニヤ「でも、突然現れるなんて…」
カミーユ「ロペット、分析結果は?」
ロペット「92%以上ノ 確立デ 大気圏ヘ突入シテキタ物体ダト 思ワレマス」
ちずる「じゃあ、宇宙からやって来たってこと?」
ロペット「重力波及ビ空間干渉波ノ 反応ハ 見ラレマセン。空間転移ナドノ 類デハアリマセン」
カミーユ「もしかして、月に住んでいるという人達が…?」
〔自動扉の開く音〕
ジャミル「どうした?」
サラ「キャプテン、北アメリア大陸の南部に宇宙戦艦らしき物体が降下して来たようです」
ジャミル「! 位置は?」
サラ「フリーデンの地図データによれば、ビシニティと呼ばれる街のようです」
ジャミル「ビシニティ…ティファが言った場所に近いな…」
トニヤ「キャプテン、そこに降りてきた連中っていうのは…」
ジャミル「ああ、ムーンレィスだ。どうやら彼らは本格的に地球帰還作戦を開始したようだな」
カミーユ「地球帰還作戦?」
ジャミル「そうだ。月に住む人々は母なる大地である地球へ帰還することを目的としている」
カミーユ(地球への帰還…この時代のスペースノイドは宇宙での生活を良しとしていないのか…?)
ジャミル「サラ、シンゴ。すぐにフリーデン発進、目的地はビシニティだ」
サラ「了解です」
ジャミル「各員、戦闘配置につけ。場合によっては、ムーンレィスとの戦闘もありうる」
シンゴ「了解。フリーデン、発進します!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「月の民」


【戦闘マップ1開始】
〔味方ユニット出現済み〕
ハエル「御曹司、そろそろ時間です」
グエン「うむ…。大佐、くれぐれもミリシャに手は出させるなよ。今回は交渉を成功させるのが目的なのだからな」
ミハエル「…しかし、兵達の中には前回のムーンレィスの侵攻で家を焼かれたり、家族を失ったりしている者もおります」
グエン「知っているよ。あの夜は私もボストニア城にいて、焼かれる街を目の当たりにしたんだ」
ミハエル「御曹司の秘書官であるキエル=ハイムと、その妹のソシエ=ハイムも父親を牛待ったと聞いておりますが…」
キエル「………」
グエン「…今は耐えるべき時だ。我々と彼らの技術差や戦力差は圧倒的なのだからな…」
ミハエル「ですが、向こうが攻撃を仕掛けて来た場合はどうするのです?」
グエン「今の我々がまともに彼らと戦争をしても勝てる見込みはないさ…」「それよりも、私はムーンレィスとの接触を機に産業革命を起こし…新しい時代を切り開きたいと思っているのだ」
ミハエル「そんな悠長なことを…」
グエン「ミハエル大佐、ムーンレィスと対等な立場になるには、封印された黒歴史の秘密を知ることが必要だ」「我々は彼らに比べて千年は遅れていると見ていいだろう」
ミハエル「しかし、戦争に負ければ、産業革命どころではありませんぞ」
グエン「大佐、心配はいらない。月の女王ディアナ=ソレルは穏健派だと聞いている…」
キエル「しかし、その穏健派の方の名前を冠するディアナ・カウンターがノックスやビシニティに攻撃を仕掛けて来たのです…」
グエン「キエル嬢の言いたいことはわかっている。だからこそ、こうやって戦争ではなく交渉で良い方向へ持っていこうとしているのだ」「それに…仮に何かあっても、ローラがホワイトドールで上手くやってくれるさ」
ミハエル「またホワイトドールのローラですか。我がミリシャも機械人形を発掘し、パイロットの訓練を進めております」
グエン「…ミリシャの機械人形の運転指導は誰が担当しているのかね?」
キエル「モンシア中尉とウラキ少尉です」
グエン「ああ、この間我々の前に現れた彼らか。彼らの機械人形と機械巨人はムーンレィス側でも警戒をしているだろうな」「だからこそ、こうやってムーンレィスにわれわれの戦力を示すことが出来る。しかし、今回はそれを行使するのが目的ではない」
ミハエル「………」
キエル「………」
キース「モンシア中尉、上空から戦艦クラスの物体が降下して来ます」
モンシア「よし…各機、くれぐれもこっちから手ェ出すんじゃねえぞ」「もっとも、向こうから仕掛けて来た場合は別だがな」
コウ「………」
ソシエ「………」
洸「ソシエ…父さんの仇を討ちたい気持ちはわかるけど、ここは我慢してくれよ」
ソシエ「………」
ギャバン「そうだ、仇討ちの機会は必ずある。その時は俺も嬢ちゃんに協力してやるよ」
ソシエ「………」
ローラ「ソシエお嬢さん…」
ソシエ「…みんなに言われなくてもわかってます。それより、ロラン…あんたどうして女の格好なんかしてるの?」
ローラ「こ、これは…グエン様が地球では女性も機械人形を運転してるってことをムーンレィスに見せたいとおっしゃって…」
ソシエ「カプルに乗ってるあたし達がいるのに? ふ~ん…」
ギャバン「む…? 機械人形が先に降りて来たぞ」
ジョゼフ「あれは…初めて見る型だな」
〔敵ユニット出現〕
ハリー「ハッハッハッハ! 地球の雨とは、温かいものだな…! 緑の地球…我らが故郷か
コウ「金色のモビルスーツ…!」
キース「だけど、百式じゃない…。ミリシャのカプールやザクみたいに発掘された機体じゃないよ」
ローラ(あれは親衛隊のスモーだ…と、いうことは…)
ハリー「ディアナ=ソレル陛下が間もなくここへ降りて来られる。出迎えの準備はぬかりなくな」
ローラ「ほ、本当に…ディアナ様がいらっしゃるんだ…!」
ソシエ「ロラン、何で敵の大将に様なんかつけるのよ!?」
ローラ「す、すみません…」「………」(僕が…2年前に献体として月から降りてきたムーンレィスだと知ったら、お嬢さんは僕を許してはくれないだろうな…)
ハリー「…丸腰で出迎えというわけか…小賢しいな。……いらっしゃった
〔敵ユニット出現〕
ローラ「ソレイユだ…!ディアナ=ソレル様は真っ先にいらして下さった!
グエン「本当に凄いものだな。だが、こちらにはローラがいる…やられっぱなしになどなるものか」
ミハエル「………」
グエン「行くぞ、大佐。月の女王であり、ディアナ・カウンターの総大将をこの目で見ようではないか」
ローラ(あのブリッジにディアナ様がいらっしゃる…最大望遠なら…!)
ディアナ「………」
ローラ「ディアナ様…本物だ……! あれに乗っていらっしゃる!
ディアナ「ディアナ=ソレルです。グエン=サード=ラインフォード殿でありましょうか?
グエン「は……はい。ディ、ディアナ=ソレル閣下で?
ディアナ「よしなに
グエン「はい…」(………)(…これは驚きだな…)(ディアナ=ソレルはキエル=ハイム嬢と似ている。まるで双子の姉妹のようだ……)
【戦闘マップ1終了】

【シナリオデモ2開始】

現在位置 ディアナ・カウンター降下地点

グエン「ディアナ・カウンターにおわかり頂きたいのは…」「無線で交渉していた2年余りはなかったことにして頂きたいということなのです」
ミラン(………)
ハリー「月に住むムーレィスを人類として認識していなかったということですか?」
グエン「我々はムーンレィスほどの学問も知識もなかったと申しておるのです」
フィル「その割には地球側は機械人形の運用に成功しているようだが…?」
グエン「ここまで顕著な技術の差があれば、我々にも自衛の手段は必要でありましょう」「ですから、交渉はあくまで対等な立場で進めさせて頂きたい」
ハリー「蛮族には蛮族のやり方に合わせろと?
グエン「残念ながら…そういう言い方を認めざるを得ませんな
ハリー(………)
グエン(………)
フィル「そんな理由で自分達を正当化できると思っているのか?」
グエン「ですが、先に手を出したのはあなた方です」
フィル「期限までに返答がない場合は実力行使に訴える場合もありうると警告してあったはずだ」
グエン「しかし、ディアナ・カウンターの襲撃によってホワイトドールは遺跡の中から目覚め…」「他の機械人形もマウンテンサイクルから発掘されるようになった。全てのきっかけはあなた方が作ったのです」
フィル「屁理屈を…!」
ディアナ「フィル少佐、もうその辺でよろしいでしょう」
フィル「は、はっ…」
ディアナ「…ミラン例の物の用意を」
ミラン「はい…」
グエン「?」
ディアナ「皆様にわかりやすいよう、こちらで紙の地図を用意させました」
グエン(………)
ミハエル(………)
ミラン「この地図の緑色の部分が人の住めないと信じられている北アメリアのサンベルト一帯です」「気候風土が良いにも関わらず人口密度が極端に少ない…何故でしょう?」
グエン「強力な太陽の光は身体によくないからでは…?」
ミラン「サンベルト一帯の人々の記憶が知っているのです…」
ディアナ「そこが自分達の土地ではないと…」
グエン「戯言を…あなた方が語る黒歴史には真実が抜けています」「あなた方は過去に地球を襲ったという大災厄で地球を見捨てて逃げ出した民ではありませんか」
ディアナ(………)
グエン「我々の父祖達はここに残り、今日まで地球の再生に努めてきたというのに…」「それを今さら盗もうというのですか?」
フィル「無礼な!」
グエン(………)
ディアナ「確かに、地球の再生を手がけて来たのはイノセントと呼ばれる人々…」
ミハエル「イノセント?」
グエン(………)
ディアナ「あなたはその言葉を知っているはずです、グエン=ラインフォード」「何故なら、ラインフォード家を始めとするこの地帯の領主の家系はイノセントの末裔だと聞いていますから」
グエン(………)
ディアナ「…では、ここでいったん交渉を中断いたしましょう。続きはお互いの理解を深めてからのほうが良いかも知れません」
グエン「…わかりました」
ディアナ「ところで、グエン殿…一つお願いがあるのです」
グエン「何でしょう?」
ディアナ「グエン殿の秘書官のキエル=ハイムと話をしてみたいのですが…よろしいでしょうか?」
グエン「キエル嬢と…?」
ディアナ「ええ…是非ともよしなに」

キエル(………)
ディアナ「不安なお気持ちはわかりますが、もう少しくつろいで下さって結構ですよ」「今日はあなたから地球の話をお聞きしたくてここへお呼びしました」
キエル「地球の話を…?」
ディアナ「ええ…」
キエル(ムーンレィスの女王はもっと冷たい方だと思っていたけど…)
ディアナ「では、女同士…お茶の時間に致しましょう
キエル「は、はい……ディアナ様は左利きでいらっしゃいます?」
ディアナ「いいえ、私は今はあなたの鑑…」
キエル「ディアナ様ったら…」
ディアナ「私達はとても似ているようですね
キエル「恐れ入ります。私にもそう思えました…
ディアナ(………)
キエル(………)
ディアナ「キエルさん…お互いの服を取り替えてみませんか?」
キエル「ディアナ様のお召し物ですか…?」
ディアナ「いいでしょう? お願い…」
キエル「…はい」

ハリー「失礼。あなたがヒゲのモビルスーツのパイロットの…」
ローラ「は、はい…ロラ…いえ、ローラ=ローラです」
ハリー「ローラさん…君はあのモビルスーツをどこで手に入れたのかね?」
ローラ「…山で、偶然にです」
ハリー「それではミリシャがモビルスーツを揃えるのは気の遠くなる話ですね」
ローラ「私が見つけた時には偶然でしたがその後は次々と見つかっておりますからどうでしょうか?」
ハリー「ほう…ヒゲのモビルスーツや機械巨人はイノセントの秘密兵器だという意見もありますが?」
ローラ「イノセント…?」
ハリー「古くから地球を支配している階級層の名称です。かつてはムーンレィスと覇権を争っていた人々とか…」
ローラ(………)「イノセントの秘密兵器かどうかは知りませんが…モビルスーツが埋まっている山は他にもあるようです」「あなた方の武力が一方的に勝ってると思うのは危険だと思いますけど…」
ハリー「確かに、この大陸の北部ではイノセントが我々に対抗するための戦力を集めているようだが…」
ローラ「海の向こうのガリア大陸の人々もモビルスーツに似た機械を使っているようです」「このままでは月と地球で全面戦争になってしまいます…」「ディアナ様はそれをよしとしていらっしゃるんですか?」
ハリー「私は平和主義者ではありません…だが、ディアナ様のご意思には何があって従つもりです」
ローラ「では、あなた方ディアナ・カウンターはこの地球へ戦争をしに来たのではないと?」
ハリー「ディアナ様がそうおっしゃられるのなら…」「だが、ローラ嬢…私にも守らなければならないものはあるのです」「地球人側から攻撃があれば、私はそれを迎え撃たなければなりません」
ローラ「それは…わかっています…」

ここから先は、ディアナ様とキエルお嬢さんが入れ替わっています。「ディアナ」名義ですが本当はキエルお嬢さん、「キエル」名義ですが本当はディアナ様です。ややこしいですが、そうご理解いただいた上でお読みください)
ディアナ「まあ…」
キエル「本当にそっくり…まるで自分の姿を見ているよう…」
ディアナ「…ミラン、これから視察に参ります。よしなに
キエル「うふふふ…あははは…お上手ですよ、キエルさん
ディアナ(ディアナ様って…お寂しかったんだ…
〔ノックの音〕
キエル「誰か?」
ミラン「ミラン執政官です。お時間が来ましたのでキエル嬢をお迎えに参りました」
キエル「入れ」
ディアナ「ディアナ様…!」
キエル「今から、キエルさんがディアナ=ソレル…私はキエル=ハイムをやってみます」
ディアナ「そんな! わかってしまったらどうなさるのです?」
キエル「そうしたら、2人で謝れば良いことでしょう?」
ディアナ(………)
キエル「さ、ディアナ様…ミラン執政官がいらっしゃっています」
ディアナ(………)
【シナリオデモ2終了】

【戦闘マップ2開始】

〔味方ユニット出現済み〕
マリ「ねえ、洸…交渉は上手くいってるのかしら…?」
洸「俺達がいた新西暦の時代から地球と宇宙の関係ってのはこじれやすいもんな…下手すりゃ、このまま戦闘になるかも」
キース「お、おいおい…不吉なこと言うなよ。敵の金色と銀色のモビルスーツの性能だって未知数なんだ」「こんな所であんなのとクロスコンバットなんてゴメンだよ」
マリ「そうよ。こんな未来でも戦争しなきゃならないなんて…」
洸「………」「結局、人間って、いつまで経っても戦争やってんだな…」「妖魔帝国や恐竜帝国、エアロゲイターがいなくなったら、今度は自分達同士で争って…」
キース「そうだな…地球もこんなに荒れちゃってるし、俺達が戦ってたバルマー戦役って、結局何の意味もなかったのかも知れない…」
マリ「………」「あたし達、元の時代に帰れるのかしら…?」
洸「………」
モンシア「いつまでもしみったれたことを言ってんじゃねえ。この時代に来ちまったことをブツクサ言ってもしょうがねえんだ」「それよりも、ミリシャと行動を共にして情報を集め、プリベンターの連中を見つけることの方が大事なんだよ」
コウ「中尉のいうとおりだよ。ブライト中佐やバニング大尉たちと合流できればきっと何とかなる」
〔味方ユニット出現〕
〔敵ユニット出現〕
〔ハリー、着地〕

ソシエ「ロラン達が出てきたわ… 交渉、終わったみたいね」
メシェー「あれ…ディアナもいるよ。横にいるのはあんたの姉さんじゃない?」
ソシエ「え…?」
キエル「ディアナ様、あの金色のモビルスーツはスモーと言うのでしょう?」
ディアナ「スモー…ですか? え、ええ…スモーです」
キエル「確か親衛隊の機械人形とか…」
ディアナ「………」
キエル「ああ、申し訳ございません。ディアナ・カウンターでは機械人形のことをモビルスーツと呼んでおられるのでしたね」
ディアナ「モビル…スーツ…」
キエル(お気をつけなさい。あなたはディアナ=ソレルなのです。もっと尊大なこと言葉づかいをなさらないと)
ディアナ(あ…尊大…偉そうに話すんですか…出来るのかしら、私に…)「…あのようなものをスーツと呼ぶとはおかしいですわね」
キエル「まったくですこと。それから、ディアナ様…あれが先日土の中から出てきたおヒゲの機械人形です」
ディアナ「ビシニティのマウンテンサイクルから発掘されたモビルスーツでしたわね」「ミリシャではあのモビルスーツをホワイトドールと呼んでいるとか…」
メシェー「あの2人、ホントにそっくりね」
コウ「もしかして双子の姉妹とか…?」
ソシエ「変な冗談言わないで下さい。キエル姉さんの姉妹はあたし一人だけですっ」
マリ「でも、あれじゃ入れ替わっててもわからないわね」
洸「ホントだな」
ミラン「ディアナ様…ご視察の方はそれぐらいにして頂いて、そろそろソレイユへお戻り下さい」
グエン「キエル嬢もこちらへ」
キエル「わかりました。でも、その前に……」
〔センサーの反応〕
コウ「何だ…? モビルスーツの反応…!?」
〔敵ユニット出現〕
ミリシャ兵「ディアナ・カウンターの旗艦を見つけたぞ! あそこにはディアナ=ソレルがいるはずだ!」「あの女を倒せ! ディアナがいなければ、戦争なんかにはならなかったんだ!」
モンシア「おい! ありゃ、ネオ・ジオンのモビルスーツだぜ!」
コウ「あれもカプールやザクと同じでこの辺りから発掘されたのか…?」
モンシア「だったら…あいつら、ミリシャの連中だってのか!?」
ハリー「敵はミリシャか!」
ミラン「グエン=サード…! さては最初から仕組んでいたな…!」
ローラ「そ、そんな…せっかく交渉が上手くいきそうだったのに…! それを台無しにするなんて…」
ハリー「ディアナ様! 急いで私のスモーに!」
ディアナ「ハリー中尉、待って下さい!」
ハリー「ご無礼を許し下さい、ディアナ様。ですが、御身をこれ以上の危険にさらすわけには参りません」「直ちにソレイユへ帰還致します」
〔ハリー、ソレイユへ隣接〕
〔敵ユニット離脱〕

ミラン「ソレイユ、発進! ディアナ様の身の安全を確保するため、直ちにこの空域から離脱する!」「グエン=サード=ラインフォード! これで交渉は白紙に戻ったと考えて頂こう!」
グエン「……!」
〔敵ユニット離脱〕
キエル「ああっ、キエルさん…!」
グエン「キエルさん?」
キエル「い、いえ…何でもありません」(…何ということ…! 互いに入れ違ったままで…!)
ミハエル「グエン様…何か仕掛けをなさったのですかな?」
グエン「私はそれほど策士ではないよ。シド、君達はあんな機械人形をマウンテンサイクルから発掘したのか?」
シド「いえ…あれは初めて見る型です。ギャバンのボルジャーノンに似ている機体もおるようですが…」
ギャバン「我がルジャーナ領ではあのような機械人形は掘り出されていない!」「誤解のないように言っておくが、連中はルジャーナ・ミリシャではないぞ!」
グエン「イングリッサ・ミリシャでもなければ、ルジャーナ・ミリシャでもないだと…なら、彼らはいったい何者なのだ?」
モンシア「んなこと知るかよ! 奴らはこっちに攻撃を仕掛けてくるつもりだぜ!?」
ソシエ「そ、そんな…! ディアナは逃げちゃったのよ!? これじゃ同士討ちじゃない!」
グエン「いや、彼らはミリシャじゃない…ガリア大陸の連中か、この大陸の北部から流れて来た者達か…?」
ミハエル「向こうが仕掛けてくるのなら、仕方がない。機械化部隊は迎撃を! グエン様達はここから退避して下さい!」
グエン「わかった…!」
ローラ(敵はムーンレィスだ… で、でも…ディアナ様を狙うなんて…!)
<戦闘開始>

<敵全滅or4PP・味方援軍1&敵増援1出現>

〔味方ユニット出現〕
コウ「! 敵の新手か!?」
洸「いや、あれはコン・バトラーV! それに…俺達の仲間だぜ!」
カミーユ「みんな、無事だったのか…!」
コウ「カミーユ!!」
カミーユ「ウラキ少尉! それに洸やモンシア中尉も…!」
ジャミル「ティファ、お前が言っていた場所はここか?」
ティファ「はい…私の夢の中に出てきたモビルスーツは…あれです」
〔カーソル、ローラを指定〕
ジャミル「やはり、あれは∀……!」
テクス「ティファの予言は正しかったようだな…」
ジャミル「しかも…GXと同じく稼働状態にあるとは…」
サラ「キャプテンはあのモビルスーツをご存じなのですか?」
ジャミル「いや…何でもない」
サラ「………」
〔敵ユニット出現〕
コレン「ハハハハ、どいつもこいつもガンダム! ガンダムだらけだぜぇ!!」「まとめて借りを返してやるぜ、このコレン=ナンダー様がよぉ!!
豹馬「な、何だ、あいつ!?」
ルー「ガンダムに借りを返すって…あの人、バルチャーか何かなの!?」
キエル(あれはコレン=ナンダー…確か冷凍刑を受けていたはず。情の厚い男であったが、恩赦を出した覚えはない…)(それにあのモビルスーツはディアナ・カウンターのものではない)(もしや、アグリッパ=メンテナーやギム=ギンガナムの差し金か…?)
コレン「出てきやがれ、白ヒゲよぉ! コレン=ナンダー様が相手になってやる!」「貴様がガンダムだってことはわかってんだよ!!
グエン「ガンダム…?」
ミハエル「敵はああいうものをガンダムと呼ぶんでしょう」
コウ「ホワイトドールがガンダムだっていうのか!?」
カトル「確かにあのモビルスーツは…カラーリングやシルエットがガンダムに似てるけど…」
豹馬「だけど、GXに比べたらガンダムっぽくないよな。ヒゲとか付いてるしさ」
カトル「そ、そうですね…」
コレン「フハハハハ! さあ、覚悟しやがれ! ガンダムちゃんよぉ!!」「てめえみたいな白い悪魔は、このコレン=ナンダー様が地獄に送り返してやるからよぉぉぉっ!!」
ローラ「白い悪魔!? ホワイトドールが!?」
コウ「ガンダムが…悪魔だって!? どういう意味なんだ…!」
モンシア「…ガンダムを敵に回したことのある奴にゃ、悪魔に見えるのは当然だろうよ」「一年戦争でアムロ大尉のファーストガンダムと戦ったジオン兵みたいにな」
コウ「………」
ジャミル「あの男…まさか?」
テクス「ああ…コレン=ナンダーだ。彼も冷凍刑から解除されていたのか…」
ジャミル「だとすれば、敵はブレーカーやバルチャーではなく、ムーンレィスか…」「各機へ! あの白いモビルスーツを援護しろ!」

<敵全滅・味方援軍2登場>
〔味方ユニット出現〕
ガロード「ジャンジャジャ~ン! 天下無敵のモビルスーツ乗り!」「ガロード=ラン様が、ガンダムエックスと共に助けに来たぜいっ!
ティファ「ガロード…!」
サラ「あの子…!」
ガロード「ティファ、俺、戻って来たぜ!」
ティファ「………」
ガロード「ヘヘ…前に約束したろ? 何があってもティファを守るって。だから、戻って来たんだ…」
ティファ「………」「信じて…いたから
ジャミル「ガロード…」
トニヤ「てっきり逃げたと思ったけど、割と可愛いトコあるじゃん」
フォウ(やっぱり…あたしの思ったとおりだったわね、ガロード…)
ガロード「何か、ちょっとフリーデンを離れた間に随分見慣れないモビルスーツが増えてんな…しかも、ガンダムもいるぜ」「!」「ん…? GXのモニターに何か表示された? これは…逆さまのA?」「トップスタンドエーっての? 何だ、こりゃ?」
コレン「そのガンダムは…月の光を撃ちやがった奴か!?
ガロード「な、何だよ、このオッサンは!?」
コレン「てめえも…てめえのガンダムも白い悪魔だ! そいつぁな、月の光でトンでもないことをしやがった奴なんだよ!!」
ガロード「月の光って…もしかして、GXのサテライトキャノンのことか!?」
コレン「う、ううぅ…思い出せねえ! だがな、てめえも他のガンダムと一緒に地獄へ送ってやる!!」
ガロード「何だか知らねえが、売られたケンカは買ってやるぜっ!!」

<カミーユvsコレン>
コレン「他のとは系統が違うみたいだが…てめえもガンダムだな!? だったら、容赦はしねえぜぇ!!」
カミーユ「何故、そこまでガンダムを憎むんだ!?」
コレン「俺の頭の片隅に…ガンダムにコケにされた記憶があるんだよぉっ!!」

<コウvsコレン>
コウ「1日でこんなにガンダムに出会えるなんて俺は最高についてるぜ!」
コウ「ガンダムの名前を知っているのか!」
コレン「てめえのような白い悪魔はこのコレン=ナンダー様がブッ倒してやる!」

<モンシアvsコレン>
コレン「このガンダムもどきが! てめえもミンチにしてやるぜぇっ!!」
モンシア「この野郎! 言うに事欠いてガンダムもどきだと!?」

<カトルvsコレン>
カトル「あなたがガンダムを憎む理由は何なんですか!?」
コレン「てめえらガンダムは不幸をまき散らす根源なんだよ! だから、始末しなきゃならねえ!!」
カトル「ガンダムが不幸をまき散らす根源…!?」

<ガロードvsコレン>
コレン「そうだ…あの時だ! あの時、そのガンダムが月の光を撃ちやがったんだ!!」
ガロード「こ、こいつ…やっぱりGXのことを知ってるのか!?」
コレン「そのおかげで俺は…俺は…く、くっそぉぉ…これ以上思い出せねえ!!」
ガロード「何だって!?」
コレン「こうなったら、白ヒゲのガンダムごとてめえも血祭りに上げてやるぜぇぇっ!!」

<ローラvsコレン>
コレン「あんたにゃ恨みはねえんだけどよぉ。俺の脳ミソのどっかにガンダムちゃんにコケにされた記憶があってよぉ…」「それを消しちめぇたいんだよぉぉぉっ!!
ローラ「ガンダムへの恨みって言ってる!?

<ソシエvsコレン>
ソシエ「あんた達ムーンレィスが地球へ来なければ、あたしのお父さまは死なずに済んだのよ!!」
コレン「威勢がいいねえ、嬢ちゃん。だがな、今の俺はガンダム一筋なんだよ!」
ソシエ「お父様の仇ーッ!!」

<メシェーvsコレン>
メシェー「こいつ! おかしな機械人形に乗って!」
コレン「こっちの嬢ちゃんもイキがいいねえ! だけど俺のガンダム退治を邪魔すると丸めてどっかに蹴っちまうぜ!」

<ギャバンvsコレン>
コレン「俺が用があるのは白ヒゲなんだ! お前はお呼びじゃないっつーの!」
ギャバン「だからと言って、ムーンレィスの好きにはさせんぞ!」

<洸vsコレン>
コレン「何だぁ!? このデカブツは!!」
洸「何でそうやってむやみに戦いを広げるような真似をするんだ!? 俺達はあんた達と交渉してたんだぞ!?」
コレン「月にはその交渉を面白く思ってねえ連中もいるんだよ!!」

<豹馬vsコレン>
豹馬「ジオンやティターンズならいざ知らず、こんな時代にもガンダムに恨みを持ってる奴がいるなんてな!」
コレン「ガンダムの味方をするってんなら、手加減はしねえぞ!!」

<コレン撃破>
コレン「俺だって地球の重力に勝てるほどタフじゃねぇんだ!」「今の俺には地球がメリーゴーランドのように回って見えてんだよ!」「覚えてろ、ヒゲのガンダム! また来るからよ!」
〔敵ユニット撃破〕
※※ローラが撃破した場合、セリフ追加※※
ローラ「あの人…ホワイトドールをガンダムと呼んだ…。一体、なんだったんだ…」


<敵全滅・勝利条件達成>
〔味方戦艦ユニット出現〕
〔味方ユニット出現〕

エルチ「ようやく追いついたわ。あれがフリーデンね?」
ロアビィ「ああ。ガロードの後をつけて正解だったみたいだな」
ガロード「ゲ! あいつら、俺を追って来たのかよ!?」
洸「あれはグレートマジンガーに…」
豹馬「ボルテスV!」
ジュドー「コウさんに洸さんもいるぜ。みんなもこっち側に来てたのか…」
ジャミル「ランドシップ…ガリア大陸のブレーカーか」
トニヤ「何よ…ウィッツとロアビィ、今度はあの艦で働いてんの!?」
ウィッツ「うるせえな。成り行きって奴だよ!」
グエン(あれが…がリア大陸と北アメリア大陸の北部から来た機械人形……)(彼らがムーンレィスの侵攻にタイミングを合わせてここへ来たのならば…交渉をしてみる価値はあるのかも知れないな)
【戦闘マップ2終了】

【シナリオエンドデモ開始】

現在位置 ノックス郊外

ハリー「ミラン執政官、ディアナ様は?」
ミラン「別室でお休みだ。今回の件でお心を痛めておられる」
ハリー(………)
ミラン「それから…先程、交渉の場を襲撃したミリシャの部隊だが…」「撃墜した機体のコクピットからムーンレィスの使用する小型端末が発見されたと報告があった」
ハリー「では…やはり」
ミラン「うむ。攻撃を仕掛けて来たのはミリシャでもイノセントでもなく…ムーンレィスだ」
ハリー(………)「ですが、あのようなモビルスーツは我がディアナ・カウンターには存在しません」「可能性があるとすれば…あの男…」
ミラン「ギム=ギンガナム…あるいはアグリッパ=メンテナーの差し金か」
ハリー「月にいる彼らがディアナ様のお命を狙ったというのか…」
ミラン「イノセントのアーサー=ランクとの接触を恐れてのことかも知れん」
ハリー「…ディアナ様はこのことを?」
ミラン「…ソレイユに戻られてからご様子が変だ。もしかして、薄々気づいておられるのかも知れぬ」
ハリー(………)「それに、ノックスの新聞に書かれていたとおり、ローラ=ローラがムーンレィスならば…」「いずれはグエン=ラインフォードも今回の真相を知ることになるでしょうな」
ミラン「だが、2年前に地球へ降下した献体のリストの中にはローラ=ローラという名前は見当たらん」
ハリー(………)
〔自動扉の開く音〕
フィル「我々が退却した後に現れた陸上戦艦の素性が判明しました」「彼らは北アメリア大陸北部やガリア大陸からやって来た者達に間違いありません」
ミラン「我がディアナ・カウンターに対して地球上でイノセントが集めているという戦力か」
フィル「はい。衛星からの映像で北アメリア大陸北部に基地施設らしきものと大型の陸上戦艦が多数確認されています」「さらに北部のマウンテンサイクルでは発掘作業が進み…モビルスーツもかなりの数が揃っております」
ミラン(………)
フィル「戦力の大多数は海の向こうのガリア大陸から来たシビリアンという種族のようですが…」「その中にはニュータイプと呼ばれる特殊能力を持った人間もいるとのことです」
ミラン「ニュータイプ…何百年か前に起きた、月と地球の戦争で活躍していたという者達か…」
ハリー(………)
フィル「イノセントはその戦争で使われていた兵器を発掘してシビリアン達に与え…我らムーンレィスを滅ぼすつもりです」「悠長に平和的な交渉などをしている場合ではありません」
ハリー「ディアナ様のご意向に背くおつもりか?」
フィル「そうではない。このままでは我々の存亡の危機に関わると言っているだけだ」
ミラン(………)
フィル「もはやディアナ様や我々も預かり知らぬ所で事態は動いているのです」「その証拠が先程のコレン=ナンダーでありましょう」
ミラン(………)
フィル「自分はあのような男が前線に送られてくるとは聞いておりません」
ミラン「私もそうだ。では、アグリッパやギンガナムの差し金か…?」「まさか…あの2人がディアナ様や我々の存在の抹消を企んでいると?」
フィル「ありえますな。一刻も早く武力でサンベルト地帯を占領し、我が方の態勢を整えなければ…」「最悪の場合、我々はイノセントとギンガナム達によって挟み撃ちにされます」(………)
ミラン「…わかった。その件に関してはディアナ様に進言しよう」

現在位置 ビシニティ

グエン「では、あなた方は北アメリア大陸の北部からやって来たのですか?」
ジャミル「…そうだ」
グエン「このビシニティへ来た目的を教えてもらえませんか?」
ジャミル(………)「私達はニュータイプを捜している…」
エルチ「ニュータイプ?」
ジロン「新型のウォーカーマシンの名前か?」
ラグ「さあ…?」
グエン「ローラ、何のことかわかるか?」
ロラン「い、いえ…」
グエン「ジャミル殿、ご説明を願えますか?」
ジャミル「…ニュータイプとは過去にあった月と地球の戦争で活躍していた…特殊能力を持った人間のことだ」
グエン「特殊能力…」
ジャミル「そう。サテライトキャノンの起動やビットモビルスーツの使用に必要な力を持ち…」「戦争の道具として使われ、死んでいった者達…」「そして、イノセントは今回の戦いで彼らの末裔を集めようとしている」
エルチ「イノセントが…!?」
ジロン「じゃ、じゃあ、イノセントは俺達と同じようにそのニュータイプって連中を戦いに駆り出そうとしているのか?」
ジャミル「そうだ。そして、私は彼らからティファのようなニュータイプを助け出すためにフリーデンで旅をしている…」
グエン(………)「では、理由はどうあれ…あなたもムーンレィスの侵攻をよしとしていないのですね?」
ジャミル(………)
グエン「どうだろう、エルチ嬢、ジャミル殿…私と手を組んでもらえまいか?」
ジャミル(………)
エルチ(………)
グエン「これだけの戦力が結集すれば、ディアナ・カウンターとも互角に渡り合える」「そうすれば、我々は彼らと対等の立場で交渉を進めることが出来る」
ジャミル「すまんが、我々はフォートセバーンへ行くつもりだ」
エルチ「フォートセバーン? それてあたし達の目的地と同じじゃない」
ジャミル「そうだ。あの街には対ディアナ・カウンター用の戦力がイノセントによって集められている…」「ティファがそこにニュータイプの存在を感じているのだ」「だから、我々はフォートセバーンを目指す」
グエン「…そうですか。では、エルチ嬢の方は?」
エルチ(………)(フリーデンがフォートセバーンに行けば…そこのイノセントと戦うことになっちゃうかも知れないのよね…)「あたし達、フォートセバーンへ行くのは止めておきます」
ジロン「いいのかよ、エルチ?」
エルチ「大陸が違うとはいえ、あたし達がイノセントとモメごとを起こしたら生きていけないわよ」
ジロン(………)
グエン「イノセント…?」
ジロン「何だ、あんたもイノセントのことを知らないのかい?」
グエン(………)「…ラインフォード家やボルジャーノ家などに代表される領主の家系は…」「昔、イノセントと呼ばれていたという伝承が残っているが…」
ジロン「じゃ、あんた達イノセントなのか? だったら、何でドームの外に…?」
ロラン(ドームって…何のことなんだろう?)
グエン「すまないが、私はイノセントという言葉を知っているだけに過ぎない」
エルチ「では、グエン様…ビエル様のこともご存じないので…?」
グエン「ええ」
エルチ(………)
グエン「では、ジャミル殿…あなた方が別行動を知られるとしても…」「通信手段の確保はお願いしたい。我々もフォートセバーンの情報を知りたいのです」
ジャミル「…了解した」

ガロード「す、すげえ…ガンダムがいっぱい…あれを全部売ったら、大もうけ出来そうだな
キッド「おい、ガンダム坊や…まだそんなこと言ってんのかよ?」
ガロード「ガキに坊や呼ばわりされる覚えはねえぞ!」
キッド「GXを売りに出して一もうけしようなんざ、ガキのすることだぜ」
ガロード「な、何で、それを…?」
キッド「ウッソって奴から聞いたぜ。ったく、解析も終わってねえのに好き勝手やってもらっちゃ困るんだよな」
ガロード「うるせえ! あのガンダムは俺のモンだ! 俺はあれでティファを守るって決めたんだ!」
キッド(………)
ガロード「何だよ、文句あンのかよ?」
キッド「…そんなこと大声で言って恥ずかしくねえのかよ?」
ガロード「な、何っ!?」
キッド「ま、いっか。調べたところ、お前はあのGXの特性を上手く生かしてるようだし…」「その方がいいデータを取れそうだからな」
ガロード「チッ…ホントに生意気なガキだぜ」
キッド「おっと、ガンダム坊やの相手をしている暇があったら、あのヒゲのモビルスーツを調べなきゃ」
〔自動扉の開く音〕
プル「あ、ガロード…」
ガロード「プル…」
プル「ガロードの気になる人って、やっぱりこのフリーデンって艦にいたんだね」
ガロード「ま、まあな…でも、あんたのおかげで吹っ切れたぜ。礼を言うよ」
プル「そんなの、気にすることないよ」
ジュドー「ところでさ、あのヒゲのモビルスーツなんだけど…あれもガンダムなのか?」
ガロード「いや、知らねえけど…」
キッド「さっきの変なオッサンはガンダムだってわめいてたけどな」
ソシエ「あれ、ガンダムっていうの? あたし達はホワイトドールって呼んでるんだけど」
ガロード「そういや…」「さっきの戦闘中、GXのモニターにさ、逆さまの『A』って文字が表示されたんだ」
ソシエ「あ、それ…ロランが持ってた電気の本にも書いてあったわ」
ジュドー「電気の本? ああ…コンピューターマニュアルのことね」
プル「逆さまのA…トップスタンドエーっていうのかな?」
テクス「それはターンエーと読むんだ」
ガロード「テクス、あんた、あのモビルスーツを知ってんの?」
テクス(………)
キッド「ティファが言ってた蝶の羽って何なんだ?」
テクス「…すまんが、私も詳しいことは知らんのだ」
キッド(………)
テクス(………)(GXと∀が同じ場所に存在している…運命とはつくづく皮肉なものだな…)
〔自動扉の開く音〕
キエル「あの…すみません。ロラン=セアックがどこにいるかご存じないでしょうか?」
テクス「!」「あなたは…ディアナ=ソレル…!?」
キエル「!!」(この方は…確か…)
テクス「な、何故…こんな所に…」
ソシエ「ディアナじゃないわ。あたしの姉さんのキエル=ハイムよ」
テクス「本当か…?」
ソシエ「ええ。あまりにも似てるんで、よく間違えられるの。ね、お姉様?」
キエル「は、はい……」
テクス(………)
ガロード「どうしたんだ? 顔色悪いぜ、先生。医者の不養生って奴?」
テクス「いや、何でもない…」(…他人の空似、か。だが、それにしても良く似ている…あのディアナ=ソレルと…)
キエル(………)

エルチ「あんた達もフォートセバーンへ行くって!?」
ウッソ「ええ。色々相談したんですけど、僕達も二手に分かれて仲間を捜そうってことになりました」
マーベット「フォートセバーンの仲間の人達がいるかも知れないからね」
エルチ「そうなの。で、誰と誰が行くの?」
ウッソ「フリーデンでフォートセバーンを目指すのは…」「カミーユさん、フォウさん、ルーさん、ジュドーさん、プル、僕とマーベットさん…」「カトルさんと洸さん、マリさん…コン・バトラーチーム…」
マーベット「それとフリーデンのクルーよ」
エルチ「それじゃ、アイアン・ギアーに残るのは…あたしやジロン達、鉄也、ジュン、ボス、ボルテスチーム…」「コウ、キース、モンシア中尉、それにロラン達ってことね」
コトセット「え? 誰と誰がフォートセバーンへ行くんです?」
エルチ「あんた、聞いてなかったの?」
「もう一度メンバーを言う」
「もう一度メンバーを言わない」

≪「もう一度メンバーを言う」を選択≫

エルチ「しょうがないわね…ちゃんとメモしときなさいよ」
ウッソ「フリーデンでフォートセバーンを目指すのは…」「カミーユさん、フォウさん、ルーさん、ジュドーさん、プル、僕とマーベットさん…」「カトルさんと洸さん、マリさん…コン・バトラーチーム…」
マーベット「それとフリーデンのクルーよ」
エルチ「それじゃ、アイアン・ギアーに残るのは…あたしやジロン達、鉄也、ジュン、ボス、ボルテスチーム…」「コウ、キース、モンシア中尉、それにロラン達よ」

≪「もう一度メンバーを言わない」を選択≫
エルチ「聞いてなかったコトセットが悪いのよ」
コトセット「す、すみません…」

プレイヤー選択
「フォートセバーンへ行く」
「ビシニティに残る」


エルチ「じゃあ、ウッソ…気をつけてね」「できれば、あんた達がイノセントともめことを起こすのは勘弁して欲しいんだけど…」
ウッソ「それはイノセントの人達次第ですね…」
エルチ(………)
コトセット「あとで追いかけるけど、定期的に連絡は入れてくれよ」
ウッソ「ええ、わかってます。エルチさん達も気をつけて下さい」
【シナリオエンドデモ終了】


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  ビシニティルート → No18B「機械の獣たち」 へ進む


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