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シーン4「星の屑作戦」編
No.17
たとえわが命つきるとも

<ファースト フォン・ブラウン>
アナハイムのニナからの緊急連絡。
フォン・ブラウンがベガ星連合に襲われているらしい。
ラー・カイラム、ナデシコは針路を月へとる。


サブタイトル
「たとえわが命つきるとも」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
ブライト「まもなくだ。ベガ星連合軍を迎え撃つぞ」
クワトロ「艦長、出撃して展開しておいた方がいい」
ブライト「うむ、各員出撃!」
[デモムービー「スペイザー分離」]
〔味方ユニット出現〕
〈出撃ユニット選択〉
デューク「ベガ星連合軍め、性懲りもなく…ううっ…!」
エマ「大介さん? 大丈夫ですか?」
エクセレン「あらら? 最近、ちょっと気を張りすぎなんじゃない?」
デューク「し、心配ない…少し、目まいがしただけです…」
マリア(兄さん…まさか…ベガトロン放射能の影響が…!?)
ユリカ「ところで、この月面都市って、そんなに重要な場所なのかしら?」
イネス「そうね。補給拠点としては、かなり重要な位置にあるわ」
プロスペクター「戦闘において、補給ラインの確保はまさに部隊の命綱になりますからな。拠点のあるなしで、予算も大幅に変わってきます…」
メグミ「敵の先回りができて、よかったですね」
デューク「…それにしても、‥よくわからないな、奴らの狙いが」
マリア「へ? どういうこと? 兄さん」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「奴らも他の侵略軍と同じだろう? 狙いは明確さ」
さやか「なにが気になるんですか、大介さん?」」

デューク「…いや…やけに月のまわりにこだわっている気がするんだ」
ジュドー「地球侵略が狙いなんじゃなかったっけ?」
エル「ん~、そういえばあたしがアナハイムから出たときも、すぐに囲まれたなあ」
ボス「なんかあんのか?」
コウ「ここフォン・ブラウンに、アナハイム・エレクトロニクス…あとは資源発掘基地がいくつか…たしかに拠点はあるけど…」
忍「地球より近いから襲ってくる…ってんじゃねえだろな」
沙羅「バカ言ってる場合じゃないよ、忍。来るよ!」
〔敵ユニット出現〕
イズミ「敵さん、登場~」
リョーコ「出やがったな。みんな、準備はいいか!?」
ガイ「いつでも来やがれってんだ!」
ジグラ「ほほお! 動きが早いな、地球人ども!」
キリカ「あれがグレンダイザー…やつを倒せば…」
ジグラ「そうだ、やつを倒さねば、お前が亡き兄から受け継いだ冷凍光線の研究は、別の者に任されることになる!」
キリカ「そんな事はさせない! 私はデューク=フリードを倒し…必ず兄さんの研究を受け継ぐ!」
ジグラ「そうだ、そのためにもお前には、奥の手を預けておるのだからな…うまくやつをおびき出すのだ」
デューク「あのマーク…! 現れたな、ベガ大王親衛隊!」
ジグラ「デューク=フリード! 俺は宇宙の王者面してのさばっているおまえに我慢ができんのだ!」
勝平「へん! てめえらは侵略者面してるくせによく言えらあ」
宇宙太「叩き帰してやるぜ」
デューク「どんな理由があろうと、侵略者に容赦はしない…!」(そう、たとえベガトロン放射能によって、この命が燃え尽きようとも…!!)
ジグラ「いまこそ、この宇宙から貴様を抹殺してやるぞ…! かかれえいっ!」
デューク「いくぞ! グレンダイザー、ゴォォッ!」
<戦闘開始>

<3EP・敵増援1出現>

〔敵ユニット出現〕
マシュマー「フフフ…だいぶ混乱しているようだな、ロンド・ベル!」
クワトロ「あれは…ネオ・ジオン!? ええい、こんなときに…!」
ルリ「ネオ・ジオンのモビルスーツ隊確認。目的はベガ星連合軍の迎撃ではないようです」
ジュン「それって、やっぱり…」
ミナト「あたし達が攻撃目標って事よね…」
ジグラ「むう? …フフ、これは願ってもないチャンスだ。よし、あとから来た地球の軍は無視しろ! 狙いはあくまでデューク=フリード! そしてその仲間どもだ!」
エマ「艦長! どうします!?」
ブライト「…どうするもこうするもない…! 我々は下がれん!」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「へへっ、そういうこと! 大したこっちゃねえぜ!」

ジュドー「マシュマー=セロ…! マシュマーさんっ! やめてくれ! 無駄な戦いをする必要はないんだ!」
マシュマー「おまえは…ジュドー、ジュドー=アーシタか! フフフ…面白い! ハマーン様に良い土産話ができたわ!」
エクセレン「なんか…全然問答になってない感じねえ」
ルー「状況考えなさいよ! このキザ男!」
マシュマー「騒ぎたければ騒げ! だが、私のハマーン様への忠誠は変わらん!」
エマ「話通じてないわね…」
クワトロ「…ハマーンか」
恵子「同じ人間同士なのに…!」
勝平「こうなったらとことんやるまでだ! もう怒ったぜぇっ!」
宇宙太「そういうこと! いいよな、ブライトさん!」
ブライト「…下がれんと言ったはずだ! 各個撃破だ、フォン・ブラウンを死守しろ!」
ユリカ「ベガ星連合軍を迎撃しつつ、ネオ・ジオンの攻撃も防ぎます! エステ隊も柔軟に対応してください!」
アキト「柔軟にね。言うのは楽だけど!」

<マシュマー撃破or30%以下>
マシュマー「私の侮りだというのか!? ええい、覚えていろ、このハマーン様の薔薇にかけて、必ずおまえたちを…!」
バニング「ネオ・ジオンのハマーン=カーン…! ぬう」
沙羅「地球圏がどうなってて、あたしらが戦ってる場合じゃないってこともわかんないのかい!?」
マシュマー「関係ない! 我らがスペースノイドにとって、地球に居座り続ける連邦こそ悪ッ! そんな星など異星人にくれてやる!」
ガイ「こいつ、めちゃくちゃ言いやがるぜ…」
クワトロ「……」
ミア「故郷を想う心…私たちも変わらないわ!」
マシュマー「おめでたい連中だ! なぜ私がここに来たのかも知らずにな!」
コウ「ここに来た…理由!?」
ジュドー「なんだってかまうもんかよ! マシュマーさん! ハマーンに伝えろ! 憎しみは憎しみを呼ぶだけだ。それでもこの宇宙に憎しみをまくなら…俺は許さない!」
マシュマー「小僧が、いた風な口を…!」
〔敵ユニット離脱〕
ジュドー「……」
エクセレン「憎しみは憎しみを呼ぶ。…そうね…」
クワトロ「…ジュドーくん、いまは目の前の問題を片付けるのが先だ」
ジュドー「…わかってるよ…わかってますよ…クワトロさん…!」

<ゴットン撃破>
ゴットン「マシュマーさまぁ! ちょっと、うわあああ」

<ジグラ撃破orHP50%以下>
ジグラ「むうう、こやつら…なかなかやるではないか! 面白い! この勝負、預けた!」
アキト「なに!? あっ!」
〔敵ユニット離脱〕
ランバ「ああん、もう! 逃げたあ!」
パイ「こきゃあがれっ! 逃がしゃしねえよ!」
ロール「卑怯者め…!」
デューク「深追いはやめるんだ! 親衛隊を甘く見てはいかん!」
忍「けっ! あんなヘナチョコ野郎、叩きのばしてやらぁ! 追っかけて白黒付けちまおうぜ!」
デューク「藤原くん、いまここを離れるわけにはいかない…時が来れば必ず決着をつけるときが来る…!」
亮「忍! 宇門さんの言うとおりだ。また遭難じゃ、話にならんぞ」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「藤原、大介さんが正しいぜ?」

マリア「兄さんも大変ね。いろいろ呼び名があって」
忍「…ちっ、面白くねえぜ」
ブライト「よし、ベガ星連合軍の主力を撃退した。残敵の掃討にあたれ!」
リョーコ「よぉし、もうひと踏んばりだ、気合入れて行くぜ!」
ヒカル「親衛隊って、もっとかっこいい人かと思ってたのになぁ…」
エクセレン「ちょっと濃すぎよね」

<キリカ撃破>
キリカ「きゃぁっ! …地球人たちめ…。私の力ではかなわないようね…だけど!」
〔敵ユニット消失〕
〔敵ユニット出現〕

デューク「むっ!? 脱出用のミニフォーか? 逃がさん!」
キリカ「待て、デューク=フリード! 私を撃ち落としていいのか?」
ロール「女…!?」
パイ「けっ! 命乞いなんてするんじゃねえ! かかってくるか、尻尾を巻いて逃げるか、どっちかにしやがれ!」
デューク「どういうことだ!」
キリカ「私はベガトロン放射能を中和する、マイナス・ベガトロン銃を持っているわ」
デューク「……!!」
マリア「兄さん!? あれがあれば…兄さんは!」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「おい、どういうことだよ、マリアちゃん! ベガトロン放射能って…大介さん、まさか!?」

デューク「……」
キリカ「これが欲しければ、グレンダイザーと交換するのよ!」
マリア「なんですって!? …あなた、卑怯よ!」
キリカ「なんとでもおっしゃい…私には…グレンダイザーを倒して、やらなければならない事があるのよ! さあデューク=フリード、マイナス・ベガトロン銃が欲しければ、私についてくるのよ!」
〔敵ユニット離脱〕
マリア「待ちなさい!」
デューク「追うな! マリア!」
マリア「兄さん…!?」
ルリ「…ベガトロン放射能…オモイカネからの検索データです。ベガトロン鉱石の崩壊により発生する放射能のことです。…人体に有害です」
アキト「もしかして…デュークさんの体に!?」
デューク「……」
ブライト「隠していたのか…!?」
マリア「でも! マイナス・ベガトロン銃なら!」
デューク「だめだ、マリア…! 共に戦ってくれる仲間を放ってはおけない! ぼくのことよりも、まずは目の前の敵が先だ…!」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
さやか「だめよ! 大介さん!」
甲児「そうだぜ、デューク=フリード! そんなあんたに戦われたって…迷惑なんだよっ!」
デューク「甲児くん…!」

エクセレン「もう答えはでたんじゃない? …行きなさいな、デューク=フリード」
デューク「ブライト艦長、ミスマル艦長…ぼくは…」
ブライト「…グレンダイザーに、逃げた敵機の追跡任務を与える。拒否は許さん。…命令だ」
ユリカ「さてと。…ルリちゃん?」
ルリ「はい。…さっきの敵は、地球へむけて飛行中です。予測到達時間、並びに予測突入位置をグレンダイザーに転送」
デューク「すまない…すまないみんな! 必ず、ぼくは必ず帰ってくるぞ…!」
マリア「兄さん!」
〔味方ユニット離脱〕

<敵全滅・勝利条件達成>
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「ふう、一時はどうなるかと思ったぜ…とりあえず、敵は全滅させたみてえだな」
さやか「そうね。…あとは大介さんとマリアちゃんね」

エクセレン「グレンダイザーなら大丈夫だと思うけど…戦力的にはどうかしらねえ」
クワトロ「確かにグレンダイザーが欠けたのは痛いが我々の戦力も充実してきている」
ガイ「へっへ~ん、任せときなって頼りにしてもらって大いに結構ッ!」
アキト「獣戦機隊やダンガイオーチームの事かもな」
リョーコ「そういう意見もあるな」
沙羅「ま、葉月長官も、いきなりグレンダイザーが現れて驚くだろうね」
雅人「俺たちよりは手を焼くことはないだろうから、大丈夫だろ」
イネス「それにしても…さっきのベガ星連合軍、親衛隊って割には適当な攻め方だったわね…」
ミア「私たち…いえ、宇門さんをおびき出すためじゃないでしょうか?」
ランバ「ああ、ギルみたいに?」
パイ「奴もしつけえからな」
クワトロ「それを言うなら私もジオンの動きが気にかかる。混乱に乗じて…というには、イネス先生の言うように、あまりにも安易な攻めだった」
バニング「大尉、では奴らの狙いは別にあると?」
クワトロ「…おそらくは。しかし、消息不明になった移送コロニーの件など、どうもきな臭いことが続いている…」
ジュドー「…マシュマーさん…マシュマー=セロが直接動いてたってことは、ハマーンがなんか命令を出したからだと思う」
ロール「そいつは?」
ジュドー「…ジオンの…悪い女さ。本当にそいつの命令なら…そんな思いつきみたいなことはさせないよ」
忍「考えすぎじゃねえの?」
勝平「そうそ。一個ずつ潰していくしかないじゃん」
ブライト「前向きに考えていくしかないな。よし、フォン・ブラウン市で補給を受け、次のポイントへ向かうぞ。各機帰投せよ」
イネス「地球侵略が目的のはずなのに、月にこだわるベガ大王…何かあるのかしらね。説明がつくといいんだけど」
さすがに無傷とはいかんか‥街に被害が出てしまったな。よし、補給を行いつつ、街の復旧に手を貸す。各機損傷の少ない者から帰艦しろ」
【戦闘マップ】

【シナリオエンドデモ開始】

デビルサターン「よっしゃ、これで準備はOKや。あとはディオンドラのアネゴやな」
グローバイン「うむ、ご苦労だった。…早く来い、ブルー・ジェット…」
デビルサターン「…せやけど、地球人の連中を放っといてまで、わざわざロム達の相手をするとは…物好きなやっちゃな」
グローバイン「ブルー・ジェット…20年ぶりに歯ごたえのある奴に出会ったのだ…。奴の天空真剣と我が暗黒双殺剣…決着をつけねばならん!」
デビルサターン「アネゴの言うとおりやな…あんたみたいなんは、腕は立つんやが頑固なところがあって使いにくいて…。そんなんやったら、出世でけへんで?」
グローバイン「ギャンドラーでの出世など拙者にはどうでもよいこと…拙者はただ剣士として、強い相手と戦うことが生きがいなのだ!」
デビルサターン「わかったわかった。ほな、手柄はワイがいただくゆうことでもかまへんな。そりゃこっちも願ったりかなったりやわ。…ロムのガキども、早う来んかい…!」
グローバイン(拙者は剣士…戦いこそが我が人生…)

コウ「ずいぶんガンダムが増えたな」
ジュドー「よっ、少尉さん、なにしてんの?」
コウ「ああ、整備に来たんだけど…ガンダムが増えたな、と思ってさ」
ルー「そうよね、ゼータにダブルゼータ…あとガンダム・プロジェクトの機体もか…」
エル「あ、そうだ! ガンダム・プロジェクトって言ったら…試作3号機の話がなかったっけ?」
コウ「試作3号機…たしかコードネームがデンドロビウム」
ジュドー「よく知ってるじゃん、少尉。アナハイムのニナさんが言ってたんだよ。極秘だ、とか言って見せてもらえなかったけどさ」
コウ「…極秘、か」(1号機は陸戦ベースの汎用機、2号機が核攻撃用…じゃあ3号機はなんだ? 宇宙空間での高機動戦闘用…でも、フルバーニアンがその役目を果たしているわけだし…)
エクセレン「はあい、なに話してんの?」
ルー「ああ、エクセレンさん。最近、ずいぶんまめに整備してるんですね」
エクセレン「うう~ん、ヴァイスの調子がねえ…。なんかあの骨とか植物みたいな敵と出会うたんびに、調子が悪くなるのよね」
エル「へえ。でもさ、あの敵って気持ち悪いよねえ。なにがしたいんだ?」
コウ「…攻撃してくるってことは、こっちに敵意を持ってるってことだ。…でも目的はわからないな」
エクセレン「ねえ、声って…聞こえない?」
エル「声? 誰のさ」
エクセレン「…ううん、なんでもない。さってと、整備、整備」
アリフィミィ(………)
エクセレン(え!? …これって、まさか……)
アルフィミィ(…あなた…えくせれん……)
エクセレン(…やっぱりそうだ…私の頭に直接…。あなた…何者なの!?)
アルフィミィ(来てほしいんですの…私のもとへ。あなたは…)
エクセレン(望む…ところよ…私も、あなたに…聞きたい…こと…が…)
アルフィミィ(いらしてください…あなたは…私の…)
エクセレン「……」
ジュドー「ん? エクセレンさん、なんか言った!? あれ…もうコクピットの整備か?」
エクセレン「……」
エル「あら? ねえ、ジュドー、エクセレンさん、どっか行くの?」
コウ「待て、何か様子が変だ…ヴァイスリッター、応答してくれ! エクセレンさん!?」
エクセレン「…出ます…」
コウ「エルさん、ブライト艦長に連絡を! ジュドー君、ぼくと一緒にヴァイスを…」
ジュドー「だめだ少尉さん、もう火が入っちまってるみたいだぜ、今寄ると巻き込まれちまう!」
エクセレン「…今行く…待ってて…すぐに…」

イルボラ「なんだと…!? ハザード、貴様は私にそんなことをしろと…!」
ハザード「あ、いや、私めに怒りを向けられても困りますな。あのお方から聞いたのですが…なんでも、ある廃棄コロニーに敵の戦力が隠されているらしいと…」
イルボラ「なに…? 確認はしたのだろうな?」
ハザード「はい、それはもう。早速シャーマンを送ったのですが…そこが…」
イルボラ「なんだというのだ」
ハザード「はい、以前…イルボラ様が地球へ降下されたとき、入れ違いで地球の連中が合流したポイントなのでございまして、はい」
イルボラ「…しかし、今回もそうだということではあるまい。なぜ、私が…」
ハザード「おっと、これはあの方々からのご提案でもございまして…イルボラ様が地球降下したときに使われたあの装置…あれを再び使わせてもらうための条件として…」
イルボラ「あ奴ら…たかだか機械人形の分際で足下を見おって…!」
ハザード「いやあ、イルボラ様…そんなことをおっしゃっていていいのですかな? せっかくの提案…あれがなくては始まらないでしょうに」
イルボラ「……」
ハザード(もう少しの辛抱だな。このハザード様がいつまでもこのままでいると思うなよ、馬鹿者どもが)

ジュン「なんですって!? エクセレンさんが脱走…?」
ブライト「どうも様子がおかしかったらし。まるで催眠状態のようになっていたそうだが…」
クワトロ「どういう状態であれ、彼女がヴァイスリッターでラー・カイラムを飛び出したことに変わりはない。…捜索をしないわけにはいかないだろう」
プロスペクター「なんにせよ、いけませんなぁ。軍隊の中で一番代用がきかないうえに高価なものは、パイロットだというのに…」
メグミ「もぅ…プロスさん、軍の予算よりも、エクセレンさんのことを心配してください!」
ユリカ「それで、私たちにエクセレンさんの捜索を…?」
ブライト「いや、ナデシコにはゼダンの門へ向かってもらいたい」
ミナト「新手の異星人が攻めてきてたところね。フォン・ブラウンにベガ星連合軍が来てなければ、今ごろは到着してたんだろうけど…」
ブライト「ゼダンの門の事態は急を要する。ラー・カイラムも向かいたいところなのだが…あまりにも周辺に異変が多い。我々は周りの状況をもう一度、とらえ直した後にゼダンの門に向かうつもりだ」
ユリカ「任せてください、ブライト艦長! もともとナデシコは単独で木星トカゲに対抗できるように造られてるんですから! それに、頼りになるパイロットもいますし!」
ガイ「へへっ、わかってるじゃねぇか!」
ユリカ「お願いね、アキト! 今度も私を守ってね!」
アキト「あ、ああ」
リョーコ「ヤマダ。いい加減、艦長のパターンを覚えろよな」
ルリ「いわゆるお約束です」
メグミ「もう艦長! ブライト艦長と打ち合わせ中です、ナデシコクルーとの会話はいいんじゃないですか!?」
ユリカ「う…はぁい。メグちゃん厳しいな…」
バニング「最悪の場合、我々は他の事件の処理を優先する可能性もある。正直なところ…ナデシコの単独作戦と思ってくれても構わない」
プロスペクター「いえいえ、せっかく戦艦が二隻もある状況です。事態に応じて別行動をとることは、経済的にも至って効率的かと」
ヒカル「戦力は分散しちゃうけどね~」
アキト「俺たちだけで大丈夫かよ」
ユリカ「大丈夫! あたしはアキトを信じてるもの!」
アキト「ぐ……」
ミナト「あらあら…アキト君は責任重大ねぇ」
ブライト「ゴホン。…とにかく、作戦内容は以上だ。では至急、ゼダンの門に向かってくれ。我々も出来る限り迅速にかけつけるつもりだ」
ユリカ「了解しました。ミナトさん、出力最大で針路をゼダンの門へ! じゃあブライト艦長、機動戦艦ナデシコ、みなさんの期待に応えるべく、行ってきますね!」
ブライト「頼む。…ほどほどにな」
ユリカ「?」
ルリ「釘刺されてますけど」
ミナト「エンジン出力最大。ナデシコ、進路をゼダンの門へ取ります」

マシュマー「うまくいきそうなのか?」
シーマ「おや、疑っているのかい? ガトーの坊やにも言われたよ。黙ってまかせておきなよ」
マシュマー「この作戦…どのパートがつまずいても成功せん…ハマーン様も心配しておられる」
シーマ「ほう…それじゃ、マシュマー=セロ殿自ら、すべて仕切るかい? 私はかまわないけれどねえ…フフフ」
マシュマー「…それができないから確認しておるのだ!」
シーマ「男がおたおたおしでないよ。そうでないと…あんたの仕事でこけることになるよ? もしそんなことになったら、ハマーン様はなんとおっしゃるかねえ」
マシュマー「ぐ…シーマ艦隊…ただちに作戦行動に移れ…!」
シーマ「それじゃ失礼するよ、薔薇の騎士殿…フフフ…」
マシュマー(どうもあの女は苦手だ…やはり私にはハマーン様しかおられん…)

エマ「ナデシコ、この宙域からの離脱を確認しました」
パイ「どうするんだい、艦長さんよ。あたし達もぐずぐずしてらんないんだろ?」
ミア「次はどこへ? 私たちがこの月にいたら…また、敵が襲ってくるかもしれない…」
ブライト「そうだな。月は拠点が多い。ネルガルの月ドックにアナハイム本社…」
コウ(ニナ…こんな状況だから、会えなかったけれど…無事でいてくれて良かった…)
バニング「ウラキ、何をボーっとしている?」
コウ「…!! は、はい! 申し訳ありません、大尉」
ルー「ウラキ少尉、ニナさんの事でも考えてたんじゃない?」
ジュドー「あ~、確かにちょっと変わり者だけど、美人だもんなぁ」
クワトロ「あの戦闘でニナ=パープルトン女史をはじめとして、アナハイム・エレクトロニクスまで被害が及ばなかったのは不幸中の幸いだが…」
バニング「うむ…ネオ・ジオンの連中まで現れたことで、時間を取りすぎてしまった…」
ブライト「その通りだ。元々はゼダンの門の後に処理するつもりだった事件も視野に入れて、今後の進路を考えなければならない」
勝平「それに、大介兄ちゃんと、エクセレン姉ちゃんもいなくなっちまったしよぉ」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「大介さん…大丈夫だとは思うけど…ベガトロン放射能とかのせいで、病気みたいだったからな…」
さやか「甲児君、きっと心配いらないわ。マリアちゃんもついてるもの」

沙羅「たしかに、宇門さんはなんとか乗り切ってくれるかもしれないけどさ…エクセレンの方はどうなんだい? 見てた奴もいたんだろ?」
エル「うん、あたしとジュドー、ウラキ少尉が見かけたんだけど…なんだか、おかしかったんだよ。ブツブツ独りごと言ってさ…」
バニング「彼女のメディカル・レポートには特に異常はない…ウラキの報告では、彼女はまるで催眠術にかかっていたようだとあったが?」
コウ「はい。自分の目には彼女は何らかの…影響下におかれていたように見えました」
ジュドー「俺も同感だぜ。早いとこ追っかけてつかまえないと、ヤバイことになりそうな気がするぜ…」
クワトロ「艦長、我々が抱えている問題を整理してみよう」
ブライト「そうだな…まず、宇門大介君…。彼に関しては、地球で葉月長官に任せるしかない状況だ…。次にエクセレン=ブロウニングの失踪…」
ランバ「追っかけることはできるんですか?」
パイ「勝手に飛び出しちまったんだろ? あの姉ちゃん。ほっときゃいいんだよ」
忍「……」
沙羅「へえ、そうだぜって騒ぎ出すかと思ったら、おとなしいじゃないのさ、忍」
忍「うるせえぞ、沙羅」
勝平「前科あるからなあ」
エマ「まあまあ。まだそんなに時間は経っていないし、ヴァイスリッターの信号は追跡可能よ。でも、単体での稼働時間には限界があるし…」
恵子「急いだほうがよさそうですね」
ブライト「ゼダンの門は…とりあえずナデシコに先行してもらったところだな。戦力的に不安もあるが…」
亮「彼らも我々軍人とは違った意味でのプロフェッショナルの集団らしい。必要以上に気をかけすぎることもあるまい」
ジュドー「ま、助っ人に行くならこっちも早いほうがいいんだろうけどな」
忍「俺はそれよりも、あの薄っ気味の悪い星が気になるぜ」
ブライト「PLSブラックポイントの小惑星か…確認されているエネルギー反応が、何かの前兆ということも充分考えられる…」
雅人「そういうのってダムの決壊みたいに、はじめは小さいのが一気に噴き出したりするんだよな…」
ロール「そ、そうなの…? なんか怖いなあ…」
※※甲児が宇宙へ来た場合のセリフ※※
甲児「ビクビクしてたってしょうがねえさ。崩れるときは崩れらあ」
さやか「いや、それじゃ遅いわよ、甲児くん」

ブライト「まだある。隕石群に集結している、所属不明の機体だ」
宇宙太「機体ってわかってるんなら、こいつらが一番何か起こす可能性は高いってことだろ?」
クワトロ「宇宙で、連邦の各部隊が正常に機能してない以上、味方とは考えにくいのは確かだ」
ルー「…とにかく、私たちは今までに出た、この…ええと、この4つの中から向かうところを急いで決めないといけないって事ね?」
ブライト「事態の緊急性から考えると…そうなるな…」
ミア「ブライト艦長…? 何か他にも、気になることがあるんですか…?」
忍「他にもなんかあったか? 俺ぁもうわかんなくなっちまったぜ」
亮「…行方不明になったという廃棄コロニー…じゃないのか?」
ボス「そういや、そんな話もあったわね」
ブライト「そうだ。今までに挙がった事件と比べれば優先度は低いが…どうにも気になる…」
クワトロ「コロニーが行方不明になったという異常事態は確かに気になる…しかし艦長、現状では…」
ブライト「わかっている、クワトロ大尉…。今はまず目の前に迫った事態を解決していくしかない…」
【シナリオエンドデモ終了】


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