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No.7
裏切り

【シナリオデモ開始】
サト「ですから、いくら姫様の頼みでもない袖は振れませんよ」
セニア「姫様はやめてってば」
サト「あたしにとっちゃ、ずっと姫様なんですから、今更変えられませんね」
セニア「じゃ、そう呼んでいいから、その代わり予算を……」
サト「それとこれとは話が別です」
マサキ「何だ? どうしたんだよ?」
サト「どうしたもこうしたもないよ。姫様が無茶を言うから……」
セニア「無茶は承知ヨ。そこを何とか」
サト「なりません」
セニア「どうしたも?」
サト「どうしたもです」
セニア「うう……」
マサキ「だから、何の話なんだよ」
サト「姫様が、予算が欲しいんだってさ」
マサキ「予算? ああ、そういやおばさん、主計士もやってるんだっけ。何の予算だって?」
セニア「……諜報費」
マサキ「諜報費? スパイでも雇おうってのか?」
セニア「それもあるけど、色々と方法を集めるのにお金が必要なのよ」
マサキ「デュカキス使って、ネットで調べりゃいじゃねぇか」
セニア「甘いっ! テュッティの料理並みに甘いわっ!」
マサキ「な、何だよ?」
セニア「情報はね、集めるだけじゃ意味がないの。量だけなら、いくらでも簡単に集められるけど……それをきちんと区別して、分析しないと、役には立たないの」
マサキ「区別、分析ねぇ……デュカキスじゃダメなのか?」
セニア「できない事はないけど、マサキよりマシって程度ね」
マサキ「……それは、遠回しに俺をバカにしてるな?」
テュッティ「それがわかっただけでも、少しは進歩したみたいね、マサキ」
マサキ「おっと、テュッティ、戻ってきたのか」
テュッティ「何とか片が付いたわ。それより、さっきから聞こえてたけど、諜報費の話ね?」
セニア「う、そうなんだけど、予算がね……」
テュッティ「当座程度の額なら、なんとかなりますよ、セニア様」
セニア「えっ? それホント?」
ティッティ「ええ、実は国防省から調査依頼を受けまして……詳しい事は彼女に訊いてください」
フォルシュ「初めして。政府より派遣されました、査察官のフォルシュ・ゼオラ・メギストスです。よろしくお願いします」
マサキ「査察官?」
テュッティ「政府からの依頼や要請があった時に、それの進捗や成果の調査、報告をする役目の人よ」
マサキ「要するに、お目付役か?」
フォルシュ「資金を提供する以上、当然です」
マサキ「……ま、いいか。こっちはやましい事なんざ、何にもねぇんだからな。で、調査依頼って何なんだ?」
フォルシュ「未確認ですが、ヴォルクルス神殿跡らしい遺跡が見つかりました。アンティラス隊に、その調査をお願いします」
マサキ「またヴォルクルス絡みかよ……ヴォルクルスってよ、完全に滅ぼすってできねぇのか?」
セニア「無理無理。あの伝説の剣神ランドールだって、封印したのが精一杯なのよ」
マサキ「ランドールって……生身でそんな事やったのか?」
セニア「伝説ではね」
マサキ「けど、封印したっつっても、また復活してんじゃねぇか」
セナイ「けど、4000年以上の間、ヴォルクルスは確認されてなかったのよ。1000年前のだって真偽が怪しいし。それだけの期間、ヴォルクルスは存在しなかった……それだけでもすごい事なんだから」
マサキ「ふーん……血の繋がりはねぇけど、一応はご先祖って事になってるからなぁ……ちょっと照れるな」
セニア「マサキにはもったいない名前だよね」
マサキ「う……まあ、そりゃ認めるがな」
セニア「ヴォルクルス神殿跡かぁ……ヴォルクルス教団も動きそうね」
マサキ「よくわかんねぇ連中だよな、あいつら」
セニア「他人事だと思ってるでしょ? あたし達だって、狙われてるのよ」
マサキ「げっ? そうなのか?」
セニア「ついこの間襲われておいて、もう忘れたの?」
マサキ「え? あー……そうだっけ」
セニア「緊張感がないんだから、もう」
マサキ「悪かったな、今度から気を付けるよ」
セニア「それで、フォルシュ査察官。ヴォルクルス神殿跡の調査って、どれくらい報酬が入るの?」
フォルシュ「後ほど正確な見積もりをお送りしますが、概算でよければお話しします。ただ内密の話ですので、ちょっとお耳を……」
セニア「うんうん……えっ! そんなに? へぇ~……政府も思い切ったわねぇ」
マサキ「おっ、いくらもらえるんだ?」
セニア「ひ・み・つ」
マサキ「おいおい、そりゃねーだろ」
セニア「まあまあ。ここはこのあたしを信じて一任してよ。悪い様にはしないから」
マサキ「んー……まあ、セニアの言うことはわかるが……テュッティはどうなんだ?」
テュッティ「私もセニア様の意見に賛成よ。諜報は必要だから、ミオやヤオロンも同意見だと思うわ」
マサキ「そっか。じゃあ、俺も反対しねぇ。代表には話したのか?」
セニア「おじさんは反対しない。あたしに一任するって」
マサキ「……根回し良すぎだ、お前」
フォルシュ「諜報費……ですか。何か機関でも設立するんですか?」
セニア「ひ・み・つ」
フォルシュ「そうですか。いえ、別に問いただすつもりはありません。今のは純粋に個人的興味なので」
セニア「それじゃ、早速調査に行きましょ。『落ちたリングはすぐに食べろ』ってね。艦長、お願いね」
ブラッドロイ「…………」
シャリアン「起きてください、艦長!」
ブラッドロイ「おっ!? お、おう! 起きとる、起きとるぞ!」
シャリアン「……では、指示を。艦長」
ブラッドロイ「あー……任せる、副長」
シャリアン「いつもこれだ……航海士、進路確認」
ホーリー「進路確認、入力済みです」
シャリアン「了解。では……」
ブラッドロイ「フリングホルニ、発進!」
トニ「フリングホルニ、発進!」
シャリアン「……結局、それが言いたいだけか」

〔フリングホルニ、カッティス盆地神殿跡へ移動〕
〔レーダー反応〕

コレット「精霊だに反応! 遺跡跡にて誰かが交戦中です!」
ブラッドロイ「識別信号は?」
コレット「解析中です……あっ! 一方は靈装機ヂーヱンです!」
マサキ「ガエンか!?」
コレット「もう1機は……グランゾン!?」
マサキ「シュウだと!?」
ブラッドロイ「総員戦闘配置! 魔装機、順次発進!」
マサキ「おう! 出るぜ!」
【シナリオデモ終了】


サブタイトル
「裏切り」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
〔第3軍ユニット出現済み〕

ガエン「黙れ! 裏切り者が!」
シュウ「私は私の心に従っただけです。あなたもそうしたらどうです?」
ガエン「戯けた事を! 神に仕える大神官の地位を捨てて、何を得た!?」
シュウ「何をわかりきった事を……自由に決まっているでしょう」
ガエン「自由など……幻想に過ぎん!」
シュウ「ほう……幻想、ですか。クックックッ……」
ガエン「何がおかしい?」
シュウ「いえいえ、気にしないで結構です。どうやらあなたには、私と少し似たところがありますね」
ガエン「バカな! 背教者が何を!」
シュウ「あなたは本当に、神を信じていますか?」
ガエン「……くだらん! 貴様と議論するつもりはない」
シュウ「そうですか。それはちょうどよかった。邪魔が入った様です」
ガエン「むっ!?」
〔味方ユニット出現〕
ガエン「アンティラス隊か……ここを嗅ぎつけてきたか」
シュウ「では、後は彼らに任せて、ここは退散しましょうか」
ガエン「待て!! 貴様を赦すワケにはいかん!!」
シュウ「赦せないのは本当に私ですか?」
ガエン「な……どういう意味だ!?」
シュウ「それこそ、あなたの心に訊いてみなさい。自分が何者で、何を求めているのか……」
ガエン「貴様などに……何がわかるか!」
シュウ「ええ、わかりませんね。どうしてそこまで自分を韜晦するのか」
マサキ「シュウ!! また邪魔する気か!?」
シュウ「いえ、今回は別の用件でしてね。さてガエン、あなたの望み、かなえて差し上げますよ。神を見たいのでしょう?」
ガエン「……貴様にそれができると?」
シュウ「後で私の下に来てくれれば、お見せしますよ。では、私はこれで」
〔第3軍ユニット離脱〕
ガエン「シュウッ!!」
マサキ「ちっ、シュウの野郎、逃げちまいやがったか……まあいい、出るぞ!」
ガエン「……アンティラス隊か。貴様らに邪魔はさせん」
〔敵ユニット出現〕
リューネ「死霊装兵……ちょっと手強い相手だね」
テュッティ「ええ、油断は禁物。いくわよ!」
〈出撃準備〉
<戦闘開始>

<3EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ガエン「ウーフか。遅かったな」
ウーフ「シュウを取り逃がしたな?」
ガエン「邪魔が入ったからな」
ウーフ「そうか……まあいい。アンティラス隊を倒せばそれで帳消しになる」
ガエン「帳消しだと? 何の事だ?」
ウーフ「貴様は失敗したのだ。ならば、罰を受けるのは当然だろう」
ガエン「失敗はしていない! まだ、時間は……」
ウーフ「話はこいつらを倒してからだ。いいな?」
ガエン「……わかった」
マサキ「新手かよ!」
ウーフ「マサキ・アンドーか。我が名はウーフ。煉獄において我が名を出せば、ヴォルクルス様も斟酌してくれよう」
セニア「ウーフって……また神の名を騙るの!」
ウーフ「ウーフは神ではなく、その使いにすぎん。邪教徒が」
プレシア「あ……あいつっ!?」
マサキ「どうした、プレシア?」
プレシア「あいつ……前に会った事ある……」
マサキ「何っ!?」
プレシア「6年前、お父さんの仕事に付いてった時に、襲撃事件があって……」
マサキ「襲撃事件?」
プレシア「うん、ある人の護衛の仕事だったと思う。その時、あいつがお父さんと戦って……え? あれ? それから……どうしたんだっけ?」
マサキ「覚えてねぇのか?」
プレシア「う……うん」
ウーフ「ほう……あの時の娘か」
プレシア「と、とにかく! ヴォルクルス教団の暗殺者よ!」
ウーフ「……あの時の屈辱をは忘れん。この左目の傷と共にな」

<マサキvsガエン>
マサキ「てめぇ、シュウと何話してた!?」
ガエン「……貴様には関係ない」

<マサキvsウーフ>
マサキ「てめぇもヴォルクルス教団の実行部隊とやらか!?」
ウーフ「その通りだ。ヴォルクルス様の敵、生かしては帰さん!」
マサキ「抜かせっ!」

<リューネvsガエン>
リューネ「デートの邪魔した恨み、今度こそ晴らしてやるよっ!」
ガエン「……根に持つ娘だな」

<セニアvsガエン>
セニア「さあ、大人しくヂーヱンをあたしに渡しなさいっ!」
ガエン「貴様……何を言っている?」
セニア「あんたが持ってても猫に小判よ! あたしが徹底的に分解して調べてあげる! だから、あたしに渡しなさい!」
ガエン「……下らん。貴様などに貸す耳は持たん」

<セニアvsウーフ>
セニア「もう一台のヂーヱン! 二つあるんなら、一つはもらってもいいわよね!」
ウーフ「何を勝手な事を言っている。貴様程度の力で、この俺を倒せると思っているのか?」

<プレシアvsウーフ>
ウーフ「我らが神の宿敵、ゼノサキス一族の娘か……」
プレシア「だ、だったら何よ!」
ウーフ「死ねっ!」

<ガエン撃破>
ガエン「……ここまでか。まあいい、一旦退く。……待っていろ、シュウ」
〔敵ユニット撃破〕

<ウーフ撃破>
ウーフ「む……まさかこれほどとはな。少々侮っていたか。出直すとしよう」
〔敵ユニット撃破〕

<敵全滅・勝利条件達成>
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

マサキ「ヴォルクルス神殿跡ねぇ……ここから見た限りじゃ、ただの廃墟だぜ」
テュッティ「ヴォルクルス神殿なら、地下と相場が決まってるわ。ここの廃墟は別の遺跡。ただのカムフラージュよ」
セニア「地下の反応はどう?」
ティアン「しばしお待ちを。現在調査中ですわい」」
ベッキー「ま、ヴォルクルス教団とシュウがここに来てたって事は、何かあるのは間違いないだろうけどね」
マサキ「そういやシュウのヤツ、今回は邪魔しなかったな……どういうつもりなんだ、一体……」
〔レーダー反応〕
ティアン「おっ! 反応があったぞ! こいつはまた……どでかい空洞だ」
テュッティ「入り口はわかる?」
ティアン「お任せくだされ、テュッティ殿! このティアンにかかれば、そんなもの朝飯前ですわい!」
シュウ「ああ、左上がそうですね」
ティアン「おおっ! これだこれだ! 見つかって……ぬおっ!? お主っ!?」
マサキ「シュウ!? いつの間に……」
シュウ「気を付けた方がいいですよ、皆さん。私と同程度の術を使う者は、ヴォルクルス教団には大勢います。いきなり寝首をかかれたくないでしょう?」
テュッティ「隠形の術……」
シュウ「そういう事です」
マサキ「また邪魔しに来たのか!?」
シュウ「……先程そんな気はないと言ったでしょう? 前回はちょっとした都合があったので、ああいう形になりましたが、今は事情が違いますからね」
セニア「じゃあ何しに来たのよ、クリストフ!」
シュウ「あなた方に会わせたい人物がいましてね。出てきていいですよ」
[イベント「会わせたい人物」]
ガエン「…………」
マサキ「ガエン!? 貴様っ!!」
シュウ「落ち着きなさい、マサキ。彼は投降してきたんですよ」
マサキ「投降……だと?」
ガエン「この通り、何も武器は持っていない。ヂーヱンも離れた場所においてある」

セニア「ヂーヱン、あるの!?」
ガエン「あ、ああ」
セニア「見せて! 触らせて! 分解させて!」
マサキ「落ち着け、セニア」
セニア「……マサキに言われるとは思わなかったわ」
マサキ「お前が興奮してるのを見てたら、こっちは醒めちまったよ。で、マジなのか、投降って」
ガエン「冗談だとすれば悪趣味だろう」
マサキ「擬装だとすりゃ、なかなかの演技力だな」
シュウ「彼の本心である事は、私が保証しますが」
マサキ「てめぇの保証じゃ、余計不安になるだろうが。以前裏切ったのを忘れたのかよ」
シュウ「忘れるワケないでしょう。ついでに言えば、私がウソをつかない事も思い出して欲しいのですが」
マサキ「……てめぇの言い回しはわかりにくいんだよ」
テュッティ「けど、アンティラス隊で身柄を預かるわけにはいかないわ。あなたを指名手配しているラングラン政府に引き渡すことになるけど……それでもいいの?」
ガエン「もとより、覚悟の上だ。死罪になろうとも後悔はせん」
マサキ「そこまで覚悟して、何でヴォルクルス教団を抜けたんだよ? そこがどうしてもわかんねぇ」
ガエン「……神などいない。それがわかっただけで充分だ」
マサキ「何だぁ?」
シュウ「彼にとっての真実を見た。それだけの事です」
マサキ「てめぇが何かやったのか?」
シュウ「少し背中を押してあげただけですよ。元々、彼は懐疑論者でしたし」
マサキ「悪い神さんに騙されてたって、ようやく気付いたのか」
ガエン「お前の理解力ではその程度の説明しかできんか」
マサキ「……投降しといて、偉そうな口叩くな」
シュウ「ところで、いつまでこんな所に立ち話をする気です? フリングホルニにもゲストルームくらいはあるでしょう」
マサキ「何だよ、フリングホルニに乗りたかったのか? だったら早くそう言えっての」
シュウ「……いい加減、相手を自分のレベルにまで下げて考えるのはよしなさい」
マサキ「へいへい、お前はレベルが高いよ」
テュッティ「シュウの言う事ももっともね。フリングホルニに招待しましょう」

ワグネル「では、もう一度確認します。あなたはラングラン政府預かりの身となります。それでいいんですね?」
ガエン「ああ」
セニア「ヂーヱンは、あたしがもらう! 文句言っても返さないっ!」
ガエン「好きにしろ」
セニア「やたっ!」
ワグネル「では、念書にサインしてください」
ガエン「……これでいいのか?」
ワグネル「はい、結構です。希望するなら、弁護士費用の負担はこちらで行いますが……」
ガエン「必要ない。第一、公開裁判にかけられるとは限らん」
ワグネル「そうですか。そこまで覚悟ができているなら、何も言いません。司法取引ができる事を祈っています」
ガエン「……祈る、か。ムダな行為だ」
ワグネル「私達はしばらくこの遺跡を調査するため、ここから動けません。その間、独房に入ってもらいますけど、いいですか?」
ガエン「構わん」

シュウ「おや? あなたは……」
プレシア「!? シュウ……」
シュウ「奇遇ですね。これまではずっと避けられていましたが」
プレシア「……会いたくないの」
シュウ「……そうですか」
プレシア「……あたしは、お兄ちゃんとは違う」
シュウ「…………」
プレシア「赦さない……絶対に……」
シュウ「……それで結構です。これから、私はこの艦を降ります。用事があるのでしたら、お早めに」
プレシア「…………」

[イベント「艶っぽくない会話」]
セニア「うっひゃあ~……こんな事やってたんだ」
ウェンディ「これで、設計は50年前だと聞いてますが……」
セニア「これ、マジで天才の仕事よね」
ウェンディ「ええ……私にはこの発想はありませんでした」
セニア「この部品だけで、いくつパテントととれるやら……もったいないから、あたし達で取っちゃおうか」
ウェンディ「それはいいですけど……パテントを取ったところで、靈装機の生産を制限できるワケじゃないって事は、忘れないでください」
セニア「あはは、わかってるって。連中に法律なんて意味ないしね。ところで、この辺の機密関係を除いて、ラングラン政府に売ったら、いくらになると思う?」
ウェンディ「数十億はくだらないか、と」
セニア「だよね。それだけあれば、情報機関も強化できるし、要員も増やせる」
ウェンディ「確かに、有効な使い道ですね……少し、後ろめたい気もしますけど。あと、いくつかはアカデミーの禁忌に触れるものがありますから、それは除外しないと……」

シュウ「女性二人にしては、艶っぽくない会話ですね」
セニア「クリストフ、何の用?」
シュウ「艦を降りるんですよ。用事は済みましたからね」
セニア「あっそ。じゃ、さいなら」
シュウ「…………」
セニア「……何してんのよ。さっさとグランゾンに乗って降りればいいでしょ」
シュウ「……赦す以前の問題、ですか」
セニア「何の話よ?」
シュウ「いえ、気にしないでください。ちょっと女性に振られましてね」
セニア「……そういう諧謔的な言い方、やめてよ。ワケわかんない」
シュウ「気を付けましょう。それでは、失礼しますよ」
セニア「まったく……モニカも、あんな男のどこがいいんだか」
ウェンディ「あら、プレシア。どうしたの?」
プレシア「えっ? あ、あの……シュウ、は?」
セニア「ついさっき、出てったよ。何か用だったの?」
プレシア「う、ううん……いいの、もう」
ウェンディ「……プレシア」
プレシア「え? 何?」
ウェンディ「赦してあげなさい……とは言わないわ。でも、認めてあげなさい。彼は、昔とは違う、と」
プレシア「…………」
【シナリオエンドデモ終了】


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