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No.93
囚われの剣聖

【シナリオデモ開始】
セニア「シュドニアスは混乱してるみたいね。和平派が動き出しているという情報が入っているわ」
ヤンロン「そうか、ならばシュテドニアスはしばらくは動かんと見ていいな」
テュッティ「残る問題はバゴニアね。現在マドリーラ州の国境で、戦闘が発生してるわ」
プレシア「バゴニアも大変な事になってるね。シュメルおじちゃん、だいじょうぶかなあ」
テュッティ「シュメルって……もしかして剣聖シュメルの事? プレシア、あの人を知ってるの?」
プレシア「うん。お父さんのライバルだってよく一緒に遊んでもらったよ」
テュツティ「そう……そう言えばゼオルートさんは、シュメルさんとはライバルだったわね」
プレシア「戦争になったら、バゴニアとも戦うんでしょ? シュメルおじちゃんと戦うの、いやだなあ」
ヤンロン「……その、剣聖シュメルと接触できないものかな。今の所、我々とバゴニアのつながりは、それだけだ」「利用する……と言っては聞こえが悪いが、事情を聞く事ぐらいはできるだろう」
テュッティ「そうね……やってみる価値はあるかも」
プレシア「それ、いいかもしれない。シュメルおじちゃんも、お父さんみたいに、バゴニアの人達に、剣を教えてたの」「政府の人達の中にも、おじちゃんの弟子がいっぱいいるはずだし」
マサキ「よし、プレシア、シュメルって人のとこに連れてってくれ。大事になる前に、何とかしたい」
プレシア「わかった、案内するよ!」
〔カーソル、国境へ移動〕
兵士「……我が国に何の御用ですか? 今がどういう時期か、ご存じないわけでもないでしょうに」
テュッティ「だからこそ、行かなければいけないのです。誰も、ラングランとバゴニアの戦争など、望んでいないでしょう?」
兵士「それは……そうですが……」
マサキ「俺達は魔装機神操者だ。ラングランだけのためじゃなく、ラ・ギアス全体のために行動している」「俺達が守るべきものの中に、あんた達バゴニアだって含まれているんだ」
兵士「……わかりました、その言葉、信じさせていただきます。私の一存で封印もほどこしません」
テュッティ「え? いいのですか?」
兵士「私とて、兵士である前に、一人の人間です。時として、信じたい時もあるのです」「魔装機神のご高名は、私も聞きおよんでいます。ぜひ、この戦い、止めてください」
テュッティ「わかました。魔装機神操者の名にかけて、誓います」
兵士「お願いします」
ミオ「……いい人だね」
テュッティ「そうね……彼の信頼を裏切るような事は、したくないわ」
〔カーソル、シュメル邸へ移動〕
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「囚われの剣聖」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現〕
ゼツ「出て来い、シュメル=ヒュール!!」
シュメル「何事だ、騒がしい!! むっ!? 貴様……ゼツ=ブラギオ!」
ゼツ「来たか、シュメル。貴様を国家反逆罪で逮捕する!」
シュメル「何だと!?」
ゼツ「貴様、武術師範の地位を利用して議員どもに裏工作をしたな?」
シュメル「裏工作とは、聞こえの悪い。私はただ、大義を説いただけだ」
ゼツ「それがいかんというのだっ!! 貴様、国家の利益を何と心得るかっ!!」
シュメル「何が利益だ! 火事場どろぼうをする事が、国家の利益かっ!」
ゼツ「国を豊かにするのに、体裁などいらぬわ」
シュメル「貴様はただ、ラングランに復讐したいだけであろうがっ!!」
ゼツ「な、何を言うかっ!! ええーい、言い訳など聞かんわっ!! シュメルを逮捕しろっ!! 今すぐにだっ!!」
兵士「し、しかし……剣聖シュメルを我々が捕まえるなど……」
〔第3軍ユニット出現〕
シュメル「ゼツ! そこを動くなっ!! そのそっ首、たたっ切ってくれるっ!!」
ゼツ「ふ……ふひゃひゃひゃひゃ、なんじゃ、そんな魔装機で、わしの作った魔装機と戦おうというのか?」「ひょーっほほほほほっ!! 笑わせおるわ!! おそれるな、ルジャノール改など、しょせん土木機械!」
兵士「し、しかし……」
ゼツ「まだ言うかっ!! ならば貴様を先に反逆罪で処刑するぞ!」
兵士「く、くそおぉぉっ!」
〔ベンディッド、シュメルへ隣接〕
シュメル「若者よ、ムダな事はやめよ」
兵士「う、う、う、うわぁぁぁぁっ!!」
シュメル「……しかたがない……」
〔シュメル、前進〕
兵士「え?」
ゼツ「何じゃ?」
シュメル「不易久遠流奥義……影の太刀『いざよい』……若者よ、脱出せよ」
兵士「えっ!? う、うわっ!! 脱出!」
〔敵ユニット撃破〕
ゼツ「な、な、な、な、何事じゃ!?」
シュメル「真の達人に、魔装機の優劣などたいした意味はない……そういう事だ」
ゼツ「お、お、お、おおおおおっ!! なんと! そうじゃ、そうじゃ!! これはいい!! これは最高の素材じゃ!!」
シュメル「?」
ゼツ「うふ、うふ、うふう……シュメルよ、確かに貴様の腕は見事じゃ。しかし、貴様はわしには指一本、触れられん」
シュメル「……」
ゼツ「なぜなら、貴様が動けば、この場にいる兵士が一人ずつ、死んで行くのじゃからな、ひゃひゃひゃひゃ!」
シュメル「なんだと!? 貴様……正気か!?」
ゼツ「ひゃほほほほ、それが貴様の弱い所よ。剣聖などといわれても、この程度のもの」「さあ、おとなしくしてもらおうか、剣聖殿?」
シュメル「む……むう……」
ゼツ「何をしとる!! 早くあやつを連れて行かんか!!」
兵士「は、はい!」
〔ベンディッド、シュメルへ隣接〕
兵士「す、すみません、シュメル殿……」
シュメル「……気にするな」
〔第3軍ユニット離脱〕
〔敵ユニット離脱〕

ゼツ「く、くふふふ、ひゃはははっ!! ほーっほっほっ!! さあ、これで素材はすべてそろった……あとは……」
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
ゼツ「な、な、なんじゃ!! 魔装機神!? な、なぜここにっ!?」
マサキ「どういう事だ……ここは剣聖シュメルの家じゃなかったのか?」
プレシア「ここのはずだよ! どうして……こんなのがいるの!?」
ゼツ「いや、待てよ……これは絶好のチャンス!! やれ、ぶーっつぶせっ!」
ヤンロン「むう……来たそうそうに戦闘になるとは……」
マサキ「逃げようにも、ここじゃどうしようもねえ……戦うしかねえか!」
<戦闘開始>

<ゼツ撃破>

ゼツ「むおっ!? バカな……魔装機の性能では、負けるはずがないっ!! やはりシュメル、あいつを使うのが一番か……」

<敵全滅・勝利条件達成>
〔第3軍ユニット出現〕
ジノ「こ、これは……どういう事だ? 貴様ら、ラングランのものだなっ!? シュメル殿をどこへやった!?」
マサキ「知るかよ! おれ達も剣聖シュメルに会いに来たんだ。そしたらいきなり、ワケのわかんねえやつに襲われて……」
ジノ「……その様な言い訳が通用すると思うか!? ならば、戦って聞くまでっ!」
プレシア「待ってください!! あたし、ゼオルートの娘です!」
ジノ「な、なんと……こんな少女が魔装機操者だと……いやまて、今何と?」
プレシア「あたし、プレシア=ゼノサキスと言います!! ゼオルートの娘です!」
ジノ「あの剣皇ゼオルートの……そうか、失礼した、つい取り乱してしまったようだ」
ロザリー「先生は……どうなったの?」
マサキ「それは、俺達も知りてえ」
ジノ「ロザリー、落ち着きなさい。ひとまず、気を落ち着けよう。君達、事情を聞かせてもらえないか」
マサキ「わかった」
ジノ「私の名はジノ=バレンシア。師範にはお世話になったものだ」
ロザリー「あたし、ロザリー=セルエ。先生の弟子よ」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マサキ「とにかく、変なじいさんがいきなり襲って来たんだ。俺達が来た時には、他に誰もいなかった」
ジノ「変なじいさん……」
テュッティ「心当たりがあるんですか?」
ジノ「ありすぎるほどある。このバゴニアに変なじいさんはたくさんいるだろうが、極めつけが一人いる」「我が国の国防の最高責任者、ゼツ=ブラギオ殿だ」
ウェンディ「ゼツ=ブラギオ!? まさか……それじゃ、彼があの……」
マサキ「ウェンディ、知ってるのか?」
ウェンディ「直接会った事はないけど、練金学協会では有名よ……おたずね者として」
マサキ「おたずね者!? 犯罪者なのか、あのじいさん?」
ウェンディ「ええ、練金学協会の規律を破り、禁断の秘術に手を染めた、良心無き練金学士と言われているわ」「ゼツは、ただ、新しい技術を作り上げる事だけにかまけて、それがどういう結果を産むか、考えなかったの」「新しい理論、技術を開発した場合、それがどういう結果を産むのか、自分がそれに責任がもてるのか……」「それらすべてを練金学士は考えて、その理論を公表するかどうか、決めなくてはならない」「なのに、ゼツは自分の楽しみだけのために、大量殺戮兵器を次々と開発していったわ」「それで、30年くらい前に、練金学協会から追放され、指名手配されたの」
マサキ「そんなアブねえじいさんが、バゴニアの国防責任者だってのか!?」
ウェンディ「おそらくは、ゼツの心の中には自分を認めなかった練金学協会に対する復讐心がうず巻いているわ」「今回のバゴニア参戦も、彼の意向が強いと見ていいんじゃないかしら」
ジノ「むう……まさかゼツ殿に、そのような過去があったとは……」
ロザリー「それじゃ、もしかして先生は、ゼツに……」
ジノ「その可能性は高いな……師範はこの戦争を止めるべく、行動を起こしてくださっていた……」「ゼツ殿……いや、ゼツが、それを快く思っていたはずがない……」
ロザリー「そんな……先生……」
テュッティ「これは、放ってはおけないわね」
マサキ「ああ、決まり、だな」
【シナリオエンドデモ終了】


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