シーン３「暗躍」編
自由選択ステージ終了後
【シナリオエンドデモ開始】
葉月「音信不通…？」
ブライト「はい、火星開拓基地‥‥まったく連絡がつきません」
葉月「ザ・ブーム軍と手を結び、地球圏の掌握を企んでいるという話は…」
ブライト「ええ…あながち冗談とも」
葉月「それに関連してはわかりませんが…メガノイドが現れました」
ブライト「地球にもメガノイドが…！？ 我々も、ミスマル艦長から火星に現れたと報告は受けていましたが…」
万丈「おや、ナデシコはもう少し火星にいるようだったけど…お久しぶりですね、ブライト艦長」
ブライト「万丈君、きみも火星では活躍したそうだな。ナデシコは火星で…」
ユリカ「ちょっと敵に囲まれちゃって、さっさと逃げて来ました～！」
万丈「ははは、だけど引き時を見極めるのも艦長の大事な資質だ。ナデシコはいい艦長を持ったようだね」
ブライト「ひとまず不明な事柄が多い現状…当初の予定通り、ナデシコはロンド・ベル隊に同行してもらうことになりました」
葉月「ミスマル艦長…提督がいつも心配されている。あまり無茶はされないように」
ユリカ「もう！ お父様ったらいつまでたっても、子供扱いするんだから！」
万丈「父親は、子供の成長を認めたくないものさ…ともあれ、前回の戦いで、ドンとコロスを完全に破壊できていない…メガノイドの復活はあり得ると思っていたのでね」
クワトロ「メガノイド…ということは、これも火星開拓基地のハザード長官が絡んでいるのではないのか？ ナデシコが稼いで連絡をとれなかったというのも気になる…」
葉月「こちらはこれからジャブローへ突入をかけます。…火星まで手を回すことはできませが…」
ブライト「こちらの戦力も充実してきています。お気になさらないでください。逆に我々はジャブロー戦の手助けをすることができませんが…健闘を祈ります」
葉月「わかりました。そろそろ時間です、これで」
ブライト「はい。アムロとカミーユにもよろしく伝えてください…」
メグミ「地上、大変みたいですね…」
〔通信を切る音〕
バニング「しばらく連絡をしない間、ずいぶんと地上では動きがあったようだな。エルシャンクは味方だったか…だが、そのニンジャとやらが正体不明、というのはおかしな話だな」
クワトロ「アムロくんとカミーユくんが復帰しているのなら、そう心配することはあるまい…気になるのはどちらかというと、メガノイドと…ガンダム試作２号機の件だな」
コウ「ガンダムプロジェクトの２号機…！ あれには確か…」
バニング「どこに行ったかはわからん…やはり…ジャブローなのか？」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「…気になるな」
さやか「甲児くん？」
甲児「ダンガイオーチームの服がな。ありゃあ…まずいだろ」
さやか「はあ」
アキト「みんな気になってるみたいだな…あの格好」
ジュン「そ、そりゃあやっぱり…」
ミナト「みんな男の子ねぇ…」
ユリカ「アキトもああいうのが好きなんだ…だったら！」
エクセレン「あらあら、若いうちだけよぉ、ああいう格好できるのは。というか、艦長があれじゃ気が散ってしょうがないからやめとけば？」
ルリ「もっと強く言っちゃってください。…この様子じゃやる気満々です」
エクセレン「わお、ちょっと面白そうかも。…その渦中の人たち…冷やかしに行こうと思ってたんだけど、そういう雰囲気じゃないのよねえ…」
※※シャザーラが仲間にいる場合のセリフ※※
ランバ「シャザーラ…リリスは…私たちの星は…本当に…？」
シャザーラ「……」
ロール「ランバ…」
シャザーラ「姫さま…元気をお出しください。まだ私たちがいます…リリスは…リリスの民はまだ滅びてはいないのです…」
パイ「そういうこったよ、ランバ。まだ仇討ちが残ってんだろ？ へこんでる暇なんかねえよ。シャキっとしろよ」
ミア「パイ！ そんな言い方…」
ランバ「ん…いいの、ミア。パイ、ありがと…そうだよね、そんな暇ないんだものね」
マリア「私たちと同じね、ランバさん。でも…私たちがくじけない限り、まだ全部終わっちゃったわけじゃないものね」
大介「そうだ、これ以上…ぼくたちのように故郷を失う者を出すわけにはいかない…ともにがんばろう」
ロール「はい…！」
パイ「いいこと言うじゃんか」
忍「……」
沙羅「…どうしたのさ、忍？」
忍「あのパイとかいう生意気な野郎に、ひとこと言ってやろうかと思ってたんだがよ…そういう雰囲気じゃねえぜ…」
亮「ほう、場の空気が読めるとは、忍も成長したもんだな」
忍「うるせえ」
雅人「それにしてもこの部屋、異星人ばっかりだね」
ハマーン「首尾はどうか？ マシュマー」
マシュマー「…は、ここのところ…地球近海は大変騒がしい様子。異星人どもの攻勢により、連邦は身動きがとれなくなっております…」
ハマーン「この機に乗じて動きたいところだが…」
マシュマー「…異星人ども、我々にもちょっかいをかけてきております。地球にしがみつく、愚かな旧人類と、我々をいっしょにするなど言語道断。そのたびに蹴散らしております。ハマーン様」
ハマーン「そのせいで、ロンド・ベルを片付けられていないのも事実であろう？ マシュマー」
マシュマー「それは…！ いえ、申し訳ありません」
ハマーン「まあいい…他に報告があるのではないのか？」
マシュマー「はっ、デラーズ＝フリートが…行動を起こすようです」
ハマーン「…星の…屑か…？」
マシュマー「左様でございます。ただいま、あの空域に、シーマ艦隊を向かわせております。そこに…かの者が合流する予定です」
ハマーン「…亡きエギーユ＝デラーズの遺志を継ぐ者たち、か。わかった、おまえは次の動きに備えよ、マシュマー」
マシュマー「はっ、ただちに！」
ハマーン（地球にしがみつく愚かな旧人類…か）
大介「…………」
マリア「兄さん、ブライト艦長が今後のことをみんなで相談するって…」
大介「…………」
マリア「兄さん…兄さん！？ どうしたの！？」
大介「あ…あぁマリア、大丈夫だ。心配することは無い。昔、フリード星がベガ星連合軍に襲われたときに負った傷が痛むだけだ…」
マリア「ひどい傷…兄さんがこんな怪我をしていただなんて…早くお医者様に見せないといけないわ！」
大介「無駄だ…マリア。この傷は…ベガトロン放射能によるものだ…地球の科学力で治せるものではない」
マリア「ベガトロン放射能って…それじゃ兄さんは！」
大介「あぁ…この命は、そう長くはもたないかもしれない。だが、その日が来るのをじっと待っているわけにはいかない！」
マリア「そんな！ せめて静かに休んでいないと…」
大介「いいかマリア…今グレンダイザーが戦いから外れるわけにはいかない。それに、みんなにも余計な心配はかけたくない。このことは、誰にも言うんじゃないぞ」
マリア「けど兄さん…」
大介「なぁに、必ず死ぬと決まったわけじゃない。何かいい方法が見つかるかもしれない。そんなに心配そうな顔をするな。…もう痛みもおさまった。さ、ブライト艦長のところへ行こう」
マリア（…ベガトロン放射能…なんとかしないと、兄さんは…）
ブライト「みんな…そろったな？」
クワトロ「…なにかわかったようだな、艦長」
ブライト「ああ。…ネオジオンが動いた」
コウ「！！」
エル「どうやら…連中もしびれを切らしてきたみたいだね」
ルー「先に動きをつかめたなんてラッキーじゃない」
勝平「で、場所はどこなんだ？」
ブライト「コンペイトー…かつてソロモンと呼ばれていた場所…ネオジオンの大部隊が向かっている」
亮「連邦の拠点のひとつ…なるほどな」
沙羅「ジャブローは何者かに押さえられてるからねえ…ゼダンの門はグリプス戦役後完全には機能していないし…あとはルナツー、フォン・ブラウン…そして…」
エマ「…コンペイトーという事ね」
宇宙太「いよいよ敵も本腰を入れてきたってわけかよ」
恵子「早く行きましょう。最近はガイゾックもおとなしいし、少しでも敵の数を減らしていかないと…」
大介「ベガ星連合軍の侵攻もな。ここらで攻勢に出たいですね」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「ここでジオンをぶっつぶして、鉄也さんたちがジャブローを取り返してくれたら…このまま流れに乗れそうだな」
さやか「そうなったら最高よね」
クワトロ「…少し嫌な予感がするが…それしかなさそうだな、艦長」
ミア「嫌な予感…ですか？」
沙羅「なんなのさ、大尉」
クワトロ「敵の作戦にしては…動きが雑な気がしているだけだ。…しかし、我々に選択肢はそう多くない」
パイ「行くしかねえって事だろ？」
ガンダル「ゴーマン、ゴーマンはおるか！」
ゴーマン「なにかな？ ガンダル司令」
ガンダル「地球の奴らが動いておる…どうやら、あのデューク＝フリードがいる方と、対立している側らしい」
ゴーマン「ほう…つまり、そいつらを押さえれば…」
ガンダル「デューク＝フリードめが現れる可能性が高いということだ」
ゴーマン「…クク、間抜けな連中だ。仲間同士で争うだけならいざ知らず、こんなチャンスをくれるとはな…フフ、フハハハハハ」
ガンダル「できるか？ ゴーマン」
ゴーマン「誰に向かってものを言っているんだ、ガンダル司令？ よし、出撃する…！」
アキト「ネルガルから、新しいエステとパイロットの補充があるって聞いたけど…」
ガイ「なに？ 新しいエステだと！？ …あれか！」
ウリバタケ「おおお～～ッ！？ なんだなんだこのフレームは？ 新型かよ、おい？ 顔が違う！ ジェネレーターもコンパクト！！ おまけにお肌もスベスベ～～！」
リョーコ「一生やってろ！」
イズミ「しかし、新型なんていつ作ってたんだろね」
ヒカル「あたしらのエステちゃんより、最新バージョンだなんて、ズルイよね！ プンプン」
？？？（※アカツキ）「まぁまぁ…そう、ひがまないの」
アキト「ん？」
？？？（※エリナ）「ネルガルは、スキャパレリ・プロジェクトの失敗も考えて、次の手を打っていたのよ」
ウリバタケ「お前たちは誰だ！？」
アカツキ「フ…俺はアカツキ＝ナガレ」
エリナ「私は、エリナ＝キンジョウ＝ウォン 彼はパイロット、私は副操舵士として、ネルガルから派遣されて来たの」
アカツキ「ま、さしずめ自由の旗の元に集った、宇宙をさすらう海賊の様なものかな…」
リョーコ「海賊、関係ねえじゃん。それに戦力増強っつっても、エステ１機にパイロットも１人だけかよ」
アカツキ「まあまあ、ネルガルの台所事情も厳しいんじゃないの？」
アキト（なんかこの人…パイロットっぽくないけど…誰なんだ？）
ニナ「ジュドーくん！ ジュドー＝アーシタくん！ そこで何をしてるの！？ ダブルゼータの整備はもう終わってるのよ！」
ジュドー「おっと、気にしない気にしない。ジャンク屋のクセってやつかな、自分が乗るマシンのチェックは、自分でやらないと気が済まないタチでね」
ニナ「ここにあるガンダムのチェックは全て私がやってるのよ？ 安心して乗ってほしいわね」
ジュドー「へいへい。…こいつは機構が複雑だからなあ。組み立てるのに時間がかかっちまったのも、仕方ないか」
ニナ「ふう。…そうね、試作２号機並の重モビルスーツで、ファーストガンダムとＧアーマーの機構を併せ持った、ある意味究極のガンダム…それがこのＭＳＺ－０１０、通称ＺＺガンダムなの。特筆すべきは額のハイ・メガ・キャノンの…」
ジュドー「ああ～、もうわかったよ！ それは組み立て作業中に耳タコできるぐらい聞いたって！ 好き嫌いは出る機体だろうけど、俺は気に入ってるぜ。こいつにしかない味ってやつがさ」
ニナ「ダブルゼータはこっちのプロジェクトの研究の参考にもなったわ。私のガンダムにも応用できそうだし。…じゃあ、気をつけてね、ジュドー＝アーシタくん」
ジュドー「了解。さっき名前がでたけど…試作２号機。ぶっ壊しちまっていいんだな？」
ニナ「…ええ」
ジュドー「…なんか、隠してる？」
ニナ「え？ 別に…なにも隠してなんかいないわ」
ジュドー「ま、いいや。大人は隠し事は得意だからな。…じゃ、行ってくるよ」
ニナ「…それじゃあ、ブライト艦長によろしくね」
ジュドー「あぁ、ちょっくらロンド・ベル隊の助っ人に行ってくるぜ！ …そうだ、隠すなら『私のガンダム』って表現の方にしときなよ。ありゃまずくない？」
ニナ「これはいいの」
【シナリオエンドデモ終了】
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