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シーン6「地球圏混乱」編
No.33
コロスは殺せない

<セレクト メガノイド空間>
月からの補給を持ってきてくれる、
ビューティとの合流ポイントに向かう…。


サブタイトル
「コロスは殺せない」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現〕
忍「なんだ? 急に周りがおかしくなっちまったぞ!?」
メグミ「通常航行中だったのに…? なにが起きたの?」
ルリ「現在座標、特定できません」
万丈「馬鹿な。それに、ここはビューティがアナハイムから補給物資を持ってくる…その合流ポイントだ」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「現在位置がわかんないって、迷子になったってことかよ!?」
さやか「でも、周りの景色もおかしいわ。迷子とか、そんなものじゃないわ。もしかしたら…ビューティさんも!?」

イネス「なにか…異空間に入り込んでしまった、って感じね」
ドリル「ロム、こいつは…」
ロム「ああ、クロノス星での…天空魔城での戦いのときと似ている」
エクセレン「て、てんくうまじょう? なんか物々しい名前ねえ。空の魔のお城?」
レイナ「そうよ。つまりは…人工的な異空間ってこと。でも、今回は違うみたい」
ユリカ「私たちの苦労をねぎらってバカンスにご招待! ってわけじゃなさそうだけど…」
万丈「たしかに、バカンスとはいかないようだね。このやり方は…ホシノくん、磁場の様子はどうだい?」
ルリ「はい…周辺の磁場、通常とは大幅に歪曲しています」
※※先にNo30をクリアしている場合、セリフ追加※※
シーブック「ぼく達みんなを取り囲むほどの磁場…ってことなのか!?」

ジュドー「万丈さん、心当たりがあんのかよ!?」
万丈「あぁ…通常空間に磁場のひずみを作って特殊空間を作り出す…ロムくんたちの言うギャンドラーでなければ…やつらのやり方だ」
クワトロ「やつら…という事は…メガノイドか」
アキト「メガノイド…火星に出てきた、あいつらか!」
ブライト「各員、発進準備だ! 急げ!」
ガイ「あの悪の巨大サイボーグ軍団か! 正義の力で片付けてやろうじゃねぇか!」
万丈「賛成だね。…せっかくのご招待だ。ここで出ないのは無礼というものだろうしね」
大介「万丈くん…?」
〔味方ユニット出現〕
マリア「兄さん、どうしたの? そんな顔して」
大介「万丈くん…いつもと感じが違うような気がした」
エル「へ? いつもの調子じゃない?」
ブライト「なにが起こるかわからん! 各員、警戒を怠るな! 出撃!」
ユリカ「は~い! エステバリス隊もお願いしま~す!」
万丈(必ず出てくる…ここまで大がかりなことをしてくる以上、彼女自ら…!)
〈出撃ユニット選択〉
〔敵ユニット出現〕
ベンメル「む? この空間での我がコレクションの動作確認をしておるうちに、もう部隊を展開しておったか」
万丈「コマンダー・ベンメルか。この空間、おまえだけの力ではあるまい! それに、ぼくのアシスタントもどこに隠したか、しゃべってもらおうか!」
ベンメル「ふふふ、なんのことかいのう! そんな事よりも自分の心配でもしたらどうだ? 今日こそ、そのダイターンを我がコレクションにしてやるぞ!」
ルー「あいつ…なんなの? メガノイドなことは間違いないないみたいだけど…」
ウリバタケ「マニアか?」
ベンメル「馬鹿者! マニアではない! コレクターと呼べ! …おぉ、ロンド・ベル隊にもガンドール隊にない美しい機体が多いではないか…」
ヒカル「すぐ自分の世界に入るタイプみたいね…」
ベンメル「はっ! いかんいかん…よぉし、わがコレクションを総動員してでも、お前たちみーんな、新たなコレクションにしてくれるわ!」
ロム「貴様の思うとおりに事を進ませはせん…!」
エクセレン「そうそう、どうせコレクションするなら、私みたいな美人の方がオススメよ?」
ベンメル「ほっほっほ、それならば、もっと若い娘っ子の方がいいわい」
エクセレン「なんですってぇ!? まだ21よ!」
ルリ「オモイカネ、データ検索。…2歳サバ読み」
エクセレン「……あとでちょっと、お話いいかしらねえ、ルリルリちゃん?」
ルリ「交渉次第です。というか、そんなことよりまずいことになってます」
ユリカ「へ?」
万丈「この空間の…持続時間かな?」
ルリ「正解です。あと10…正確には12分で、通常空間に戻ります」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「だったら、このまま粘れば、元のとこに戻れるんじゃねえのか?」

マリア「そんなに簡単かしら?」
ルリ「そうです。空間歪曲が解ける衝撃で、なにが起こるかわかりません」
ベンメル「なにをごちゃごちゃやっておるか!」
万丈「なんでもないさ、コマンダー・ベンメル。さあ、はじめようか! ぼくのアシスタントをどこにやったか…そしてなにより、おまえの後ろにいる親玉に…12分以内に出てきてもらうためにもね…!」
ベンメル「なんだとぉ?」
???(コロス)「……」
<戦闘開始>

<3EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
ユリカ「あ、あれは! スーパーバストのメガノイド!」
ロム「火星で出会った…メガノイドの女幹部か」
レイナ「メガノイドのディオンドラよね」
クワトロ「これだけ大がかりな罠だ…なるほど、それなりに大物が出てくるか」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「なんだぁ? やっぱり増援がいたのかよ!」

万丈「…会いたかったよ、コロス」
ベンメル「なにっ、そりゃどういう意味だ! …コロス様、自ら出陣ならさらずとも…」
コロス「やはり、戦力の揃ってきたロンド・ベル隊…ベンメルだけでは手に余るようですね。万丈…あなたはドンを、いえ、メガノイドをなぜ理解してくださらないのです? あなたは…」
万丈「くどい! ぼくは絶対にメガノイドを…ドン=ザウサーを許さない!」
ルー「万丈さん、なんかいつもと違うね…」
アキト「以前、火星でメガノイドと戦ったときもあんな感じだったけど…」
コロス「もう話すこともないようですね…覚悟なさい、万丈」
万丈「残念だね、コロス。ぼくは聞きわけも、あきらめも悪いほうでね!」
コロス「私とて、無策ではありませんよ…」
万丈「さてね。どんな策があろうとも、ぼくたちを止められはしないさ。…そうだ、ひとつ聞いておくよ。ぼくのアシスタントを知らないかい?」
コロス「なんのことでしょう? ふふふ…」
万丈(ぼくの予感が当たれば…コロスの策とは、おそらく…)

<ベンメル撃破>
ベンメル「わしが…わしが負けたというのかぁっ…!」
万丈「残念だったな、お前のコレクションは増えずじまいさ」
ベンメル「うおおぉぉっ…、わしの、わしのコレクションたちぃぃっ…」
〔敵ユニット撃破〕
マリア「なんか憎めないやつだったけど…」
万丈「あぁ。だが、あれが自分の欲望を抑えることが出来なくなったものの末路だ」

<コロス撃破orHP30%以下>
コロス「うっ! …あくまでもドの邪魔をするというのなら…これを見なさい!」
ビューティ「いやぁん!」
万丈「ビューティ! コロス…やはり貴様ぁっ!」
ブライト「あれは…万丈くんの!?」
プロスペクター「やはり…仕組まれていたようですなあ。ここでいくうかんい飲み込まれたのは偶然ではないようで…」
ジュドー「汚ねぇな! 人質かよ!」
コロス「万丈! この女の命は私の手の内にあります! 抵抗はおやめなさい!」
ビューティ「きゃああーッ!!」
万丈「女一人殺して、どうなるというわけでもあるまいッ!」
コロス「…万丈の命を手に入れるためには、よい手段だと思いますが」
ビューティ「万丈! 逃げて!!」
コロス「万丈! 抵抗をやめるのです! さもないとこの女の頭をつぶします!」
ビューティ「万丈! かまわないで!」
コロス「お黙りなさい!」
ビューティ「こ、こんな女の言いなりになる万丈なんか、見たくないわ!」
万丈「…ビューティ…すまない…!」
ヒカル「えっ!?」
デューク「万丈くん!?」
万丈「僕はビューティを助け、コロスを倒せるほど格好良くは出来てはいない
レイナ「まさか…万丈さん?」
万丈「この一度のチャンスを取り逃すわけにはいかない、僕にはその余裕もない
ユリカ「ちょっとぉ! なんとか助ける手はないんですかぁ! ねえ、万丈さんっ!」
万丈「ビューティ、死ぬ時はひと思いに殺してやる…苦しまずにな
ビューティ「頼むわ…!」
万丈「コロス…むしろおまえの動きが止まっている今こそが好機…!」
ロム「…万丈くんの殺気…本物…!?」
コロス「万丈!」
万丈「これはゲームではないんだ、コロス
ビューティ「……」
万丈「殺さば殺せ!
アキト「やめてくれ! 万丈さん!」
万丈「ビューティ!!」
コロス「…くっ!」
デューク「万丈くんっ!」
コロス「……わかりました」
ビューティ「え? きゃあ!」
忍「なんだ!? 人質を解放した!?」
コロス「…万丈、あなたの決意…わかりました。ですが…本当にそれは決意なのですか?」
万丈「なに…?」
コロス「私とドン…どんなことをしてでも、我々メガノイドを倒したいという、あなたの独善なのではないのですか?」
万丈「……」
クワトロ「なにが言いたい…?」
エクセレン「万丈さん?」
コロス「もしそうならば…あなたは…」
万丈「消えろ、コロス」
コロス「…いいでしょう。有意義な時を過ごせました。万丈」
万丈「次に会うときは…必ず!」
コロス「…私は殺せない」
万丈「……」
〔敵ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
エクセレン「みんな片付いたみたいね」
ドリル「ああ。でも、この空間からどうやって脱出するんだ…?」
イネス「心配ないわ。だんだんと元に戻ってきている…どうやら、正常に空間を修正する力が働いているみたいね」
メグミ「え!? じゃあ、じきに元に戻るということですか?」
ルリ「はい。もう10分もすれば、通常空間に戻ります。その際の空間の歪みは、修正されつつ戻されているようです」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「なんだぁ? じゃあ急ぐ必要なんてなかったじゃんか」

万丈「いや、おそらく…万丈くん?」
万丈「…ああ、コロスがそうしむけてくれたらしいな。借りを作るつもりはないらしい。彼女らしいやり方だ」
ジム「それを聞いて安心です。でも万丈さま、すごい演技でしたね」
勝平「そうだぜ。ロム兄ちゃんも一緒になって芝居するんだもんな。すっかりだまされちまったよ」
レイナ「兄さんはああやることで、敵が人質を放すことがわかってたんですもんね。ね、兄さん」
ロム「……」
ジェット「ロム?」
ロム「いや、本気だった」
ルー「ええっ? そ、それじゃあ、あれは…」
万丈「ああ。…本気だったよ」
エル「じゃ、じゃあさ、もしあのコロスのやつが逃げなかったら…!?」
クワトロ「よせ。それ以上は、聞くものではない」
ビューティ「いいのよぉ。だって、さっきも言った通り、あたしは万丈があんなやつの言いなりになるのなんて嫌だもん」
万丈「……」
宇宙太「へっ、大人ってやつはわかんねぇな」
ビューティ「万丈…だから、ね」
万丈「ああ、無事で良かった…ビューティ」
プロスペクター(あそこまでの決断力…さすがですな。自分のアシスタントとはいえ、これほどまでの信頼関係を築くとは。…しかし、ちょっと解せませんなあ)
ブライト「よし、全員帰艦せよ。空間が元に戻るときに何が起きるかもわからん、急げよ!」
ビューティ「あ、そうそう、私の乗ってきた輸送船が、あの基地に不時着してるの。中は大丈夫だと思うから、回収していってね」
沙羅「助かるよ。…それにしても、とんだ足止めをくっちまったね。補給物資を受け取ろうってだけでさ」
ビューティ「補給物資といえば…アナハイム経由で、補給物資をもってきたわ。モビルスーツの新型とか、弾薬とかね」
ガイ「なんでえ、モビルスーツかよ。ゲキガンフレームとか、イカスやつにしてくれりゃ良かったのによ!」
ジュドー「ま、あのコレクション野郎を倒せたんだ。無駄じゃなかったんじゃない?」
洸「だけど、メガノイド達…恐ろしい敵ですね…」
万丈「なあに…やつらの野望は、必ず打ち砕いてみせる。しょせんは…メガノイドさ。自分のエゴを押さえつけることもできない…できそこないだよ。なあ、コロス…」
【戦闘マップ終了】


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