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シーン3B「マーズ」編
No.17
ブッチャーの最期

<セレクト 火星宙域宙域>
エルシャンクと合流するため、
火星宙域で待機していたナデシコだったが…。


サブタイトル
「ブッチャーの最期」


【戦闘マップ開始】
〔味方戦艦出現済み〕
ミナト「退屈ねぇ…」
ルリ「エルシャンクと合流地点まで、あと数時間の予定です」
アカツキ「やっと合流か…早いとこ一緒になって、遺跡に戻ろうよ」
ユリカ「その判断は…ロンド・ベルの隊長さんに決めてもらいましょう」
エリナ「そんな悠長な事を言ってる場合じゃ…」
ルリ「後部格納庫でボース粒子反応異常増大中」
ユリカ「えっ…?」
〔ユリカに爆発〕
エリナ「きゃっ!」
ルリ「索敵範囲ぎりぎりの位置に敵艦発見。一直線にナデシコに向かってきます。ボソン反応、今度はYユニット先端部…」
〔ユリカに爆発〕
ウリバタケ「なんだなんだなんだ~っ!? なんなんだよ今の爆発は!? ディストーションブロックがなかったら今頃全員オダブツだぜぇ…」
アキト「ディストーションブロック…そういや、どういう原理なんだ?」
ウリバタケ「よくぞ聞いてくれましたっ! 機体の被害部署をディストーションフィールドで隔離するシウテムさ。フッフッフッフッフッ…」
アカツキ「玄理云々より、いったいどうして爆発が起こったのか、の方が先だねえ」
ジュン「敵の現在状況は!?」
ルリ「距離42キロ、もうすぐ視認可能」
プロスペクター「どうされますか艦長?」
ユリカ「逃げましょう。…ミナトさん最大加速で手k時より後退してください」
ミナト「いいけど、それだと合流ポイントから少し離れちゃうわよん」
ユリカ「構いません!」
ミナト「はいはい」
ルリ「ボソン反応、今度はブリッジの真下…」
ミナト「エンジン全開!」
ユリカ「ナデシコ急速後退!」
〔ユリカ、後退〕
〔ユリカがいた地点に爆発〕

イネス「被害を受けたブロックの残骸から、爆発物の破片が発見されたわ。…木星軍の使用している実体弾の弾頭太材質が酷似しているから…ようするに同じ物である可能性が高いわね」
ヒカル「爆弾? じゃあ外からの攻撃じゃないの?」
イネス「説明しましょう!」
アキト「は、張り切ってますね」
イネス「そりゃ当然。…さて皆さん。先日以来、木星軍が投入し始めた大型ロボットはよく憶えてますね。さてお立ち合い! このロボット、相転移エンジンを内蔵した強力な兵器ですが、何より恐ろしいのはそれだけにあらず!」「チューリップの介在なしで、ボソンジャンプできるということ…」
ガイ「つまり、チューリップを使わずにロボットが瞬間移動できるってことは…」
アカツキ「爆弾だろうが、ミサイルだろうが送り付けられる…!」
イネス「そう、つまり、敵は爆発物をナデシコ艦内に転移してきたというわけ…これに対する防御手段は皆無でしょう」
ユリカ「……ボソン砲……」
エリナ「ボソン砲?」
ユリカ「あ、いや、何か名前つけとかないと感じ出ないと思って~」
イズミ「ボソッと感心、ボソッほぉ~~ッ」
リョーコ「……そ、それでよ、どうやって対応するんだよ!」
アカツキ「とはいえ打つ手なし…か…」
ルリ「敵、レーダー有効範囲内に入ります」
〔敵ユニット出現〕
三郎太「ハ~~ッハッハッハッ。いきなり逃げ出すとはさすが地球人、肝っ玉が小さい!! 我らが跳躍砲には臆したとみえる」
秋山「甘いな…。あの判断の早さのせいで、跳躍砲の第3射が外れたのだ。敵艦長の能力はあなどれん」
三郎太「買いかぶりすぎではないですか?」
秋山「ま、よく言うではないか…獅子は兎を倒すにも虎穴に入る! デンジンの方もいつでも出せるようにしておけ!」
三郎太「了解!!」
アキト「こんなことしてる場合じゃないのに…! 同じ人間同士で…なにやってるんだよ…!」
ユリカ「…人間…! そうよ、木連の人たちも…人間…! ミナトさん! エンジンを停止してください!」
エリナ「え!?」
ルリ「…ミノフスキー粒子、散布準備OKです、艦長」
プロスペクター「いつの間に…そんなのを積み込んでおいたんですか?」
ユリカ「わかってるう! ルリちゃん!」
メグミ「エステバリス隊、発進準備できてるみたいですけど…どうします?」
ユリカ「直ちに発進してくださぁ~い!」
〔味方ユニット出現〕
ユリカ「アキト! がんばってね!」
アカツキ「おいおい、がんばるもなにも、相転移エンジン停止させたら、エステバリスも動けないんだけど?」
ユリカ「大丈夫、大丈夫!」
アキト「ほんとに考えて言ってんのか!? プカプカ浮いててやられたんじゃ、シャレになんねえぞ!」
ユリカ「あの人達だって同じ人間だもん。だからうまくいくよ! ミナトさん! お願いします!」
ミナト「なんだか知らないけど、相転移エンジン、停止しちゃうわよぉ?」
〔全味方機、エネルギー切れ〕
三郎太「艦長、敵艦の反応が…!? 電波、赤外線、重力波、全てのセンサーから敵艦の反応が消失しました!」
秋山「アクティブセンサーまで消して、音無しの構えか…やってくれる」
三郎太「くそっ、このまま我々をやり過ごすつもりか…臆病者め!」
秋山「慌てるな。跳躍砲の座標設定が間に合わんような機体ならば…」
三郎太「! やつら、搭載の機動メカで…」
秋山「こちらも機動メカを発進させろ!」(顔グラは三郎太)
〔敵ユニット出現〕
アキト「ナデシコの動力を全部切って隠れたのはいいけど…」
リョーコ「あぁ、エステのエネルギー供給も無しだ。もし撃たれたら…反撃くらいしかできねえぞ」
ガイ「ぐだぐだ言ってねぇでやっちまおうぜ! あのニセゲキ・ガンガー野郎どもめ、このダイゴウジ=ガイがひと泡吹かせてやる!」
ルリ「つーか、動けませんけど」
エリナ「エンジンを停止すれば、敵のセンサーには引っかからない…。でも下手すれば、フィールドなしでモロに攻撃を受ける、と…。勝算はあるの? 艦長」
ユリカ「…信じてます」
ミナト「え?」
ユリカ「相手は人間なんですよね? 信じてみます…」
三郎太「艦長、どうします?」
秋山「このまま直進! 索敵、怠るなよ!」
<戦闘開始>

<2PP>

プロスペクター「こちらを見失っているようですが…このまま来られたら、さすがに視認されますよ、艦長」
アキト「待つだけってのもなんだかなぁ…」
リョーコ「けっ」
ヒカル「……」
アカツキ「…とてちてけんじゃ…」
イズミ「宇宙で、浮遊中………ネズミの絶句は『う! チュウ…』」
ルリ「敵艦、進路、速度そのまま…」
ユリカ「釣りはあせっちゃダメですよ!」
エリナ「釣り!? いいかげんにして! さっさと反撃するなり、救難信号出すなりしたらどうなの! 敵は魚じゃなく人間なのよ!?」
ユリカ「…そう、敵も人間なんですよね。だからちゃんとものを考えて反応してくれるはずです」
エリナ「はあ?」
ユリカ「ナデシコ、エステバリス隊、そのまま。…救難信号を出したり、戦闘始めたら…エルシャンクはあのボソン砲に狙い撃ちされます。…知らなかったら避けられない…!」
アキト「ユリカ、おまえ、そのために…!? だけど、合流地点は!」
ユリカ「……」

<2EP>
三郎太「いまだ敵に動きなし。…どういうことなんでしょうか?」
秋山「…敵の援軍は?」
三郎太「電磁波遮断粒子が散布されていて、確実にはわかりかねますが…半径100キロ以内に、敵影は見えません」
秋山「加速停止! 敵の出方を見る!」
三郎太「艦長!?」
秋山「…おそらく、いや、間違いなく罠が仕掛けてあるはずだ。…調子こくと痛い目見るぜぇ?」(どうも解せねえ…援軍が来るわけでもなし、不意打ちしようにも火力があるめえが…さて?)

<3PP・味方援軍1&敵増援1出現>
ルリ「艦長、合流予定地点に巨大なエネルギー反応」
ジュン「エルシャンク…! そうか、マイクロワーム航法…!」
ユリカ「いきますっ…!」
三郎太「艦長っ! 敵艦反応!」
秋山「なんだと!?」
〔味方戦艦出現〕
ロミナ「ここは!?」
万丈「ナデシコの反応が!? それにこいつら…木星連合…!」
勝平「まさかナデシコ…やられちまったのかぁっ!? 宇宙太! 恵子ぉっ! 出るぞ!」
〔味方ユニット出現〕
三郎太「これは…地球の部隊! どうやってここまで!?」
秋山「ぬかった…! 敵には、我々とは違う種類の跳躍法が使える戦艦が!」
ユリカ「相転移エンジン始動!」
ジョウ「発進準備だ! マイク、レニー!」
ユリカ「ディストーションフィールド出力最大!」
カミーユ「敵の数が多い…!? すぐに出撃を!」
ユリカ「重力波ビーム、各エステバリスにコンタクト!」
ミナト「おまかせ~っ!」
ルリ「了解」
〔ナデシコ隊、エネルギー回復〕
シャフ「姫様! ナデシコの反応が!」
クワトロ「なるほど、我々との合流を悟らせんためか。よし、出るぞ」
〈出撃ユニット選択〉
秋山「敵の狙いは最初から、跳躍法の持った増援部隊と我々をはち合わせる事だったのだ! この距離では、跳躍砲が使えん…!」
リョーコ「よっしゃあ! エステバリス、全機続け!」
ヒカル「行っきま~す!」
アキト「行けええっ!」
ガイ「待ってましたァッ!」
アカツキ「こちらアカツキ機、ナデシコ応答せよ! 今日は大漁だ。繰り返す、今日は大漁だ!」
三郎太「くっ! デンジンを借りま~~す!」
〔敵ユニット出現〕
三郎太「さあ来い! デンジンが相手だ!」
ヒカル「今度はリク・ガンガー…?」
ガイ「てめぇら、ゲキ・ガンガーを騙るんじゃねぇ!」
イズミ「ウドの大木…」
リョーコ「でかけりゃいいってもんじゃねーぞ!」

<3EP・敵増援2出現>
ルリ「ナデシコ後方より敵接近」
???(ブッチャー)「ホ~ッホッホッホォッ! わざわざこっちに出てきてくれるとはのぉ。手間が省けたわい」
〔敵ユニット出現〕
コウ「あれは…ガイゾック!」
ミナト「相変わらず趣味の悪い戦艦ねぇ」
ヒカル「えぇ~っ? かわいくないですか?」
メグミ「そんなこと言ってる場合じゃないですって! 距離が近すぎます!」
ブッチャー「ホ~ホッホッホ、地球にもセンスのあるやつがおるようじゃのう。皆殺しにするのに変わりないがのぉ。ホーッホッホッ」
ファ「あの笑い声、気持ち悪いわ…」
ロミナ「ナデシコの援護を!」
万丈「勝平くんたちの先祖の星を滅ぼし、今度は地球に狙いをつけたようだが…そうそうお前たちの好きにはさせない!」
勝平「そうだ! 今日がお前の最期の日だ! 覚悟しろ!」
ブッチャー「ホッホッホォ~、その台詞、そのままそっちにお返しじゃ~!」
三郎太「艦長、あれは!?」
秋山「…ぬう、あれはガイゾックとかいう組織か!」
ブッチャー「なんじゃ、先客がおったのか。邪魔するでない!」
秋山(ここまで乱戦になってしまった今、跳躍砲は有効とは言えん。…二兎を追う者は虻蜂とらず、漁夫の子も蛙…ここは手を出さん方が賢明か)

<ブッチャー(バンドック搭乗)撃破・敵増援3出現>
ブッチャー「よ、よくも…わしをここまで痛めつけてくれおったのォ! …ま、まあよい。次こそは必ず…」
???(ガイゾック)「ブッチャー後あとの始末はお前がするのだ…よいな…」
ブッチャー「へ、へへ~! 必ずや、必ずや~!」
恵子「やったわ、勝平! …あ!」
〔ブッチャー、変化〕
ジョウ「なんだぁ? 頭だけになりやがったぜ!」
アキト「…バラバラになったのか?」
万丈「いや…分離しただけか…!」
エマ「胴体だけ逃げて行った?」
小介「…たしかに離脱のようです。あっちが本体なのでしょうか!?」
宇宙太「トカゲの尻尾切りってわけかよ! 勝平!」
勝平「逃がすかあっ!」
ブッチャー「待て~い! 追わせはせんぞ!」
勝平「首しかねえくせに邪魔すんじゃねえ!」
ブッチャー「わしとの勝負を置いて逃げる気か! この弱虫めが!」
勝平「なにいっ!? 誰が逃げるって!?」
カミーユ「勝平くん、つまらない挑発に乗るな!」
ユリカ「あの戦艦の胴体…本当にあっちが本体なの? 変な笑い声の人はこっちの頭に乗ってるみたいだけど…」
ロミナ「追撃…いたしますか?」
バニング「‥これが罠だった場合、チーム分割は命取りだ。いまは、ここの敵を全滅させることを優先しろ!」
クワトロ「バニング大尉の言うとおりだ。胴体の動き、位置はレーダーで捕捉している。追跡は容易にできるだろう」
恵子「勝平、ブッチャーを倒してから、バンドックを追う事にしましょう」
勝平「…わかった、勝負に逃げたとあっちゃあ、神ファミリーの名がすたらぁ…勝負だ、ブッチャー!」
ブライト「そう来なくてはのォ! ホォ~ッホッホッホッ」

<秋山撃破orHP30%以下or三郎太撃破orHP30%以下>
※※秋山撃破orHP30%以下の場合のセリフ※※
秋山「ぬおお…! もうもたんか!」
三郎太「艦長! こうなったら、特攻してでも!」
秋山「…敵艦は2、こちらは撃沈寸前…ひとつ落としただけでは意味がない。それに…」
※※三郎太撃破orHP30%以下の場合のセリフ※※
三郎太「うわあぁっっ! 艦長…!」
秋山「副長!?」
アキト「倒した!?」
ガイ「ニセゲキガン野郎! 思い知ったか!」
秋山「副長! 三郎太!」
三郎太「だ…大丈夫であります。…ただいま救命ポッドで脱出…できれば回収して頂けるとありがたいのですが…」
秋山「すぐ回収してやれ! やるな、悪の地球人たち…! ここは一時撤退する!」
三郎太「そんな! 艦長! まだやれます! 私を回収してくだされば…!」
秋山「…戦力差は、目に見えている。それに…」

三郎太「それに?」
秋山「跳躍砲の弱点を見抜かれ、ふところに飛び込まれた時点で俺たちの負けだ。…ここは潔く退く…!」
三郎太「く…!」
〔敵ユニット離脱〕
秋山「敵ながらあっぱれよ。…電文を打っておけ」
〔敵ユニット離脱〕

<ブッチャー(バンドック(頭部)搭乗)撃破>
ブッチャー「お…うおおおおおお~!」
カミーユ「やったか!?」
コウ「脱出のタイミングはなかった…! 勝ったぞ」
宇宙太「よっしゃあ! 次はきれいに、逃げた胴体も片付けて…」
アキト「おい、あれを…!」
ガイ「「ん? どうした…? うおっ!」
ブッチャー「…うう、ク、ククククク…」
勝平「ブッチャーのやつ、生きてやがる…」
宇宙太「そうか…奴は…」
恵子「サイボーグ…なのね…」
勝平「ブッチャー、勝負はつい…‥! お前も敵の大将なら、それらしく覚悟しろ!」
ブッチャー「ふ、ふはははは…覚悟ならとっくにできておるわ! …しかし、ひとつ訊きたい…!」
勝平「…? なんだっ!」
ブッチャー「…なんでおまえらは…一体なんのためにわしと戦ったのだ…!?」
ジョウ「なにが言いてえんだ、あの野郎」
レニー「負け惜しみ…じゃなさそうね…」
勝平「なんの…ため? そりゃあ地球の平和を守るために決まってるじゃねえか!」
ブッチャー「ふん…! 一体誰が…そんな事を頼んだのだ?」
勝平「誰も頼みゃしない! 俺たちの意志だ!」
ブッチャー「…どこの誰が…ありがたがってくれるんだ? …誰が地球で感謝している? 誰が…喜んでくれるのだ?」
クワトロ「……」
カミーユ(…クワトロ大尉?)
勝平「うるせえっ! ゴタゴタ言うなあっ! …地球は俺たちが生まれ、育った所なんだ! 誰にも…誰にも荒らさせないぞ!」
万丈「見返りを求めて戦っているわけじゃあない。みんな、自分の故郷や大切な場所を守って戦っている…それが無意味なことだとは言わせん…!」
豹馬「そうだぜ、お前なんかに何がわかるってんだ!」
ブッチャー「フ…フフフフフ…そう…思っている…者だけが…あの星にいるのなら…あやつらが再び…現れることも…」
イネス「『あやつら』…?」
ブッチャー「ホ…ホホ…ホ…地球は…いずれにせよ滅びる運命にあるのだ…滅びる運命に! フホホホホ…ハハハ…ハ!」
〔ブッチャーがいる地点に爆発〕
エマ「勝った…?」
バニング「なんとも言えん…後味の悪い勝ちだが…勝つには勝ったようだ」
恵子「誰かが…喜んでくれる戦い…?」
クワトロ「そんなものはない。戦いを終わらせるために戦う…そこに喜びや感謝などはない。…哀しみならばあるのかもしれん」
アキト(戦いの…意味…)
カミーユ「…結局は堂々巡り、ということですか」
ジョウ「けっ、こっちを惑わせようとしただけだよ。選択肢は戦うしかねえんだ。向こうが攻めてくる限りはよ!」
ダミアン「…それくらいで割り切らねぇと、戦いなんかやってらんねえぜ」
ルリ「艦長、これ…」
ユリカ「どうしたの、ルリちゃん…?」
ルリ「あの戦艦の胴体から巨大なエネルギー反応が発生。速度を上げています。このままだとこちらの活動範囲外に出ます」
勝平「逃がしてたまるかっ! 胴体を追いかけるぞ!」
宇宙太「おおよっ! こんな歯切れの悪い終わり方で済ますかよ!」
バニング「まて! おまえたち、勝手な行動は…!」
恵子「連絡はします!」
ロミナ「…なりません!」
勝平「!!」
ジョウ「ロミナ…姫?」
マイク「ロミナ姫が大声を出すなんて…」
ロミナ「神さまたちのお気持ちもお察しいたしますが…それぞれがバラバラに動いてしまっては、これからの戦いに生き残ることは難しいのではないでしょうか…?」
勝平「うっ…」
ルリ「ハニワ胴体…レーダーの捕捉範囲を越えます。…いま追ってったら、もろとも位置がわからなくなります」
ロミナ「どうかここは、お気持ちを鎮められて…。わたくしは…ともに戦っていただいた方々が危険に身を晒すのを見るのは…つらいのです…」
レニー「ロミナ姫…」
宇宙太「……」
恵子「勝平、みんなを手伝いましょう」
勝平「ちくしょう…わかったよ!」
万丈(ロミナ姫…いざという時には、お姫さまの威厳が出るものだね。それにしてもガイゾック…あのブッチャーというロボットの後ろには、なにかいる…?)

<敵全滅・勝利条件達成>
クワトロ「ガイゾック軍はすべて撤退したか!?」
ファ「終わったようですね…反応はないです」
ダミアン「ようやく終わったな」
勝平「なぁ、あの胴体をおっかけねぇのかよう?」
バニング「無視するわけではない。だが、現在抱えている問題に対処した後になるな」
宇宙太「けっ、命拾いしやがったな…」
クワトロ「ガイゾックも気になるが…木星連合の攻撃も、無視できんものになってきたな…」
カミーユ「そうですね…さっきの艦が大量に現れたら、防ぎきれるんでしょうか…」
ジョウ「なぁに、どんだけ強い武器だって、避けちまやあ、関係ねぇさ」
アキト「ボソン砲を持ってる敵相手だと…エステバリスだと戦いにくいな…」
アカツキ「そうだねえ、独立して活動できるフレームでないと、難しそうだね」
豹馬「細かいことはいいじゃねぇか。とにかくナデシコと合流できて、ガイゾックの偉そうなやつも倒せたんだ。めでたしめでたしだぜ」
ユリカ「そんなわけで機動戦艦ナデシコ、またまたロンド・ベル隊にお世話になりまーす」
バニング「合流できてよかったが…後で勝手に火星にジャンプした理由は聞かせてもらうからな」
万丈「ナデシコの航行記録を調べれば、だいたいの事はわかるだろうけどね」
アカツキ「うっ…やれやれ、ちょっと焦りすぎたかな」
エリナ「エルシャンクはワーム航法がとれた事を忘れてたのは失敗だったわね」
メグミ「何いってるんですか! ワーム航法があったから、今回の作戦はうまくいったんですよ!?」
ロミナ「ユリカさま」
ユリカ「ごめんなさい、ロミナ姫さま! 騙しちゃうみたいなことして…」
ジョウ「けっ、俺たちを敵にぶつけようたあ考えたじゃねえか」
ロミナ「ジョウ、そんな言い方はおやめなさい。…ナデシコも同じ航法が使えるようですし、今度はナデシコになってもらえばよいのですから」
ユリカ(い、意外と根に持つ人なのかな…?)
コウ「それにしても、メガノイドに木星連合、ガイゾックまでいるとは…」
プロスペクター「そうですなあ…火星には思った以上に敵対勢力が多いようですし…ここは素直に、ロンド・ベル隊に事情を話したほうがよさそうですな」
ユリカ「そうそう、素直が一番!」
アキト「お前は素直過ぎんだよ…」
ルリ「バカ…」
イネス(ガイゾックね…。悪しき星…再び現れた奴ら…?)
ルリ「あ、艦長。敵艦より入電です」
ユリカ「へ? なに?」
ルリ「『貴艦の勇猛にして大胆な指揮に敬意を表する。卑劣きわまる地球連邦軍にも貴君のような快男児がいるとは驚きであった。必ずや再び戦場であいまみえん。かんなづき艦長、秋山源八郎』…以上です」
ユリカ「むっかぁっ! 『快男児』ってなに!? あたしこんなに可愛い女の子なのにぃぃっ!」
【戦闘マップ終了】


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