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シーン6「地球圏混乱」編
No.29
明日への勇気

<ファースト ネルガル月面ドック>
星の屑作戦の阻止に成功したロンド・ベル隊は
補給のため、ネルガルの月面ドックに向かう。


サブタイトル
「明日への勇気」


【戦闘マップ開始】
〔敵ユニット出現済み〕
元一朗「地球から月面都市へジャンプさせられてしまったようだが…隊と合流が出来た今、この兵器工場の並ぶ都市を見過ごすわけにはいかん!」「侵略者どもめ! これ以上悪魔の兵器を作らせるものか! ゆくぞ、マジン!」
万丈「あれは! ぼくと一緒にここへ来たロボットか…!」
ロミナ「このままではこの都市が危険です、エルシャンクの発進を…」
シャフ「だめです、まだドックに繋留している状態ですので…すぐに発進はできません!」
ダミアン「くそっ! ジョウたちは地球だし…ここはダイターンに頼るしかねぇか!?」
万丈「そのようだね…もうすぐロンド・ベル隊も来るはずだ、それまでの時間を稼いでみるよ」
ロミナ「お願いします、万丈さま…あ、あれは!?」
万丈「ん? …そうか…吹っ切れたようだな、テンカワくん」
元一朗「ふはは! 悪の地球人どもめ…ろくな抵抗もできんとは、我々の雄姿を見て恐れをなしたか!」
〔味方ユニット出現〕
元一朗「なに…!?」
アキト「よし、この月面フレーム装備なら単独行動ができる…。カワサキと同じやつか…? もうお前の好きにはさせないぞ!」
元一朗「1機だけか…地球人にも、少しは骨のあるやつがいるようだな…だが悪は滅びるのみ!」
万丈「おぉっとぉ! そこまでだ!」
〔味方ユニット出現〕
元一朗「なにっ!? き、貴様は!? …おのれ、今度は決着をつけてやるぞ!」
万丈「おや、気が合うね。ぼくもそのつもりだ。世のため人のためッ!」
元一朗「むっ! ぬう!?」
万丈「悪の野望を打ち砕くダイターン3! この日輪の輝きを恐れぬなら…かかってこい!」
元一朗「…ほお…」
アキト「動きが…!?」
元一朗「ぬ!? …い、いかん! つい見とれてしまったが…貴様たち悪の侵略者が何を言うか! マジンの力を思い知れ!」
万丈「テンカワくん…大丈夫だね?」
アキト「はい、万丈さん。俺は、俺の居るべき場所を守るために…戦います!」
万丈「この敵の数だ、無理はするな。ロンド・ベル隊がくるまでもたせるんだ!」
アキト「了解!」
元一朗「ジンシリーズが完成し、有人跳躍が可能になった今…我々木連に敵はないっ!」
万丈(なるほどね…木星トカゲとは言っても…地球人と同等以上の知性はあるようだ…いや、人間臭さ、かな…?)
<戦闘開始>

<3PP・味方援軍1出現>

アキト「くそっ! いくらダイターンが頼りになるっても、2機だけじゃ…」
万丈「戦いつつ街を守るってのは、さすがにつらいところだね」
〔味方戦艦出現〕
クワトロ「珍しいな、万丈くんが弱気になるとは」
勝平「待ってろよ、万丈兄ちゃん! いま俺たちが助けにくからな!」
アキト「あれは、ラー・カイラム!」
万丈「おやおや、元気のいい騎兵隊のご到着だな」
シャフ「姫、ブライト艦長たちです」
ロミナ「あぁ、間に合ってくれたのですね…」
ブライト「敵はもう展開している、各員準備できしだい発進! 万丈くんたちを援護だ! 急げ!」
ジュドー「へいへいっと。コロニーを止めたとおもったら、今度は木星のメカが相手かよ」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「まったく、人使いが荒すぎるぜ」
さやか「ぼやかないの、甲児君。このままじゃフォン・ブラウンの人たちも危険だわ」

コウ「ニナ…無事でいてくれ…」
〈出撃ユニット選択〉
元一朗「むっ!? 敵の新手か?次から次に迫る悪の手か…だが、勝利の女神は必ず正義の戦士に微笑むものだ!」

<4PP・味方援軍2出現>
〔味方戦艦出現〕
※※まだ元一朗健在の場合、セリフ追加※※
元一朗「あれは…相転移炉式戦艦か! ちょうどいい、悪の軍団め…まとめてかかってこい!」

ルリ「フォン・ブラウン市に到着しました。ロンド・ベル隊と木星トカゲの交戦を確認」
ユリカ「あのエステ…アキト!? アキトなの!?」
アキト「ユリカ…? ユリカか!? もう着いたのか?」
ユリカ「うん、アキトのためだもの! 大急ぎで来ちゃった」
プロスペクター「今回は、地球の防衛ラインの障害もありませんでしたので…しかし…なにやらブリッジが寂しいですなあ。艦内も落ち着きがありませんし…」
ルリ「木星トカゲのパイロットを追っかけ回してるみたいですけど」
ユリカ「とにかくエステ隊、発進してアキトとロンド・ベル隊を援護してくださぁい!」
リョーコ「あいよ! テンカワ、待ってろよ!」
ヒカル「ロンド・ベル隊の人とも久しぶりだね」
ガイ「おう! フフフ…ガンドール隊とは、また違ったおもむきのスーパーロボットたちが待ってるぜ!」
イズミ「浮かれて援護に行って…エンコしないようにな。…クク…クククク…」
〈出撃ユニット選択〉
メグミ「戦闘が始まったみたいですね…」
レイカ「行動するなら、今のうちね…正直なところ、かなり危ないことしてる気もするけど。木星トカゲ…失礼、木連のことが明るみに出ちゃった今では特に、ね」
ビューティ「偉そうに。報告はギャリソンからでしょ! それに文句ばっかり言うなら、レイカはついてこなくていいわよ!」
九十九「よ、よしてください。私のためにケンカなど…」
ミナト「あら、美女に囲まれるのはお嫌?」
九十九「そ、そんな…私は…その…ハルカさんが…」
レイカ「あらあら、木星の人っていっても、スミに置けないわねえ」
ジュン「あ、いたいた! みんなブリッジに行かないで、何してるんです!? 早く……え、そいつは!? そいつから離れてください!」
メグミ「ど、どうします!?」
レイカ「こういう時は…ね? ミナトさん?」
ビューティ「? なになに?」
ミナト「そうね、レイカさん。…白鳥さん、あっちよ!」
九十九「え? 婦女子に手を握られるとは…うわっ!」
ミナト「逃げるわよ!」
ジュン「そう、早くそいつから逃げ…あれ? なんで…一緒に?」

<5PP・敵増援1出現>
〔敵ユニット出現〕
ユリカ「え? え? 何が起きたんですか?」
ルリ「回収していた木星トカゲのロボットが発進しました」
ユリカ「あら、そう。ふ~ん、パイロットがいなくても動くんだ…って、えぇ~っ!? 誰が操縦してるんですかあ!?」
ジュン「ユリカ、大変だ! 捕獲したメカのパイロットが、メグミちゃんとミナトさん、それに万丈さんのアシスタント2人を人質にして…!」
ユリカ「なんですって!? メグちゃん、ミナトさん…!」
プロスペクター「なんと‥!? …しかし…おかしいですな。あの破嵐万丈氏のアシスタント…もう1人はともかく、三条さんは元々、国際警察の敏腕エージェントのはず…何か策を練られているのか…」
ユリカ「とにかく、ロンド・ベル隊にも連絡を! エステ隊、さらわれた人たちの救出を最優先で!」
ミナト「やっぱろ、1人乗りのマシンに5人ってのは…無茶だったかしら…?」
レイカ「ちょっと、ね…」
メグミ「無茶すぎます! って、ちょっとビューティさん! 胸が邪魔ですよぉ!」
ビューティ「しょうがないでしょ! 狭いん…あぁん、白鳥さんへんなとこ触っちゃダメェ!」
九十九「い、いやこれは事故です! 私は決してそんなつもりでは…」
〔敵ユニット出現〕
デューク「なにっ!? あのメカの中に人質がいるだと?」
クワトロ「ナデシコのクルーに…万丈くんのアシスタントか。なるほど、なかなかしたたかな手段をとる…!」
アキト「メグミちゃんにミナトさんが!? くそっ! 汚いやつらめ!」
万丈「やれやれ…とにかく、やつの動きを止めるしかないな」
宇宙太「あれ? 万丈さん、結構落ち着いてんだな。アシスタント、いいのかよ?」
万丈「まぁね。ぼくは彼女たちを信じてるし…彼女たちも、万一の覚悟は出来てるはずだ」
エクセレン(ひょうひょうとしてるけど…結構ハードボイルドなのよね…)
アキト「メグミちゃんたちに、万一なんて起こさせてたまるか! みんなで助けるんだ!」
忍「おう! 小汚ぇ真似しやがって! …後悔させてやるぜ!」
洸「敵の増援も出てきたけど…人質を助けないと!」

<アキトvs九十九>
メグミ「待って!!」
ミナト「話を聞いてちょうだい!」
アキト「メグミちゃん、ミナトさん…!? く…! 汚いぞ、木星人!」
ユリカ「え!?」
ブライト(木星…人だと…?)
プロスペクター「ふむ…」
万丈(やはり…)
ビューティ「違うのアキトくん! 攻撃をやめてぇ!」
ミナト「この人の名誉のために言っておきます。わたし達は人質じゃない」
メグミ「みんな騙されてたんですよ! この人たちは…」
アキト「…ここで聞かされたよ……人間なんだろ。地球圏を追放された…」
リョーコ「なんだってぇ!? おいテンカワ! そりゃ本当か?」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「おいおい、それって聞いてたのと全然話が違わねぇか?」
さやか「まさか…情報操作!?」

アカツキ「……」
レイカ「そう…あなたも聞かされたのね…」
九十九「そこをどいて下さい。私たちの目的はあくまで相転移炉式戦艦」
アキト「うるさい! ナデシコは俺が守る!」
メグミ「そんな、昔の戦争をひきずって…!」
アキト「君はわかってない!! これはもう『ぼくたち』の戦争なんだよ! 戦艦に乗って! 敵と戦って! 都合のいいところで昔の戦争なんて言っちゃいけないんだよっ! そこから降りろぉッ!」
クワトロ(『ぼく達の戦闘』、か…人類の愚かさは…時代や、軍属や民間人の区別無く不幸を呼ぶ。彼は直感でそれを感じ取っている…? これが…若さか…)
エマ「ブライト艦長!?」
ブライト「…目的は変わらん。あのマシンを沈黙させ、彼女たちを救出する! ミスマル艦長、異存はないな?」
ユリカ「は、はい…そうです。メグミちゃんやミナトさんの救出を!」

<九十九撃破>
アキト「止まった? いや、まだだ! 火星の人たちの分を…!」
メグミ「やめて! アキトさん、もうやめて!」
九十九「待て!! もはやテツジンに戦闘能力はない。4人を降ろす! だから私と一対一で勝負だ!」
メグミ「やめて~! やめて下さ~い! なんでそんな事する必要あるんです! アキトさん!」
アキト「地球を守るためなんだよ!」
メグミ「地球を守る人の方が、戦う人の方が偉いんですか!? やっぱりおかしいよ…! こんなのちっともアキトさんらしくないですッ!」
バニング「…耳が痛いな…」
メグミ「戦争しなくてもいいじゃないですか! 家で二人でゲキ・ガンガー見ててもいいじゃないですか…!」
ビューティ「メグミちゃん…」
メグミ「その方がアキトさんらしい…! アキトさんらしい…。アキトさんらしいです…」
アキト「‥そうだね。確かに俺らしいかもね…。でも…俺はそうなりたかった訳じゃない」
ガイ「テンカワ…」
アキト「俺…ゲキ・ガンガー見てる大人じゃなく、ゲキ・ガンガーになれると思ってた…」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「…そうじゃねえだろ、テンカワ。俺たちの戦いは…そうじゃねえよ」

アキト「そう…そうなんだよな…。おい、そこの木星人。行けよ…」
九十九「ありがとう…名前を教えてくれないか。私は…」
アキト「名前知ってる相手と…殺し合いしたくない」
九十九「そうか。…みなさん、降りてください…じゃ…」
〔ボソン反応〕
〔敵ユニット離脱〕

ルリ「敵ゲキガンタイプ、ボソンジャンプで撤退を確認」

<元一朗撃破orHP30%以下>
元一朗「ぐっ!!」
万丈「勝負あったようだね」
元一朗「くそう、次に会う時は絶対にやっつけてやる!」
万丈「ああ、いつでも待ってるよ。……この日輪に再び挑んでくるならね…!」
元一朗「いちいち格好いいことを! おぼえていろ!」
〔敵ユニット離脱〕
万丈「ふう、決めたいなら、その捨て台詞はなんとかした方がいいと思うけどね」(しかし…まったく話が通じない連中でもないようだな、木星トカゲ…いや、木連軍か。なにか糸口がつかめるといいんだが…)

<敵全滅・勝利条件達成>
忍「片付いたようだな。…だけどよ…」
沙羅「あぁ、後味が悪いねぇ…」
ユリカ「アキト! 無事でよかった…ネルガルも、アキトの解雇撤回したんだよ!」
アキト「ユリカ…ああ、そうみたいだな…そいつもこっちで聞いたよ…」
ルリ「そうでなきゃ無許可でエステに乗れません」
ヒカル「でもぉ…木星トカゲって、人間だったんだ…」
イズミ「あぁ…今までみmたいな気持ちじゃ、相手できそうにないね…」
エリナ「……」
アカツキ(ま、いつまでも隠しきれるものでもないか)
ジュドー「木星トカゲの正体は人間ねぇ…ブライトキャプテンは、知ってたのかよ?」
ブライト「いや…だが、仮に知らされていたとしても、口止めはされていただろう。…上層部が隠していた…つまりはトップシークレットだ」
エル「軍隊ってのは、不自由なもんだねぇ」
万丈「とにかく、みんな合流できたんだ。一度集まって顔を合わすのがいいんじゃないか?」
ユリカ「そうですね…あ! 機動戦艦ナデシコ、本日付けでロンド・ベル隊に編入されました。よろしくお願いします!」
ブライト「頼りにしているよ。…しかし…」
クワトロ「ああ、ナデシコクルーの士気が心配だ…」
エクセレン「スキャンダラスな話は嫌いじゃないけど…こればっかりは、ね」
【戦闘マップ終了】

【シナリオエンドデモ開始】

ジュン「あれがナデシコの新しい装備…なんですか?」
ウリバタケ「そう! Yユニットだ。もともとはネルガルの新造戦艦用に設計されたものだが…最近の騒ぎで、戦艦の新造なんて言ってられなくなったようでな、急遽ナデシコ用に換装されたんだと」
リョーコ「ねぇ、なかなか良さそうじゃねぇか。で、こいつがついたらナデシコはどうパワーアップするんだ? こけおどしじゃねえだろな」
イネス「説明しましょう! まず、相転移エンジンが現在の2基から4基に倍増するの。ま、単純にジェネレータの数が2倍になるわね」
ウリバタケ「ようするに、ディストーションフィールドの安定強化ができるわけだ」
イネス「そう…そして兵装面でも、現在のグラビティブラストに加えて、より強化された相転移砲の発射が可能になるわ。つまり、ナデシコの全性能がパワーアップされるってわけね」
エリナ「無茶苦茶よ! もともと規格が違うのよ!?」
ヒカル「でもぉ、大丈夫そうだし。それに、ロンド・ベルってそういうロボットばっかりじゃない?」
アカツキ「笑えないねえ」
ガイ「なんだぁ? …それだけか?」
ウリバタケ「それだけか…って、出力・武装・防御! 他にどうパワーアップするんだよ!?」
ガイ「あいつと合体することで、ナデシコが巨大ロボットに変形するとか…」
ユリカ「あ、それいいかも! 私の号令ひとつでナデシコがババーンと…」
ルリ「食堂とか、ヤバいことになると思いますけど」
ヒカル「そんなことより艦長、ミナトさんとメグミちゃんの処分はどうなったのぉ?」
ジュン「木星トカゲ…ううん、木星人のことも…どうするんだよ、ユリカ?」
プロスペクター「ハルカさんとレイナードさんについては、連邦に対する建前もあって当面の自室謹慎だそうですが…木星人に関しては、まだ正式には聞いておりませんな…」
ユリカ「…私たちの任務は…なにも変わりません」
リョーコ「なんだって!? なにも変わらない、って…」
メグミ「どういうことなんですか!? それ!!」
ミナト「あの人達との殺し合いを続けるつもりなの!? 艦長!?」
アキト「メグミちゃん! ミナトさん!」
万丈「やあ、突然ですまないね。せっかくみんな合流できたんだから、事情に詳しい人にも来て頂こうと連れ出したんだけど…」
アキト「万丈さん。…でも、どうやって…?」
ルリ「メグミさんとハルカさんの自室ロック、解除されてます」
ウリバタケ「おいおい、オモイカネを騙せるヤツなんかがいるのか?」
ブライト「騙してはいない。一応、ロンド・ベル隊の指揮官だからな。そのくらいの権限は持っているのでな」
バニング「これがナデシコのブリッジか…それに、連邦の艦よりも、居住性が高いようだな」
大介「はじめまして、みなさん」
プロスペクター「これは…ブライト艦長に、ロンド・ベル隊の方々がおそろいでおいでとは…」
ユリカ「直接お話するのは初めてだし、私が招待しました! ナデシコの食堂はおいしいって評判なんですよ!」
クワトロ「それは楽しみだが…まずは気がかりを片づけねばな。食事も喉を通らん」
ミナト「……」

ハマーン「まさか…コロニーを止めるとはな。地上もだいぶ落ち着き始めたか…頃合いだな」
マシュマー「お呼びでございましょうか、ハマーン様」
ハマーン「異星人の侵略騒ぎで、連邦は混乱している。こちらも少なからず影響を受けてはいるがな。マシュマー、新型を率いて、ロンド・ベルを落とせ」
マシュマー「はっ! …ハマーン様、地上の方はいかがお考えなのでしょうか? 我が隊の者を向かわせ、地上と宇宙、同時に連邦の主力部隊を叩くのも一興かと」
ハマーン「案ずるな。もうジャブローへは部隊を送ってある。グレミーをな。それに…ティターンズの生き残りで面白い者がいる」
マシュマー「ティターンズ…ですか? いやそれよりもグレミー=トトを…!? ハマーン様、無礼を承知で申し上げます、あの者は…」
ハマーン「…わかっている」
マシュマー「は? それではどうして…」
ハマーン「見てみたいのだ。あれがどう動くのか…をな。そなたはロンド・ベル打倒に全力を注いでくれればよい…期待している、マシュマー」
マシュマー「もったいなきお言葉…! マシュマー=セロの名誉にかけて、必ずやご期待に応えてみせます、ハマーン様
ハマーン「…そうだ、グレミーが残していった者がいる…その者も連れて行け」
マシュマー「は? いえ、あの者の手を借りずとも、私だけで…」
ハマーン「念には念を入れて、だ」
マシュマー「…は、わかりました…」(ニュータイプ部隊か…正直、気にいらんが…)

ミナト「なにも変わらない、って…それじゃあ、結局木星の人達と戦争をするっていうことじゃないですか!?」
メグミ「そうですよ! そんなのって…あの人達も、元は同じ地球人なんですよ?」
ユリカ「ミナトさん、メグミちゃん、そう興奮しないで…」
アキト「…だけど…同じ人間だったって! 奴らが火星の人たちを襲ったことは変わりないじゃないか! 相手が人間だったら…人殺しでも許せるってのかよ!?」
メグミ「!! …アキトさん…」
ミナト「……」
ブライト「たしかに、君達が白鳥九十九少佐から聞いたというとおり…木星人と自称する彼らも、元々は地球人だ」
プロスペクター「こちらにも極秘の報告が来ました。宇宙世紀初頭に起きた、宇宙植民地の自治紛争において、連邦政府によって追いやられた人々…ですか」
バニング「コロニー、月、火星…次々と彼らは追いやられ、そしてその全ては報道管制によって握りつぶされていた…」
万丈「こちらでもしらべてみたよ。同時期…大型移民船団が数隻、混乱を避けるため、極秘で外宇宙に旅立っている。それを隠れみのに、木連のことももみ消されたらしい…」
ミナト「ひどすぎるわ…」
メグミ「なんで戦争なんかになっちゃうんですか…?」
大介「む? ミスマル艦長は、戦争をするなんて言ってなかったんじゃないか?」
メグミ「え? …でも、なにも変わらないって…」
クワトロ「ミスマル艦長。ナデシコは、今まで積極的に戦争をしてきたのか…?」
ユリカ「してません。木星トカ…木星の人達の無人メカとか、どうしようもない時には、やっちゃってますけど…基本的には迎撃のみです。…そりゃ、やりすぎ…ってときもありますけど」
ジュン「言われてみれば…そうだな…」
プロスペクター「戦艦としては、やや問題がありますが…」
バニング「我々も同じだ。少なくとも基本的には、な」
アキト「それじゃあ…!?」
ブライト「降りかかる火の粉は払う。だが、交渉の余地のある組織と、全面戦争を起こす気もない」
ミナト「じゃあ、木星の人たちとも…」
万丈「そうそう。そうでなけりゃロンド・ベルやガンドール隊に、あんなに民間の協力者が集まらないさ」
クワトロ「現在、我々の任務は彼らではない。それに、木星の状況も不明なところが多い。あとは彼らから仕掛けてこないことを祈るだけだな」
ユリカ「そういうことです。だからメグちゃん、ミナトさん、安心してくれませんか?」
メグミ「…そうです、ね…」
ミナト「現実的に考えたら、このあたりが精一杯の対応でしょうね…」
アキト「……」
メグミ「アキトさん…。白鳥さん、ゲキ・ガンガーが好きだって…木星では、ゲキ・ガンガーが聖典なんだって…」
大介「ゲキ…ガンガー…?」
ルリ「ずいぶん昔の、近世風ロボットアニメです。いまはそんなロボットが民間でも造れるくらい、技術が進歩しましたけど」
アカツキ(ここは…静観するしかないか…次の展開までは、な)
ブライト「とにかく、木星勢力についてはわかっていない事のほうが多い。当面の作戦でも引き続き、ナデシコにも参加してもらう。よろしいな、ミスマル艦長?」
ユリカ「はいっ! あらためてよろしくお願いしま~す! …あッ!!」
バニング「ん?」
大介「なにか…大事なことでも? 艦長、ぼくが力になれることなら…」
ユリカ「あ、いえ…さっきの食堂の話ですけど、火星丼がお勧め…って言い忘れちゃってたんで」
ルリ「…バカ…」

???(シーブック)「間に合うか…!?」
???(セシリー)「本当なの!? 鉄仮面が…!」
???(シーブック)「…ああ、フロンティア・コロニーで…実験が行われるらしい…!」
???(セシリー)「実験って…バグっていう…」
???(シーブック)「俺はなんだか良くは知らない…だけど…絶対にやらせちゃ駄目だってことだけはわかる‥!」
???(セシリー)「…私たちだけで…やれるの?」
???(シーブック)「わからない…だけど、いま動ける連邦の部隊はロンド・ベル隊だけだって聞いてる! これだけ一度に問題が起きてるんじゃ、フロンディア・コロニーにはいつ来るかわからない…」
???(セシリー)「最悪…私たちだけで…!?」
???(シーブック)「…だから、セシリー。君は無理しなくていい、どうしようもなくなったら離脱してくれ。逃げまわりゃ、死にはしない」
???(セシリー)「…私は…逃げない…いいえ、逃げちゃいけないの。急ぎましょう、シーブック」

ロム「そうですか…地球人の間にも、難しい問題があると…」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「まったくだぜ。人間同士でゴタついてる場合じゃねぇってのによ…」
さやか「もう、それが口ぐせになっちゃうくらいよね…」

雅人「そうだよなぁ…あ、ブライト艦長、おかえりなさい」
マリア「兄さん、ナデシコの人達はどうだった…?」
大介「あぁ…完全に、とはいかないかもしれないが、気持ちの切り替えはできたみたいだったよ」
バニング「ああ見えて、ナデシコのクルーは世界中から集められたスペシャリストの集団だからな…」
ルー「へえ…見かけによらないものね…」
エクセレン「ま、私たちも人のこと言えないんじゃなぁい?」
亮「違いない」
勝平「それで、これからどうすんだよ? コロニーが落っこちんのは止めたし、ここも守ったし…
ブライト「うむ…それについてだが…植物惑星について、大変なことがわかった」
雅人「た、大変なことって…!?」
ブライト「少しずつ地球に近づいていることは知っているな? その速度が…加速度的に増している…!」
ロム「それでは…すぐに地球に!?」
沙羅「シャピロ…まさかあいつが…!」
ジェット「コロニーの次は小惑星か。つくづくイベントには困らん星だな、地球は」
ジュドー「感心してる場合じゃないって! ブライトさん、止める方法はあんのか!?」
ブライト「ひとつ…考えられることがある」
宇宙太「もったいつけんなよ、なんなんだ? 艦長」
ブライト「惑星中枢を…狙撃する」
バニング「ばかな! 全機の射撃を集中したところで、あの質量を…」
ブライト「…違う、大尉。コロニーレーザーを使う…!」
恵子「コロニー…レーザー…!?」
エマ「あ! もしかして…」
クワトロ「…グリプスIIか」
コウ「かつてティターンズ戦で使われた…!?」
ブライト「そうだ、まだ使用はできるはずだ…これならば可能性はある…!」
エクセレン「無茶な作戦よねえ…でもなにもしないよりは…ってとこね」
レイナ「とうことは…コロニーレーザーで小惑星を狙って…」
万丈「どんっ! …行けばいいんだけどね…」
沙羅「あいつが…シャピロがそうそう、うまく事を運ばせてくれればいいけどね…」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「にしてもよ、冗談じゃないぜ!? なんでこう、一斉に問題が起こりやがる!」

ロム「おそらくは…いままでは様子見。コロニー落下が回避された今こそ、敵にとっては現状を打破する最後のタイミングのはず…!」
レイナ「兄さん…じゃあ…」
ロム「おそらくギャンドラーも…動くぞ」
エクセレン(あの謎の敵…そしてあのお嬢ちゃんも…なにか仕掛けてくるかも…。胸騒ぎがするわね…)
洸「レイナさんから聞いた…ムートロンのことも気になるな…ギャンドラーやバンカーが動かなければいいけど…」
エマ「艦長!」
ブライト「中尉? 動きがあったのか!?」
エマ「…フロンティアIコロニーと、コンペイ島に…敵が集結して…!」
ブライト「なんだと…!」
エクセレン「こっちもいろんな意味で大詰めか…まとめて来ちゃったみたいね…!」
ブライト「すぐに出港する!」
コウ「しかし、補給が!」
クワトロ「仕方あるまい。その時間も惜しい。補給をしていて、肝心なところに遅れたのでは本末転倒だ」
万丈「とはいえ、そこでガス欠…というのも問題だからね。ぼくのアシスタントに、補給物資をあとから持ってくるように言っておくよ。ビューティあたりでいいかな」
ビューティ「わかったわ。あとで合流ポイントを指定してね」
レイカ「木連の人の件とか、ポカしてるんだからしっかりね」
ビューティ「それはあなたもでしょ! レイカ!」
バニング「なんにせよ、その段取りで行くしかないな」
ブライト「よし、ラー・カイラムはフォン・ブラウンを発進する! ナデシコにも通達!」
【シナリオエンドデモ終了】


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● フロンティアコロニーI → No30「悠久なる風」 へ進む

  ソロモン内部 → No31「探求者」 へ進む

  グリプスII内部 → No32「壊滅双曲線」 へ進む

  メガノイド空間 → No33「コロスは殺せない」 へ進む


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