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シーン3C「ムーン」編
No.19
白騎士の心

<セレクト 月近海・暗礁空域>
異形の姿を見せたヴァイスリッター。
エクセレンの鼓動を感じるキョウスケ…。


サブタイトル
「白騎士の心」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
シーブック「ここが…!? …艦長、本当にここでいいんですか?」
セシリー「誰もいない…?」
ブライト「いや、ここに間違いない…」
キョウスケ「……」
ミア「キョウスケさん?」
大介「キョウスケくん…ここに彼女が?」
キョウスケ「…おそらく」
パイ「そりゃいいけどよ、どうするんだ? 探すのかよ」
ブライト「アインスト…急に出てきた例もある。油断はできんが…」
ドモン「どうする? あまりぐずぐずもしていられん」
キョウスケ「…エクセレン」
エマ「あ、キョウスケくん!」
キョウスケ「キョウスケ=ナンブ、アルトアイゼン・リーゼ出ます!」
〔味方ユニット出現〕
ルー「勝手に出てっちゃったけど…ブライト艦長?」
ブライト「彼は…何かを感じとっているのか? ニュータイプとでも?」
ジュドー「違うような気がする…もっと別のなにか…」
ブライト「…わからんな」
ドモン「俺たちも出るぞ」
アレンビー「どのみち、調べなきゃなんないでしょ?」
ブライト「そうだな…」
キョウスケ「エクセレン! 近くにいるんだろう!? 出て来い…!」
〔敵ユニット出現〕
エル「ブライトキャプテン! なにかがこっちに来るよ!」
ブライト「む!?」
〔エクセレン、キョウスケへ隣接〕
キョウスケ「…!!」
シーブック「あれは…!」
ブライト「識別コード、間違いない…ヴァイスリッター…!? 通信を!」
エクセレン「お待たせ! エクセレン=ブロウニング、ただいま帰還いたしました~!」
ジュドー「エクセレン姉ちゃん!?」
パイ「なんだよ、心配かけやがって! こんなとこでなにしてんだよ!」
エクセレン「いろいろあるのよ、いろいろとね。大人の事情…ってやつ? ね、キョウスケ」
キョウスケ「……」
ランバ「相変わらずみたいねえ」
大作「…疑いたくはないが、機体になにかされているかもしれない。艦長、ヴァイスリッターをいきなり着艦させるのはどうかと思いますが…」
ブライト「…ふむ…」
マリア「もう、兄さん! せっかく戻ってきたのに、冷たいじゃない!」
ドモン「用心するに越したことはない。あの機体に爆薬でも仕込まれていたらどうするんだ」
ロール「いずれにせよ…よかったですね、キョウスケさん」
エクセレン「あらら? 着艦許可はなし? なんかもめてる?」
キョウスケ「……」
エクセレン「キョウスケ、あなたからも言って…」
キョウスケ「おまえ…エクセレンじゃないな」
ルー「え!?」
エクセレン「…ちょ、ちょっとぉ、冗談きっつくない?」
キョウスケ「普段はあんな調子でも…あいつはこんなときに軽口を叩くようなことはしない。それに…おまえはなにかが違う。それだけは…確実だ」
エクセレン「……」
パイ「おいおい、いつもそんなもんだろ。それになにかが違うなんて…」
ミア「…キョウスケさん!?」
エクセレン「もう…久々に会ったんだから…そ…んな…こ…と言わ…な…」
キョウスケ「…ちっ」
〔ブライトに妖しい光〕
エクセレン「戦艦のハッチは…塞いダ…コれデ出撃…でキマい…地球人…!」
ジュドー「なんだってぇ!?」
ルー「そんな、急に!? 本当にハッチは…艦長!?」
ブライト「これは…!? 強力な磁場のようなものがラー・カイラムを…!」
アレンビー「まだ敵のコントロールが解けてなかったの!?」
ドモン「もしくはあの女ではないのか!? デスアーミーのような…」
キョウスケ「…いや、キング・オブ・ハート…こいつは本物だ…!」
レイン「キョウスケくん…なぜ確信が持てるの?」
キョウスケ「…間違いない…」
パイ「言い争ってる場合じゃねえだろ、どうすんだよ! ハッチが開かなきゃ出撃もできないぜ!?」
ロール「これは…戦えるのは…」
ブライト「ラー・カイラム以外…出撃しているのは…彼のアルトアイゼンしかない」
ミア「まさか艦長…!?」
ランバ「キョウスケさんに、エクセレンさんを落とせなんて…言わないよね?」
キョウスケ「……」
ブライト「…むう」
〔エクセレン、後退〕
〔敵ユニット出現〕

エクセレン「………」
大介「くっ…アインストの取り巻きか!」
キョウスケ「…どうすれば…どうすればいい…!」
ブライト「キョウスケくん! こちらは出撃できるよう、なんとか手を考える! それまでの間…もたせてくれ!」
キョウスケ「了解。…ラー・カイラムに仕掛けをしたのはあいつだ。…ならば…俺があいつを落とせば…!」
ランバ「ダメよっ!」
キョウスケ「…む?」
ランバ「絶対…絶対ダメ! 助けられるもん! 絶対助けられる! あとで後悔しちゃダメ! キョウスケさん!」
※※シャザーラが仲間にいる場合、セリフ追加※※
シャザーラ「姫様…」

キョウスケ「…わかった。すまん、お姫様」
ブライト「なんとしてでもこの磁場を除去する方法を見つけるんだ! パイロット各員はデッキにて待機!」
エクセレン「………」
キョウスケ「…いくぞ、エクセレン!」
<戦闘開始>

<2PP>

キョウスケ「エクセレン…! 目を醒ませ! エクセレンッ!」
エクセレン「…我の目的は監査…すべての…始まりの地…乱す者…たちを」
キョウスケ(なんだ!? なんのことだ!?)
ブライト「ハッチは!?」
レイン「まだ駄目です! ああ、どうしたらいいの…!」
ドモン「ナンブ! もう少しもたせろ!」
キョウスケ「…く…エクセレン…!」
エクセレン「キョウ…ス…」

<3PP・敵増援1出現>
キョウスケ「…う…!」
ミア「こ、この感じ…!」
※※プルが仲間にいる場合、セリフ追加※※
プル「いやぁぁ、この敵は…」
※※プルツーが仲間にいる場合、セリフ追加※※
プルツー「なんて…嫌な感覚だ…」

ジュドー「なんだっていうんだよ…この胸騒ぎは!? まさか…!」
エクセレン「………」
キョウスケ「奴か…!」
エクセレン「…アルフィミィ」
〔敵ユニット出現〕
アレンビー「あの赤いやつ…!」
ドモン「なるほど、裏でこそこそやっていたのはこいつか」
アルフィミィ「……」
キョウスケ「またおまえか…! 今度こそはここで決着を付ける…!」
アルフィミィ「…キョウスケ…」
エクセレン「…我の目的は監査…すべての…始まりの地…乱す者…たちを」
キョウスケ「エクセレン? またその言葉を…!? 始まりの地…どこだ? 地球のことか…!」
ロール「始まりの地…だって?」
大介「なんのことだ? 地球…?」
マリア「始まりの地っていうのが地球? 意味わかんないわよ」
エクセレン「我の目的は…宇宙の監査」
アルフィミィ「我の望みは静寂の…宇宙…」
キョウスケ(なにが…なにをエクセレンに言わせている…?)
エクセレン「始まりの地…それはまた…宇宙を変える…」
アルフィミィ「宇宙を変えた…始まりの地に…また…力を生むもの…ですの…」
キョウスケ「わけのわからんごたくはそこまでにしろ」
アルフィミィ「…キョウスケ…」
キョウスケ「…なにが言いたいのかはしらん。だが、おまえの都合とエクセレンは関係ない…! 返してもらうぞ!」
アルフィミィ「関係…ない? あなたには…わかっているはずですの…キョウスケ…そんなことは…ないですのよ。私とエクセレンは…」
エクセレン「……」
キョウスケ「…関係ないと言った…!」
エクセレン「キョウ…スケ…私…」
キョウスケ「……!」
エクセレン「なんとか…する…から…あと…よろしく…ね…」
アルフィミィ「…!?」
〔ブライトに光〕
ブライト「磁場の反応が…!?」
キョウスケ「エクセレン! おまえ…」
エクセレン「……………」
アルフィミィ「どこまでも…私の邪魔をしますのね、エクセレン…」
ブライト「デッキの各員へ! 出撃の準備をしろ!」
キョウスケ「…すまん、エクセレン。必ずお前は助ける…!」
アルフィミィ「そうはいきませんの。…あなたさえ手に入れば…私は…」
キョウスケ「心配するな。エクセレンよりも先に…おまえのところへ行ってやる」
アルフィミィ「…え…?」
キョウスケ「ただし、鋼鉄の塊付きだ。…ただで済むと思うな…!」

<4PP・味方援軍1出現>
ブライト「よし、磁場が解けた! 各機散開して各個撃破だ!」
〈出撃ユニット選択〉
アルフィミィ「…面白くないですのね…」
キョウスケ「…世の中、そんなものだ」
アルフィミィ「始まりの地の者たちに…もう未来などないというのに…」
キョウスケ「未来は自分の手で切り開く…などと青臭いことを言うつもりはない。だが、今戦う意思だけは曲げん!」
エクセレン「………」
キョウスケ(俺たちのまわりで…そして俺たち自身に何が起こっているかはしらん。だが、おまえは助ける…エクセレン)

<キョウスケvsアルフィミィ>
キョウスケ「落ちてもらう! エクセレンを使って好き勝手やってくれたこと…高くつくぞ!」
アルフィミィ「なぜ…? 私と…エクセレン…なにが違うというんですの…?」
キョウスケ「なに…!?」
アルフィミィ「私は…ここから出られない…。始まりの地の終焉…そして新たな始まり…その世界でならば…あるいは…」
キョウスケ(こいつ…やはりエクセレンの…?)

<アルフィミィ撃破orHP20%以下>
アルフィミィ「うう…。でも、これで…そろいましたの」
キョウスケ「む…!?」
エクセレン「………」
アルフィミィ「始まりの地…新たなる…種子…」
エクセレン「…始まりの…地…地球…」
キョウスケ「そろった? なにがだ…!?」
アルフィミィ「…キョウスケ…そうすれば…私は…」
〔敵ユニット離脱〕
エクセレン「う……うう…」
キョウスケ「エクセレン!」
エクセレン「………」
キョウスケ「あとはおまえだけだ…!」
ブライト「策はあるのか!?」
デューク「キョウスケくん!」
キョウスケ「おそらくは…額の赤い玉…あれさえ潰せれば…」
ジュドー「え!? あれを狙い撃つの!?」
ドモン「簡単ではない…わかっているのか!?」
キョウスケ「…やるしかない。やってみせる」
ミア「キョウスケさん!」
ロール「全面的に俺たちでバックアップする…!」
キョウスケ「すまん。…あとは撃ち貫くのみ…!」

≪アルフィミィ撃破後≫
<キョウスケがエクセレン撃破・味方援軍2出現>

エクセレン「…うう…ああああ…!」
ブライト「やったのか…!?」
キョウスケ「エクセレン!」
エクセレン「…う…うう…」
???(アインスト)「おまえの…役目は…終わった…」
キョウスケ「役目…? 役目だと!?」(これは…あのヴァイスリッターの…あの赤い玉からか…!)
???(アインスト)「…理解した…理解した…理解し…た」
キョウスケ「なにを知りたかったか知らんが…なぜエクセレンだけだった! 俺も一緒にさらえばいい!」
???(アインスト)「…おまえは…不完全…だから…不必要…」
キョウスケ(不完全…だと? なにに対してだ…?)
エクセレン「あ…く…」
キョウスケ「ヴァイスリッターが!? エクセレン! おいっ!」
ミア「なにかが…抜けていく…!?」
ジュドー「ああ、あの嫌な感じが…消える!」
〔エクセレンから光〕
〔エクセレン、変化〕

〔エクセレン、敵から味方へ〕
デューク「ヴァイスリッターの形が!?」
マリア「もとに…戻った!」
ブライト「もしや…! 聞こえるか!? エクセレン=ブロウニング! ブライト=ノアだ!」
ドモン「やったのか!? ナンブ!」
レイン「ヴァイスリッターの姿が戻った…中のエクセレンさんも!?」
キョウスケ「エクセレン…! 戻ってこいッ!」
エクセレン「んん…キョウスケ…?」
キョウスケ「エクセレン!」
ルー「意識が…正気に戻ったの!?」
エクセレン「もぉ~、頭ががんがんする…あら? あらら? …あ、え~と、エクセレン=ブロウニング、ただいま戻りました!」
ロール「エクセレンさん! 大丈夫なのか!?」
パイ「今回こそ本物だろうな!」
エクセレン「わお、ご挨拶ねえ。少しはお姉さんの苦労をねぎらったりとかできない?」
キョウスケ「…いつもの調子だな」
ドモン「ようやく、だな。手間をかけさせてくれたもんだ」
アレンビー「でも、こんなときに軽口を叩いたりしない…ねえ」
キョウスケ「……」
エクセレン「え? なんなの? キョウスケ?」
キョウスケ「なんでもない」
シーブック「よし、あとは…!」
ブライト「うむ。この空域の敵を殲滅する…!」
エクセレン「…キョウスケ…」
キョウスケ「ん…?」
エクセレン「…ありがと…本当に。…私…」
キョウスケ「…気にするな。おまえはいつものおまえでいればいい」
エクセレン「…うん…」

<敵全滅・勝利条件達成>
ブライト「終わったようだな…?」
デューク「他には見あたらないな」
ドモン「気配も消えている…大丈夫のようだな」
ブライト「この空域のチェックは!?」
セシリー「…とくにこれといった反応はありません」
シーブック「よかった…最悪の事態は防げたみたいだ」
ブライト「そうだな。敵の正体は未だわからんが…エクセレン=ブロウニングを保護できただけで良しとするしかあるまい。…エクセレン、ご苦労だった。大丈夫なのか?」
エクセレン「…ご迷惑をおかけしました。エクセレン=ブロウニング、戦線に復帰します!」
パイ「やれやれ、今までどこほっつき歩いてたんだよ」
ミア「お体の方は…なんともないんですか?」
エクセレン「全然大丈夫! お肌の張りもばっちりよ」
ランバ「なんかいつも通りね。安心しちゃった。ね、キョウスケさん?」
キョウスケ「まあ、な」
ロール「こっちも相変わらずだな」
エクセレン「いや、あなたの方が変わりすぎでしょ」
マリア「ツッコミ早! でもそれでこそ、ってとこね」
ブライト「聞きたいことが山ほどある。だが…いまは次のポイントへ向かうのが先だ」
エクセレン「了解」
レイン「念のためだけど、精密検査もね」
エクセレン「わかりました」
キョウスケ(ここから…だな。動き出そうとしている…なにか…大きなものが)
【戦闘マップ終了】


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